5 / 6
後編・前
しおりを挟む
「ちょっと母さん! アイツに風呂を覗いた! しかも、一緒に入るとか言い出すんだぜ! どうにかしてくれよ!」
急いで風呂から出ると、リビングのソファーに寝転んで、テレビを見ていた母親に苦情を言った。アイツには羞恥心というものが欠けている。
「別にいいでしょう。減るもんじゃないんだから」
「何だよ、それ! じゃあ、俺が母さんや胡桃の風呂を覗いてもいいのかよ!」
母親なのに息子の苦情にキチンと対応しない。俺を一切見ずにテレビ画面に集中している。俺はこんなに怒っているのに。
「私は別にいいわよ。あんたにそんな度胸があるならね。でも、胡桃の風呂を覗いたら変態病院に入院してもらうわよ」
「うぐっ……」
……頼まれたって、四十ピィー歳の母親の裸なんて覗くか!
こんなの絶対におかしい。俺がルイーズの風呂を覗いたら、絶対にボコボコの袋叩きにされる。
「樹、さっきも言ったでしょう。仲良くしないならお小遣い無しよ。ちょっと裸を見られたからって、あんたはオーバー過ぎるのよ」
母さんは被害者の俺に対して、さらに罰を与えると脅してきた。ルイーズが男で胡桃の裸を覗いたら絶対に家から追い出している。俺は普通に男女平等を望んでいるだけだ。
「母さんがそういう態度なら、俺はこれから家では全裸で生活するからな。チンチン見せて歩き回るからな! それでもいいんだよな!」
「駄目に決まっているでしょう! 見つけたら蹴り潰すわよ!」
「ひぃぃ!」
さっきまで母さんはヘラヘラと笑って聞いていたのに、急にテレビから目を離して、本気で怒鳴ってきた。裸の俺を見つけたら、本気でゴキブリのように息子の息子を蹴り潰すつもりだ。
「はいはい、話は終わりよ。次に馬鹿な事を言ってきたら、本当にお小遣い無しにして、携帯電話も取り上げるわよ。風呂を覗かれたくないなら、あんたがルーちゃんにキチンと説明しなさい」
……くそぉ、なんて母親だ。親の顔が見たいぜ。
パンパンと手を叩くと、母さんは息子の相談を強制終了させて、手で邪魔だと追い払った。頼まれたって、もう相談なんてしない。
「あっ……」
リビングから出ると、廊下に風呂上りのルイーズが立っていた。立ち聞きしていたようだ。
髪が濡れていて、服も寝巻きなのか生地が薄い服に変わっている。半袖半ズボンから張りのある健康的な白い肌が見えて、思春期の男子高校生には目に毒だ。
「イツキ、ごめんなさいでぇす」
「……別にいいよ。次からは気を付けろよ」
ちょっと落ち込んだ表情をしている。少しは反省しているみたいだから、母さんの言う通りに今回は許してやるしかない。
「ちょっと待って欲しいでぇす。ちょっとだけ話したいでぇす。私の部屋に来て欲しいでぇす」
「……分かったよ。ちょうど俺も話したい事があるからな」
二階に上がろとする俺の服を軽く指で摘んで、ルイーズが引き止めた。面倒くさいけど、お互い言いたい事は早く言った方がいい。ルイーズの部屋は一階にあるので、そのまま付いていった。
部屋に入ると布団と段ボールの山しかなかった。学校から早めに帰って来れたら、少しは片付けられたはずだ。畳の床に座るとルイーズが話し始めた。
「さっきは本当にごめんなさいでぇす。許婚なら良いと思ったでぇす」
「別にいいよ。それよりも何だよ、許婚って? 何を言い間違えたら、そうなるんだよ」
ふつつかものを二日酔い者と言ってしまうぐらいだ。許婚も何かの言い間違いだと思った。だけど、そうじゃないみたいだ。
