4 / 10
Ⅳ
しおりを挟む
「いいか、街を出てしばらく進むと川がある。その川で石を拾うのがお前の仕事だ」
床に置いた一枚の紙を指で叩きながら、ベルストロが説明を始めた。
「ふむ、その石は投石用というわけか。だとしたら、硬くて投げやすいのが千個は必要だな」
「要らねえよ。三十個って書いてるだろうが。とにかく色が綺麗で形が面白いのだ。観賞用だと思って珍しいのを拾うんだな」
「観賞用だと? 石を見て何になる?」
石と言えば投石だ。石の利用価値など投げる以外にない。
石を鑑賞して喜んでいる奴がいるなら、そいつの方が鑑賞に値する。
「知らねえよ。とにかく石集めたら、道を街に向かって引き返せ。キチンと集められていたらギルドが【無級】の冒険者カードをくれる。言っとくがこのクエストで報酬は出ねえからな。仕事が出来るかどうかの試験で、報酬が登録料になるからな」
「なるほど、そういうことか。いいだろう、やってやる」
面白い。ようやく理解した。
おかしな仕事だと思ったが、どうやらこれは腕試しらしい。
つまりこの程度の仕事も出来ないようなら役立たずということだ。
石拾いなどガキの遊びみたいなものだが、仕事とは所詮は遊びの延長だ。
喧嘩と戦争の違いと同じで、やることは相手を倒すというただ一点でしかない。
そこに金が絡めば仕事、絡まなければ遊びという具合だ。
「さてと、脳筋の相手はもう十分だろ。ハインズ、ジャルマ、コール、作戦会議と行こうか。今回は初の『銀級ダンジョン』だ。全員準備は万全だろうがしっかり最終確認しておけよ。もしも足りない物があったら、今なら脳筋送るついでに街に引き返せるからな」
「言われるまでもない。最初の一回目だ。準備は万全、これで失敗するようなら全員鍛え直しだ」
「もういい、銅級ダンジョンは……駄目な時は銀級で鍛えよう」
「そうそう。宝箱の装備品でも狙った方がマシっすよ。年齢的に鍛えるのも限界ですって」
「二十四で限界って、限界早過ぎだろ。せめて四十まで頑張れ」
「無理無理、冒険者は三十までですって。あとは田舎で衛兵やって、そのまま平穏な老後ですね」
「夢の無い奴だな。せめて王宮の上級兵士ぐらい言えないのかよ」
「そんなの三十手前のハインズさんを見れば、不可能なのは分かりますって!」
「違いねぇ——」
「「「ガッハハハ!」」」
「コール、テメェー! 俺はまだ二十八だ! あと二年あれば下級兵士ぐらいなれるんだよ!」
……こいつはまた盛大な死亡フラグを立ててやがる。
黙って四人の話を聞いていたが、老後の話をした剣闘士はほぼ確実に死ぬ。
というか俺が殺した。容赦なく殺した。
だが、ここは天国だ。
多少とはいえ世話になった連中が死ぬのは目覚めが悪い。
ここは手助けするのが——
「おーい、そろそろ川に着くぞ。降りる準備はいいか?」
四人への世話になった礼を考えていたら、御者が呑気な声で知らせてきた。
「おっと、もう着いたか。じゃあ脳筋、頑張れよ」
「風邪引くんじゃねえぞ」
「……ああ、そうしよう」
御者の声に反応した二人がそれぞれ、別れの挨拶を言ってきた。
降りることは降りるが、石ころ拾いに時間をかけるつもりはない。
馬車が石橋の上で止まったので飛び降りると、長さ五メートルほどの石橋の下を川が流れていた。
膝下ほどの浅い川で透き通るように綺麗だ。川底までハッキリ見える。
川底には五~七センチ程度の石ころが散乱している。
この中から三十個の石を拾うわけだが……
「「ヒヒーン」」
「あ~、余計な荷物が減ってスッキリした」
「ちょっと、まだ聞こえますって。離れてから言いましょうよ」
まあ、こうなるな。用は済んだと馬車が走り出した。
では、置いて行かれないように素早く拾って乗り込むとしよう。
「セイィ!」
白シャツを素早く脱ぐと、シャツの中に両腕を突っ込んで、石橋から川に飛び込んだ。
バシャンと水飛沫が盛大に舞い、両足が冷たい水に浸かった。
このままチマチマと石ころを一つ一つ拾うつもりはない。
「フンッ!」
両腕に気合いを入れると、川底の石ころをシャツをスコップ代わりにすくい取った。
丈夫なシャツだ。ザッと二百~三百個といったところだろうか。
これだけあれば問題あるまい。
石ころが落ちないように両腕を抜いてシャツを丸めると、高く飛び上がって石橋の上に着地した。
馬車との距離は百メートルちょっと。この程度なら楽に追いつける。
左肩に石ころシャツを担ぐと馬車に向かって走った。
ドッドッドッ——
「ん? 何か足音聞こえないか?」
「馬の足音だろ」
馬車の荷台まであと少し。右手を伸ばして荷台を掴むと一気に荷台の中に飛び込んだ。
