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全てを一つに
キノア城潜入作戦(フレネイア姫side)
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「お美しくなられて。最後に会った時はこんなに小さかったのに」
にこやかに笑って親指と人差し指で間を作りながらって……いやいや王様、そんなには小さくなかったと思うんですけど。
私、フレネイアは只今キノアの王城にいる。
王自らお出迎えくださって、迎賓の間でお茶をいただいているところだ。
久しぶりに綺麗なドレスを着て、めいっぱいお洒落して来ましたとも。最近ズボンに慣れていたせいか、気持ちスカスカするのは仕方がない。
部屋の外ではマルクとラルクが控えている。
元々綺麗で華奢な二人なので、ちょっと服を女物に整えてやったらそれは美しい姫付きの侍女となって、城の者の溜息を誘っていた。何故女装? と二人は嫌がっていたが、リンドがシスの恋人に間違われて殺されそうになったくらいだから、常に一緒にいた二人はこの面々で一番フィラン王子に顔を覚えられてる可能性がある。変装だ。
そして、一番化けているのがジンデだ。怖いだ重いだとブーブー文句を言っていたものの、元々体格が良いので鎧と剣を持たせて髪を一つに縛り、一言も喋らず背中をぴんと伸ばして立っている様は、何処から見ても立派で麗しい騎士様だ。一国の姫が余所の国の城を訪れるのに、護衛の騎士も連れていないとはおかしいからね。本来ならリンドなのだが、今はいないから仕方が無い。
お父様と、このキノアのアキレア王は昔から仲が良い。王妃が亡くなってからは、お互い国政に忙しい事もあり疎遠になってはいたが、私達娘を連れてお父様は良く遊びに来ていたし、アキレア王も幼かったアトス王子を連れて来られていた。末の私と同い年と言う事もあって、子供の頃は親同士で婚姻の約束までしていたらしい。私達もまんざらで無かった。
「フェドル王から手紙を受け取っておる。視察の旅ご苦労であるな、フレネイア姫。もう夕刻ゆえ、今宵はこちらでお泊りになるとよかろう」
「有難き幸せにございます」
シスがフィラン王子に連れ去られた後、私はトトイのお父様に、ルミナの語ったシスの出生の全てを記した手紙を速鳥に託した。
あのようにいつもはどうしようもない、尻に敷かれている恐妻家のオヤジだが、仮にも聖域のご加護も強いフェの名を持つ人だ。即座に事態を理解し、協力してくれると返事が返って来た。
私が以後跡継ぎとして王になるべく、他国を視察旅行中で、供を連れてキノアにいるので城に案内してやってくれとアキレア王に伝書してくれたみたいだ。そんなわけで歓迎されこそすれ、追い返される事無く城に入れたのだ。お父様、ありがとう。
伝書のやり取りで三日もかかってしまったし、ルイドと共にユシュアなるシスの想い人の所へ行ったリンドの事もある。私達はここで彼らの到着を待っているのだ。
「他の人では駄目なのです。生まれる前から決まっていた相手なのですから。ユシュアさんにシスを取り返してもらわないと。そして彼の呪いを解くことが出来るのはシスだけなのです」
マルクが何度も私に訴えた。
この不思議な双子は、魔物憑きなどでは無く、大聖者様の使いのようなものだと最近思う。全てはシスと、私はまだ見た事の無いユシュアという青年のために。二人を結びつける事が大聖者様の意思ならば、それを手助けするために。
この世の人は皆、誰かのために生まれ存在する。真に縁の強いものが生きている間に出会うのだと聞いた。親兄弟、恋人、夫婦、子供……皆が誰かのために。
私はマルクやラルク、ジンデのために。そしてその縁は、リンドや挙句はルイドやルミナの様な鳥でさえ。勿論フィラン王子も縁が深かったから再びシスと会う事があったのだろう。
ルミナが異国から王子を連れ去る手伝いをしなければ、荒野で母鳥にシスが拾われなかったように。
アトス王子が落馬で不自由にならなければ、フィラン王子がこの国に来る事がなかったように。
お父様が気まぐれで大翼鳥が欲しいなどと言わなければ、一生私達はシスに会わなかったかもしれないように。
全ては予定調和の内であったのかもしれない。
何も知らない王に、さりげなくフィラン王子の事を聞いてみる。
「そういえば、第二王子とはお会いした事はございませんが、とてもお美しいお方だと聞きました」
思いっきりこの前会って、しかも殺されそうだったのは内緒だ。
「頭も良くて仕事も良く手伝ってくれるし、確かに見た目は良いがな……何を考えておるのかわからん奴だ。まあ大きくなってから引き取った子だし、懐かんのもしようが無いのだが」
「……」
にこやかだったアキレア王が難しい顔になった。ほうほう、父王とはかなり距離を取っているようだな。
「ご挨拶しとうございますわ」
「そうじゃな。いずれは嫁をとらんといかんから、姫のようなしっかりした方が来て下さると良いのだが」
それは絶対に勘弁願いたい。
「今どちらに?」
「城の端の搭の上に篭っておるよ。正妃の子では無いゆえ、城の中では居り辛い事もあろうかと好きにさせておる。魔法が得意でな、研究しておるのだそうだ。そういえば姫も得意であったな。気が合うのでは無いか?」
合いそうにはありませんよ。使い方を間違った魔法は嫌いだ。
「アトス様とは仲良くしておいでですの?」
「不思議とアトスの面倒だけはよくみておるらしい。だがここの所あまり構ってくれんとアトスが溢しておったな」
ルミナの良くない言葉が蘇る。
『血の繋がった兄上を口にするのも憚る形で利用された』
これはアトス様にも会わねばならないな。そう思っていると、王の方からチャンスをくれた。
「そうだ。姫、アトスに会ってやってはくれんか? 小さい頃遊んだ姫が顔を見せると喜ぶやもしれん」
「そうですわね。ぜひお会いしたく思います」
「んー、まだ?」
迎賓の間を出ると、横で大人しくしていたジンデが泣きそうな顔でこぼした。慣れない格好でよくしゃんと立っていられたものだ。
「いい子ね、偉かったわ。そうだ、ラルクと竜馬の所に行って外の様子を見て来て。ルイド兄ちゃんが来るかもよ。外では鎧脱いでいいから」
「んっ!」
幾ら遠くに行っていても、リンド達もそろそろ来るはずだ。
ラルクがいればマルクに外の様子は伝わる。城の使用人に、街に用事があるので侍女と騎士を竜馬の所に連れて行ってやってくれと頼んだ。
シスは城の搭の上にいる。その事を伝えなければ。
ジンデ、ラルクと別れ、マルクと私はアトス王子の部屋へ案内された。
最後に会ったのは互いにまだ八つにもならない頃だったと思う。巻き毛の可愛らしい元気な王子様だった。寝たきりとはいえ、この前誕生日を迎えられてもう二十三だ。どのように変わっているだろう。
使用人が来客を告げると、中からか細い声が答えた。
扉が開かれると、部屋はむっとするような花の匂いがたちこめていた。
「これは美しいお姫様」
ベッドの上で、細い人影がこちらを見ていた。一見女性かと見紛う優しげで儚げな顔。でもあの波打つ巻き毛の色は、間違いない。
「アトス王子、覚えておいでですか? トトイのフレネイアです」
緊張した様な顔が、嬉しそうに笑み崩れた。
「ああ! あの小さなフレネイアちゃんが!」
「お久しぶりです。ふふ、アトス様も小さかったですけどね」
もっと近くへと差し伸べられた手は今にも折れそうなほど細い。元気な子供の頃のふくふくとした手を思い出して、涙が出そうになった。
「嬉しいな。生きてるうちにまた会えるなんて」
「何を……私をお嫁さんにしてくれると言ってたでしょう?」
生きてる内になんて、すっと言えちゃうのが悲しい。元気だったら光り輝く王子として、表舞台に立っていたものを……。
しばらく昔話などして過ごし、あまり疲れさせるのもいけないと思い部屋を後にした。とてもフィラン王子の事を聞ける雰囲気では無かった。
「可哀想で言えないわ、本当の事なんか」
首から下は左手しか動かない、やせ細った体。
フィラン王子はアトス王子のあの体によくも酷い事が出来たものだ。
ルミナが激怒したのもわかる。
「姫様……とても言い難いのですが、アトス様はかなりの人間に慰みものにされておいでですね」
マルクが眉を顰めた。
「なんて酷い!」
「ですが、本人も嫌がってはおられません。その位しか生きている実感が湧かないのでしょう。そして……」
フィラン王子を本気で愛しておいでです、兄弟としてで無く。そうマルクは付け足した。
どろどろする程の感情。この頃あまり来てくれないのはいい人が出来たからに違いないという嫉妬。
「一方的に利用されたのでなければ、まだ救いはあるのかしらね」
フィラン王子がアトス様を抱いたのが、シスを魔法で操るための人形としてだったというのは、本人には知らせない方が幸せだなと思う。
