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闇の魔力
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黒髪で顔が少しだけ良い他には何の特徴も無いが、妙だな。明らかに格が高すぎる。魔力量でも、筋肉量でもない。恐らく、異常なまでに魔素を取り込んでいる。
「……ていうか、明らかに成人してなくないか?」
聞こえるくらい声が出ていたのか、周りの数人が俺の方を向く。
「多分、丁度十八歳くらいだと思いますよ」
「……成人って二十からじゃなかったか?」
俺の横に立っていた人の良さそうな男が答えてくれた。恐らく、俺と同じくらいの歳だろう。
「え、知らないんですか? 異界接触現象が起きてから、成人年齢が十八歳に下がったんですよ。あの時は結構な批判が集まりましたけど、どこの国もそんな感じだったので日本だけって訳にもいかなかったんでしょうね」
なんだそりゃ。十八から成人って、結構違和感が凄いな。
「あぁ、そういえばそうだった気もするな。ありがとう」
いえいえ、と男は手を振り、受験番号二番の方に視線を戻した。
「と、説明も終わったらしいな」
俺も視線を戻すと、さっきの男と同じスタンダードな剣を手に取って少年は円の中に立っていた。
『三、二、一、戦闘開始』
犬ゴーレムが現れ、構えもせずに立ったままの少年に襲い掛かる。
「遅い」
少年はそう口にすると同時に犬ゴーレムを真っ二つに切り裂いた。身体強化すら使っていないし、石の塊を切り裂けるほどの筋肉があるとは思えない。となると、やはり魔素か。
「次、お願い出来ます?」
少年は平然とそう言った。が、試験場の空気は凍り付いている。もしかしたらあのくらい普通なのかも知れないと勘違いしかけたが、そんなことは無かったらしい。
「はい。それでは、ゴーレム人型の試験を開始します。準備はよろしいですか?」
特に動揺する様子もなく答えた女を合図に動き出した時間、犬ゴーレムが直ぐに片される。
「はい。俺はいつでも良いですよ」
すると、また結界が閉まり、カウントが開始される。
『三、二、一、戦闘開始』
向かいの円から現れた人型のゴーレム。素材はさっきの犬と同じに見えるが、さっきとは違い直ぐに襲い掛かってはこない。
「……こっちはカウンター型って感じか」
さっきの犬は向こうから攻めてきてくれたが、この人型はこっちから攻める必要があるらしい。
「あぁ、こっちから行かなきゃダメなんだ。面倒臭いな」
少年は一瞬で人型の前まで踏み込み、その剣で首を刎ねた。
「な、なんだ今の……」
「俺、全然見えなかったぞ……」
「ど、どうやってるんだ? 魔術か?」
さっきと比べても明らかに動きが人間のものではなかったからか、受験者達はざわついている。
「じゃ、次お願いします」
少年は毅然とした態度を貫いたまま、進行役の女に視線を向けてそう言った。
「……はい。では、次は試験官との模擬戦闘になります。先に伝えておくべきことがあれば、今伝えておいて下さい」
女は僅かに言葉が詰まっていたようだったが、それでも冷静に試験を進行した。試験官らしき男がフィールドに上がってくる。
「伝えるべきことですか。じゃあ、そうですね……死なないように気を付けて下さい」
結構言うな、こいつ。試験官も眉を顰めている。
「それでは、準備はよろしいですか?」
試験官は持っている二つの木剣の内、片方を少年に渡した。模擬戦闘だから殺傷力の低い武器にするのだろう。
「はい、いつでも」
少年は気負う様子もなくそう答え、試験官は無言で剣を構えた。それから直ぐにカウントが始まる。
『三、二、一、戦闘開始』
開始の合図が鳴ったが、どちらも斬りかからない。試験官は剣を正眼に構えたままジリジリと距離を詰め、剣を構えてすらいない少年はそれを詰まらなそうに見ている。
「……舐めるなよッ!」
「残念ですけど」
