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【降臨15日目】 所持金553万1350円 「激動の令和において魔王軍だの営利法人だのは旧世代の遺物に過ぎない。」

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地球帰還から15日目。
…たったの半月前だというのに、異世界滞在が随分遠い昔の出来事に感じる。
まるで、名残惜しい夢のように。

もっとも、それは俺が無事に故郷に帰れたから言える台詞だ。
息子の安否すら分からない平原猛人や故郷を追われたヒルダにとっては、気の休まる日は無かったことだろう。

《異世界に帰れたら何をしたい?》

等と馬鹿な質問はしない。
布団の中で俺の背中を見つめるこの女は、万事において必ず決着をつける主義。
コレット・コリンズ同様に、彼女も相手の首級以外に他の何も望んでいない。


「それにしても驚きました。」


『?』


「リンが自分から近況を話して下さるのは初めてでしたから。」


『そうだったか?
事態が複雑になって来たからね。
ヒルダに迷惑を掛けたくないからさ。』


暗に《俺の邪魔をするな》と言っているようなものであるし、この女にはニュアンスが伝わってしまっただろう。


「女にとっては、殿方がお仕事上の何かを申し付けて下さる事が何よりの喜びなのです。」


『そっか。』


オマエに申し付けたら、最短ルートで決着が付くだろうけどな。

ちなみに昨夜は
《米国大統領選への出馬案》
《ダボス会議に招聘される為のロードマップ》
の2案を献策された。

本来なら一笑に附され兼ねない企画だが、皇帝を謀殺したり教団首脳部を皆殺しにすることに比べれば、遥かに容易で現実的な案だった。
ご丁寧にも勝手に下準備まで進めてくれていた。

却下した。
この女が遂行する分には王道であっても、無能の俺が前面に立つ場合は凡手に成り下ってしまう事が理由である。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


風呂に入りたかったのだが、頭を打った直後なので自粛。
代わりにヒルダが身体を拭いてくれる。
嫌でもソドムタウンでのリハビリの日々を思い出す。

そう。
あの時の母娘は談笑しながら俺の身体を丁寧に拭き、王国の御伽話を色々と聞かせてくれた。
今となっては、それこそが御伽話である。


「コリンズです。」


事務的な口調で、ヒルダがスマホを取り出す。


「ええ、三田。
リンは静養中です。
ありがとう。
そちらは?
ええ。 ええ。
了解しました。
このまま待機しております。

そうね。
何か食べる物を買ってきて頂戴。
消化の良い物だと嬉しいわ。

ええ、はい。」


俺の目を見たまま通話を終える。


「フミカからです。
全員無事。
リンの私物は全て確保とのこと。
現在、キヨマロの車両でこちらに向かってます。
他のメンバーは浅草にて待機だそうです。」

浅草?
恐らくは安宅の持ち物件だな。

俺もこちらでの拠点を用意した方がいいのだろうか?
地球での仲間の自宅がそうとも言えるのだろうか?
普通に考えれば基地はあった方が当然良い。
だが仮に自分が資本家だとすれば?
住所不定のこの状況こそが周囲へのプレッシャーとなり得るのではないか?
少なくとも警視庁の面々は俺が住所を持たない事に相当の精神的負担を受けていた。

思い出せ。
俺は何故異世界で天下を獲れた?
いや、何故その状態になるまで殺されなかった?

理由は明白。
俺が何者であるか、誰にも分からなかったからだ。
正直に言えば、俺自身もよくわかっていなかった。

地球人であり、王国人であり、連邦人であり、自由都市人であり、魔界人。
《正体を聞けば聞くほど混乱した。》
少なくともソドムタウンの政治局員達は口々にそう述懐していた。
多方面への政治的配慮を検討しているうちに俺が全てを取り込み終わっていた、とのこと。

官僚達に見せて貰った組織図の一番上には、何故か俺の名前が記載されており、記載されている以上は官僚組織は俺の指示を仰がざるを得なくなったのだ。
俺や官僚達が首を捻っているうちに征服劇は完了していた。

地球でも、本質はそこまで変わらない気がする。
底の知れた存在に成り下がらなければ、俺は優位を保ち続ける事が出来る。

底とは何だ?