「待たせたな」
ドスンと荷台の床に着地すると四人に言った。
「「「ふぁああああつつ‼︎」」」
「——って、この脳筋! 脅かすんじゃねえ!」
何故だか悲鳴が上がり、右肩をベルストロに軽く叩かれた。
「すまぬ」と謝ってみたが、走っている馬車に飛び乗るのはローマでは普通だ。
おそらく濡れた靴とズボンが問題なのだろう。荷台が濡れてしまっている。
確かにこれは悪いな。これでは寝転べない。
「ふぅー、それより何で……いや、分かった。そのシャツの中に石が入ってんだな」
灰色髪の老け顔ひげ男(確かハインズだったな)が俺を指差して何か訊こうとしていたが、何やら一人で納得している。
「その通りだ。三十個以上は確実にある」
「何、堂々としてんだよ。量より質なんだよ。その前に街に帰れよ。何で乗り込んでんだよ」
「俺なりの礼儀だ。このままではお前達は死ぬ。その銀級ダンジョンとやらで借りを返させてもらおう」
「何が礼儀だ。絶賛迷惑中だ、この野朗。さっさと飛び降りるのが一番の礼儀だって身体に教えてやろうか」
「まあまあ、叩き落とすのは石ころ見た後でもいいだろ。きっとどれがいいのか分からなかっただけなんだよな?」
「……ん? 何だ?」
靴を脱いで、ベルストロの話を聞き流しながら靴に入った水を外に捨てていると、何やらハインズが聞いてきた。
よく分からんが、何か用があるらしい。
「て、てめ、このクソ脳筋……!」
「駄目だ、ハインズ、落ち着け! 殴ったら負けだぞ! 相手は脳筋だ!」
今度は真っ赤な顔で拳を振り上げている。
それをベルストロが止めているが、どうやら怒っているらしい。
よく分からんが、怒っているなら謝るとしよう。
「よく分からんがすまん。悪かったな」
「これ、絶対悪いと思ってないですよ。態度がそう言ってます」
「だな。さっさとシャツ貸せよ。この石ころ拾いは性格診断になってんだ。俺達が診断してやるよ」
「ほぉー、それは助かる。では、頼もうか」
石ころなど正直どうでもいいが、仕事を手伝ってくれるらしい。
やはり謝った効果はあったようだ。
丸めたシャツを解いて、床の真ん中に広げてみた。
「あー、まさしく脳筋だな。コイツに薬草採取させたら、森の草全部刈ってくるぞ。森全滅だよ」
「だな。採取系は出禁確定だ。ほら、石ころのはずなのに草が混じっている。ホント、凄えよ」
「ちょっと見てくださいよ。錆びた釣り針ありましたよ」
「やべぇな。さっきから俺達の常識が覆されっぱなしだ。俺達の頭がどうにかなりそうだぜ」
「大丈夫。イカれているのは一人しかいない」
石ころの中を四人がいじくり回し、楽しそうに笑い合っている。
どうやら問題ないどころか、かなり良いらしい。大成功というやつだ。
「そんなに褒められると照れるな」
「……褒めてねえよ。貶してんだよ。てめぇ、これギルドに持っていったら確実に追い出されるぞ。冒険者なれねえぞ」
「うっ、それは困るな。どこが悪かったんだ?」
思わず照れてしまっていたが、大成功ではなく大失敗だったらしい。
確かに人の失敗と不幸は笑い話の定番だ。だが、大失敗はまずい。
「全部だよ、全部。普通は石ころ拾ってこいって言ったら、石ころしか拾ってこないんだよ」
「そうか、これがいけなかったのか」
急ぐあまりに余計な物まで持ってきたのがまずかったらしい。
釣り針を摘むと外に捨ててやった。これで問題は消えた。
床に置いた一枚の紙を指で叩きながら、ベルストロが説明を始めた。
「ふむ、その石は投石用というわけか。だとしたら、硬くて投げやすいのが千個は必要だな」
「要らねえよ。三十個って書いてるだろうが。とにかく色が綺麗で形が面白いのだ。観賞用だと思って珍しいのを拾うんだな」
「観賞用だと? 石を見て何になる?」
石と言えば投石だ。石の利用価値など投げる以外にない。
石を鑑賞して喜んでいる奴がいるなら、そいつの方が鑑賞に値する。
「知らねえよ。とにかく石集めたら、道を街に向かって引き返せ。キチンと集められていたらギルドが【無級】の冒険者カードをくれる。言っとくがこのクエストで報酬は出ねえからな。仕事が出来るかどうかの試験で、報酬が登録料になるからな」
「なるほど、そういうことか。いいだろう、やってやる」
面白い。ようやく理解した。
おかしな仕事だと思ったが、どうやらこれは腕試しらしい。
つまりこの程度の仕事も出来ないようなら役立たずということだ。
石拾いなどガキの遊びみたいなものだが、仕事とは所詮は遊びの延長だ。
喧嘩と戦争の違いと同じで、やることは相手を倒すというただ一点でしかない。
