アラサー未亡人！

目覚め

…

アールをやめて数日後、ノジと会った。
いつものように最寄駅までノジが車で迎えに来てくれる。
「アヤさん久しぶり！」
「久しぶり！いつも車出してもらってごめんね！」
別にもうホテルに行く必要もないのだが当たり前のよいにホテルへ向かって走り出した。
「ごめんね、勝手に辞めて。」
「いや、辞められて良かったじゃん！」
ノジの言葉は胸に突き刺さる。
「でもマネージャーの仕事無くなっちゃったじゃん？笑」
「ほんとだよー、急にマネージャーになってって言われて、急に辞めたって言われてさぁ笑」
「ごめんね。なんか正月辛かった。辛い時もエロばかり求められることに耐えられなくなった」
「それが普通だよ。言ったでしょ、人間リハビリが必要だって」
「うん、ちゃんと夫との死別と向き合う前に恋愛したりお金に焦ったり、間違ってた」
「アヤさんが向き合わなきゃいけないのは娘さんだよ」
「うん、自暴自棄になってた。おかげで目が覚めたよ」
「良かった！」
「人生のマネージャーさすがだね！」

話してるうちにホテルに着いた。