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贖罪 3

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「え、夏、何言って・・・」

やっぱ無理か。だよな、何言ってんだ俺。

「すいません。冗談です。トイレ行ってきますね」

「・・・ちょっと待て」

「あ、先トイレ使いますか?」

「・・・そうじゃない。・・・やるよ」

「え・・・だいじょうぶですよ。本当に冗談ですから」

本当は冗談なんかじゃないけど。

「口で、すればいいんだろ?・・・こっちに、座ってくれ」

柊さんの声が震えている。

柊さんに促され、俺はソファに腰掛ける。

俺の膝の間で床に座り、柊さんは震えた手で俺のボクサーパンツから、大きくなったものを出し、そっと触れてくる。

う、やべー。すげー興奮する。

「あの時、俺があいつにやられてれば、夏たちは事故に遭わずに済んだんだ。俺は、夏のために生きるって決めたんだ。だから・・・」

柊さんは自分に言い聞かせるようにそう言って、両手で包んだ俺のものを口に含んだ。

「・・・っ」

柊さんの手も、舌も、かかる息も熱い。

見下ろすと、柊さんが眉間に皺を寄せて苦しそうに俺のものを咥えている。

「咥えるだけじゃなくて、裏筋下から舐め上げてください」

柊さんは、俺に言われるままに、根元から舌を這わせる。

はあ。すげー眺め。

「柊さん、上手です。先の方も舐めてもらっていいですか?」

コクン、と頷いて、カリの部分に丁寧に舌を滑らせる柊さん。

やば・・・もう出そう。

俺は、柊さんの頭を掴み、無理矢理口に突っ込んで、夢中で腰を振った。

「出しますね、柊さん、っ、いいですか?」

「うぅ、んっ」

「っ!」

頷きを確認して、柊さんの咥に出す。

「柊さん、出していいですよ。マズいと思うんで」

ティッシュを渡すと、涙目になった柊さんが口から俺の出した精液を垂らす。

・・・えっろ。

「すいません。だいじょうぶですか?水飲んでください」

「・・・ん。だいじょうぶ。夏こそ」

「俺?」

「俺みたいなオッサンが咥えて、気持ちよかったのかなって」

「気持ちよくなかったら、イッてないです」

「・・そうか。よかった」

ほっとした顔をする柊さん。
こんなことさせられてんのに、何がよかったんだよ。

「柊さん、俺のために生きてくれるんですか?」

「ああ。そのつもりだよ」

「じゃあ、柊さんのからだも、俺にくれますか?」

「・・・夏が望むなら」

なんなんだよ、この人。

俺は、堪らなく柊さんが愛おしくなって、ぎゅっと抱きしめる。

「夏?」

「黙って抱きしめられててください。安心して。今はまだ、全部もらいません」

柊さんの唇に触れるだけのキスをしてもう一度抱きしめる。

「今は、これだけください」

その日は、俺のベッドで柊さんを抱きしめながら眠った。

一晩中、柊さんの腕が、俺にまわることはなかった。
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