公式 1×1=LOVE

Hiiho

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恋×ノンストップ=暴走 2

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  一玖も勃ってる・・・どうすんだよこれ。こんなんじゃマジで いちに悪い・・・


そう思いながら、架は自分の屹立を一玖のそれに擦り合わせるように腰を揺らしてしまう。

「架。ね、いい?」

「だだだだめっ!」

「嘘。だって腰振ってんの、架の方だよ?」

「はっ!?」


  わかってる。自分から擦りつけてるのが。だけどもう一玖とヤッちゃダメなんだ。

  ・・・だめ、なんだけど


一玖の渇いた唇で塞がれ、ほんの一週間前まで毎日こうしていたはずなのに、果てしなく長い時間待ち侘びていたようなその感触に架の全身が歓喜する。

「ん・・・、んっ」

「まだ唇が当たっただけだよ。なんでそんな声」

架の頬を両手で包んで、一玖は意地悪で満足気な笑みを浮かべる。

「部屋どこ?」

「や、だ・・・」

「俺は別にここでヤッてもいいけど」

「やだって!」

一玖にボトムスの釦を外されジップを下げられた架は、彼の手を制するように腕にしがみつく。

「じゃあ部屋行こ?」

低く囁く声に耳の後ろがゾクゾクと粟立ち、密着した体は一玖の香りで包まれて、彼の体温を覚えている架の肌が熱くなる。

「2階、の奥・・・」

自分から一玖の手を引くことを躊躇い、自室の場所を告げる架。
それをわかっている一玖は架の手を引き階段を上る。



部屋へ入ると一玖は肩にかかった鞄を雑に落とし、口付けると同時に架のカットソーの裾から手を差し込み脇腹を弄る。

「や、ふ・・・っ、  ぅんっ」

脇腹を這う一玖の熱い手の平が架の抵抗を意味の無いものにする。

はあはあとお互いの荒い息を飲み込むような深いキスに架の膝がカクンと折れ、一玖が覆いかぶさる形で二人はベッドに倒れ込んだ。


「俺、架が・・・好きだ。その、今までも好きだったけど、そうじゃなくて・・・」

顔を真っ赤にして視線を逸らしたままの一玖に、架の胸はきゅんと締め付けられる。


  俺だって、一玖が好きだ。だけど大事なのは市太で、あいつの気持ちを優先してやりたい。そう思うのに・・・


「架を泣かせる為に酷いこといっぱいした。縛ったり、痛いことしたり、無理矢理だったり・・・でも、今は優しくしたいって思う。架の泣き顔は見たいけど、泣かせたくないって思う」

「泣かせたくないなら、もうやめ・・・」

「やめないよ。架が素直になれないのは、市太さんのせいだろ」


  市太さんが好きなのは架だと、もし俺が言ったらどうなる?
  大事な幼馴染みの市太さんと、体だけの関係の俺、架が選ぶのはどっちか・・・なんて馬鹿でもわかる。
  「玉砕しろ」なんて偉そうに市太さんに言ったけど、そうなるのはむしろ俺の方だ。

  市太さんが俺に惚れてるっていう嘘を利用した方が賢明だ。


「俺は市太さんの気持ちに応えられないよ。架が好きなんだから」

一玖は架の上服を捲り上げ、胸の先にある二つの小さな突起を指先で転がす。

「そこ・・・っ、ダメだって!    あ、ぅ」

一玖の腕を掴んだ架の手が抵抗とは名ばかりの弱い力でゆるゆると所在無さげに動く。

ぎゅっ、と突起を指で摘み潰すと

「い・・・っ!  ぁ、あ、」

架は身を縮めるように腹筋に力を入れる。


「ごめんごめん。架は潰されるよりこうされる方が好きなんだよね?」

一玖が爪の先で小刻みに優しく引っ掻くと、腰を浮かせてビクビクと架は震える。

「んっ、うぅ・・・、やっ」

ボトムスを下着ごと一玖に抜き取られると、先走りが糸を引いて架自身の内腿を濡らした。


「架の家にローションがあるとは思えないし・・・どうしよっか、お尻舐めていい?」

「舐めっ!? ダメっ!! 絶対・・・っ」


  洗っても無いところを舐められるのは、マジで無理なんだって!!


バタつかせる足首を掴んで持ち上げた一玖と目が合う。夏の間は架を余裕の表情で見下ろしていた一玖はそこにはいなかった。

一玖は切なげに目元を赤らめ僅かに呼吸を乱し、お預けを食らった犬のようにも見える。


持ち上げた架の脚を開き、仰向けで浮き上がった腰を抱き寄せ、一玖は目の前に来た架の窄まりに ちゅ、と口付ける。

「ん・・・っ」

ぎゅっと架の臀部に力が入り、小さな窄まりは更に小さく口を閉じる。

「力抜いてくれなきゃ解せないでしょ。ホラ、ぱくぱくしてみて」

「汚いんだってマジで!自分で拡げて来るからちょっと待てって!」

「待てない。俺がしたいんだよ。架の全部、俺に委ねてほしいから」

きゅっと締められた穴を尖らせた舌先でゆっくり啄くと、それに合わせて窄まりは緩みまた閉じてを繰り返す。

少し、また少しと自分の汚らわしい場所へと侵入してくる一玖の舌に、架は体の震えが止まらなくなる。


「そんな場所をそんなに丁寧に舐めんなよ!もういいからっ」

開いた脚の間で、一玖が クスッと笑う。

「こんな場所だからこそ丁寧にしなきゃだろ。・・・架、恥ずかしいの?」

「当たり前だろ。俺 今どんなカッコしてると思ってんだよ」

「んー、イヤらしくて俺を誘ってるカッコ、かな」

「んあ・・・っ」

深く差し込まれた一玖の舌が内壁を掻き分けるように動き、羞恥と快感が涙になって架の瞳を覆う。

滴り落ちる先走りが胸を伝って捲れ上った架の上服を汚す。


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