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婚約披露パーティー①
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「うわぁ、お嬢様!本当は天使だったんですね」
ソラが上機嫌で私の支度をしてくれてる。
ケイゴが衣装を用意してくれたんだけど凄く素敵なんだよね!
ケイゴの瞳の色と同じ淡いアメジストの紫色のドレス!
でもこれって恋人や特定の人に贈るドレスじゃないの?
「ねぇソラ、このドレスの色ってどんな意味があるの?」
私の言葉に興奮しながも嬉しそうに!!
「勿論、お前は俺のモノっていう意味でございます!お嬢様はケイゴ様のモノだから手を出すなって牽制されてるのでしょう!」
「えっ!?そんな大それた意味があるの?嘘だ!ソラの勘違いじゃない?」
私の言葉に、呆れたように話を続ける
「ケイゴ様のお嬢様を見つめる視線はもう愛しい人を見る目ですわ!
完全にお嬢様に恋していらっしゃいます!」
「はあ!?」
思わず間抜けな声をあげてしまう。
「気付いていらっしゃらなかったのですか?」
気付いてるもなにもそんな素振りみえないけど
「はぁ、ケイゴ様に同情致しますわ・・・」
残念な子を見るような目で見ないでよ!
それにしてもこのドレスが凄く大人っぽくて素敵なんだよね!
マーメイドラインで体の線がはっきり分かるから着こなすのが大変ではあるけど、普段の自分じゃないみたいで嬉しくなっちゃう。
髪は緩く巻いてアップにして垂らす。
ウナジ効果抜群だと思うよ!
化粧はパーティーって事で普段よりはしっかり目で仕上げるけど、昔みたいな魔女メークじゃないよ!
最早鏡の前の私は誰?状態だよ
昔のジュリアンは主に真っ赤な派手めのドレスを好んでよく着飾っていた。
そしてドリル状態の縦巻きロールに魔女みたいな目の周りを真っ黒に塗りつぶしたメイクをしていたが、今思えば無謀の二文字が浮かび上がってくる。
「お嬢様、ケイゴ様がいらっしゃいました。」
何か緊張しちゃう
褒めてくれたら嬉しいな!
ケイゴが到着したようなので出迎える
すると私を見た瞬間笑みを浮かべて目を細める
「へぇ、意外と似合うじゃん!」
これって褒めてるのかな?
「ケイゴの隣に立ってても恥ずかしくない?ドレス似合ってるかな?」
「すげぇ、綺麗だ!」
度直球で返事をするから照れてしまった。
そんな私の様子をソラが嬉しそうに眺めている。
「よ、良かった、、、だってケイゴに恥をかかせる訳にいかないもんね」
「恥なんてかくかよ!全く自分の魅力に気付いてないよな~
あー、誰にも見せたくないな・・・」
褒めてくれてるのは分かるけど、褒められ慣れてないから真っ赤になってしまう
「本当に俺のだって印でもつけときたい」
段々と距離が近づきそのまま私の唇に指先が触れる
ドキドキと心臓があり得ない早さで波打つ
落ち着け私!こんな事ぐらいで動揺してどうするのよ!
もっと大人の魅力で応戦しなきゃ!
でもすぐに白旗をあげちゃった。陥落されちゃったか私!
トロンとなりケイゴに身を委ねようと思って彼の胸に引き込まれそうになると
「心臓がすげぇ事になってる、このままだとお前に陥落されそうだ」
いやいや、ケイゴの方がヤバイ色気が駄々漏れだから!
私の手を掴むと自分の心臓に当てる。
確かに心臓の鼓動が聞こえてきそう
そのまま抱き締められた。
ソラが上機嫌で私の支度をしてくれてる。
ケイゴが衣装を用意してくれたんだけど凄く素敵なんだよね!
ケイゴの瞳の色と同じ淡いアメジストの紫色のドレス!
でもこれって恋人や特定の人に贈るドレスじゃないの?
「ねぇソラ、このドレスの色ってどんな意味があるの?」
私の言葉に興奮しながも嬉しそうに!!
「勿論、お前は俺のモノっていう意味でございます!お嬢様はケイゴ様のモノだから手を出すなって牽制されてるのでしょう!」
「えっ!?そんな大それた意味があるの?嘘だ!ソラの勘違いじゃない?」
私の言葉に、呆れたように話を続ける
「ケイゴ様のお嬢様を見つめる視線はもう愛しい人を見る目ですわ!
完全にお嬢様に恋していらっしゃいます!」
「はあ!?」
思わず間抜けな声をあげてしまう。
「気付いていらっしゃらなかったのですか?」
気付いてるもなにもそんな素振りみえないけど
「はぁ、ケイゴ様に同情致しますわ・・・」
残念な子を見るような目で見ないでよ!
それにしてもこのドレスが凄く大人っぽくて素敵なんだよね!
マーメイドラインで体の線がはっきり分かるから着こなすのが大変ではあるけど、普段の自分じゃないみたいで嬉しくなっちゃう。
髪は緩く巻いてアップにして垂らす。
ウナジ効果抜群だと思うよ!
化粧はパーティーって事で普段よりはしっかり目で仕上げるけど、昔みたいな魔女メークじゃないよ!
最早鏡の前の私は誰?状態だよ
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そしてドリル状態の縦巻きロールに魔女みたいな目の周りを真っ黒に塗りつぶしたメイクをしていたが、今思えば無謀の二文字が浮かび上がってくる。
「お嬢様、ケイゴ様がいらっしゃいました。」
何か緊張しちゃう
褒めてくれたら嬉しいな!
ケイゴが到着したようなので出迎える
すると私を見た瞬間笑みを浮かべて目を細める
「へぇ、意外と似合うじゃん!」
これって褒めてるのかな?
「ケイゴの隣に立ってても恥ずかしくない?ドレス似合ってるかな?」
「すげぇ、綺麗だ!」
度直球で返事をするから照れてしまった。
そんな私の様子をソラが嬉しそうに眺めている。
「よ、良かった、、、だってケイゴに恥をかかせる訳にいかないもんね」
「恥なんてかくかよ!全く自分の魅力に気付いてないよな~
あー、誰にも見せたくないな・・・」
褒めてくれてるのは分かるけど、褒められ慣れてないから真っ赤になってしまう
「本当に俺のだって印でもつけときたい」
段々と距離が近づきそのまま私の唇に指先が触れる
ドキドキと心臓があり得ない早さで波打つ
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もっと大人の魅力で応戦しなきゃ!
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「心臓がすげぇ事になってる、このままだとお前に陥落されそうだ」
いやいや、ケイゴの方がヤバイ色気が駄々漏れだから!
私の手を掴むと自分の心臓に当てる。
確かに心臓の鼓動が聞こえてきそう
そのまま抱き締められた。
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