《全貌を観測されてしまうこと。》

俺はそう考えている。
なので、もっと引き出しを増やさなければならない。

…分散、拡散、増殖、隠蔽。

あれだけ憎んだ資本家の常套戦術を取りつつある。

いや…
違うな。

俺こそが資本なのだ。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


入口に近い部屋。
いつの間にか、大きなソファが揃えられていた。
恐らくは、応接間としての機能を持たせる為なのだろう。

ヒルダとの遣り取りを見る限り、どうやら関羽の為に揃えた調度らしい。
親衛隊長を任せていたバルバラ・ゲルゲ程でないにしても、それなりに信用はしているようだ。
いや、そのゲルゲ隊長がコレットに斬られた事を鑑みれば、関羽こそが現時点での懐刀なのかも知れない。


「こちら、リン・コリンズ先生のお荷物です。
御検分下さいませ。」


あくまで、ヒルダのみに報告する。
俺とは一言も口を利かないし目線すら合わせない。
きっと女社会には、そういうルールがあるのだろう。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【所持金】

219万2111円
  ↓
527万3155円
  ↓
7527万3155円


※資産308万1044円を受け取り。
※出資者6名から7000万円を預かり。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


「リン。
フミカが食事を持って来てくれました。」


ヒルダが目線で合図してくる。


『ありがとうございます。』


「主人は《深く感謝している》とのことです。」


「勿体無きお言葉。」


所持金を確認し預り金を返そうとして、ふと思いつく。


『もう少し待って下さい。
折角持って来てくれた食事だ。
もう頂いてしまいます。

ヒルダ、2人でカフェでも行って来いよ。
たまには女同士で息抜きもいいだろう。』


余程器用なのか、2人は上品な笑顔で有難迷惑と非難してくる。
が、結局連れ立って外出した。
アイツラの事だから、17時15分に戻って来るに違いない。

何もないリビングに戻り、関羽が運んできた兵糧を貪る。
平原猛人に大きく削られたHPを取り戻さなければならないからな。
食べ尽くし飲み干してから、洗面所に向かい念入りに洗面する。

無造作に並べられた化粧品の数々。
キャップの外れた口紅が蛇口の脇に転がっている。
胡桃亭の頃なら考えられなかったことだ。
あの頃のヒルダは万事が几帳面で、ラベルの向きまで丁寧に揃えていたのに。
母娘で化粧品ブランドの甲乙を楽しげに語り合っていた光景は今でも目に焼き付いている。
落ちていた口紅のキャップを嵌めながら、あの女の地球への関心の乏しさを痛感する。
無関心とは敵意以上の脅威である。

異世界に居た頃の俺は、周囲にこんな圧迫感を与えていたのだろうか?
今となっては確かめる術もない。


《225万8195円の配当が支払われました。》


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【所持金】

7527万3155円
 ↓
7753万1350円

※配当225万8195円を取得


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


洗面所に転がったカネを拾い集めて、その場で集計。
膨れ上がった金額に、軌道に乗ってしまった寂しさを改めて思い知らされる。
後どれくらい、俺は人間で居られるのだろうか。

