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第四章
第5話『勇者育成計画』
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「リランは私と弟のスキルを使って、自分を捨てた国に復讐するつもりなの。弟のスキル『勇気』を鍛えてね」
「えっ? 『勇気』がスキルなの? 確かに何事にも勇気は必要だけど……」
助けて欲しい事情を聞き始めましたが、早速、どうでもいいスキルが出てきました。
勇気があれば、何でも出来るという訳ではないですが、民衆に勇気を与えて、革命運動を起こさせるなら、話は別です。剣聖と賢者を残して、国民全員が国から出て行けば、もう国ではありません。
けれども、とても現実的な復讐方法とは思えません。
「言いたい事は分かっている。弟だけなら無害なスキルだけど、母様のスキルと組み合わせたら、強力なスキルに覚醒してしまう。そうなったら、剣聖と賢者とも互角以上の勝負が出来るようになる」
ディアナは弟のスキルが覚醒する前提で話しています。
そして、覚醒したらどうなるのか分かっているようです。
ウォルターの記憶を見たように、未来も見えているのかもしれません。
「母さんもスキル持ちだったんだ……聞いた事はないけど、どんなスキルなの?」
「母様のスキルは『育てる』。触る事で発動するから、お腹にいる時から、スキルはずっと発動させられている状態なの。普通は産まれて来る子供全員が、スキルを持って産まれる事は珍しい。母様のスキルのお陰なのは間違いないと思う」
「そうなんだ。僕のスキルは母さんのお陰なんだ……母さんが、いつも僕を守ってくれてたんだね。気づけなくて、ごめんね。母さん」
ウォルターはそう思うと、離れている間もずっと近くで守っていてくれた、スキル『泳ぐ』に静かに感謝しました。
「……話を続けていい?」
「ああっ、ごめん。いいけど、母さんのスキルは『育てる』、何だよね? つまりは母さんのスキルを使って、コンラッドの『勇気』を育てているって事でいいんだよね?」
ディアナが話を再開しようとしていましたが、ウォルターには話の続きが大体分かってしまいました。
自分が予想した事を話すと、ディアナに聞いてみました。
「正解。リランの計画通り進めば、コンラッドが十二歳の時に『勇気』は『勇者』に覚醒する。そうなれば、剣と魔法を使える英雄が誕生する。そして、母様とコンラッドを連れて、横暴の限りを尽くす剣聖と賢者を倒させる。コンラッドはそのまま二人の王子がいなくなった、ロムルス王国の王様になるという流れだよ」
気が遠くなるような復讐計画です。コンラッドが勇者に覚醒するまで約十五年。
その後、満足に戦えるようになるまで約五年ぐらいだとすると、二十年をかけた復讐になります。
しつこい奴だと思うべきか、そこまでしないと勝てないような相手なのか……多分、後者です。
それだけ、剣聖と賢者は強力な相手なのでしょう。
「でも、そういう計画なら協力しなければいいんじゃない? スキルが覚醒しなければ、勇気のままなんだから。計画は破綻するよ」
ウォルターはリランの計画の穴を見つけて言いました。
でも、リランの計画に穴はなかったようです。
「それは難しいの。リランが屋敷に強い用心棒をたくさん集めている理由は、私達が逃げ出さないように監視する為だから。コンラッドが勇者に覚醒したら、母様を人質にして、言う事を聞かせる予定なの。それに父様も悪い王子二人に支配された王国を救うんだって、リランに協力しているの。父様は良い人だから……」
つまりは城の外と中から常に監視されている状態です。
リランと小太り王様の復讐と正義という異なる目的を達成するまでは、王妃も王女も王子も自由がないという事です。だから、ディアナは城から逃げ出すのに、ウォルターに協力して欲しいと頼んだようです。
「ごめん。ディアナの事情は分かったけど、僕にはどうする事も出来ないよ。王様を説得した方がいいと思うよ」
