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オイ、異世界人! 俺のゲートで勝手に来日するんじゃない!

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異世界転移には以前から憧れを持っていた。
やや病弱な生まれが故に、幼少の頃から書籍全般は読み漁っていた影響だろう。。
(両親がSFファンであり、オーウェルを始めとした大量の名作が自宅にあった点には感謝している。)
専攻は超心理学。
周囲からは小馬鹿にされるが、幸いにして素封家の長男の身なので痛痒は無かった。
師事していた故・楢崎義重教授は「異界譚国際比較研究」の世界的大家であったし、莫大な私財を投じて全てを学問に打ち込んだ俺を我が子の様に可愛がってくれた。

そんなバックグラウンドがあったので、俺は異世界研究に関しては地球最高ランクの知識量を備え必要機材を実質的に独占していた。
両親にねだって静岡市内に1000坪ほどの土地を買って貰った。
政令指定都市とは言え郊外だったので5億以内に収まってくれた。
この一帯は富士山の霊脈沿いにありパワースポットとしては懸絶した立地にある。
(世界的には有名なのだが、何故か我が国ではあまり知られていない。)
国道1号線にも接続し易い立地の為、海外の超常関係者も多く移住している。
特に心霊先進国の英国からの移住者は多く、この一帯にブリティッシュパブが多いのはその所為である。

まあ、そんな事はどうでも良い。
俺は静岡市内の土地に異世界転移ゲートを建造した。
厳密には富士山が蓄えているエネルギー体の歪み部分に転移する装置だが、専門性が高いので解説は割愛する。
(興味のある方は楢崎教授か俺の名前で論文検索するように。)
建造は意外に安く上がり、当初の見積もりよりも2億程浮いた。
最近円安傾向で不安だったのだが、超常素材の収集家であるフランバル卿がいいタイミングで死んでくれて、かつ卿の素晴らしいコレクションに無理解な妻子が投げ売りしてくれたおかげである。
特に虚数算盤を50万円程度で買えたのは僥倖としか言えなかった。
感謝を込めてゲートに『フランバル門』と刻む。

よし、これで後は準備物を整えゲートに突入するだけだ。
抗体摂取OK,脳神経強化手術OK,遺伝子調整OK.
これら全てを受けても2億円以内に収まるのだから医療の進歩とは恐ろしいことだ。
ドバイからの帰路、機内で新しい身体の馴染み具合を確認しながら俺は溢れる笑みを堪えきれなかった。

ん?
カネが掛かりすぎる?
それじゃあ貧乏人は異世界に行けない?
何を言っとるんだねキミは。
この資本主義社会でカネを出さずに問題解決を図れる訳がないだろうが。
それとも何か?
世界最高峰のスペシャリスト達をただ働きさせるつもりなのか?
そういうフリーライダー的発想は良くないよ。



ともあれ上機嫌で帰国した俺はゲートに向か…


「おお!  ここが異世界か! 僕の世界とは全くの別物だ!」


誰だコイツ。


「あ! 貴方がこの世界に僕を召喚してくれた人ですね!」


呼んでねーよ。


『あの…  君は?』


「うおっ! 言葉が通じる!? 
うっはあ! これが頭の中に表示されている『万能通訳』スキルかあ!
これが僕のチートスキルだぜ!!」


あ、そのスキルって俺がロンドンのオークションで買ったものだから…
日本円で8500万円弱なんだけど、君… 弁償出来る?


