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王様ルート★
最終話★ たった三週間の新婚生活
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動かなくなった南に私は何をするべきか。一緒に死んであげるのが、正しい判断だと思う。一緒に死んで誰かに発見される。そして、燃やされて別々の墓に入れられる事になる。それで終わる。それが一番綺麗で正しい流れだ。
赤い浴槽の水底に沈んでいる包丁を右手で掴むと、自分の左手首に軽く押し当てる。あとは一思いに手首を切り裂けば全てが終わる。
「ふぅっ! ふぅっ!」
包丁を握る右手に力だけが入る。いくら気持ちを奮い立たせても右手は動かない。頭では分かっている。切ればいいだけだ。けれども、切れば全てが終わる。自分の人生だけじゃない。大塚南の人生もお腹の子供の人生も終わる。私の命は今は私だけの命じゃない。私が死ぬ事で三人の命が終わる。
「本当に終わりなのだろうか? 南はまだ、こんなに綺麗だ」
浴槽に浸かっている左手がふやけているだけで、それ以外の部分は少し濡れているだけでしかない。濡れた服を脱がせると排泄物で汚れた南の身体を石鹸で綺麗に手で洗っていく。濡れた身体を持ち上げるとベッドまで運んで、濡れた身体をタオルで拭いていく。最後に左手首の傷口に包帯を巻けば、いつもの南と一緒だ。
いつものようにキスをする。いつものように胸を揉む。いつものように肉谷を舐める。いつものように最後に中に突き挿れると、いつものように何時間も愛し合った。いつもと変わらない……たった一つ、南の体温を感じる事が出来ない事以外は、いつもと何も変わらなかった。
・
・
・
「あと何日、この身体を南として見る事が出来るだろうか。愛する事が出来るだろうか……」
眠っているように南はベッドの横にいる。身体が腐り落ちるまでに何日かかるか分からない。でも、腐り落ちたら一緒に死ねるのだろうか……そんなはずはない。腐った肉の塊を愛する事は出来ない。骨の塊を愛する事は出来ない。では、私は大塚南の何を愛していたのだろうか? 彼女の笑顔や声、温もりを愛していたのだろうか?
「今の南を愛しても、私の身体には何も入って来なかった。南を愛した分だけ、私の身体の中から南を愛する気持ちが抜け落ちていくみたいだ」
腐り始める前に何処かに埋めてあげなければならない。誰かに気づかれれば、私と南は永遠に引き離されてしまう。
けれども、安全な場所なんて何処にも無い。誰にも見つからない山奥に捨てるように南を埋めるのか? それは誰の為にやる事なんだ。
自分の為なんじゃないのか? 南がやって欲しい事はなんだっただろうか? 子供が出来た事を本当に喜んでいたのだろうか? それとも家に帰れるかもしれないと喜んでいたのだろうか?
「南のやりたかった事は南にしか分からない。でも、私が南とやりたかった事は分かる。ずっと、一緒にいたい。誰にも邪魔されない場所でずっと……」
・
・
・
麻未の洗濯物を干し終わると、洞窟に戻った。南の血肉を吸った野菜達は私の身体の一部として、ずっと、永遠に一緒にいる事が出来る。私が死んでも、骨になったとしても、捕まって死刑になったとしても、もう誰にも南と私を引き離す事は出来ない。
「私の身体の一部は南だ。そして、南が好きだった事を南の代わりに私がしてあげる」
危険な事も、悪い事も、人を脅す事も、気持ち良い事も、……全て南の代わりにやってあげる。洞窟のテントに戻ると、入り口のチャックをソッと開いていく。麻未はまだ寝息を立てて寝ていた。入り口のチャックを閉じると、寝ている麻未の口の中に舌先をねじ込んだ。
「んんっ~⁉︎ んぐ…っ……んっ!」