あの人柄が良い王様ならば、可愛い娘の頼みならば断りません。
でも、それも駄目なようです。だとしたら、もう打つ手はありません。
「それは無理。父様は説得できるけど、そうすると父様が殺されてしまう。だって、母様はロムルス王国の元王妃だから、父様が連れ去った事にされたら、結局は剣聖と賢者と戦う事になる。リランはそういう事を平気でする人間だから……」
話を聞く限り小太り王様もほとんど人質のようなものです。
つまりはどう足掻いても、リランの復讐劇に付き合わないといけないみたいです。
ウォルターは悩んで悩んで悩みましたが、まったく名案が出て来ません。
「はぁ……王様も駄目なのか。リランを何とかするしかないとは思うけど、手下の一人にも勝てないし……」
「兄様、聞いて。私が兄様に協力して欲しい事は、リランとロデリックの二人を倒す事だよ。この二人がいなくなれば、問題は無くなるんだから」
悩んでいるウォルターにディアナが助け船を出して来ました。
ディアナが強力なスキルを持っているなら、倒すのに協力者は不要です。
泥舟に乗せられて、一緒に倒されるのは嫌です。ウォルターは乗船を拒否しました。
「いやいや、それが出来れば苦労はしないけど、僕の力だと、門番一人も倒せないから無理だよ」
「大丈夫。私には兄様が勝てる姿が見えているから」
「いやいや、本当に無理だって! 海の中なら勝てるけど、陸の上だと絶対に無理だって!」
ウォルターは必死に勝てないと否定します。実力差は戦ったので知っています。
雇った凄腕冒険者達もロデリック一人に敗れました。ウォルターの実力では絶対に勝てません。
それだけは自信を持って言えます。
「確かに今の兄様だと百回戦って、百回負ける。そんなのは分かっている。でも、私のスキルと母様のスキルを使えば、可能性が見えてくる。兄様は私と母様を信じて、協力してくれるだけでいいから」
「信じるか。本当に信じるだけで助けられるなら……やってみようかな」
「兄様なら、そう言ってくれると信じていた。多分、勝てるから信じて頑張って」
多分という言葉は不吉ですが、絶対に勝てると言われるよりは信用できます。
ウォルターは妹の言葉と母親を信じる事に決めました。
「えっ? 『勇気』がスキルなの? 確かに何事にも勇気は必要だけど……」
助けて欲しい事情を聞き始めましたが、早速、どうでもいいスキルが出てきました。
勇気があれば、何でも出来るという訳ではないですが、民衆に勇気を与えて、革命運動を起こさせるなら、話は別です。剣聖と賢者を残して、国民全員が国から出て行けば、もう国ではありません。
けれども、とても現実的な復讐方法とは思えません。
「言いたい事は分かっている。弟だけなら無害なスキルだけど、母様のスキルと組み合わせたら、強力なスキルに覚醒してしまう。そうなったら、剣聖と賢者とも互角以上の勝負が出来るようになる」
ディアナは弟のスキルが覚醒する前提で話しています。
そして、覚醒したらどうなるのか分かっているようです。
ウォルターの記憶を見たように、未来も見えているのかもしれません。
「母さんもスキル持ちだったんだ……聞いた事はないけど、どんなスキルなの?」
「母様のスキルは『育てる』。触る事で発動するから、お腹にいる時から、スキルはずっと発動させられている状態なの。普通は産まれて来る子供全員が、スキルを持って産まれる事は珍しい。母様のスキルのお陰なのは間違いないと思う」
「そうなんだ。僕のスキルは母さんのお陰なんだ……母さんが、いつも僕を守ってくれてたんだね。気づけなくて、ごめんね。母さん」
ウォルターはそう思うと、離れている間もずっと近くで守っていてくれた、スキル『泳ぐ』に静かに感謝しました。
「……話を続けていい?」
「ああっ、ごめん。いいけど、母さんのスキルは『育てる』、何だよね? つまりは母さんのスキルを使って、コンラッドの『勇気』を育てているって事でいいんだよね?」
ディアナが話を再開しようとしていましたが、ウォルターには話の続きが大体分かってしまいました。