「ノー。許婚で合っていまぁす。責任を持って、イツキのお嫁さんになりまぁす」
「はぁ? まさか、俺の裸を見たから許婚になるつもりならいいからな。むしろ、迷惑だ」
日本の変な漫画かアニメの知識で、勝手に許婚になられるのは迷惑だ。
「ノー! 違いまぁす! 子供の時にイツキに迷惑をかけたので、その責任に許婚になったんでぇす。煮るなりやるなり好きにしてくださぁい!」
「お、おい……」
意味不明な事を言って、ルイーズはポフッと畳んでいる布団の上に大の字に寝っ転がった。この場合の煮るなりやるなり、いや、焼くなりは、あれを意味していると思う。
だが、母親がすぐ近くのリビングにいるのに、馬鹿な事をする馬鹿はいない。特に外人女とは絶対にノーセンキューだ。俺が襲った事にされて家から変態病院に追放される。
「子供の頃の責任て何だよ? 俺はお前に迷惑かけられた記憶なんてないぞ。むしろ、今現在、迷惑をかけられている方だ」
「んんっ? イツキは覚えてないんですかぁ? イツキが小学生二年生の時に、フランスで迷子になった時に、私と会ったじゃないですかぁ。私の家にも三日も泊まったはずですよぉ」
ルイーズが起き上がると俺を真っ直ぐに見て、子供の時に会ったと主張する。前世じゃないだけマシだけど……。
「フランス、小学生二年生、三日……あ、あ、あっ、まさか⁉︎ お前、あ、あの時の……!」
目の前の金髪と青色の瞳をじっと見て、封印した記憶を思い出そうとしてみた。ズキズキと痛む頭の先にある記憶の扉を無理矢理に開けると、あの封印した忌々しい悪夢のような三日間が蘇った。
ブルブルと身体の震えが止まらない。髪は短くなっているけど、この女は確かにあの時の女だ!
♢
注意! 作者はフランス語が得意じゃないです。『』はフランス語の日本語訳だと思ってください。
九年前のフランス旅行。
「ここ何処? パパ、ママ、どこ?」
旅行先の大きな街で迷子になってしまった。金色の髪の大きな身体の人達が話している言葉が分からない。誰に助けを求めればいいのか分からない。
『どうしたんですか? もしかして迷子ですか?』
「わわわっ! ノーノー大丈夫デス!」
金色の長い髪の女の子が話しかけてきた。何を言っているのか分からない。怖いから急いで断った。
『んんっ? 言葉が分かりません。きっと外国の迷子ですね! パパの所に案内してあげます!』
「やめて離して! 助けてぇ! パパ、ママ、助けてぇ!」
『あっははは。怖がらなくても大丈夫です! 私に付いて来てください!』
女の子に強引に腕を掴まれると、僕を何処かに連れて行こうとする。周りの大人達に助けを求めているのに、誰も助けてくれない。女の子と一緒に笑っている。
……怖い、怖い、怖い! パパ、ママ、助けてぇ!
急いで風呂から出ると、リビングのソファーに寝転んで、テレビを見ていた母親に苦情を言った。アイツには羞恥心というものが欠けている。
「別にいいでしょう。減るもんじゃないんだから」
「何だよ、それ! じゃあ、俺が母さんや胡桃の風呂を覗いてもいいのかよ!」
母親なのに息子の苦情にキチンと対応しない。俺を一切見ずにテレビ画面に集中している。俺はこんなに怒っているのに。
「私は別にいいわよ。あんたにそんな度胸があるならね。でも、胡桃の風呂を覗いたら変態病院に入院してもらうわよ」
「うぐっ……」
……頼まれたって、四十ピィー歳の母親の裸なんて覗くか!