振り下ろされた試験官の剣は空を切る。同時に、少年は試験官の背後に立っている。しかし、あそこまでの速度を出せるならそのまま勝てたと思うが。
「俺、多分最強なんで」
少年の言葉と同時に、その体から黒い闇のオーラが溢れる。あそこまで純粋な闇の魔力を出せる者は中々居ないだろう。俺は少し感心しかけたが、多分技術があってやっていることでは無さそうだ。
「ッ、闇の魔力……ッ!?」
「良く気付きましたね、俺の魔力に」
この魔素、恐らくかなり高い階位まで行っているのだろうが、これで最強を名乗るのは年相応な感じで微笑ましいな。この闇の魔力も合わせれば向こうの世界でもそこそこ強い方に入るだろうが、それでもそこそこ程度だ。
「……いや、こっちだと本当に最強なのか?」
なんか、そんな気がしてきた。しかし、どうやってあの年であれだけの魔素を得たんだ? 戦闘技術が特別高いようには見えないので順当に魔物を沢山倒して強くなった訳ではないと思うが。
「とはいえ、どうだろうな」
こっちの世界も意外と強者が多そうに思える。犀川翠果に魔眼の少女。取るに足らない一般人ばかりと割り切るのは難しいところだ。
それに、幾ら少年でも魔法使い三人くらいに囲まれたら普通に負けそうだ。
「降参するなら今ですよ……俺、殺しちゃうかも知れないんで」
……年相応だな、本当に。
「……舐めるなッ!」
斬りかかる試験官だが、少年から溢れる闇の魔力が試験官の体を覆い……バタリと試験官は倒れた。
「ふぅ、これで終わりですか?」
「試験官の生存確認をお願いします」
女は少年を無視し、手早く指示を出した。直ぐに生存が確認され、気絶したままの試験官が運ばれていく。
「戦闘試験は終わりましたので、フィールドから退場してください。また、今回の試験により猪山試験官に後遺症などが見られた場合は賠償責任が生じますのでご了承ください」
「……」
少年は数秒その場で止まっていたが、結局無言でフィールドから降りた。その後、少年は他の試験官によって聴力の試験に連れていかれた。
「それでは、受験番号三番」
進行役の女は何もなかったかのように試験を進行する。こいつも中々のメンタルだな。
「……ていうか、明らかに成人してなくないか?」
聞こえるくらい声が出ていたのか、周りの数人が俺の方を向く。
「多分、丁度十八歳くらいだと思いますよ」
「……成人って二十からじゃなかったか?」
俺の横に立っていた人の良さそうな男が答えてくれた。恐らく、俺と同じくらいの歳だろう。
「え、知らないんですか? 異界接触現象が起きてから、成人年齢が十八歳に下がったんですよ。あの時は結構な批判が集まりましたけど、どこの国もそんな感じだったので日本だけって訳にもいかなかったんでしょうね」
なんだそりゃ。十八から成人って、結構違和感が凄いな。
「あぁ、そういえばそうだった気もするな。ありがとう」
いえいえ、と男は手を振り、受験番号二番の方に視線を戻した。
「と、説明も終わったらしいな」
俺も視線を戻すと、さっきの男と同じスタンダードな剣を手に取って少年は円の中に立っていた。
『三、二、一、戦闘開始』
犬ゴーレムが現れ、構えもせずに立ったままの少年に襲い掛かる。
「遅い」
少年はそう口にすると同時に犬ゴーレムを真っ二つに切り裂いた。身体強化すら使っていないし、石の塊を切り裂けるほどの筋肉があるとは思えない。となると、やはり魔素か。
「次、お願い出来ます?」
少年は平然とそう言った。が、試験場の空気は凍り付いている。もしかしたらあのくらい普通なのかも知れないと勘違いしかけたが、そんなことは無かったらしい。
「はい。それでは、ゴーレム人型の試験を開始します。準備はよろしいですか?」
特に動揺する様子もなく答えた女を合図に動き出した時間、犬ゴーレムが直ぐに片される。
「はい。俺はいつでも良いですよ」
すると、また結界が閉まり、カウントが開始される。
『三、二、一、戦闘開始』
向かいの円から現れた人型のゴーレム。素材はさっきの犬と同じに見えるが、さっきとは違い直ぐに襲い掛かってはこない。
「……こっちはカウンター型って感じか」
さっきの犬は向こうから攻めてきてくれたが、この人型はこっちから攻める必要があるらしい。
「あぁ、こっちから行かなきゃダメなんだ。面倒臭いな」
少年は一瞬で人型の前まで踏み込み、その剣で首を刎ねた。
「な、なんだ今の……」
「俺、全然見えなかったぞ……」
「ど、どうやってるんだ? 魔術か?」
さっきと比べても明らかに動きが人間のものではなかったからか、受験者達はざわついている。
「じゃ、次お願いします」
少年は毅然とした態度を貫いたまま、進行役の女に視線を向けてそう言った。
「……はい。では、次は試験官との模擬戦闘になります。先に伝えておくべきことがあれば、今伝えておいて下さい」
女は僅かに言葉が詰まっていたようだったが、それでも冷静に試験を進行した。試験官らしき男がフィールドに上がってくる。
「伝えるべきことですか。じゃあ、そうですね……死なないように気を付けて下さい」
結構言うな、こいつ。試験官も眉を顰めている。
「それでは、準備はよろしいですか?」
試験官は持っている二つの木剣の内、片方を少年に渡した。模擬戦闘だから殺傷力の低い武器にするのだろう。
「はい、いつでも」
少年は気負う様子もなくそう答え、試験官は無言で剣を構えた。それから直ぐにカウントが始まる。
『三、二、一、戦闘開始』
開始の合図が鳴ったが、どちらも斬りかからない。試験官は剣を正眼に構えたままジリジリと距離を詰め、剣を構えてすらいない少年はそれを詰まらなそうに見ている。
「……舐めるなよッ!」
「残念ですけど」
振り下ろされた試験官の剣は空を切る。同時に、少年は試験官の背後に立っている。しかし、あそこまでの速度を出せるならそのまま勝てたと思うが。
「俺、多分最強なんで」
少年の言葉と同時に、その体から黒い闇のオーラが溢れる。あそこまで純粋な闇の魔力を出せる者は中々居ないだろう。俺は少し感心しかけたが、多分技術があってやっていることでは無さそうだ。
「ッ、闇の魔力……ッ!?」
「良く気付きましたね、俺の魔力に」
この魔素、恐らくかなり高い階位まで行っているのだろうが、これで最強を名乗るのは年相応な感じで微笑ましいな。この闇の魔力も合わせれば向こうの世界でもそこそこ強い方に入るだろうが、それでもそこそこ程度だ。
「……いや、こっちだと本当に最強なのか?」
なんか、そんな気がしてきた。しかし、どうやってあの年であれだけの魔素を得たんだ? 戦闘技術が特別高いようには見えないので順当に魔物を沢山倒して強くなった訳ではないと思うが。
「とはいえ、どうだろうな」
こっちの世界も意外と強者が多そうに思える。犀川翠果に魔眼の少女。取るに足らない一般人ばかりと割り切るのは難しいところだ。
それに、幾ら少年でも魔法使い三人くらいに囲まれたら普通に負けそうだ。
「降参するなら今ですよ……俺、殺しちゃうかも知れないんで」
……年相応だな、本当に。
「……舐めるなッ!」
斬りかかる試験官だが、少年から溢れる闇の魔力が試験官の体を覆い……バタリと試験官は倒れた。
「ふぅ、これで終わりですか?」
「試験官の生存確認をお願いします」
女は少年を無視し、手早く指示を出した。直ぐに生存が確認され、気絶したままの試験官が運ばれていく。
「戦闘試験は終わりましたので、フィールドから退場してください。また、今回の試験により猪山試験官に後遺症などが見られた場合は賠償責任が生じますのでご了承ください」
「……」
少年は数秒その場で止まっていたが、結局無言でフィールドから降りた。その後、少年は他の試験官によって聴力の試験に連れていかれた。
「それでは、受験番号三番」
進行役の女は何もなかったかのように試験を進行する。こいつも中々のメンタルだな。
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