自分が予想した事を話すと、ディアナに聞いてみました。
「正解。リランの計画通り進めば、コンラッドが十二歳の時に『勇気』は『勇者』に覚醒する。そうなれば、剣と魔法を使える英雄が誕生する。そして、母様とコンラッドを連れて、横暴の限りを尽くす剣聖と賢者を倒させる。コンラッドはそのまま二人の王子がいなくなった、ロムルス王国の王様になるという流れだよ」
気が遠くなるような復讐計画です。コンラッドが勇者に覚醒するまで約十五年。
その後、満足に戦えるようになるまで約五年ぐらいだとすると、二十年をかけた復讐になります。
しつこい奴だと思うべきか、そこまでしないと勝てないような相手なのか……多分、後者です。
それだけ、剣聖と賢者は強力な相手なのでしょう。
「でも、そういう計画なら協力しなければいいんじゃない? スキルが覚醒しなければ、勇気のままなんだから。計画は破綻するよ」
ウォルターはリランの計画の穴を見つけて言いました。
でも、リランの計画に穴はなかったようです。
「それは難しいの。リランが屋敷に強い用心棒をたくさん集めている理由は、私達が逃げ出さないように監視する為だから。コンラッドが勇者に覚醒したら、母様を人質にして、言う事を聞かせる予定なの。それに父様も悪い王子二人に支配された王国を救うんだって、リランに協力しているの。父様は良い人だから……」
つまりは城の外と中から常に監視されている状態です。
リランと小太り王様の復讐と正義という異なる目的を達成するまでは、王妃も王女も王子も自由がないという事です。だから、ディアナは城から逃げ出すのに、ウォルターに協力して欲しいと頼んだようです。
「ごめん。ディアナの事情は分かったけど、僕にはどうする事も出来ないよ。王様を説得した方がいいと思うよ」
あの人柄が良い王様ならば、可愛い娘の頼みならば断りません。
でも、それも駄目なようです。だとしたら、もう打つ手はありません。
「それは無理。父様は説得できるけど、そうすると父様が殺されてしまう。だって、母様はロムルス王国の元王妃だから、父様が連れ去った事にされたら、結局は剣聖と賢者と戦う事になる。リランはそういう事を平気でする人間だから……」
話を聞く限り小太り王様もほとんど人質のようなものです。
つまりはどう足掻いても、リランの復讐劇に付き合わないといけないみたいです。
ウォルターは悩んで悩んで悩みましたが、まったく名案が出て来ません。
「はぁ……王様も駄目なのか。リランを何とかするしかないとは思うけど、手下の一人にも勝てないし……」
「兄様、聞いて。私が兄様に協力して欲しい事は、リランとロデリックの二人を倒す事だよ。この二人がいなくなれば、問題は無くなるんだから」
悩んでいるウォルターにディアナが助け船を出して来ました。
ディアナが強力なスキルを持っているなら、倒すのに協力者は不要です。
泥舟に乗せられて、一緒に倒されるのは嫌です。ウォルターは乗船を拒否しました。
「いやいや、それが出来れば苦労はしないけど、僕の力だと、門番一人も倒せないから無理だよ」
「大丈夫。私には兄様が勝てる姿が見えているから」
「いやいや、本当に無理だって! 海の中なら勝てるけど、陸の上だと絶対に無理だって!」
ウォルターは必死に勝てないと否定します。実力差は戦ったので知っています。
雇った凄腕冒険者達もロデリック一人に敗れました。ウォルターの実力では絶対に勝てません。
それだけは自信を持って言えます。
「確かに今の兄様だと百回戦って、百回負ける。そんなのは分かっている。でも、私のスキルと母様のスキルを使えば、可能性が見えてくる。兄様は私と母様を信じて、協力してくれるだけでいいから」
「信じるか。本当に信じるだけで助けられるなら……やってみようかな」
「兄様なら、そう言ってくれると信じていた。多分、勝てるから信じて頑張って」
多分という言葉は不吉ですが、絶対に勝てると言われるよりは信用できます。
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