目を覚ました麻未は南と同じように目を見開いて驚いている。けれども、すぐに抵抗しなくなる。ブラはしていなかった。黄色の半袖シャツを脱がすと、日焼けした身体の両乳だけが白くて綺麗だった。
黒っぽい乳輪の中に乳首が沈んでいる。舐めてしゃぶると、すぐにピンとした乳首が芽を出した。デニムのホットパンツを脱がして、その下のパステルピンクのパンティーも脱がした。可愛い下着を履いているのは、見られてもいいからだろう。
「あぅ…あっ…あん…んあっ…」
麻未に自分で股を開かせると、クリトリスを右手の指で刺激しながら、膣内を舌と唾液と左手の指で濡らしていく。十分に膣内が濡れたのを確認すると、そこで麻未をお預けさせた。
明日使おうと思っていたものを畑から採ってくる。畑から白くて粒々の実をギッシリと付けたトウモロコシを採ってきた。私のよりも太くて硬い、それを四つん這いになった麻未のお預け状態の膣内に突き挿れた。
「びぃああ‼︎ ひぬっ‼︎ んぬぅぅぅ‼︎ いやっ‼︎ ぬっ、抜いてぇっ‼︎ ひゃ、早く、ひゃくぅ、抜いひぇっ‼︎」
トウモロコシのたった五往復で麻未の腰は砕けてしまったようだ。麻未の尿道から温かいオシッコがトウモロコシを往復させるたびに噴き出してしまう。未知の触感に麻未は失神しそうになっている。オシッコを出し尽くすまで出し挿れを繰り返した後、最後に自分の肉棒を突き挿れた。私の中の南もそろそろ気持ち良くなりたいはずだ。
「ひぁ…はぁはぁ…んっ…はぁはぁ…あんっ…イっ…」
程々の太さと硬さに麻未と麻未の膣内はゆっくりと落ち着きを取り戻していく。トウモロコシはお仕置き用に使うしかなさそうだ。抵抗する力も気力も無い麻未の子宮口にたっぷりと射精した。
早くて妊娠まで二週間から三週間ぐらい。九月中旬には麻未を使った新しい畑に種を蒔かないと、冬の収穫に間に合わない。麻未がこの山の中で冬を越して、春まで生きるのは無理だ。大丈夫。麻未も私達の中で生き続ける事が出来る。さあ、私達三人の誰にも邪魔されない三週間の新婚生活を楽しもう。
赤い浴槽の水底に沈んでいる包丁を右手で掴むと、自分の左手首に軽く押し当てる。あとは一思いに手首を切り裂けば全てが終わる。
「ふぅっ! ふぅっ!」
包丁を握る右手に力だけが入る。いくら気持ちを奮い立たせても右手は動かない。頭では分かっている。切ればいいだけだ。けれども、切れば全てが終わる。自分の人生だけじゃない。大塚南の人生もお腹の子供の人生も終わる。私の命は今は私だけの命じゃない。私が死ぬ事で三人の命が終わる。
「本当に終わりなのだろうか? 南はまだ、こんなに綺麗だ」
浴槽に浸かっている左手がふやけているだけで、それ以外の部分は少し濡れているだけでしかない。濡れた服を脱がせると排泄物で汚れた南の身体を石鹸で綺麗に手で洗っていく。濡れた身体を持ち上げるとベッドまで運んで、濡れた身体をタオルで拭いていく。最後に左手首の傷口に包帯を巻けば、いつもの南と一緒だ。
いつものようにキスをする。いつものように胸を揉む。いつものように肉谷を舐める。いつものように最後に中に突き挿れると、いつものように何時間も愛し合った。いつもと変わらない……たった一つ、南の体温を感じる事が出来ない事以外は、いつもと何も変わらなかった。
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「あと何日、この身体を南として見る事が出来るだろうか。愛する事が出来るだろうか……」
眠っているように南はベッドの横にいる。身体が腐り落ちるまでに何日かかるか分からない。でも、腐り落ちたら一緒に死ねるのだろうか……そんなはずはない。腐った肉の塊を愛する事は出来ない。骨の塊を愛する事は出来ない。では、私は大塚南の何を愛していたのだろうか? 彼女の笑顔や声、温もりを愛していたのだろうか?
