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 暗闇の中、彼女がユラユラと揺れている。私の方のロープは体重がかかった瞬間に簡単に解けてしまった。全てが予定通りに進んでいく。私と彼女の幸せな人生が終わった。私の場合は精神的な1人の死であり、彼女の場合は肉体的な死と、精神的な死の両方であった。今日中に飼っているペットに餌を与えるのは難しいだろう。服を着ていないので少し寒い。セックスで火照った身体の熱が、少しずつ夜の寒さに奪われていた。さて、約束通りに彼女の人生は幸せに終わっただろう。小説の中の彼女と私は永遠に愛し合い続ける。誰かが読む度に彼女は私に抱かれる。そして、幸せを感じながら逝く事になる。何度も何度もだ。実際に私の小説を読み聞かせながら、彼女の濡れた割れ目の中を何度も絶頂させた。彼女の事を愛してはいたが、残念な事に彼女が読めるのは小説の途中までだった。

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 彼女はキャバクラ店で働けないようになっていた。私は帰宅すると出勤前の彼女を抱くようになっていた。彼女は抵抗しない。2人の貯金を合わせれば、軽く600万円を超えていた。半分以上は彼女のお金ではあるが、もう嫌々働く必要はない。同じ時間に起きて、同じ時間に寝る事が出来るようになった。それでも部屋は別々のままにしておいた。どんなに好きでもプライベートな空間と時間は大切である。お互い見せたくない部分もある。それに1番の理由は2人が住むには、このマンションの部屋は狭過ぎた。

 職場の先輩に2人目の子供が産まれた。綺麗な奥さんが職場に来る事があるので、何回か見かける事があった。確かに綺麗だと思った。綺麗な顔に、触り心地の良さそうな胸をしていた。ただ、その尻がサイやゾウの尻を想像させる程に大きく、不気味な存在感を出していた。流華の4倍はありそうな肥大した尻を綺麗だとは思えなかった。彼女は店を辞めてから私以外の男に触れられていない。毎日のようにセックスを続けた。新婚の夫婦ならば毎日のようにセックスすると聞いた事がある。彼女の小さな胸と小さなお尻は確かに良かった。もう、膝小僧に性行為の痕跡を付けても気にしなくて済むだろう。流華をベッドに四つん這いにすると、前も後ろも関係なく彼女の穴を辱めて、楽しんだ。

 職場の先輩夫婦が私と彼女の未来の姿かもしれない。彼女は子供を産む事は出来ない。もしも、子供を産む事が出来たのなら、私達は一戸建ての家を30年ローンで購入して、私は30年以上働き続ける事になる。それが楽しいか、楽しくないか、と聞かれたら楽しくはないだろう。彼女のお尻の中にコンドームだけを残して、今度は前の穴に挿入した。細い腰をビクビク震わせて感じているようだった。妊娠しない身体はある意味便利であり、性行為を楽しむだけなら彼女は最高のパートナーだった。刑務所で知り合った、ヤクザの男が言っていたように、確かに薬漬けにして調教するのは楽しいかもしれない。私の場合は少し違うが、やっている事はほとんど同じだった。彼女は私とセックスする事が仕事のようになっていた。そして、彼女はそれを喜んでいた。

 近所のアパートに1人暮らしの女が住んでいた。私と同じ母子家庭だったが、大学院に奨学金を受けて在学していた。年齢も26歳と同じぐらいだった。工学部に所属していて、匂いに関しての研究をしていた。私には内容は理解は出来なかった。専門分野はどうしても理解出来ない。たまにアルバイトで収入を得ていたようだが、大学で研究しながらの生活は大変だとしか思えなかった。わざわざ苦難な道を進む意味が分からなかった。この女の人生も、私の可能性の1つだったのかもしれない。あの時に大学に進学していれば、この女と一緒だったかもしれない。勉強して勉強して、それでも良い会社に入れるとは限らない。そもそも良い会社が分からない。求人票には月に100万円を超える仕事もある。車のエンジンを開発する仕事だった。材料と道具と知識がなければ開発する事は出来ないだろう。お金も人の手助けも必要だろう。そこまで努力して何を得ようとするのか理解が出来なかった。私が理解出来るのは、どんなに頭が良くても、彼女が雌であり、私が雄である事だけだった。

 お金には困っていないのだろう。母子家庭でも裕福な家はあるのかもしれない。女の研究者は眼鏡をかけた黒髪のブスをイメージするが、彼女は違った。明るいブロンドヘアにブランドの服を着ていた。彼女の見た目だけで職業を当てるなら、美容師と答えていただろう。それでも名前だけはありきたりな平凡な名前だった。何処にでもいる平凡な山田だった。名前を隠す必要もない山田メスだった。頭で理解出来ないのなら、身体で教えるしかなかった。アルバイト帰りの山田を自宅近くの駐車場でレイプした。包丁で脅して残酷な言葉で罵る。ビデオカメラで撮影した卑猥な姿を大学にばら撒くと脅した。脅して何度もレイプした。自宅に上がり込んでレイプした。何度もレイプして脅して、やっと抵抗する事を諦めた。死んだ目をして、私に好きなように抱かれる事を選んだ。それでも大学を辞めようとはしなかった。今までに死ぬ程、頑張ったのだろう。この程度の事で諦めたら、全てが無駄になってしまうのだろう。その信念がとにかく嫌いで圧し折りたいと思う事しか出来なかった。

 女は馬鹿な方がいい。自分よりも賢い女は操る事が出来ない。それは男も同じ事だった。自分よりも賢く、強い人間は一杯いる。それを認めずに自分が世界で1番賢く、強いと本気で思っているようならば、馬鹿ではない。知らないだけである。私は知っている。知っているから出来る事がある。山田を森の中の廃墟に連れて行くと、そこでレイプした。今日は初めて中に出した。信じられない顔で山田は私を見るが、もう気にする必要はない。山田を監禁する事に決めた。私も実験は好きな方だ。私と同じ年齢で私よりも賢い。そして、私よりは腕力は弱い。条件はピッタリである。問題は若い女が理由もなく行方不明になると警察が動く。それは非常に面倒な事になる。それにここ以外の監禁場所も必要になる。廃墟とはいえ、私有地だった。人が絶対に来ない場所、人に見つからない場所が必要だった。やはり、流華には死んでもらうしかなさそうだった。手錠で両手足を動けないようにして、水と菓子パンを食べさせて山田を放置する事にした。自宅に帰ると流華を抱いた。抱きながら一緒に死んでくれとお願いした。流石に理由は聞きたいらしい。本当の理由は言えないが、彼女が納得する理由を用意する事は出来るだろう。私の過去を話した。許されざる過去を、誰にも知られていない過去を話した。誰かに1つでも知られれば無期刑は確実だろう。全てが知られれば死刑も考えられる。いや、死刑でも足りないかもしれない。それでも、彼女は最後まで聞いてくれた。最後まで聞いてから頷いてくれた。

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