スライム倒して4ゴールド！大好きなお姉さんを1000万ゴールドで買取ります！【①】

第42話 『219号室』

　学校の掃除が終われば帰れます。でも、何人かの友達が明日、遊ぼうと僕とラルフ君を誘います。僕はいつものように勉強で忙しいと断りましたが、ラルフ君が余計なことを言います。

　ラルフ「駄目だ駄目だ(*´∇｀*)俺とカイルは、しばらくは遊べない女子中学生の彼女とデートで忙しいんだよ！はぁ～(何)？名前なんて知らねぇよ(泣)！教えてくれないんだよ(怒)！だから自分達で見つけるしかないだろう！お前らもピンクの髪のお姉さんを何処かで見かけたら教えろよ！出来れば家まで」

　マックス「(;´д｀)それストーカーだよ！さすがに犯罪だよ。僕達を巻き込まないでよ。この前の歓楽街の事も親にバレて凄く怒られたんだから(怒)！ラルフ君が大声で話すからクラスの女子が親に話して、その親が僕の親に話したんだよ(泣)！おかげでお小遣いが1ゴールド減らされたんだから！」とラルフ君の言葉を遮って次々に苦情が飛び交いますが、僕の事もパパとママに知られているのかなぁ？だとしたら、僕のお小遣いも1ゴールド減らされるの？

　ラルフ「(*´∇｀*)恋と冒険にはスリルとサスペンスとリスクが不可欠なんだよ♬これから歓楽街にもカトレアさんを探しに行くけど、 お前らも来ないか？親が怖くて恋は出来ないぜ！」と友達は『どうする、どうする？』と迷っていますが、誰も行きたくないようです。仕方ない、僕の出番です！

　カイル「(`0`)駄目だよ無理に誘ったら、僕なんかこの前、悪い組長さんにぶつかっただけでお金を取られそうになったんだよ！持ってないって言ったら、だったら落とし前に右腕か左腕のどっちか1本置いて行けって、斬られそうになったんだから、行くならお金持って行かないと危ないよ！ねぇ、みんないくら持っているの？」と朝、ラルフ君に貰った小袋を取り出して、中に入っている44ゴールドをジャラジャラと鳴らしてみんなに聞きました。

　ロビン「∑(ﾟДﾟ)真面目なカイルまで、ラルフに毒されてるぞ！今日はいいけど、いつまでもそんな事やっていると、いつかとんでもない目に遭うからな！みんな、行こうぜ！」と3人の友達が被害者の僕に哀れみの視線を送りますが、本当の被害者はラルフ君です。勘違いしてくれているので僕は誤解は解きませんでした。

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　歓楽街の中でランドセルを持っていると変に目立つので、ランドセルは学校に隠して来ました。僕のランドセルは茶色、ラルフ君のランドセルは黒色です。とりあえずはミレイお姉さんの暮らしているはずの三階建ての建物に向かいます。ここには多くの女の人が暮らしているらしく、入り口には用心棒の男が1人暇そうに立っていました。

　カイル「あの～(;´д｀)すみません？ミレイお姉さんに会いたいんですけど、居ますか？」

　？「んんっ(・・?)見た顔だな？……ああ！親分に喧嘩売った小僧じゃないか(笑)！この時間にはいるぞ！だいたい朝から昼ぐらいまで働いて、残り時間は部屋で自由にしているよ！売り物になる女を長時間働かせて、手足を太くする意味ないからな！確か『219号室』にいるはずだから、勝手に上がっていいけど、2人部屋だからその辺は気を使えよ(注意)！」とこの棍棒を持っている、おじさんはニコと呼ばれています。ニコニコしているからと思っていましたが違うようです。詳しくは知りたくないので、ミレイお姉さんの部屋にラルフ君と2人で向かいました。