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13 仰ぐべき王と、揺るがぬ意志
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レイジは、リリィのその言葉に少し驚く。
しかし、彼女の表情を見て、すぐに愉しそうに笑みを浮かべた。
「ほぅ・・・真祖にしてくれ、か。今説明したと思うが、真祖は始祖の言葉に逆らうことはできないんだぜ?そのリスクは、無視できるものじゃねえと思うが。」
「もちろん、全部承知の上だよ。真祖になった後に、あなたがどんなことを要求してきても私は構わない。だから改めてお願い。私を、吸血鬼の真祖にして。」
「くくっ意志はかたいな。だが、リリィの覚悟はともかく、だ。始祖にとっても生み出せる真祖の数には限りがあるんだ。その貴重な一枠をお前に使う俺のメリットはなんだ?」
レイジの問いに、リリィは一瞬の淀みもなく答える。
「まず、単純に戦力を提供出来る。私達の隠れ里にはそこまで多くないけれど同胞がいるの。みんな、戦える力を得られるとなれば間違いなく私の眷属になってくれる。そうすれば、あなたはすぐに使える戦力を手に入れられる。」
「なるほど、確かにそれは魅力的だな。今後、すぐに協力者が得られるとは限らないわけだしな。」
「それと、もうひとつ。私は、魅了で相手を支配できる。必要ならば、強制的に相手を眷属にできるはず。魅了や催眠は、私たちの一族の得意とする魔法だけど・・・私は、それの力が他のみんなより強いの。生半可な耐性なら、突破できる程度には。」
リリィの言葉に、レイジは先程のことを思い出す。
(あの兵士たちは、リリィの魔法に対して何の恐れも抱いていなかった。恐らく何度かの経験で、問題ないことが分かっていたんだろう。それだけ、例の魔法への耐性は強固だったはずだ。それを難なく突破したということは、リリィの力の強さってのは個人差ってレベルをこえてるんだろう。)
黙って考え始めたレイジに、更にリリィは畳み掛ける。
「それと、今ここで私を真祖にしてくれたなら、ワイバーンを私の眷属にできる。まだ今なら生きているはずだし、眷属にすれば暴れられる心配もない。・・・今、私が提示できるメリットはこのくらいかな。」
「ああ・・・悪くねぇ。」
レイジは満足そうに笑う。
「メリットの内容云々よりも、それを何の迷いも無く俺に伝えられる所が良い。個人的に、その在り方は好ましいな。」
レイジはリリィに近付く。
そして、その目を挑戦的に見る。
「言っておくが、俺は俺のやりたいようにしかやらねぇ。リリィにどんな目的があるにしても、俺がそれを尊重して行動を決定することは無い。お前の傷も痛みも顧みねぇし、怒りや憎しみも知ったことじゃねぇ。」
あまりにも勝手な言葉。しかし、リリィはそれに穏やかに笑う。
「ふふっ、何を言ってるの?あなたは始祖。闇より生まれた原初の吸血鬼。何者もあなたを縛れないし、誰もあなたに命令できない。あなたは、私たちの王なんだから。あなたは、あなたの思うままに歩めばいい。」
「王・・・か。はっ、お前は何をもって俺を王と認めるんだ?始祖だからか?悪いが、俺はそういう表面的な理由から来る盲目的な信仰はごめんなんだよ。」
リリィの言葉に、レイジは少し機嫌を損ねたように言い捨てる。
しかし、リリィはそれに慌てることも無く、ゆっくりと首を振る。
「いいえ、それだけじゃない。もちろん、始祖だからというのが全くないと言ったら嘘になるけれど。何よりも、ここに至るまでの短い時間で見たあなたの在り方。それが何よりも大きいの。」
そして、リリィは笑う。どこか狂気的な、憎しみに歪んだ瞳でレイジを見つめる。
「あなたは、元々人間だったはずなのに。この世界に来たばかりで、あいつらの悪行も知らないはずなのに。なんの躊躇いもなく、あの男の顔にナイフを突き立てて殺して見せた。そう、それだけで十分。私があなたを信じる理由には、それだけで十分なんだよ。例え自由をあなたに握られることになっても構わない。私たちの未来を取り戻すためなら、私はなんだってやれる。」
リリィはレイジに近付きその手を取る。
「あなたが私達を顧みなくたって構わない。だって、きっとそれでもあなたは自分の意思であいつらと戦ってくれる。私はそう確信してる。だから、私はあなたを王と仰ぐ。」
「・・・くくっ、お前も既に歪んでいるか。だが、目的のために全てを賭せる心意気、最高に気に入ったぜ。」
レイジはリリィの手を握り返す。
「良いぜ、リリィ。お前が、俺の最初の眷属だ。俺よりもよっぽどよく知ってるだろうが、敵はどうしようもねぇほど強力らしい。だが、俺と共に来るのなら最後まで戦ってもらうぜ。」
「ええ、もちろん・・・あ、せっかくだし私も言ってみようかな。」
レイジの言葉に一度答えたリリィだが、なにかを思いついたように楽しそうに笑う。
そして、恭しく膝をつく。
「我らが始祖の願いのままに。この身は、最後まであなたと共に。」
「う、それはやめてくれ・・・背筋がゾワゾワする。」
「ふふっ、そう?でも、私は気に入ったかも。」
「・・・まあ、じゃあ好きにしてくれ。」
レイジは少しだけ居心地悪そうに頬を掻く。
それから気を取り直すように小さく咳払いすると、虚空に声をかける。
「おい、おっさん。体を分け与えるってのはどうすれば良いんだ?」
『まず、分け与えたい体の部位を強くイメージしながら相手に触れるのだ。』
「ふむ・・・こうか?」
レイジは一度リリィの手を離して、改めてその肩に触れる。そして、強く『右腕』をイメージする。
『次に、真祖になる者が始祖の血を体内に取り込む必要がある。ただし、始祖の血は体外に出ると短時間で消え去るため直接噛み付くのが一般的だ。現時点では牙が無い故に苦労するかもしれないが。』
「血を、体内に、か。よし、リリィ、俺に噛み付け。血が出るくらい本気でな。」
突然の指示に、リリィは少し面食らうがすぐに頷く。
「・・・う、うん。わかった。その、痛いと思うけど・・・」
「今更、気にするほどのことでもねえな。ほら、どうせ死なねぇんだしどこでもいいぜ。」
「えっと、じゃあ・・・」
リリィは、恐る恐るレイジの首筋に顔を近づける。レイジは肩に触れ続けているため、まるで抱き合うような形になる。
「い、いくよ?」
「ああ、思い切ってやってくれ。」
「ふぅー・・・よし、・・・んっ!!」
「ぐっ・・・」
思い切り噛み付くリリィ。首に走る痛みに僅かにレイジは顔を歪める。
まだ牙ではないリリィの犬歯が、レイジの肌を貫く。
そして流れだした血を、リリィは自然に嚥下した。
直後。
先程パンドラが現れた時とは対照的に、漆黒の闇がリリィを包む。
それと同時に、レイジは体から何かが抜けていくような奇妙な虚脱感に襲われる。
その状態が数秒間続き・・・
一気に、闇が晴れた。
「・・・くくっ、どうだリリィ?生まれ変わった気分は。」
「そう、だね・・・すごい力を感じるとか、そういう訳じゃないけど・・・なにかすごく、すっきりした気分。」
晴れた闇から、リリィが現れる。外見はほとんど変わらないが、その口には鋭い牙が生えていた。
「不思議・・・今までの私と中身は何も変わらないはずなのに・・・吸血鬼としての力の使い方が、初めから知っていたみたいにわかる。」
「どうやら、上手くいったみたいだな。リリィには、俺の右腕が与えられたはずだ。」
「右腕・・・レイジの方は大丈夫?」
「ああ、問題ねぇ。まあ、若干の違和感はあるが・・・じきに慣れるだろ。」
軽く腕を動かして確認するレイジ。
微妙に噛み合わない感覚はあるが、大きな支障はない。
「そっか。じゃあ、とりあえずあのワイバーンを眷属にしてみるね。」
「ああ、頼む。」