17時10分。
俺がカネを数え終わった直後。
2人が戻って来る。


「楽しい一時でした。
フミカとの親睦を深める事が出来たこと、大変嬉しく思っております。」

「リン・コリンズ先生のおかげで素晴らしい時間を過ごせました。」


…心にもないコメントをさせてスマンな。
だが、オマエらが居ないおかげで集中出来た事に感謝している。


『じゃあ、2日分の配当を払い出しますね。』


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【所持金】

7753万1350円
  ↓
7553万1350円
  ↓
553万1350円


※2日分の配当金200万を出資者に支払い
※預り金7000万円を出資者に返還

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


関羽はヒルダを見つめて言う。


  「ヒルダ様。
  配当は70万の筈です。
  200万は何かの間違いではないですが?」


「リン。
フミカがこの様に申しておりますが。」


『1日配当70万、昨日の分が同じく70万。
色々迷惑掛けたみたいだから、諸経費諸々の意味も込めて区切り良く200万にして払うわ。』


「フミカ。
取っておきなさい。」


  「ヒルダ様、差し出がましい質問ですが…
  リン・コリンズ社長が不在の時でも…
  失礼しました、何でもありません。」


「リン。
フミカは納得したようです。
この者、中々の忠勤ぶりです。
どうか、ねぎらってやって下さいませ。」

『…あ、うん。
森さんには色々とお世話になっております。』


「大義であった、とのお言葉です。
以後も励むように。」


  「恐悦至極に存じます。」


ヒルダは封建国家で生まれ育った人間だからね、こういうガチガチの序列作法を好む。
明治維新の犠牲が無駄になるので、頼むからこういう封建的作法を我が国に持ち込まないで欲しいよね。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


表に飯田が車を回して来たらしいので、
地上階まで降りて行く。

エレベーターの中でヒルダから
「もう少し落ち着け」
と婉曲に非難される。

『オマエとのんびり余生を過ごしたいから動き回っているのだ。』

その答えは最低のものだったらしく、感情の無い目で睨まれただけだった。
高速エレベーターと聞いていたのに、1階には中々辿り着いてくれなかった。


「リン君。
生きてる?」


『ははは、しぶとく生きてます。』


「君も生傷が絶えないねえ。」


『ヒーローの宿命ですよ。』


「最初に会った頃に比べて随分表情が明るくなってきたね。
安定を確信した段階?」


『はい。
生きる為には十分かな、と。』


「たったの2週間で、そこまで基盤を整えられる人間なんて中々いないよ。」


『皆さんのおかげです。』


「ふふっ。
俺なんかが、いつまで《皆さん》の中に居れるかわからないけど。
出来得る限りの貢献を心掛けるよ。」


『いや、清磨さんは最初の投資家ですからね。
その地位は不動ですよ。』


「100円あげただけじゃないw」


『いやいや。
ゼロから1にするのが、一番難しいんですよ。
清磨さんは100ですからね。
別格です。』


車は浅草の安宅物件に辿り着く。
想像以上にデカい一戸建て。
何より、浅草寺に近い。


「いえいえ、大したことないですって。
コ□ナ前って民泊ブームだったじゃないですか?
覚えておりませんか?
丁度春節需要で、猫も杓子も民泊ビジネスを開始したのを。

でも、コ□ナで観光全般が壊滅して…
ローンで民泊ビジネスを起ち上げていた連中が一斉に破綻しました。
サラリーマン大家的な連中ですね。
マスコミや不動産屋に踊らされたような連中。

そのタイミングで…
まあ、言葉は悪いですが買い叩いた形になりますね。」


俺は不動産相場に無知なのだが、安宅が教えてくれたこの物件の買値は、どう考えても激安だった。
少なくとも都内の一戸建ての値段ではない。


「当時は何もかもが安かったです。
投資家にとっては100年に一度のスーパーボーナスタイムですね。
特に原油。
当時はあり得ないほど暴落していたので、買い込みました。
1バレル20ドル台で仕込んで、ロシアのウクライナ侵攻で130ドル台まで高騰しましたから。
罪悪感すら感じるレベルで儲かりました。」


案内された安宅邸には巨大なソファーやハンモックが無造作に置かれており、リゾート物件の名残を感じる。
ソファーの上では江本が死んだように眠っており、脇のチェストには強烈な栄養ドリンクが並んでいた。