こんなの絶対におかしい。俺がルイーズの風呂を覗いたら、絶対にボコボコの袋叩きにされる。
「樹、さっきも言ったでしょう。仲良くしないならお小遣い無しよ。ちょっと裸を見られたからって、あんたはオーバー過ぎるのよ」
母さんは被害者の俺に対して、さらに罰を与えると脅してきた。ルイーズが男で胡桃の裸を覗いたら絶対に家から追い出している。俺は普通に男女平等を望んでいるだけだ。
「母さんがそういう態度なら、俺はこれから家では全裸で生活するからな。チンチン見せて歩き回るからな! それでもいいんだよな!」
「駄目に決まっているでしょう! 見つけたら蹴り潰すわよ!」
「ひぃぃ!」
さっきまで母さんはヘラヘラと笑って聞いていたのに、急にテレビから目を離して、本気で怒鳴ってきた。裸の俺を見つけたら、本気でゴキブリのように息子の息子を蹴り潰すつもりだ。
「はいはい、話は終わりよ。次に馬鹿な事を言ってきたら、本当にお小遣い無しにして、携帯電話も取り上げるわよ。風呂を覗かれたくないなら、あんたがルーちゃんにキチンと説明しなさい」
……くそぉ、なんて母親だ。親の顔が見たいぜ。
パンパンと手を叩くと、母さんは息子の相談を強制終了させて、手で邪魔だと追い払った。頼まれたって、もう相談なんてしない。
「あっ……」
リビングから出ると、廊下に風呂上りのルイーズが立っていた。立ち聞きしていたようだ。
髪が濡れていて、服も寝巻きなのか生地が薄い服に変わっている。半袖半ズボンから張りのある健康的な白い肌が見えて、思春期の男子高校生には目に毒だ。
「イツキ、ごめんなさいでぇす」
「……別にいいよ。次からは気を付けろよ」
ちょっと落ち込んだ表情をしている。少しは反省しているみたいだから、母さんの言う通りに今回は許してやるしかない。
「ちょっと待って欲しいでぇす。ちょっとだけ話したいでぇす。私の部屋に来て欲しいでぇす」
「……分かったよ。ちょうど俺も話したい事があるからな」
二階に上がろとする俺の服を軽く指で摘んで、ルイーズが引き止めた。面倒くさいけど、お互い言いたい事は早く言った方がいい。ルイーズの部屋は一階にあるので、そのまま付いていった。
部屋に入ると布団と段ボールの山しかなかった。学校から早めに帰って来れたら、少しは片付けられたはずだ。畳の床に座るとルイーズが話し始めた。
「さっきは本当にごめんなさいでぇす。許婚なら良いと思ったでぇす」
「別にいいよ。それよりも何だよ、許婚って? 何を言い間違えたら、そうなるんだよ」
ふつつかものを二日酔い者と言ってしまうぐらいだ。許婚も何かの言い間違いだと思った。だけど、そうじゃないみたいだ。
「ノー。許婚で合っていまぁす。責任を持って、イツキのお嫁さんになりまぁす」
「はぁ? まさか、俺の裸を見たから許婚になるつもりならいいからな。むしろ、迷惑だ」
日本の変な漫画かアニメの知識で、勝手に許婚になられるのは迷惑だ。
「ノー! 違いまぁす! 子供の時にイツキに迷惑をかけたので、その責任に許婚になったんでぇす。煮るなりやるなり好きにしてくださぁい!」
「お、おい……」
意味不明な事を言って、ルイーズはポフッと畳んでいる布団の上に大の字に寝っ転がった。この場合の煮るなりやるなり、いや、焼くなりは、あれを意味していると思う。
だが、母親がすぐ近くのリビングにいるのに、馬鹿な事をする馬鹿はいない。特に外人女とは絶対にノーセンキューだ。俺が襲った事にされて家から変態病院に追放される。
「子供の頃の責任て何だよ? 俺はお前に迷惑かけられた記憶なんてないぞ。むしろ、今現在、迷惑をかけられている方だ」
「んんっ? イツキは覚えてないんですかぁ? イツキが小学生二年生の時に、フランスで迷子になった時に、私と会ったじゃないですかぁ。私の家にも三日も泊まったはずですよぉ」
ルイーズが起き上がると俺を真っ直ぐに見て、子供の時に会ったと主張する。前世じゃないだけマシだけど……。
「フランス、小学生二年生、三日……あ、あ、あっ、まさか⁉︎ お前、あ、あの時の……!」
目の前の金髪と青色の瞳をじっと見て、封印した記憶を思い出そうとしてみた。ズキズキと痛む頭の先にある記憶の扉を無理矢理に開けると、あの封印した忌々しい悪夢のような三日間が蘇った。
ブルブルと身体の震えが止まらない。髪は短くなっているけど、この女は確かにあの時の女だ!
