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カミングアウト 3

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「ああっ、も・・・やだっ」

「それって、もっとって意味だろ?」

 濡れた涼太の目尻に舌を這わせる。

「違うっ、も、いいから!早・・・」

「奥でイっていい?」

「う・・・、・・・いいからっ、あ、も、むり・・・」

「涼太、マジ好き。ほんとカワイイ」

 ぎゅうっと締められて、俺は涼太の深いところに吐き出す。

「は、はぁ、はぁ・・・。マジ信じらんねぇ・・・こんなとこで。もういい歳なんだから、節度ってもんがあんだろ」

 乱れた息を整えながら、涼太が俺に説教じみたことを言う。

「どこでだって涼太が欲しいと思ったら、俺は抱く。外だって、人混みだって、いつだって。覚悟しとけ」

 俺の言葉を聞いた涼太が青ざめる。

「お、おまえ、ド変態に磨きかけてんじゃねーよ!こえーんだよ!」

 本当にそんな事するわけねぇだろ・・・。
 ビビってる涼太もクソかわいいな!

「そうやってずっとビクビクして、俺の事だけ考えてろ」

「ぐ・・・。おっちゃんもおばちゃんも、なんで許したんだよ・・・反対された方がよかったかも・・・」

 「残念だったな、ぜってー逃がさねぇから、安心して俺のそばにいろよ」

 ずっと。もう二度と離したくない。
 涼太がいなかった二年間を思う。気が遠くなる程長くて、涼太を思わない日なんか無くて、苦しくて・・・

 やっと、やっとで今、この腕の中に・・・

「青っ、苦しい!」

 つい抱きしめる腕に力が入って、腕の中の涼太が呻く。

「早く抜け!入れたままギュッてしたら、オレの体折れるだろーが」

「わりー・・・。つい」

 ああ~。まだこのまま涼太の中いたかったのにな~・・・。

 ・・・あ、なんだか・・・

「オイ。何またデカくしてんだよ。さっさと抜け」

「・・・もっかいヤっていい?」

「っ!ふざけんな!あ!ちょ・・・動くなって!」

 涼太の制止を無視してゆっくりゆっくり腰を前後させる。

「・・・あ・・・、だ、ダメそれ・・・う・・・やめ・・・」

 ダメって言ってるくせに、ちゃっかり気持ち良くなっちゃってんだから。

「無理。涼太の口癖だろ。そんなアヘ顔してる涼太前にして、俺が止めれるわけねーだろ」

「くっ・・・そ、ドスケベやろ・・・、あっ、んん・・・」

「にしても、お前がまだ童貞でマジよかった。女の体なんて触らせたくねぇしな」

「は?触っ・・・たしっ」

 涼太の言葉に、思わず前後させていた腰が止まる。

「え!?だって、ヤってねーんだろ?」

「入れてはないけど、入れるまではやったし」

 やめろ。聞きたくない!・・・聞きたくないけど・・・

「入れるまで・・・って・・・どういう・・・」

「おっぱい揉んだり乳首いじったり、アソコ触ったりだろ、普通に」

ブチッ
 俺が悩みもがいてた二年の間になんつー事してくれてんだよ・・・

「そーかよ・・・」

「・・・青、なに、ちょ、顔こえーから・・・」

「ぜってぇ許さねえ・・・!」

「え!?なんで?あ、あ、待て、奥もう、やだって・・・ああ!」


 この後、涼太のカミングアウトに怒りまくった俺は、車内で朝まで抱き潰し、逆に涼太を怒らせて、しばらくお触り禁止令をくらってしまったのだった・・・。
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