「遠市先生。
江本君って何者ですか?
彼が無双し過ぎていて、正直怖かったんですが。」


『あ、いや。
私も最近会ったばかりなので。
でも、アンダースローを5分で修得したと後藤さんが仰っていました。』


「5分!?
え、流石にそれは…
いや、彼なら或いは。」


その後、戻って来た後藤にyoutube上に落ちているエモやん動画を見せて貰う。
俺は野球に疎いのだが、《甲子園で普通にホームラン打ってて凄いな》と思った。

「江本君に関しては、今後どれだけ驚かされようが…
甲子園でホームラン打つような人間なら、これくらいはするだろう。
と納得することにします。」

風呂から寺之庄が上がって来たので、皆でエモやん慰労セットを買いに行く事にした。
安宅が浅草寺を案内してくれる。
当事者が語るだけあって、インバウンドブームの勝ち組負け組論は面白い。
雷門の提灯は写真で見ていたよりも遥かに立派だったので感動。
世界中から観光客が見物に来るのも理解出来る。
栄養剤と酒を中心に彼が好きそうなツマミを買い集める。
プリキュア関連の菓子が売っていたので、それも一式買った。


「ねえ後藤君。
江本君ってどのプリキュアが好きなの?」


「アイツはスタイルでしか評価しませんよ。
キャラプロフィールの数値だけを冷徹に分析して応援するキャラを決めてます。」


「うおっ、怖っ。
そんなの初めて聞いた!
怖っ!」


「野球をやってた頃は、データ投法で勝ち抜いた男ですからね。
プリキュア視聴にもそれが反映されるのでしょう。」


「ねえ、後藤君。
彼に株教えてもいい?
勿論君にも私が持つノウハウを惜しまず伝えるから。」


「ええ是非!
俺なんかはいいんで江本に色々と伝授してやって下さい。
アイツは義理堅い男なので、必ず安宅さんにも恩義を返します。
保証しますよ。」


帰宅してもエモやんは寝息を立てていたので、皆でトーンを落として乾杯する。
色々とツマミは喰い漁ったが、プリキュア菓子だけはエモやんのチェストに温存してやった。


『え!?
これ何ですか?
美味しい!!』


「ああ、リン君は初めてだった?
それが芋ようかんだよ。」


『うおっ!
甘い!  甘いだけじゃなくて味に深みがある!』


「これを浅草名物《電気ブラン》で流し込むのが通の食べ方。
チェイサーの代わりにキンキンに冷えたビールをゴクゴク。
さ、どうぞ。」


『ぶほっ!!
まだまだ修行が足りないようですw
キヨマロさんみたいにクイっと呑めたら格好いいんですけどw』


「お土産として結構好評だよ。
あ、ヒルダさんに持っていってあげれば?」


『うーん、旨い旨いムシャムシャ
これだけでお腹いっぱいになりますね。』


「おお、リン君がそこまで気に入るって珍しいよね。
俺のもあげるから食べちゃいなよ。」


『いやあ、お恥ずかしいムシャムシャ。
最近怪我が続いて甘味に飢えていたのかもです。』


「ははは、いっぱい食べて体力を回復させようw」



23時。
エモやんが目を覚ます。
起きるなり掃除をしようとしたので慌てて皆で制止し、用意していた風呂に入れる。
ラベンダーを好むと後藤が教えてくれたので、入浴剤は当然ラベンダー。

その間に急いで掃除。
民泊用物件なので清掃用具には事欠かない。


「アイツに掃除させるべきやないんです。
周りが止めるまで手ぇ止めへんですからね。
いや、掃除に限らず仕事全般そういう姿勢で取り組む奴なんですよ。」


『今回もエモやんさん無双だったらしいですね。』


「そもそもトイチさんが襲われた瞬間に、痕跡の隠蔽始めてましたからね。
jetさんがセキュリティに取り押さえられた時には、既に周囲に口裏合わせを指示し終わってました。」


『いやあ、彼には何とお御礼を言っていいのやら。』


「恥ずかしい話、俺なんかオロオロしていただけですよ。」


これは彼特有の自分サゲ。
関西人は自慢や自尊を恥じる傾向が強いと聞いていた。
優れた者ほど、その傾向が顕著らしいとも。
後藤響はその典型例なので、彼の果たしてくれた貢献は彼以外の口から聞かねばならない。

『彼、年功序列的な考え方が強いじゃないですか?
だから俺も含めて周囲全員が年上という環境はあまりに彼に負担を掛けると思うのです。
もうちょっと軽減する方法はないですかね?』