♢
注意! 作者はフランス語が得意じゃないです。『』はフランス語の日本語訳だと思ってください。
九年前のフランス旅行。
「ここ何処? パパ、ママ、どこ?」
旅行先の大きな街で迷子になってしまった。金色の髪の大きな身体の人達が話している言葉が分からない。誰に助けを求めればいいのか分からない。
『どうしたんですか? もしかして迷子ですか?』
「わわわっ! ノーノー大丈夫デス!」
金色の長い髪の女の子が話しかけてきた。何を言っているのか分からない。怖いから急いで断った。
『んんっ? 言葉が分かりません。きっと外国の迷子ですね! パパの所に案内してあげます!』
「やめて離して! 助けてぇ! パパ、ママ、助けてぇ!」
『あっははは。怖がらなくても大丈夫です! 私に付いて来てください!』
女の子に強引に腕を掴まれると、僕を何処かに連れて行こうとする。周りの大人達に助けを求めているのに、誰も助けてくれない。女の子と一緒に笑っている。
……怖い、怖い、怖い! パパ、ママ、助けてぇ!
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
I've always liked you ~ずっと君が好きだった~
伊織愁
恋愛
※別サイトで投稿していた短編集の作品を抜粋して、少し、修正をしたものです。
タイトル通り、『ずっと君が好きだった』をテーマにして書いています。
自己満足な小説ですが、気に入って頂ければ幸いです。 イラストは、作者が描いたものを使用しています。
【完結】舞踏会へ連れてって!! 残念でしたね、心も見た目も醜い継母たち。王子と結婚するのはどうやら私のようです。
西東友一
恋愛
早くに実の父母が亡くなり、継母や異母妹にこき使われる日々を送るレイラ。
そんなある日、町中を騒がす知らせが。
王子が妻を娶るため、舞踏会を開く、とのことだ。
舞踏会の参加条件は、王宮へ来ること。ただそれだけ。
継母たちが舞踏会に行こうとするを見て、自分も行きたいと言うレイラ。
しかし、継母は自分たちがいない間に家を綺麗にしておけと、連れて行ってはくれない。
舞踏会は何度か開かれたが、王子の相手はなかなか決まらないらしく、次第に羽を伸ばせるいい時間だと感じ始めたレイラ。
しかし、レイラは神からの信託を受ける・・・王子の妻になるのはレイラだと―――
※※注意※※
胸糞になり過ぎたらごめんなさい。これくらい余裕であれば、変な気を遣ってしまいすいません。
コメントはお待ちしておりますが、容姿よりも大事な物・・・それは心です。
本作を読んで、その心が傷つきましたら、私も悲しいのでご相談ください。
鉛の矢を持ったキューピッド~なぜか婚約破棄に巻き込まれる留学生たち~
尾形モモ
恋愛
我が国、ジェドはそれぞれ五人の留学生を輩出した。しかしその全員が留学先で婚約破棄に巻き込まれている。
ハナ・ムラサキは自分に優しくしてくれた公爵令嬢が濡れ衣を着せられ、婚約破棄される場面に居合わせた。
ソラ・アオイロが寄り添う醜い王子は、自分とは不釣り合いな美しい令嬢に婚約破棄を言い渡した。
リン・フウカは聖女へ婚約破棄を言い渡す王子に疑問を呈す。
シズク・アマノはヘタレ王子の婚約破棄の茶番に付き合わされることとなった。
そして、カグヤ・ツクヨミは?
『鉛の矢を持ったキューピッド』という不名誉な称号を得た彼女たちに、一体何があったのか――?
※オムニバス形式作品です。
王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない
エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい
最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。
でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
モブの私がなぜかヒロインを押し退けて王太子殿下に選ばれました
みゅー
恋愛
その国では婚約者候補を集め、その中から王太子殿下が自分の婚約者を選ぶ。
ケイトは自分がそんな乙女ゲームの世界に、転生してしまったことを知った。
だが、ケイトはそのゲームには登場しておらず、気にせずそのままその世界で自分の身の丈にあった普通の生活をするつもりでいた。だが、ある日宮廷から使者が訪れ、婚約者候補となってしまい……
そんなお話です。
ストーカー達から逃げる場所がない!私は普通の生活が送りたいのに!!
ててて
恋愛
小さいころから付きまとわれている幼馴染、響也から逃げるため父の転勤を機に全寮制の高校へ逃げた!
やっとこれから普通の高校生活が送れると思った矢先。
「はい、編入生を2人紹介します。」
「野口響也です。隣は川本詩春。しーちゃんは俺のなんで、手を出さないでください。」
「…なんでいるのよ!?」
自覚なし美人女子高生が、ストーカー型イケメン幼馴染から逃げられないお話。
その後、ストーカーがもう1人増えて、囲まれる話。
思いつたので書きました。
更新未定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる