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創立記念パーティー④
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◇◆創立記念パーティー当日◇◆
お嬢である私も樹里バージョンでパーティーに出席する必要がある。
悩みに悩み、花子バージョンで顔を出したら具合が悪くなるっていう設定でお嬢樹里とバトンタッチする手筈になっている。
「地味子、お前もドレス着ると馬子にも衣装で少しはマトモになるじゃねぇか」
顔を赤らめながら褒めてるのか貶してるのか分からない台詞を吐く俺様。
何が言いたいんだかイマイチ分からないけど
ヤバい!!
もうこんな時間じゃん、マジでもう抜けないと・・・・
「あの、織田さん・・・
具合が悪いので先に早退させて頂けませんか?」
「お前、大丈夫かよ。こっちは俺に任せて帰れ!って誰かに送ってもらうか?」
「タクシー呼ぶから大丈夫です。すみませんが宜しくお願いします。」
そして予め用意していたパーティー会場のホテルの一室へと急いで向かう。
すると、中から・・・
「もう、遅かったじゃないの樹里ちゃん。」
目の前には、ピンクのウィッグを被ったおじさん・・・
いやいや、乙女が立ちすくんでいた。
「河口さん、遅くなってごめんなさい。宜しくお願いします。」
私が頭を下げると、ピンクのウィッグを指でクルクルと回しながら
「大丈夫よ、私に任せておけば可愛く変身させてあげるわ。」
そう言って、乙女の河口の魔法でお嬢樹里が作られていく。
(*乙女の河口…有名なメイクアップアーチスト)
こんな風貌だけど腕は確かなプロのメイクさんである。
それにしても乙女の河口の魔法はいつもながら凄すぎる。
「そう言えば、樹里ちゃんったら凄い変装よね一瞬誰?って思っちゃったわよ」
黒いウィッグを外すと地毛である茶色の更々な髪が飛び出る
「樹里ちゃんの髪は綺麗よね、アレンジしがいがあるわ。」
「ありがとうございます。」
「今日はちょっと大人っぽい感じにするわね。」
髪をクルクル巻いてアップにし後れ毛を流す。
メイクはあくまでナチュラルにして、目元を淡い紫のグラデーションで少しセクシーさも演出する。
口元は、グロスでぷりんと仕上げ
ドレスは、淡い紫のショート丈のカクテルドレスを着せてもらう
可愛らしさと大人っぽさを兼ね備えた出来映えである。
「う~ん、完璧!」
乙女の河口が納得の出来映えって事で自分に酔いしれてる。
「河口さんも、是非パーティー参加して下さい、これ招待状です。」
「勿論、篠原財閥のパーティーですもん行くに決まってるじゃない!」
ピンクのウィッグを指でクルクル回しながら返事をする乙女の河口。
そうと決まれば、スマホで欄丸に連絡する。
「今から河口さんと会場に向かうから迎えに来て!」
「了解。」
会場前で欄丸が待っていた。
流石、イケメン担当だけあってスタイルバッチリ
まるで西洋の貴公子みたいな雰囲気を醸し出してる。
「欄丸お待たせ!」
「やっと来たな。あ、ジュリジュリが着てるドレスって【欄】の新作だよな?
流石、俺がデザインしただけあっていい感じ!」
お嬢である私も樹里バージョンでパーティーに出席する必要がある。
悩みに悩み、花子バージョンで顔を出したら具合が悪くなるっていう設定でお嬢樹里とバトンタッチする手筈になっている。
「地味子、お前もドレス着ると馬子にも衣装で少しはマトモになるじゃねぇか」
顔を赤らめながら褒めてるのか貶してるのか分からない台詞を吐く俺様。
何が言いたいんだかイマイチ分からないけど
ヤバい!!
もうこんな時間じゃん、マジでもう抜けないと・・・・
「あの、織田さん・・・
具合が悪いので先に早退させて頂けませんか?」
「お前、大丈夫かよ。こっちは俺に任せて帰れ!って誰かに送ってもらうか?」
「タクシー呼ぶから大丈夫です。すみませんが宜しくお願いします。」
そして予め用意していたパーティー会場のホテルの一室へと急いで向かう。
すると、中から・・・
「もう、遅かったじゃないの樹里ちゃん。」
目の前には、ピンクのウィッグを被ったおじさん・・・
いやいや、乙女が立ちすくんでいた。
「河口さん、遅くなってごめんなさい。宜しくお願いします。」
私が頭を下げると、ピンクのウィッグを指でクルクルと回しながら
「大丈夫よ、私に任せておけば可愛く変身させてあげるわ。」
そう言って、乙女の河口の魔法でお嬢樹里が作られていく。
(*乙女の河口…有名なメイクアップアーチスト)
こんな風貌だけど腕は確かなプロのメイクさんである。
それにしても乙女の河口の魔法はいつもながら凄すぎる。
「そう言えば、樹里ちゃんったら凄い変装よね一瞬誰?って思っちゃったわよ」
黒いウィッグを外すと地毛である茶色の更々な髪が飛び出る
「樹里ちゃんの髪は綺麗よね、アレンジしがいがあるわ。」
「ありがとうございます。」
「今日はちょっと大人っぽい感じにするわね。」
髪をクルクル巻いてアップにし後れ毛を流す。
メイクはあくまでナチュラルにして、目元を淡い紫のグラデーションで少しセクシーさも演出する。
口元は、グロスでぷりんと仕上げ
ドレスは、淡い紫のショート丈のカクテルドレスを着せてもらう
可愛らしさと大人っぽさを兼ね備えた出来映えである。
「う~ん、完璧!」
乙女の河口が納得の出来映えって事で自分に酔いしれてる。
「河口さんも、是非パーティー参加して下さい、これ招待状です。」
「勿論、篠原財閥のパーティーですもん行くに決まってるじゃない!」
ピンクのウィッグを指でクルクル回しながら返事をする乙女の河口。
そうと決まれば、スマホで欄丸に連絡する。
「今から河口さんと会場に向かうから迎えに来て!」
「了解。」
会場前で欄丸が待っていた。
流石、イケメン担当だけあってスタイルバッチリ
まるで西洋の貴公子みたいな雰囲気を醸し出してる。
「欄丸お待たせ!」
「やっと来たな。あ、ジュリジュリが着てるドレスって【欄】の新作だよな?
流石、俺がデザインしただけあっていい感じ!」
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