リリィは今にも息絶えそうなワイバーンに近づく。
「えっと・・・この辺りでいいかな?」
そして屈んでワイバーンの指を持ち上げると、そこに牙を突き立てた。
しかし、彼女の表情を見て、すぐに愉しそうに笑みを浮かべた。
「ほぅ・・・真祖にしてくれ、か。今説明したと思うが、真祖は始祖の言葉に逆らうことはできないんだぜ?そのリスクは、無視できるものじゃねえと思うが。」
「もちろん、全部承知の上だよ。真祖になった後に、あなたがどんなことを要求してきても私は構わない。だから改めてお願い。私を、吸血鬼の真祖にして。」
「くくっ意志はかたいな。だが、リリィの覚悟はともかく、だ。始祖にとっても生み出せる真祖の数には限りがあるんだ。その貴重な一枠をお前に使う俺のメリットはなんだ?」
レイジの問いに、リリィは一瞬の淀みもなく答える。
「まず、単純に戦力を提供出来る。私達の隠れ里にはそこまで多くないけれど同胞がいるの。みんな、戦える力を得られるとなれば間違いなく私の眷属になってくれる。そうすれば、あなたはすぐに使える戦力を手に入れられる。」
「なるほど、確かにそれは魅力的だな。今後、すぐに協力者が得られるとは限らないわけだしな。」
「それと、もうひとつ。私は、魅了で相手を支配できる。必要ならば、強制的に相手を眷属にできるはず。魅了や催眠は、私たちの一族の得意とする魔法だけど・・・私は、それの力が他のみんなより強いの。生半可な耐性なら、突破できる程度には。」
リリィの言葉に、レイジは先程のことを思い出す。
(あの兵士たちは、リリィの魔法に対して何の恐れも抱いていなかった。恐らく何度かの経験で、問題ないことが分かっていたんだろう。それだけ、例の魔法への耐性は強固だったはずだ。それを難なく突破したということは、リリィの力の強さってのは個人差ってレベルをこえてるんだろう。)
黙って考え始めたレイジに、更にリリィは畳み掛ける。
「それと、今ここで私を真祖にしてくれたなら、ワイバーンを私の眷属にできる。まだ今なら生きているはずだし、眷属にすれば暴れられる心配もない。・・・今、私が提示できるメリットはこのくらいかな。」
「ああ・・・悪くねぇ。」
レイジは満足そうに笑う。
「メリットの内容云々よりも、それを何の迷いも無く俺に伝えられる所が良い。個人的に、その在り方は好ましいな。」
レイジはリリィに近付く。
そして、その目を挑戦的に見る。
「言っておくが、俺は俺のやりたいようにしかやらねぇ。リリィにどんな目的があるにしても、俺がそれを尊重して行動を決定することは無い。お前の傷も痛みも顧みねぇし、怒りや憎しみも知ったことじゃねぇ。」
あまりにも勝手な言葉。しかし、リリィはそれに穏やかに笑う。
「ふふっ、何を言ってるの?あなたは始祖。闇より生まれた原初の吸血鬼。何者もあなたを縛れないし、誰もあなたに命令できない。あなたは、私たちの王なんだから。あなたは、あなたの思うままに歩めばいい。」
「王・・・か。はっ、お前は何をもって俺を王と認めるんだ?始祖だからか?悪いが、俺はそういう表面的な理由から来る盲目的な信仰はごめんなんだよ。」
リリィの言葉に、レイジは少し機嫌を損ねたように言い捨てる。
しかし、リリィはそれに慌てることも無く、ゆっくりと首を振る。
「いいえ、それだけじゃない。もちろん、始祖だからというのが全くないと言ったら嘘になるけれど。何よりも、ここに至るまでの短い時間で見たあなたの在り方。それが何よりも大きいの。」
そして、リリィは笑う。どこか狂気的な、憎しみに歪んだ瞳でレイジを見つめる。
「あなたは、元々人間だったはずなのに。この世界に来たばかりで、あいつらの悪行も知らないはずなのに。なんの躊躇いもなく、あの男の顔にナイフを突き立てて殺して見せた。そう、それだけで十分。私があなたを信じる理由には、それだけで十分なんだよ。例え自由をあなたに握られることになっても構わない。私たちの未来を取り戻すためなら、私はなんだってやれる。」
リリィはレイジに近付きその手を取る。
「あなたが私達を顧みなくたって構わない。だって、きっとそれでもあなたは自分の意思であいつらと戦ってくれる。私はそう確信してる。だから、私はあなたを王と仰ぐ。」
「・・・くくっ、お前も既に歪んでいるか。だが、目的のために全てを賭せる心意気、最高に気に入ったぜ。」
レイジはリリィの手を握り返す。
「良いぜ、リリィ。お前が、俺の最初の眷属だ。俺よりもよっぽどよく知ってるだろうが、敵はどうしようもねぇほど強力らしい。だが、俺と共に来るのなら最後まで戦ってもらうぜ。」
「ええ、もちろん・・・あ、せっかくだし私も言ってみようかな。」
レイジの言葉に一度答えたリリィだが、なにかを思いついたように楽しそうに笑う。
そして、恭しく膝をつく。
「我らが始祖の願いのままに。この身は、最後まであなたと共に。」
「う、それはやめてくれ・・・背筋がゾワゾワする。」
「ふふっ、そう?でも、私は気に入ったかも。」
「・・・まあ、じゃあ好きにしてくれ。」
レイジは少しだけ居心地悪そうに頬を掻く。
それから気を取り直すように小さく咳払いすると、虚空に声をかける。
「おい、おっさん。体を分け与えるってのはどうすれば良いんだ?」
『まず、分け与えたい体の部位を強くイメージしながら相手に触れるのだ。』
「ふむ・・・こうか?」
レイジは一度リリィの手を離して、改めてその肩に触れる。そして、強く『右腕』をイメージする。
『次に、真祖になる者が始祖の血を体内に取り込む必要がある。ただし、始祖の血は体外に出ると短時間で消え去るため直接噛み付くのが一般的だ。現時点では牙が無い故に苦労するかもしれないが。』
「血を、体内に、か。よし、リリィ、俺に噛み付け。血が出るくらい本気でな。」
突然の指示に、リリィは少し面食らうがすぐに頷く。
「・・・う、うん。わかった。その、痛いと思うけど・・・」
「今更、気にするほどのことでもねえな。ほら、どうせ死なねぇんだしどこでもいいぜ。」
「えっと、じゃあ・・・」
リリィは、恐る恐るレイジの首筋に顔を近づける。レイジは肩に触れ続けているため、まるで抱き合うような形になる。
「い、いくよ?」
「ああ、思い切ってやってくれ。」
「ふぅー・・・よし、・・・んっ!!」
「ぐっ・・・」
思い切り噛み付くリリィ。首に走る痛みに僅かにレイジは顔を歪める。
まだ牙ではないリリィの犬歯が、レイジの肌を貫く。
そして流れだした血を、リリィは自然に嚥下した。
直後。
先程パンドラが現れた時とは対照的に、漆黒の闇がリリィを包む。
それと同時に、レイジは体から何かが抜けていくような奇妙な虚脱感に襲われる。
その状態が数秒間続き・・・
一気に、闇が晴れた。
「・・・くくっ、どうだリリィ?生まれ変わった気分は。」
「そう、だね・・・すごい力を感じるとか、そういう訳じゃないけど・・・なにかすごく、すっきりした気分。」
晴れた闇から、リリィが現れる。外見はほとんど変わらないが、その口には鋭い牙が生えていた。
「不思議・・・今までの私と中身は何も変わらないはずなのに・・・吸血鬼としての力の使い方が、初めから知っていたみたいにわかる。」
「どうやら、上手くいったみたいだな。リリィには、俺の右腕が与えられたはずだ。」
「右腕・・・レイジの方は大丈夫?」
「ああ、問題ねぇ。まあ、若干の違和感はあるが・・・じきに慣れるだろ。」
軽く腕を動かして確認するレイジ。
微妙に噛み合わない感覚はあるが、大きな支障はない。
「そっか。じゃあ、とりあえずあのワイバーンを眷属にしてみるね。」
「ああ、頼む。」
リリィは今にも息絶えそうなワイバーンに近づく。
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