「今の南を愛しても、私の身体には何も入って来なかった。南を愛した分だけ、私の身体の中から南を愛する気持ちが抜け落ちていくみたいだ」
腐り始める前に何処かに埋めてあげなければならない。誰かに気づかれれば、私と南は永遠に引き離されてしまう。
けれども、安全な場所なんて何処にも無い。誰にも見つからない山奥に捨てるように南を埋めるのか? それは誰の為にやる事なんだ。
自分の為なんじゃないのか? 南がやって欲しい事はなんだっただろうか? 子供が出来た事を本当に喜んでいたのだろうか? それとも家に帰れるかもしれないと喜んでいたのだろうか?
「南のやりたかった事は南にしか分からない。でも、私が南とやりたかった事は分かる。ずっと、一緒にいたい。誰にも邪魔されない場所でずっと……」
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麻未の洗濯物を干し終わると、洞窟に戻った。南の血肉を吸った野菜達は私の身体の一部として、ずっと、永遠に一緒にいる事が出来る。私が死んでも、骨になったとしても、捕まって死刑になったとしても、もう誰にも南と私を引き離す事は出来ない。
「私の身体の一部は南だ。そして、南が好きだった事を南の代わりに私がしてあげる」
危険な事も、悪い事も、人を脅す事も、気持ち良い事も、……全て南の代わりにやってあげる。洞窟のテントに戻ると、入り口のチャックをソッと開いていく。麻未はまだ寝息を立てて寝ていた。入り口のチャックを閉じると、寝ている麻未の口の中に舌先をねじ込んだ。
「んんっ~⁉︎ んぐ…っ……んっ!」
目を覚ました麻未は南と同じように目を見開いて驚いている。けれども、すぐに抵抗しなくなる。ブラはしていなかった。黄色の半袖シャツを脱がすと、日焼けした身体の両乳だけが白くて綺麗だった。
黒っぽい乳輪の中に乳首が沈んでいる。舐めてしゃぶると、すぐにピンとした乳首が芽を出した。デニムのホットパンツを脱がして、その下のパステルピンクのパンティーも脱がした。可愛い下着を履いているのは、見られてもいいからだろう。
「あぅ…あっ…あん…んあっ…」
麻未に自分で股を開かせると、クリトリスを右手の指で刺激しながら、膣内を舌と唾液と左手の指で濡らしていく。十分に膣内が濡れたのを確認すると、そこで麻未をお預けさせた。
明日使おうと思っていたものを畑から採ってくる。畑から白くて粒々の実をギッシリと付けたトウモロコシを採ってきた。私のよりも太くて硬い、それを四つん這いになった麻未のお預け状態の膣内に突き挿れた。
「びぃああ‼︎ ひぬっ‼︎ んぬぅぅぅ‼︎ いやっ‼︎ ぬっ、抜いてぇっ‼︎ ひゃ、早く、ひゃくぅ、抜いひぇっ‼︎」
トウモロコシのたった五往復で麻未の腰は砕けてしまったようだ。麻未の尿道から温かいオシッコがトウモロコシを往復させるたびに噴き出してしまう。未知の触感に麻未は失神しそうになっている。オシッコを出し尽くすまで出し挿れを繰り返した後、最後に自分の肉棒を突き挿れた。私の中の南もそろそろ気持ち良くなりたいはずだ。
「ひぁ…はぁはぁ…んっ…はぁはぁ…あんっ…イっ…」
程々の太さと硬さに麻未と麻未の膣内はゆっくりと落ち着きを取り戻していく。トウモロコシはお仕置き用に使うしかなさそうだ。抵抗する力も気力も無い麻未の子宮口にたっぷりと射精した。
早くて妊娠まで二週間から三週間ぐらい。九月中旬には麻未を使った新しい畑に種を蒔かないと、冬の収穫に間に合わない。麻未がこの山の中で冬を越して、春まで生きるのは無理だ。大丈夫。麻未も私達の中で生き続ける事が出来る。さあ、私達三人の誰にも邪魔されない三週間の新婚生活を楽しもう。
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