そこに金が絡めば仕事、絡まなければ遊びという具合だ。
「さてと、脳筋の相手はもう十分だろ。ハインズ、ジャルマ、コール、作戦会議と行こうか。今回は初の『銀級ダンジョン』だ。全員準備は万全だろうがしっかり最終確認しておけよ。もしも足りない物があったら、今なら脳筋送るついでに街に引き返せるからな」
「言われるまでもない。最初の一回目だ。準備は万全、これで失敗するようなら全員鍛え直しだ」
「もういい、銅級ダンジョンは……駄目な時は銀級で鍛えよう」
「そうそう。宝箱の装備品でも狙った方がマシっすよ。年齢的に鍛えるのも限界ですって」
「二十四で限界って、限界早過ぎだろ。せめて四十まで頑張れ」
「無理無理、冒険者は三十までですって。あとは田舎で衛兵やって、そのまま平穏な老後ですね」
「夢の無い奴だな。せめて王宮の上級兵士ぐらい言えないのかよ」
「そんなの三十手前のハインズさんを見れば、不可能なのは分かりますって!」
「違いねぇ——」
「「「ガッハハハ!」」」
「コール、テメェー! 俺はまだ二十八だ! あと二年あれば下級兵士ぐらいなれるんだよ!」
……こいつはまた盛大な死亡フラグを立ててやがる。
黙って四人の話を聞いていたが、老後の話をした剣闘士はほぼ確実に死ぬ。
というか俺が殺した。容赦なく殺した。
だが、ここは天国だ。
多少とはいえ世話になった連中が死ぬのは目覚めが悪い。
ここは手助けするのが——
「おーい、そろそろ川に着くぞ。降りる準備はいいか?」
四人への世話になった礼を考えていたら、御者が呑気な声で知らせてきた。
「おっと、もう着いたか。じゃあ脳筋、頑張れよ」
「風邪引くんじゃねえぞ」
「……ああ、そうしよう」
御者の声に反応した二人がそれぞれ、別れの挨拶を言ってきた。
降りることは降りるが、石ころ拾いに時間をかけるつもりはない。
馬車が石橋の上で止まったので飛び降りると、長さ五メートルほどの石橋の下を川が流れていた。
膝下ほどの浅い川で透き通るように綺麗だ。川底までハッキリ見える。
川底には五~七センチ程度の石ころが散乱している。
この中から三十個の石を拾うわけだが……
「「ヒヒーン」」
「あ~、余計な荷物が減ってスッキリした」
「ちょっと、まだ聞こえますって。離れてから言いましょうよ」
まあ、こうなるな。用は済んだと馬車が走り出した。
では、置いて行かれないように素早く拾って乗り込むとしよう。
「セイィ!」
白シャツを素早く脱ぐと、シャツの中に両腕を突っ込んで、石橋から川に飛び込んだ。
バシャンと水飛沫が盛大に舞い、両足が冷たい水に浸かった。
このままチマチマと石ころを一つ一つ拾うつもりはない。
「フンッ!」
両腕に気合いを入れると、川底の石ころをシャツをスコップ代わりにすくい取った。
丈夫なシャツだ。ザッと二百~三百個といったところだろうか。
これだけあれば問題あるまい。
石ころが落ちないように両腕を抜いてシャツを丸めると、高く飛び上がって石橋の上に着地した。
馬車との距離は百メートルちょっと。この程度なら楽に追いつける。
左肩に石ころシャツを担ぐと馬車に向かって走った。
ドッドッドッ——
「ん? 何か足音聞こえないか?」
「馬の足音だろ」
馬車の荷台まであと少し。右手を伸ばして荷台を掴むと一気に荷台の中に飛び込んだ。
「待たせたな」
ドスンと荷台の床に着地すると四人に言った。
「「「ふぁああああつつ‼︎」」」
「——って、この脳筋! 脅かすんじゃねえ!」
何故だか悲鳴が上がり、右肩をベルストロに軽く叩かれた。
「すまぬ」と謝ってみたが、走っている馬車に飛び乗るのはローマでは普通だ。
おそらく濡れた靴とズボンが問題なのだろう。荷台が濡れてしまっている。
確かにこれは悪いな。これでは寝転べない。
「ふぅー、それより何で……いや、分かった。そのシャツの中に石が入ってんだな」
灰色髪の老け顔ひげ男(確かハインズだったな)が俺を指差して何か訊こうとしていたが、何やら一人で納得している。
「その通りだ。三十個以上は確実にある」
「何、堂々としてんだよ。量より質なんだよ。その前に街に帰れよ。何で乗り込んでんだよ」
「俺なりの礼儀だ。このままではお前達は死ぬ。その銀級ダンジョンとやらで借りを返させてもらおう」
「何が礼儀だ。絶賛迷惑中だ、この野朗。さっさと飛び降りるのが一番の礼儀だって身体に教えてやろうか」
「まあまあ、叩き落とすのは石ころ見た後でもいいだろ。きっとどれがいいのか分からなかっただけなんだよな?」
「……ん? 何だ?」
靴を脱いで、ベルストロの話を聞き流しながら靴に入った水を外に捨てていると、何やらハインズが聞いてきた。
