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夜を×一緒に=♡ 1
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ガラス張りの個室の中シャワーを浴びながら、バスルームの外からの一玖の視線が痛いほど全身に突き刺さる架。
なんで風呂が外から丸見えなんだよ・・・!一玖のヤツ、ずっと見てるつもりか!?
お、お、お、俺が、自分でケケケケツん中ああ洗うのも!?
「一玖、あっち向いてろよ!」
「ヤダ。架が俺とヤるためだけにシャワー浴びて中綺麗にするとこ見たいから」
「クソ・・・変態DKめ!お前の将来が心配だわ!」
羞恥心を気遣ってくれる様子も無い一玖にイラッとしながらも、自分には関係のない彼の『将来』に架はズキッと胸が痛む。
視姦されるような屈辱をなんとか乗り越え、バスルームから出る。
「お前も入ってこいよ」
「うん。俺に他の奴の匂いが付いてたら架、萎えちゃうかもだから念入りに洗ってくるね」
匂いが移るほどカスミちゃんとくっついてたのかよ、と架は嫉妬してしまいそうになる。
「そーかよ。じゃあ一玖が隅々まで念入りに洗ってるとこ、俺も見ててやるからな」
と言ってガラス張りのバスルームに張り付く。
「架、ほんと可愛いな」
バスルームに入った一玖はガラス越しに架に手を振り、ドアの横にあるスイッチを押す。
途端に透明だったガラスは白く靄がかった磨りガラスになり、バスルームの中が見えなくなってしまった。
「はっ!? え!? なんで・・・」
「プライバシー保護だよ、当然じゃん。架は俺に見て欲しかったんでしょ?カワイイちんこ、勃たせてたもんね?」
クスクスと笑う一玖。
ホテルのガラス張りバスルームにこんな機能が備わってるなんて事を初めて知った架は、無知な自分が恥ずかしくなり、言い返す気にもなれなかった。
「架が知らないこと、これからも俺が教えてあげる。・・・まあ俺もまだガキだし、知らないこといっぱいあるんだけど。それは架と一緒に知っていけばいいから」
「・・・うそつき」
これから、なんて。たとえ知らないことを二人で知って行ったとして、その知識は俺の知らないところでカスミちゃんと共有するんだろ。
こんな嫉妬で一玖との時間を台無しにしたくないのに、体の内側からじわじわと女々しくて醜い自分に侵食されてしまいそうだ。
「なんか言った?」
「なんも言ってねーよ!早くしろよな、俺の可愛いちんこが萎えるだろ!」
「萎えたら勃たせてあげるから安心して」
架はバカ、と言ってベッドにうつ伏せに寝転がり、すん と鼻で息を吸う。パリっと糊がかかった清潔なシーツからは、爽やかなリネンの香りがする。
数ヶ月前までは、こんな風に自分と市太のベッド以外に寝転がるなんて考えられなかった。一玖と出逢って、図々しいくらいに容赦なく自分の領域を侵されて過去をこじ開けられて・・・
臭覚過敏だったことが嘘みたいだ。
架はベッドから起き上がり、シングルソファに雑に置かれた一玖のジャケットを手に取る。そのジャケットで鼻と口を覆い深く深呼吸すると、一玖の匂いが鼻腔内に満たされて、堪らなく愛おしい気持ちになった。
他の匂いはもうほとんど気にならなくなった。この匂いだけ、一玖の匂いだけが俺を混乱させる。
嬉しくなったり悲しくなったり、安心できたり・・・
軽い目眩を覚えるように架の頭がぼうっと痺れる。胸の辺りがむず痒くなり、下腹部がじわりと熱くなるのを感じる。
何度も息を吸って、一玖の匂いで身体中が満たされる感覚に身震いしそうになる架。
「そんなに俺の匂い、好き?」
ジャケットの匂いを嗅ぐことに夢中になっていて、一玖がバスルームから出てきたのにも気付かなかった架がビクッと肩を上げる。
「あ・・・、ちが くて。これは」
「それ、架にあげるよ。そしたら俺はもういらない?」