街に行かせたラルクからマルクに連絡が入ったのは、もう皆が寝静まった深夜の事だった。
にこやかに笑って親指と人差し指で間を作りながらって……いやいや王様、そんなには小さくなかったと思うんですけど。
私、フレネイアは只今キノアの王城にいる。
王自らお出迎えくださって、迎賓の間でお茶をいただいているところだ。
久しぶりに綺麗なドレスを着て、めいっぱいお洒落して来ましたとも。最近ズボンに慣れていたせいか、気持ちスカスカするのは仕方がない。
部屋の外ではマルクとラルクが控えている。
元々綺麗で華奢な二人なので、ちょっと服を女物に整えてやったらそれは美しい姫付きの侍女となって、城の者の溜息を誘っていた。何故女装? と二人は嫌がっていたが、リンドがシスの恋人に間違われて殺されそうになったくらいだから、常に一緒にいた二人はこの面々で一番フィラン王子に顔を覚えられてる可能性がある。変装だ。
そして、一番化けているのがジンデだ。怖いだ重いだとブーブー文句を言っていたものの、元々体格が良いので鎧と剣を持たせて髪を一つに縛り、一言も喋らず背中をぴんと伸ばして立っている様は、何処から見ても立派で麗しい騎士様だ。一国の姫が余所の国の城を訪れるのに、護衛の騎士も連れていないとはおかしいからね。本来ならリンドなのだが、今はいないから仕方が無い。
お父様と、このキノアのアキレア王は昔から仲が良い。王妃が亡くなってからは、お互い国政に忙しい事もあり疎遠になってはいたが、私達娘を連れてお父様は良く遊びに来ていたし、アキレア王も幼かったアトス王子を連れて来られていた。末の私と同い年と言う事もあって、子供の頃は親同士で婚姻の約束までしていたらしい。私達もまんざらで無かった。
「フェドル王から手紙を受け取っておる。視察の旅ご苦労であるな、フレネイア姫。もう夕刻ゆえ、今宵はこちらでお泊りになるとよかろう」
「有難き幸せにございます」
シスがフィラン王子に連れ去られた後、私はトトイのお父様に、ルミナの語ったシスの出生の全てを記した手紙を速鳥に託した。
あのようにいつもはどうしようもない、尻に敷かれている恐妻家のオヤジだが、仮にも聖域のご加護も強いフェの名を持つ人だ。即座に事態を理解し、協力してくれると返事が返って来た。
私が以後跡継ぎとして王になるべく、他国を視察旅行中で、供を連れてキノアにいるので城に案内してやってくれとアキレア王に伝書してくれたみたいだ。そんなわけで歓迎されこそすれ、追い返される事無く城に入れたのだ。お父様、ありがとう。
伝書のやり取りで三日もかかってしまったし、ルイドと共にユシュアなるシスの想い人の所へ行ったリンドの事もある。私達はここで彼らの到着を待っているのだ。
「他の人では駄目なのです。生まれる前から決まっていた相手なのですから。ユシュアさんにシスを取り返してもらわないと。そして彼の呪いを解くことが出来るのはシスだけなのです」
マルクが何度も私に訴えた。
この不思議な双子は、魔物憑きなどでは無く、大聖者様の使いのようなものだと最近思う。全てはシスと、私はまだ見た事の無いユシュアという青年のために。二人を結びつける事が大聖者様の意思ならば、それを手助けするために。
この世の人は皆、誰かのために生まれ存在する。真に縁の強いものが生きている間に出会うのだと聞いた。親兄弟、恋人、夫婦、子供……皆が誰かのために。
私はマルクやラルク、ジンデのために。そしてその縁は、リンドや挙句はルイドやルミナの様な鳥でさえ。勿論フィラン王子も縁が深かったから再びシスと会う事があったのだろう。
ルミナが異国から王子を連れ去る手伝いをしなければ、荒野で母鳥にシスが拾われなかったように。
アトス王子が落馬で不自由にならなければ、フィラン王子がこの国に来る事がなかったように。
お父様が気まぐれで大翼鳥が欲しいなどと言わなければ、一生私達はシスに会わなかったかもしれないように。
全ては予定調和の内であったのかもしれない。
何も知らない王に、さりげなくフィラン王子の事を聞いてみる。
「そういえば、第二王子とはお会いした事はございませんが、とてもお美しいお方だと聞きました」
思いっきりこの前会って、しかも殺されそうだったのは内緒だ。
「頭も良くて仕事も良く手伝ってくれるし、確かに見た目は良いがな……何を考えておるのかわからん奴だ。まあ大きくなってから引き取った子だし、懐かんのもしようが無いのだが」