「おお! なるほど!
『ステータスオープン』
あはは!  ラノベと一緒だ!
空中に表示が浮かんでる!
おっ!?  レベル7からスタートかあ。
最大MPがやや低いけど、概ねバランスの取れたステータスだ!」


『あの、ちょっといいかな?』


「ああスミマセン!
興奮しちゃって!
僕、ウェグウェム09って言います!
略して『ビー』って皆から呼ばれてます。」


『あ、うん。
俺は田中。
このゲートの所有者ね。』


「おお田中さんですかぁ!
趣きのあるお名前ですねぇ!
この度は僕を招待してくれてありがとうございます!」


いや、呼んでないけどな。
って言うか、俺が使うはずだったゲートのエネルギー全部使いやがって…
向こうから勝手に来たのか?
俺のエネルギーを使って?
あー、これ俺の存命中には充填無理だな…
最低でも600年は掛かるぞ…


「それで僕は何をすればいいんですか!?」


『え?』


「やだなあ。 
僕を召喚するのにかなりのエネルギー使ったんですよね?
ほら、この部屋すっごくデカい装置がいっぱいありますし!」


『まあ、600年分のエネルギーを消費したくらいかな…』


ウェグウェム09はアメリカ映画みたいに「ヒュー♪」と口笛を吹いた。
それムカつくからやめろな。


「いやあ、感激だなあ♪
そこまでのエネルギーを僕の為に費やしてくれるなんて♪
ひょっっぉとして僕♪ 伝説の勇者って奴ですかぁあああ♪」


コイツ、かなりテンション上がってるな。
まあ、俺がコイツでも似たような態度取ってかもな…
俺は心の中で静かに殺意を押し殺す。
落ち着け… 状況を整理しろ…
とりあえずコイツに奪われた俺の財産を頭の中でリストアップする。


・異世界ゲート使用権(次のチャージまで600年掛かる)
・レアスキル 「万能通訳」
・レアスキル 「鑑定」
・レアスキル 「アイテムボックス」
・レアスキル 「隠蔽」
・コモンスキル「ステータス表示」
・コモンスキル「経験値2倍」 
・コモンスキル「麻痺付与」
・コモンスキル「風魔法レベル5」
・コモンスキル「水魔法レベル5」 


俺がこれだけ準備するのに、どれほどの時間とカネを掛けたと思ってんだ小僧?
こっちは全てを賭してようやくここまで持って来たんだぞ!


『ふーーーーーー。』


俺は殺意を溜息に変えて吐き出してしまうと頭を切り替えた。
(↑ このスキルは社会が嫌でも身に付けさせてくれる。)
どのみち俺の存命中にチャージは不可能だ…
切り替えろ… 切り替えろ…
悲しみを怒りに変えて、立てよ俺!


『よく来てくれたねビー。
大歓迎するよ(ニッコリ)』


「いやあ! 歓迎ありがとうございます!
良かったぁ。
ほら、異世界転生モノでよくあるじゃないですか。
召喚されたはいいけど歓迎されないパターンw
あれだったらどうしようかと心配してたんですよwww
田中さんが喜んでくれてマジ安心ッスww」


『う、うん。
遥々遠い所からありがとね(ヒクヒク)
君こそ世界を救う勇者だよ(ヒクヒク)』


あー、コイツぶっ殺してぇ。
舐めてんのか小僧!


「デユッフフww
勇者とか照れるなぁww
僕、こういうポジションに憧れてたんですよねえww
夢が叶ったぁwwww」


奇遇だな。
俺も憧れてたよ。
今、夢が破れて絶望的な気分だがな…


『あのお、この世界で暮らしていく為にはお金が必要だと思うんですけど…
冒険者ギルドみたいな施設ってありますか?』


ねーよ。


『うーん、パソナってギルドがあるけどそこのギルド長が極悪人なんだ。
俺はビーに悪事には加担して欲しくないかな。』


「はーい♪」


とりあえず。
コイツを囲い込むことにした。
俺のゲートから来たんだから当然の権利だよな?

まずは女。
軽く身嗜みを整えさせた後、コールガールクラブの支配人に静岡まで出張して貰う。
超常素材を買い集める時、娼婦接待は本当に役に立ってくれた。
特にアングロサクソン系はタフネゴシエーター揃いなので、違法スレスレ(いや違法だが)のロリ系娼婦をあてがう作戦は大成功を収めてくれた。
支配人は半グレ上がりの分際で品川のタワマンに住んでいるので、すぐに静岡まで来てくれた。
タイプの違う娼婦を3人同行させてきたあたり、仕事の出来る男だ。
俺は支配人にエドワード卿をハニトラでハメてくれた時の礼を述べて、数十万程度の追加チップを渡した。
とりあえず3人がかりでビーを接待させてみる。


「初見ということで分析能力に優れた女を連れて来ました。
ざっくりとですが、性癖・政治的信条・気性・生まれ育ちは解析可能です。」


『骨抜きにする事は出来るか?
可能なら俺に深い恩義を感じさせるように調整して欲しい。』


「お任せ下さい、田中博士!
その手のマインドコントロールは我々の得意とする所です!」


この支配人の腕は信用出来る。
AV女優や風俗嬢を使ったハニトラ攻撃で今の地位を築いた男だ。
懐柔工作を行うなら最適な逸材である。
ただ、彼の最大の顧客である広域暴力団が最近は暴対法に苦しみ資金難、都議会へのハニトラ攻勢も警視庁のマークが激しく低調気味である。
だから俺の様な一見でも相手をしてくれる。
ありがたいことだ。

ベッドルームから出て来たビーは恍惚の表情をしていたが、俺と目が合った瞬間に卑屈な笑顔でヘコヘコ媚びてきた。
娼婦共が気を利かせてくれたらしい。
俺は無言で傍らの支配人に追加報酬のブロックサインを送る。


「博士! 博士!
いや殿!
僕、異世界に来て本当に良かったです!
いやあ日本っていい国ですねえ!!」


オマエ、静岡市内から一歩も出ずによくそんな調子のいいこと言えるな…
まあ、俺だって女を奢って貰ったらそういう気持ちにもなるか…
対代議士用の決戦ハニトラ要員3人をぶつけられたら、そりゃそうなるわ。
俺だって一発で転ぶ自信あるもん。

3人組の中ではロリ系の女。
コイツが実は一番年上でリーダーだ。
見た目JKくらいにしか見えないが、実際は30近いらしい。
(女って怖いな)
支配人からも信用されているだけあって、仕事は相当出来る。
ビーのプロファイリングを聞かせて貰った。


・一見東欧系に見えるが、全く異なる文化圏の出身
・流暢な日本語を話しているが、これは本人の能力ではなく脳手術か何かの後天的な技術。
・IQは100~110の間。  飛び抜けた馬鹿ではないが、知的な仕事で頭角を現すことは難しい。
・童貞だった。 色々な女とセックスをしたがってもいるが、純愛願望は更に強い。
・出身地ではいじめられっ子だった。 過去の自分を知る人の居ない場所で英雄になりたいと願ってる
・肉体コンプレックスが強くマッチョ系への反発心が強い
・特に低身長を気にしており、高身長の女はそもそもあてがわないか、言動に細心の注意を払わせるべき
・内臓が弱く長命するタイプではない。


ふーむ。
典型的な弱者男性だな。
俺がそうだからビーの内面は手に取るように理解出来た。
ロリ30にチップを支払うとビーを食事に連れていくことにする。

JR静岡駅直結タワマン『ロイヤルバーン駿河中央』の21階の会員制レストラン。
贅の限りを尽くした食事が取れるだけではなく女を連れ込めるし手配もして貰える。
まあ海外の人間を接待する際の鉄板だな。
ここの6階に俺の部屋(名義は父だが)があるので、ここにビーをしばらく飼う事にする。
ロリ30の推薦でビーより目線の低い女を二人東京から呼び、両脇に添える。
自称女子大生とのことだが…  
まあ年収を考えれば娼婦以外の何者でもないだろう。
ビーに対しては花の女子大生を演じて貰う。


「あの子達は本心から自分をJDだと思い込んでますし、カネを受け取ってる癖に売春の自覚がありません。 なので夜の街に嫌悪感がある人を接待する際はよく呼び出されます。」


なるほどね。
『そこまでわかるなら君が接待してやってくれないか?』
と持ち掛けるがロリ30は首を横に振る。
彼女は会話のテンポから頭の回転速度の高さがバレてしまうので、コンプ持ちの客の地雷に触れかねないらしい。
JD×2は工業都市の商業高校女子くらいの知能は備えているので、ビーとはバランスが取れて丁度良いとのこと。

後は、適度に別の女を抱かせながら生活レベルを上げ続けることだな。
バストイレのランクは結構下げられないから、相手の心理を拘束するのには丁度いいんだ。
しばらくしたら品川に移動するか。

数か月経った。
俺はビーの性欲と食欲を満たしながら、静岡拠点の封印工事を終わらせた。
ここで俺の仕事は全て完了である。
後はもう投資をどれくらいの期間で回収するか?
被っていた余剰スキルをどこまで人体実験出来るか、それだけだった。

「この世界に魔王は居ないんですか?」

と尋ねられたので、習にしようかプーチンにしようか迷ったのだが、とりあえずウクライナ戦線に放り込んでみた。
出来るだけ苦しんで死んでくれれば溜飲が下がったのだが、ビーはスキルを上手く組み合わせて現代戦に適応していった。
特に水魔法レベル2を応用して全ての爆炎を無効化する発想は素晴らしく、早速俺も練習を始めた。

ビーはこちらの指示通りウクライナ戦争の動画を俺に献上し続けた。
これが西側のメディアに売れる売れるw
驚いたのは斜陽と聞いていたBBCが洒落にならない高額をビーの口座(まあ俺が代取を務める法人口座なのだが)にガンガン振り込んで来たことだ。
何せビーは隠蔽スキルを使ってロシア軍の陣地奥深くまで潜入し、『派手な絵』を撮りまくってくれている。
そのうち、在日米軍の偉いさんが俺に接触してきた。
俺は覚えていなかったのだが、彼とは何度かブリティッシュパブのパーティーで顔を合わせており、共通の友人が多かったので話がスムーズだった。
要は英米は『ロシアの戦争犯罪の証拠動画』が欲しくて欲しくて堪らないのだ。
米軍はここら辺渋いと勝手に思い込んでいたのだが、アホみたいな額の工作費を俺に支払ってくれたので、彼らもよほど本気だったのだろう。
(ビーへの独自接触はどこの勢力も失敗していた。最初から女をあてがえば良いのに、馬鹿な奴らだ)
この時点でカネだけならとっくに取り返している。
失った時間は決して帰って来ないが…

俺はロリ30を通じてアムステルダムに陣取るJD×2にビーを更に奮起させるように指示を出した。
ここら辺になるとJD×2も低能なりの自主性を発揮してくれていた。
現地にカフェ併設のブティックを開かせてやったのが相当嬉しかったらしい。
給仕の真似事の何が楽しいかはわからんが、まあ本人達が喜んでいるのなら重畳である。

戦況がロシア有利に傾きつつある秋。
欧米首脳はかなり焦っているのか俺とビーにピュリッツアー賞の授与を打診してきた。


『え?  どの写真が受賞したのですか?』


「いや! 
それはまだ未定なんだが…
キミ達への授賞は決定事項だ。
兎に角! ロシアの暴虐を全世界に伝えるような一枚を撮ってくれ!
予算は確保してあるし、君の国の政府にも話は付けてある!
民間人に対する虐殺シーンをいいアングルで撮って欲しい!
我々西側諸国が団結して世界秩序を守らねばならんのだ!」


おいおい、ビーよ。
良かったじゃねえか。
オマエ、世界を救う夢が叶っちゃってるよ。
例えそれが西半分だけだとしても。
オマエが救った分、東半分の連中が苦しんだとしても。
それでもオマエ、世界を救ってるぜ。
誰が否定しても俺は認めてやるよ。


それから数年。
ビーはウクライナ戦線で大活躍した後に、生水に当たって死んだ。
オマエの葬儀でJD×2が号泣していたのが印象的だった。
良かったじゃないか、オマエ本懐を遂げたぞ。


俺はビーが稼いだ途方もないカネでコールドスリープ施設を『フランバル門』に設置すると600年の眠りについた。
駄目元でロリ35や支配人に後事を託しておく。
この頃、支配人は刺青を消しロリ35も売春は管理のみに回り、少しずつカタギの世界に戻ろうとした矢先だったので、俺も少しだけ腹を割って話すようになっていた。


「どうしてもやるんですか?」


支配人が涙ながらに俺の肩を抱く。
気持はありがたいが、俺って初志貫徹型の人間なんだよ。


『最近はコールドスリープなんて珍しくもなんともないよ。
カルフォルニアにはスリープ専用シェルターを貸し出しているベンチャーが2社もあって、一社は上場してるしね。』


「理屈では解ってますけど!
それでも親しい人間と生き別れてしまうのは哀しいんですよ!」


ありがとうな。
君と組んであれこれ悪さをしてきた日々は俺にとって最高の想い出だ。
600年経っても、君の事は絶対に忘れないから。



俺は諸事万端を整えると躊躇わずにスリープに入った。
ゲートをくぐる以上の博打だな。

ポチッ。


少し眠気がするが熟睡出来ない。
それどころか蓋が勝手に開いてしまった。
故障かな、と思って一旦外に出ると丁度600年が過ぎていた。


『おお! コールドスリープ凄いなあww
一番高い機器を買った甲斐があったよww』


体調は至って健康。
全財産を遺伝子改造に投じたのは正解だったらしい。
『フランバル門』もチャージがほぼ完了しており、異世界転移には十分なエネルギーが充填されている。
600年前の轍を踏まない為に、こちらから側しか作動しないようにストッパーを掛ける。


建物を出て周囲を見渡すと、そこら中に巨大なカプセルタンクの様なものが並んでいた。
なんだ?
600年後の石油タンク?
それとも住居か?
っていうか空にびっしり回路みたいな光が浮かんでるんですけど!?
アレ何?
っていうか、何でこんなに漢方薬みたいな臭いが充満してるんだよw
日本は大きく変わっていた。
見覚えのある建物は何も残っていなかった。
まあ当然だろう。
600年と言えば、室町時代から令和時代くらいのスパンがある。


俺がフラフラ歩いていると、目の前から珍妙な服装をした男達が歩いてくる。
見た感じ日本人ではない。
上手くは言えないが、白人と黒人と黄色人種を混ぜたような顔立ちをしている。
まあ恐らくは世界的(或いは日本のみで)に人種シャッフルが発生したのだろう。


「mcskmcれvぬえいんvておヴぇのvのkcのwkmこw?」


男達が聞いた事もない言語を発して来たので、慌てて翻訳スキルを発動させる。


「おい君!  今、陵墓から出てこなかったか!?  どうやって入ったんだ!?
いや、それよりも。  変わった顔立ちをしているがどこのリージョンの人?
ちゃんと日本語分かる?」


『あ、どうも。
私は600年前にコールドスリープした田中と申します。
日本人です。』


「ん?
いや、君本当に日本人?
なんか我々日本人とは全然顔立ち違うけど…
ってコールド、何?
っていうか田中ってリージョン名でしょ!
ちゃんとした名前を教えて頂戴よ!
不審者扱いされちゃうよ!」


面白ぇwww
600年経ったら滅茶苦茶だなあww
一応600年分の固定資産税前払いしてるんだが…
静岡大学やスリープ系のベンチャー企業にも600年後のケアをお願いしてたんだけど…
役に立ってないじゃねえかw
絶対、静岡消滅してるだろw


「君ぃ。
ちゃんと答えなさい。
名前は!?」



『ゴメンゴメンw
田中は使っちゃ駄目なのねw

…名前、そうだなあw

俺、ウェグウェム09って言うんだ!
長いだろ?
俺の事は『ビー』って呼んでくれよ!」



俺の念願の異世界ライフが始まる!
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