肉体年齢17歳の俺にとっては、エモやんこそが怖いお兄さんなのだが…
彼なら真相を知った所で、戸籍年齢を盾にこれまでの長幼の序を押し通して来ることだろう。


「…そこまで気を遣って下さったのはトイチさん位のものですよ。
人生何周してはるんですかw」


『いえ。
多分、私は非体育会系なので、皆さんとは異なる切り口で物を見ているだけでしょう。』


「…なんか負担軽減のアイデアってあります?
俺もアイツ1人に色々やらせるのは心苦しいので。」


『うーーーん。
私にはカネを渡すくらいしか出来ないので。』


「いや、それが一番強いんですが。」


『そうなんですかねぇ。』


「カネに優る鎮痛剤なんて存在しませんやん。」


『でも、あの人に受け取って貰う自信がないです。』


「アイツ気難しいですから。
パン屋のお釣りを渡すのに1時間説得したこともありますからね。」


『む、難しい。』


横で話を聞いていた安宅が
「彼みたいなタイプは法人を起ち上げた時に社長に就任して貰って
執行役員である事を理由に、多目に役員報酬を支払うしかないですよ。」
とコメントする。
どうやら、そういうノウハウも投資家は持っているものらしい。
まあ、エモやんの性格的に社長就任は釣り銭譲渡よりも困難に決まっているが。

うん、法人化もする。
無論、宗教法人ではなく営利法人。

だが、俺がこれから作る組織の中核に営利法人を据える気はない。
企業システムの在り方は俺にとって極めて古いものなのだ。
激動の令和において魔王軍だの営利法人だのは旧世代の遺物に過ぎない。

俺の作る新しい時代の中核。
それを知っている男と明日接触する。




◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇





【名前】

遠市 †まぢ闇† 厘


【職業】

詐欺師
自称コンサルタント
祈り手


【称号】

GIRLS und PUNCHER



【ステータス】 (地球上にステータス閲覧手段無し)

《LV》  3
《HP》 疲れやすい
《MP》 ずっと悪だくみ可能
《力》  女と小動物なら殴れる
《速度》 小走り不可
《器用》 使えない先輩
《魔力》 ?
《知性》 悪魔
《精神》 女しか殴れない屑
《幸運》 的盧

《経験》 30 (仮定)

※キョンの経験値を1と仮定
※ロードキルの有効性確認済



【スキル】

「複利」 

※日利3%
新札・新貨幣しか支払われない可能性高し、要検証。



【所持金】

所持金553万1350円

※但し警視庁が用意した旧札100万円は封印、タイミングを見て破棄するものとする。



【所持品】

jet病みパーカー
エモやんシャツ
エモやんデニム
エモやんシューズ
エモやんリュック
エモやんアンダーシャツ 
寺之庄コインケース
奇跡箱          
コンサル看板 



【約束】

 古屋正興     「異世界に飛ばして欲しい。」
 飯田清麿     「結婚式へ出席して欲しい。」
〇         「同年代の友達を作って欲しい。」
〇後藤響      「今度居酒屋に付き合って下さい(但しワリカン)」
 江本昴流     「後藤響を護って下さい。」
×弓長真姫     「二度と女性を殴らないこと!」
          「女性を大切にして!」   
〇寺之庄煕規    「今度都内でメシでも行きましょう。」
×森芙美香     「我ら三人、生まれ(拒否)」
 中矢遼介     「ホストになったら遼介派に加入してよ。」
〇堀田源      「トイレコインの使い方を皆に教えておいて。」
〇山田典弘     「一緒にイケてる動画を撮ろう。」
 楢崎龍虎     「いつかまた、上で会おう!」
 警視庁有志一同  「オマエだけは絶対に逃さん!」
〇安宅一冬     「浅草寺周辺を一緒に散策しましょう。」
 水岡一郎     「タックスヘイブンの利用・移住をしないこと。」
 平原猛人     「殺す。」

〇鷹見夜色     「ウ↑チ↓を護って」

 ヒルダ・コリンズ 
×         「芋羊羹…。」
          「王国の酒…。」
          「表参道のスイーツ…。」 



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