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愛と欲
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涼太の背中や項、肩にもういくつのキスマークと噛み跡をつけただろうか。
痛みと快感、両方の感覚に崩れ落ちそうになるのを、微かに震える足とドアについた両手でなんとか支え、肩が大きく上下するほど呼吸を乱している涼太。
「もう寄りかかってきてもいいんだけど?」
「だれ、がっ、あ、あっ」
耳元で後ろから囁く俺に逆らう涼太の耳を舌でなぞり、耳たぶに噛み付いた。
「男を好きになんのはありえねえのに、男にヒイヒイ言わされんのはアリなんだな、お前こそ変態じゃん」
「っ!ヒイヒイなんて言ってねぇし!ハアハア息してるだけだし!」
「そうかよ。じゃあ今から言う事になるから、発声練習でもしとけ」
痛々しい跡がついた背中に唇を滑らせる。
声が出ないように息をとめて堪えている涼太の胸元にニットの隙間から手を差し入れ弄ると、きつく閉じていた唇から「あ、」と小さく漏れる吐息。
「なに?もっと触ってほしい?」
俺がそう聞くと、涼太は無言で下を向きブンブンと頭を左右に振った。
ほんっとかわいくねえ。
「触って欲しいのはここじゃねえんだ。じゃあこっち?」
ニットの中に入れたままの手を、下に向かって滑りおろす。
「待てっ、オレ、パンツ履いてねえから!」
「履かせてねんだよ。強がっててもこっちはちゃんと素直じゃん」
「ち、ちがっ」
「ほんと、素直じゃねえ」
片手で前をゆっくりこすりながら、空いた手で涼太の後ろにそっと指を当ててみる。
一瞬びくっとなり、青ざめた顔で涼太が振り返る。
「無理、そこはぜったい無理!」
「うるせえな、俺が聞きたいのはそんな色気のねえ言葉じゃねんだよ」
俺は、しゃがんで涼太の後ろを舌でつついた。
「う、あ、やだ、汚ねえっ、からっ」
「汚くねえっつてんだろ、余計なこと言ってないで喘いでろよ」
涼太の後ろを舌で責め続けると、立っていられなくなった涼太がドアにもたれかかり、ズルっと下がってくる。
涼太の腰を後ろから支え、自分の固くなったものを穴に押し付けるが、きつくて入りそうもなかった。
さすがに、何の準備もしてなかったから、入るわけねえか・・・
「涼太、足閉じて」
何も考える事ができなくなっているのか、焦点の合わない瞳に涙をためながら、涼太は素直に俺の言葉に従う。
涼太の腿の間に自分のものを挟ませ獣のように腰を前後させると、動く度に涼太のそれにこすれて、堪えきれなくなった涼太の声が漏れる。
「あ、あ、それ、あたって・・・から、いや、だ、あ、ぅあ、も・・・」
涼太が好きでたまらない。
素直じゃないのは俺の方だ。
こんな事までしているのに、拒絶されるのが怖くて本当の事が言えない。
好きだ、と断言してしまえばきっともう、一緒にはいられない・・・
果てた後に崩れ落ちた涼太をベッドに運び、横たえると、いやという程噛みつき、吸い付いた跡が涼太の背中や肩を埋め尽くすようについている。
涼太を泣かせたくないのに、泣かせたい。
優しくしたいのに、酷くしたい。
逃がしてやりたいのに、閉じ込めておきたい。
この気持ちが、愛なのか、狂気なのか、自分でもわからない。
ただはっきりしているのは、涼太がどうしようもなく好きだということだけ。
俺は静かに寝息を立てる涼太の柔らかい髪をいつまでも撫でていた。
痛みと快感、両方の感覚に崩れ落ちそうになるのを、微かに震える足とドアについた両手でなんとか支え、肩が大きく上下するほど呼吸を乱している涼太。
「もう寄りかかってきてもいいんだけど?」
「だれ、がっ、あ、あっ」
耳元で後ろから囁く俺に逆らう涼太の耳を舌でなぞり、耳たぶに噛み付いた。
「男を好きになんのはありえねえのに、男にヒイヒイ言わされんのはアリなんだな、お前こそ変態じゃん」
「っ!ヒイヒイなんて言ってねぇし!ハアハア息してるだけだし!」
「そうかよ。じゃあ今から言う事になるから、発声練習でもしとけ」
痛々しい跡がついた背中に唇を滑らせる。
声が出ないように息をとめて堪えている涼太の胸元にニットの隙間から手を差し入れ弄ると、きつく閉じていた唇から「あ、」と小さく漏れる吐息。
「なに?もっと触ってほしい?」
俺がそう聞くと、涼太は無言で下を向きブンブンと頭を左右に振った。
ほんっとかわいくねえ。
「触って欲しいのはここじゃねえんだ。じゃあこっち?」
ニットの中に入れたままの手を、下に向かって滑りおろす。
「待てっ、オレ、パンツ履いてねえから!」
「履かせてねんだよ。強がっててもこっちはちゃんと素直じゃん」
「ち、ちがっ」
「ほんと、素直じゃねえ」
片手で前をゆっくりこすりながら、空いた手で涼太の後ろにそっと指を当ててみる。
一瞬びくっとなり、青ざめた顔で涼太が振り返る。
「無理、そこはぜったい無理!」
「うるせえな、俺が聞きたいのはそんな色気のねえ言葉じゃねんだよ」
俺は、しゃがんで涼太の後ろを舌でつついた。
「う、あ、やだ、汚ねえっ、からっ」
「汚くねえっつてんだろ、余計なこと言ってないで喘いでろよ」
涼太の後ろを舌で責め続けると、立っていられなくなった涼太がドアにもたれかかり、ズルっと下がってくる。
涼太の腰を後ろから支え、自分の固くなったものを穴に押し付けるが、きつくて入りそうもなかった。
さすがに、何の準備もしてなかったから、入るわけねえか・・・
「涼太、足閉じて」
何も考える事ができなくなっているのか、焦点の合わない瞳に涙をためながら、涼太は素直に俺の言葉に従う。
涼太の腿の間に自分のものを挟ませ獣のように腰を前後させると、動く度に涼太のそれにこすれて、堪えきれなくなった涼太の声が漏れる。
「あ、あ、それ、あたって・・・から、いや、だ、あ、ぅあ、も・・・」
涼太が好きでたまらない。
素直じゃないのは俺の方だ。
こんな事までしているのに、拒絶されるのが怖くて本当の事が言えない。
好きだ、と断言してしまえばきっともう、一緒にはいられない・・・
果てた後に崩れ落ちた涼太をベッドに運び、横たえると、いやという程噛みつき、吸い付いた跡が涼太の背中や肩を埋め尽くすようについている。
涼太を泣かせたくないのに、泣かせたい。
優しくしたいのに、酷くしたい。
逃がしてやりたいのに、閉じ込めておきたい。
この気持ちが、愛なのか、狂気なのか、自分でもわからない。
ただはっきりしているのは、涼太がどうしようもなく好きだということだけ。
俺は静かに寝息を立てる涼太の柔らかい髪をいつまでも撫でていた。
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