「……」
にこやかだったアキレア王が難しい顔になった。ほうほう、父王とはかなり距離を取っているようだな。
「ご挨拶しとうございますわ」
「そうじゃな。いずれは嫁をとらんといかんから、姫のようなしっかりした方が来て下さると良いのだが」
それは絶対に勘弁願いたい。
「今どちらに?」
「城の端の搭の上に篭っておるよ。正妃の子では無いゆえ、城の中では居り辛い事もあろうかと好きにさせておる。魔法が得意でな、研究しておるのだそうだ。そういえば姫も得意であったな。気が合うのでは無いか?」
合いそうにはありませんよ。使い方を間違った魔法は嫌いだ。
「アトス様とは仲良くしておいでですの?」
「不思議とアトスの面倒だけはよくみておるらしい。だがここの所あまり構ってくれんとアトスが溢しておったな」
ルミナの良くない言葉が蘇る。
『血の繋がった兄上を口にするのも憚る形で利用された』
これはアトス様にも会わねばならないな。そう思っていると、王の方からチャンスをくれた。
「そうだ。姫、アトスに会ってやってはくれんか? 小さい頃遊んだ姫が顔を見せると喜ぶやもしれん」
「そうですわね。ぜひお会いしたく思います」
「んー、まだ?」
迎賓の間を出ると、横で大人しくしていたジンデが泣きそうな顔でこぼした。慣れない格好でよくしゃんと立っていられたものだ。
「いい子ね、偉かったわ。そうだ、ラルクと竜馬の所に行って外の様子を見て来て。ルイド兄ちゃんが来るかもよ。外では鎧脱いでいいから」
「んっ!」
幾ら遠くに行っていても、リンド達もそろそろ来るはずだ。
ラルクがいればマルクに外の様子は伝わる。城の使用人に、街に用事があるので侍女と騎士を竜馬の所に連れて行ってやってくれと頼んだ。
シスは城の搭の上にいる。その事を伝えなければ。
ジンデ、ラルクと別れ、マルクと私はアトス王子の部屋へ案内された。
最後に会ったのは互いにまだ八つにもならない頃だったと思う。巻き毛の可愛らしい元気な王子様だった。寝たきりとはいえ、この前誕生日を迎えられてもう二十三だ。どのように変わっているだろう。
使用人が来客を告げると、中からか細い声が答えた。
扉が開かれると、部屋はむっとするような花の匂いがたちこめていた。
「これは美しいお姫様」
ベッドの上で、細い人影がこちらを見ていた。一見女性かと見紛う優しげで儚げな顔。でもあの波打つ巻き毛の色は、間違いない。
「アトス王子、覚えておいでですか? トトイのフレネイアです」
緊張した様な顔が、嬉しそうに笑み崩れた。
「ああ! あの小さなフレネイアちゃんが!」
「お久しぶりです。ふふ、アトス様も小さかったですけどね」
もっと近くへと差し伸べられた手は今にも折れそうなほど細い。元気な子供の頃のふくふくとした手を思い出して、涙が出そうになった。
「嬉しいな。生きてるうちにまた会えるなんて」
「何を……私をお嫁さんにしてくれると言ってたでしょう?」
生きてる内になんて、すっと言えちゃうのが悲しい。元気だったら光り輝く王子として、表舞台に立っていたものを……。
しばらく昔話などして過ごし、あまり疲れさせるのもいけないと思い部屋を後にした。とてもフィラン王子の事を聞ける雰囲気では無かった。
「可哀想で言えないわ、本当の事なんか」
首から下は左手しか動かない、やせ細った体。
フィラン王子はアトス王子のあの体によくも酷い事が出来たものだ。
ルミナが激怒したのもわかる。
「姫様……とても言い難いのですが、アトス様はかなりの人間に慰みものにされておいでですね」
マルクが眉を顰めた。
「なんて酷い!」
「ですが、本人も嫌がってはおられません。その位しか生きている実感が湧かないのでしょう。そして……」
フィラン王子を本気で愛しておいでです、兄弟としてで無く。そうマルクは付け足した。
どろどろする程の感情。この頃あまり来てくれないのはいい人が出来たからに違いないという嫉妬。
「一方的に利用されたのでなければ、まだ救いはあるのかしらね」
フィラン王子がアトス様を抱いたのが、シスを魔法で操るための人形としてだったというのは、本人には知らせない方が幸せだなと思う。
街に行かせたラルクからマルクに連絡が入ったのは、もう皆が寝静まった深夜の事だった。
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