あの日の誓いは今も

伯爵家に男子が生まれなかったため、跡取りの男子として育てられたフェリシア。しかし十八になった頃、弟が生まれたために跡取りの座を奪われ、厄介払いとして後宮に送られてしまう。後宮では皇太后の姪二人が皇后の座を争い、あとは単なるその他大勢で、フェリシアも埋もれて朽ち果てていくはずだった。ところが、何故か皇帝陛下がお渡りになり、現れたのはかつての弟分だった。
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