よく分からんが、何か用があるらしい。
「て、てめ、このクソ脳筋……!」
「駄目だ、ハインズ、落ち着け! 殴ったら負けだぞ! 相手は脳筋だ!」
今度は真っ赤な顔で拳を振り上げている。
それをベルストロが止めているが、どうやら怒っているらしい。
よく分からんが、怒っているなら謝るとしよう。
「よく分からんがすまん。悪かったな」
「これ、絶対悪いと思ってないですよ。態度がそう言ってます」
「だな。さっさとシャツ貸せよ。この石ころ拾いは性格診断になってんだ。俺達が診断してやるよ」
「ほぉー、それは助かる。では、頼もうか」
石ころなど正直どうでもいいが、仕事を手伝ってくれるらしい。
やはり謝った効果はあったようだ。
丸めたシャツを解いて、床の真ん中に広げてみた。
「あー、まさしく脳筋だな。コイツに薬草採取させたら、森の草全部刈ってくるぞ。森全滅だよ」
「だな。採取系は出禁確定だ。ほら、石ころのはずなのに草が混じっている。ホント、凄えよ」
「ちょっと見てくださいよ。錆びた釣り針ありましたよ」
「やべぇな。さっきから俺達の常識が覆されっぱなしだ。俺達の頭がどうにかなりそうだぜ」
「大丈夫。イカれているのは一人しかいない」
石ころの中を四人がいじくり回し、楽しそうに笑い合っている。
どうやら問題ないどころか、かなり良いらしい。大成功というやつだ。
「そんなに褒められると照れるな」
「……褒めてねえよ。貶してんだよ。てめぇ、これギルドに持っていったら確実に追い出されるぞ。冒険者なれねえぞ」
「うっ、それは困るな。どこが悪かったんだ?」
思わず照れてしまっていたが、大成功ではなく大失敗だったらしい。
確かに人の失敗と不幸は笑い話の定番だ。だが、大失敗はまずい。
「全部だよ、全部。普通は石ころ拾ってこいって言ったら、石ころしか拾ってこないんだよ」
「そうか、これがいけなかったのか」
急ぐあまりに余計な物まで持ってきたのがまずかったらしい。
釣り針を摘むと外に捨ててやった。これで問題は消えた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
深刻な女神パワー不足によりチートスキルを貰えず転移した俺だが、そのおかげで敵からマークされなかった
ぐうのすけ
ファンタジー
日本の社会人として暮らす|大倉潤《おおくらじゅん》は女神に英雄【ジュン】として18才に若返り異世界に召喚される。
ジュンがチートスキルを持たず、他の転移者はチートスキルを保持している為、転移してすぐにジュンはパーティーを追放された。
ジュンは最弱ジョブの投資家でロクなスキルが無いと絶望するが【経験値投資】スキルは規格外の力を持っていた。
この力でレベルを上げつつ助けたみんなに感謝され、更に超絶美少女が俺の眷属になっていく。
一方俺を追放した勇者パーティーは横暴な態度で味方に嫌われ、素行の悪さから幸運値が下がり、敵にマークされる事で衰退していく。
女神から英雄の役目は世界を救う事で、どんな手を使っても構わないし人格は問わないと聞くが、ジュンは気づく。
あのゆるふわ女神の世界管理に問題があるんじゃね?
あの女神の完璧な美貌と笑顔に騙されていたが、あいつの性格はゆるふわJKだ!
あいつの管理を変えないと世界が滅びる!
ゲームのように普通の動きをしたら駄目だ!
ジュンは世界を救う為【深刻な女神力不足】の改善を進める。
念のためR15にしてます。
カクヨムにも先行投稿中
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし〜
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?
みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。
なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。
身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。
一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。
……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ?
※他サイトでも掲載しています。
※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる