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星龍の章 第二部
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心配していたルイは、ルーの姿を見ても何も言わなかった。ただ、確めるようにフェイに抱っこを求めただけで。子供は大人が考えてるより余程敏感だ。一目で何かが違うと感じ取ったらしい。内心は穏やかでは無かったろうが口には決して出さない。本当に頭のいい子だ。それだけに余計に胸が痛む。
フェイ、ルイ、本部長を隣の部屋に残し、ついにオレは目的の相手と対峙することになった。
思っていたより穏便な形で……というより、女の子とテーブルで優雅に向かい合ってお茶の時間? そんな風にしか見えないと思うんだけど。
だが、話の内容は優雅とは程遠い。
「遠路遥々ご苦労でしたね。まあ、そう怖い顔をしなくても。もう始末しようなどとは言いませんから」
可愛らしく笑うな。中身わかってんだから気持ち悪いわっ。
「そりゃな、そのナリじゃもう引っ掻きも噛み付きも出来ないもんな」
フェイと同じ威力で蹴られたら怖いけど……。
「私が誰かわかったようですね」
「ああ。リューゾー・キリシマ博士だな。ロンもあんただった」
「流石ですね、カイ・リーズ。フェイが選んだ男だけのことはある」
いやぁ、その点に関しては、実はオレじゃなくて……ってか、オレは二番目の男なんだけど。言わないけどさ、そんなこと。
「本当なら今すぐにでもあんたを引っ掻いてやりたい所だが、オレ、前に言ったよな? 女の子、特にフェイと同じ顔した娘を傷つけるなんて出来ないって。でもな、いくら自分の望みを叶えるためとはいえ、よく娘を犠牲に出来たな。あんないい娘を」
極力感情的にならないように必死に堪えて言ってやった。若干声が震えていたかもしれない。
ルー……博士の顔が僅かに曇った。
「少し誤解があるようですね。私が自分の意思でルーの体を奪ったと?」
「違うのか?」
「これだけは言っておきましょう。私は大事な娘をこの手にかけてなどいない。ルーは本当に優しい子だった。あの子は自分に酷いことをし続けた私に、一言の恨みさえ口に出さなかった。姿が変わろうと、たとえ中身が違おうと、ロンの体が初めて動いた時、ルーは涙を流して喜んだ。そんな天使の様な娘の体を、自分の欲を叶えるために奪えるはずが無いでしょう」
その天使の様な娘の体で、博士は目を伏せた。
「じゃあ、何で! なんでその姿なんだよ!」
オレはつい声を荒げてしまったが、博士は静かに答えた。
「……ルーが望んだから」
「ルーが?」
「私は最後までロンのままでいようと思っていました。だが、日に日に強まっていく拒絶反応に苦しむ私を……いや、ロンをルーは見ていられなかったらしい。愛した男にそっくりの子が苦しむ姿を。私をあの水槽の中から出した者達に頼んで……気がつけば私はこの姿だった」
「あんたも知らない間に?」
「ええ。半分同じ血の流れているルーの方がロンの体には適応出来る。しかも同じA・Hだ。いわば、今の私は余った脳と体を集められただけの存在なのですよ」
「……」
信じていいものかどうかわからないけど……ああ、ルー。君は本当にどこまで優しい娘なんだ。そして愚かだ。そうまでしても、たとえ心も無い体でも、その命を繋ぐために? 子供を望むほど愛した男にあまりによく似た息子を――――。
人の体を着せ替え人形みたいにコロコロと取替えっこ。これが良い事なはずは無い。だが、ルーなら本当に望みそうだし、彼女が無理矢理犠牲になったわけでないなら、フェイも少しは気も楽になるだろうか。
「でも、あんたもその体の方が適応率は高いはずだ。Drアルブレヒトに二度の手術を依頼したのはあんたじゃないのか?」
「違います。そもそも体も無かった私がどうやって水槽から出たとお思いですか」
おおお! ホントにそうだ。その辺、あんまり考えてなかった。
「……もう一段階上がいるってコト?」
「言いようによっては。勿論最初にこの計画を立てたのは私ですが……生命維持管理システムにアクセスすることで、私は意識を伝える事が出来ました。闇市場の奥で悲しい生き物を産み出し続ける事に、もう疲れ果てていましたから……それに同調した数人の学者が私をあそこから出してくれた。丁度その頃に生まれたロンに先天性異常があったのを切欠にして。だが、少々彼等は過激すぎました」
ふむふむ。闇市場に囲われてたとはいえ、学者の多くにとってキリシマ博士といえば神様みたいな人だからな。神様のご意思を叶えるためなら何だってやるだろうな。
その後、オレは翼の蛇の印について問うた。そんなに詳しくキリシマ博士の為人を知っているわけでも無いのだが、あまりこういう派手なことは好きなタイプでは無いだろうし、非合法のA・Hを解放するという目的と余りに相反する事の様に思えたからだ。
これについても、やはり元々は博士の意思では無く、彼を解放した者達が世間に噂を広めやすくするためにやった事だとの答えが返って来た。
当初は、特別な印を与えることで、事に神秘性を持たせるのが狙いだったようだ。確かに人の心を動かすにはシンボル的な何かがあった方がわかりやすいというのは頷けなくもない。
ルーのお守りと、黒髪で白い肌のロンの風貌も手伝い、彼らはそれをアステカの神話になぞらえ、翼の蛇ケツアルコアトルをイメージした。まあそこまでは博士も許容範囲だった。
しかし超音波で爆発するような危険な仕掛けまでは、さすがに許しがたいものではあったらしい。
オレはしばらく黙って話を聞いていたが、矛盾も出て来た。
「じゃあ、何故それをたまたま見抜いただけのオレを始末しようとした?」
「それは……」
ここまでで一番困ったような表情を見せたルー=博士。
しばしの沈黙の後、大きく息をついてから覚悟を決めたように語り始めた。
「今更反論出来る立場では無いですが……結果余計にフェイを傷つけてしまいましたが……あの時はフェイに隠したかったのです。このような大きな欠陥のある計画の首謀者が私であることを。その欠陥によって何人も犠牲者が出て、その内の一人がウォレス博士だったことを知って私は動揺した。しかもその原因になったのが彼とルーの子だったと知って……君にはこうしていつか見抜かれると直感でわかった。だから……」
一旦そこで再び口籠り、数度首を振って博士は続ける。
「ルーは、ロンと同じようにルイまで利用されるのを恐れ、フェイに託したようですが、それが裏目に出ようとは思ってもみませんでした。だがもう起きてしまったことは取り返しがつかない、既に進行している計画も今更止めるわけにはいかないと思い……君には本当にすまないと思っています」
別にオレに謝られても困るけどさ。でもちょっとは安心した。思ってたより人間らしい感情を持ち合わせてるってわかったから。
一緒に溜息をついてから、オレは先に進むことにした。
「で、だ。本題に入るけど。いいかな?」
「ええ」
「解除コードってやつ。あれが無いと理想は完成しないと言ったよな? このドームの独立だけが目的では無いって事? まだ先に何かある?」
しばらくルー……博士は俯いて黙っていた。だからもう少し餌をちらつかせる事にした。
「事と次第によっちゃ教えてもいい。今はオレが持ってる。解読済みだ」
「君が?」
おっ、ハッとしたように顔を上げたぞ。
「ああ。元々はミカさんがフェイを通じてウォレス博士に渡したものだった。ちなみに彼もあんただとわかってたようだぜ?」
「……まったく。フェイ、ルー、そしてミカまで……私の子供達は揃いも揃って同じ一人の男に惹かれるとは。正直に言うと、父親としてはあまり面白くは無いですよ」
ありゃりゃ。ついに愚痴まで出たぞ。まあ、そうだろうね。しかも故意にでは無くとも、自分の体を失う原因になった男だもんな。娘の姿で語ってるのも何か変だけどさ。
「すみませんね、話が逸れてしまいました……はっきり言うと、このドームは急遽予定変更したに過ぎません。解除コードが手に入らなかった時の、いわば保険の様なものです」
「へえ。じゃあ、本当ならもっと違う形で完成させるつもりだったと? ひょっとしてここにいるA・H達を方舟ごと宇宙にでも連れてく気だった?」
あてずっぽうに言ったつもりだったが、ルーの表情が思いきり変わった。
「……なぜそれを」
わお。正解だったのかよ。荒野で渡されたメッセージに『星に旅立つ』とあったから言ってみただけだったんだけど。だったらあの続きにも頷けるぞ。
『竜は一人で行かねばならない』
朧気ながら形が見えてきた。全ての形が。
何がロックされ、何を解除するコードなのか。そしてこの後どうすればいいのかが。
やはり最終的には方舟に行かなきゃいけない様だ。
『翼の蛇から解放された者』……つまり印を自分でひっぺがしたオレが。
フェイ、ルイ、本部長を隣の部屋に残し、ついにオレは目的の相手と対峙することになった。
思っていたより穏便な形で……というより、女の子とテーブルで優雅に向かい合ってお茶の時間? そんな風にしか見えないと思うんだけど。
だが、話の内容は優雅とは程遠い。
「遠路遥々ご苦労でしたね。まあ、そう怖い顔をしなくても。もう始末しようなどとは言いませんから」
可愛らしく笑うな。中身わかってんだから気持ち悪いわっ。
「そりゃな、そのナリじゃもう引っ掻きも噛み付きも出来ないもんな」
フェイと同じ威力で蹴られたら怖いけど……。
「私が誰かわかったようですね」
「ああ。リューゾー・キリシマ博士だな。ロンもあんただった」
「流石ですね、カイ・リーズ。フェイが選んだ男だけのことはある」
いやぁ、その点に関しては、実はオレじゃなくて……ってか、オレは二番目の男なんだけど。言わないけどさ、そんなこと。
「本当なら今すぐにでもあんたを引っ掻いてやりたい所だが、オレ、前に言ったよな? 女の子、特にフェイと同じ顔した娘を傷つけるなんて出来ないって。でもな、いくら自分の望みを叶えるためとはいえ、よく娘を犠牲に出来たな。あんないい娘を」
極力感情的にならないように必死に堪えて言ってやった。若干声が震えていたかもしれない。
ルー……博士の顔が僅かに曇った。
「少し誤解があるようですね。私が自分の意思でルーの体を奪ったと?」
「違うのか?」
「これだけは言っておきましょう。私は大事な娘をこの手にかけてなどいない。ルーは本当に優しい子だった。あの子は自分に酷いことをし続けた私に、一言の恨みさえ口に出さなかった。姿が変わろうと、たとえ中身が違おうと、ロンの体が初めて動いた時、ルーは涙を流して喜んだ。そんな天使の様な娘の体を、自分の欲を叶えるために奪えるはずが無いでしょう」
その天使の様な娘の体で、博士は目を伏せた。
「じゃあ、何で! なんでその姿なんだよ!」
オレはつい声を荒げてしまったが、博士は静かに答えた。
「……ルーが望んだから」
「ルーが?」
「私は最後までロンのままでいようと思っていました。だが、日に日に強まっていく拒絶反応に苦しむ私を……いや、ロンをルーは見ていられなかったらしい。愛した男にそっくりの子が苦しむ姿を。私をあの水槽の中から出した者達に頼んで……気がつけば私はこの姿だった」
「あんたも知らない間に?」
「ええ。半分同じ血の流れているルーの方がロンの体には適応出来る。しかも同じA・Hだ。いわば、今の私は余った脳と体を集められただけの存在なのですよ」
「……」
信じていいものかどうかわからないけど……ああ、ルー。君は本当にどこまで優しい娘なんだ。そして愚かだ。そうまでしても、たとえ心も無い体でも、その命を繋ぐために? 子供を望むほど愛した男にあまりによく似た息子を――――。
人の体を着せ替え人形みたいにコロコロと取替えっこ。これが良い事なはずは無い。だが、ルーなら本当に望みそうだし、彼女が無理矢理犠牲になったわけでないなら、フェイも少しは気も楽になるだろうか。
「でも、あんたもその体の方が適応率は高いはずだ。Drアルブレヒトに二度の手術を依頼したのはあんたじゃないのか?」
「違います。そもそも体も無かった私がどうやって水槽から出たとお思いですか」
おおお! ホントにそうだ。その辺、あんまり考えてなかった。
「……もう一段階上がいるってコト?」
「言いようによっては。勿論最初にこの計画を立てたのは私ですが……生命維持管理システムにアクセスすることで、私は意識を伝える事が出来ました。闇市場の奥で悲しい生き物を産み出し続ける事に、もう疲れ果てていましたから……それに同調した数人の学者が私をあそこから出してくれた。丁度その頃に生まれたロンに先天性異常があったのを切欠にして。だが、少々彼等は過激すぎました」
ふむふむ。闇市場に囲われてたとはいえ、学者の多くにとってキリシマ博士といえば神様みたいな人だからな。神様のご意思を叶えるためなら何だってやるだろうな。
その後、オレは翼の蛇の印について問うた。そんなに詳しくキリシマ博士の為人を知っているわけでも無いのだが、あまりこういう派手なことは好きなタイプでは無いだろうし、非合法のA・Hを解放するという目的と余りに相反する事の様に思えたからだ。
これについても、やはり元々は博士の意思では無く、彼を解放した者達が世間に噂を広めやすくするためにやった事だとの答えが返って来た。
当初は、特別な印を与えることで、事に神秘性を持たせるのが狙いだったようだ。確かに人の心を動かすにはシンボル的な何かがあった方がわかりやすいというのは頷けなくもない。
ルーのお守りと、黒髪で白い肌のロンの風貌も手伝い、彼らはそれをアステカの神話になぞらえ、翼の蛇ケツアルコアトルをイメージした。まあそこまでは博士も許容範囲だった。
しかし超音波で爆発するような危険な仕掛けまでは、さすがに許しがたいものではあったらしい。
オレはしばらく黙って話を聞いていたが、矛盾も出て来た。
「じゃあ、何故それをたまたま見抜いただけのオレを始末しようとした?」
「それは……」
ここまでで一番困ったような表情を見せたルー=博士。
しばしの沈黙の後、大きく息をついてから覚悟を決めたように語り始めた。
「今更反論出来る立場では無いですが……結果余計にフェイを傷つけてしまいましたが……あの時はフェイに隠したかったのです。このような大きな欠陥のある計画の首謀者が私であることを。その欠陥によって何人も犠牲者が出て、その内の一人がウォレス博士だったことを知って私は動揺した。しかもその原因になったのが彼とルーの子だったと知って……君にはこうしていつか見抜かれると直感でわかった。だから……」
一旦そこで再び口籠り、数度首を振って博士は続ける。
「ルーは、ロンと同じようにルイまで利用されるのを恐れ、フェイに託したようですが、それが裏目に出ようとは思ってもみませんでした。だがもう起きてしまったことは取り返しがつかない、既に進行している計画も今更止めるわけにはいかないと思い……君には本当にすまないと思っています」
別にオレに謝られても困るけどさ。でもちょっとは安心した。思ってたより人間らしい感情を持ち合わせてるってわかったから。
一緒に溜息をついてから、オレは先に進むことにした。
「で、だ。本題に入るけど。いいかな?」
「ええ」
「解除コードってやつ。あれが無いと理想は完成しないと言ったよな? このドームの独立だけが目的では無いって事? まだ先に何かある?」
しばらくルー……博士は俯いて黙っていた。だからもう少し餌をちらつかせる事にした。
「事と次第によっちゃ教えてもいい。今はオレが持ってる。解読済みだ」
「君が?」
おっ、ハッとしたように顔を上げたぞ。
「ああ。元々はミカさんがフェイを通じてウォレス博士に渡したものだった。ちなみに彼もあんただとわかってたようだぜ?」
「……まったく。フェイ、ルー、そしてミカまで……私の子供達は揃いも揃って同じ一人の男に惹かれるとは。正直に言うと、父親としてはあまり面白くは無いですよ」
ありゃりゃ。ついに愚痴まで出たぞ。まあ、そうだろうね。しかも故意にでは無くとも、自分の体を失う原因になった男だもんな。娘の姿で語ってるのも何か変だけどさ。
「すみませんね、話が逸れてしまいました……はっきり言うと、このドームは急遽予定変更したに過ぎません。解除コードが手に入らなかった時の、いわば保険の様なものです」
「へえ。じゃあ、本当ならもっと違う形で完成させるつもりだったと? ひょっとしてここにいるA・H達を方舟ごと宇宙にでも連れてく気だった?」
あてずっぽうに言ったつもりだったが、ルーの表情が思いきり変わった。
「……なぜそれを」
わお。正解だったのかよ。荒野で渡されたメッセージに『星に旅立つ』とあったから言ってみただけだったんだけど。だったらあの続きにも頷けるぞ。
『竜は一人で行かねばならない』
朧気ながら形が見えてきた。全ての形が。
何がロックされ、何を解除するコードなのか。そしてこの後どうすればいいのかが。
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