架の頬の傍、一玖の指が触れそうで触れない位置で止まる。
一玖の手からふわふわと香るのは、嗅ぎ慣れない甘いボディソープの匂い。
それでも架は彼の手に自分から頬を寄せる。
「いらなくない」
伏し目がちに手のひらに擦り寄ってくる架を酷く泣かせたくて堪らなくなり、欲望がゾクゾクと一玖の背筋を這い上がる。
艶を帯びた唇をこじ開け、2本の指で舌を挟んで引き出し撫でると、熱く湿った架の吐息が一玖の指に絡み付く。
「はぁ・・・、は・・・っ」
口の端に溜まった唾液が零れそうになり、架は慌てて飲み込もうとするが、舌を捕まえられていて上手くできない。
もう片方の一玖の手で皮膚の上から喉仏を撫でられ、苦しさの中に潜む快感で架の瞳が潤み始める。
架は はあはあと息を荒らげ、崩れ落ちそうになる体がふらつけば、バスローブのタオル地に持ち上がった亀頭が擦れ堪らず一玖にしがみつく。
「ほんと敏感」
「ふぁ・・・」
お前のせいだ、と架は涙目で一玖を睨む。
何も知らなかった架をこんなにしたのは俺だ。俺じゃない誰かにこの姿を見せるのも、触らせるのも、許せるはずがない。
一玖は架の手からジャケットを取り上げベッドに投げると、裸にした架をその上にうつ伏せにし背中に覆い被さる。
「や・・・一玖!服汚れるって!」
「別にいいけど。でも今日はすぐイッちゃうの禁止ね」
「え・・・、んっ」
腰の辺りに一玖の唇が触れて、架の臀部がビクンと跳ねる。何度か唇が押し当てられた後に、舌でねっとりと舐められ じゅっと吸われる感触に架の腰が震える。
「う──・・・、むり・・・服、どかして・・・」
先走りで一玖のジャケットを汚してしまわないように架は膝を立てる。
「架は我慢がきかないね。しょうがないなぁ」
架の下に敷いてあるジャケットのポケットから小さなシリコンの輪を取り出す一玖。
「それ、な・・・に?」
「んー?コックリング。俺の服、汚したくないんでしょ?」
架の屹立と陰嚢をぐっと伸ばし広げた輪にくぐらせ一玖が手を離すと、性器を締められじわりとした痛みに架は短く呻く。
なんで風呂が外から丸見えなんだよ・・・!一玖のヤツ、ずっと見てるつもりか!?
お、お、お、俺が、自分でケケケケツん中ああ洗うのも!?
「一玖、あっち向いてろよ!」
「ヤダ。架が俺とヤるためだけにシャワー浴びて中綺麗にするとこ見たいから」
「クソ・・・変態DKめ!お前の将来が心配だわ!」
羞恥心を気遣ってくれる様子も無い一玖にイラッとしながらも、自分には関係のない彼の『将来』に架はズキッと胸が痛む。
視姦されるような屈辱をなんとか乗り越え、バスルームから出る。
「お前も入ってこいよ」
「うん。俺に他の奴の匂いが付いてたら架、萎えちゃうかもだから念入りに洗ってくるね」
匂いが移るほどカスミちゃんとくっついてたのかよ、と架は嫉妬してしまいそうになる。
「そーかよ。じゃあ一玖が隅々まで念入りに洗ってるとこ、俺も見ててやるからな」
と言ってガラス張りのバスルームに張り付く。
「架、ほんと可愛いな」
バスルームに入った一玖はガラス越しに架に手を振り、ドアの横にあるスイッチを押す。
途端に透明だったガラスは白く靄がかった磨りガラスになり、バスルームの中が見えなくなってしまった。
「はっ!? え!? なんで・・・」
「プライバシー保護だよ、当然じゃん。架は俺に見て欲しかったんでしょ?カワイイちんこ、勃たせてたもんね?」
クスクスと笑う一玖。
ホテルのガラス張りバスルームにこんな機能が備わってるなんて事を初めて知った架は、無知な自分が恥ずかしくなり、言い返す気にもなれなかった。
「架が知らないこと、これからも俺が教えてあげる。・・・まあ俺もまだガキだし、知らないこといっぱいあるんだけど。それは架と一緒に知っていけばいいから」
「・・・うそつき」
これから、なんて。たとえ知らないことを二人で知って行ったとして、その知識は俺の知らないところでカスミちゃんと共有するんだろ。
こんな嫉妬で一玖との時間を台無しにしたくないのに、体の内側からじわじわと女々しくて醜い自分に侵食されてしまいそうだ。
「なんか言った?」
「なんも言ってねーよ!早くしろよな、俺の可愛いちんこが萎えるだろ!」
「萎えたら勃たせてあげるから安心して」
架はバカ、と言ってベッドにうつ伏せに寝転がり、すん と鼻で息を吸う。パリっと糊がかかった清潔なシーツからは、爽やかなリネンの香りがする。
数ヶ月前までは、こんな風に自分と市太のベッド以外に寝転がるなんて考えられなかった。一玖と出逢って、図々しいくらいに容赦なく自分の領域を侵されて過去をこじ開けられて・・・
臭覚過敏だったことが嘘みたいだ。
架はベッドから起き上がり、シングルソファに雑に置かれた一玖のジャケットを手に取る。そのジャケットで鼻と口を覆い深く深呼吸すると、一玖の匂いが鼻腔内に満たされて、堪らなく愛おしい気持ちになった。
他の匂いはもうほとんど気にならなくなった。この匂いだけ、一玖の匂いだけが俺を混乱させる。
嬉しくなったり悲しくなったり、安心できたり・・・
軽い目眩を覚えるように架の頭がぼうっと痺れる。胸の辺りがむず痒くなり、下腹部がじわりと熱くなるのを感じる。
何度も息を吸って、一玖の匂いで身体中が満たされる感覚に身震いしそうになる架。
「そんなに俺の匂い、好き?」
ジャケットの匂いを嗅ぐことに夢中になっていて、一玖がバスルームから出てきたのにも気付かなかった架がビクッと肩を上げる。
「あ・・・、ちが くて。これは」
「それ、架にあげるよ。そしたら俺はもういらない?」
架の頬の傍、一玖の指が触れそうで触れない位置で止まる。
一玖の手からふわふわと香るのは、嗅ぎ慣れない甘いボディソープの匂い。
それでも架は彼の手に自分から頬を寄せる。
「いらなくない」
伏し目がちに手のひらに擦り寄ってくる架を酷く泣かせたくて堪らなくなり、欲望がゾクゾクと一玖の背筋を這い上がる。
艶を帯びた唇をこじ開け、2本の指で舌を挟んで引き出し撫でると、熱く湿った架の吐息が一玖の指に絡み付く。
「はぁ・・・、は・・・っ」
口の端に溜まった唾液が零れそうになり、架は慌てて飲み込もうとするが、舌を捕まえられていて上手くできない。
もう片方の一玖の手で皮膚の上から喉仏を撫でられ、苦しさの中に潜む快感で架の瞳が潤み始める。
架は はあはあと息を荒らげ、崩れ落ちそうになる体がふらつけば、バスローブのタオル地に持ち上がった亀頭が擦れ堪らず一玖にしがみつく。
「ほんと敏感」
「ふぁ・・・」
お前のせいだ、と架は涙目で一玖を睨む。
何も知らなかった架をこんなにしたのは俺だ。俺じゃない誰かにこの姿を見せるのも、触らせるのも、許せるはずがない。
一玖は架の手からジャケットを取り上げベッドに投げると、裸にした架をその上にうつ伏せにし背中に覆い被さる。
「や・・・一玖!服汚れるって!」
「別にいいけど。でも今日はすぐイッちゃうの禁止ね」
「え・・・、んっ」
腰の辺りに一玖の唇が触れて、架の臀部がビクンと跳ねる。何度か唇が押し当てられた後に、舌でねっとりと舐められ じゅっと吸われる感触に架の腰が震える。
「う──・・・、むり・・・服、どかして・・・」
先走りで一玖のジャケットを汚してしまわないように架は膝を立てる。
「架は我慢がきかないね。しょうがないなぁ」
架の下に敷いてあるジャケットのポケットから小さなシリコンの輪を取り出す一玖。
「それ、な・・・に?」
「んー?コックリング。俺の服、汚したくないんでしょ?」
架の屹立と陰嚢をぐっと伸ばし広げた輪にくぐらせ一玖が手を離すと、性器を締められじわりとした痛みに架は短く呻く。
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