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【毎日8時間の水汲みから解放された少女】
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「さて、今回のテーマは【毎日8時間の水汲みから解放された少女】です。発展途上国の少女と、先進国の少女。2人の少女には共通点は何もないと思っているようならば、それは間違いです。2人のやっている事、やらされている事はほとんど同じ事でしかありません。裕福か、裕福でないか。ただ、それだけの違いしかありません。そして、その違いだけで、我々は全く違うものとして、両者を認識させられてしまっているのです」
これは《水汲み》と《勉強》と考えれば、理解しやすいでしょうか。どちらの行為も1日8時間と考えてくれると、より理解しやすくなると思います。
《勉強》とは将来の労働の為に必要な行為であり、《水汲み》とは飲み水や畑の水やりに、今すぐに必要な物を手に入れるという行為です。
《勉強》は試験などの今すぐにやらなければならないという緊急事態でない限り、必ず毎日やる必要な事ではないはずです。けれども、《水汲み》とは毎日やるべき必要不可欠な行為であります。やらないという選択はそのまま死を意味する事になるでしょう。
もしも、勉強をサボって死ぬのなら、多くの学生が毎日のように死んでいます。多くの若者達が日々危機感を感じる事なく、《勉強》という《水汲み》行為をサボり続ける事に私は危機感を感じます。
特に授業中に巫山戯た行為をして怒られた児童が、子供の味方をする親と一緒になって体罰だと主張する行為はまったく理解したくない出来事です。
毎日、命懸けでワニの生息する川まで水汲みをする少女に対して、安全な環境で勉強できる事の感謝もせず、他の児童の迷惑を考えず、更には子供だから許されると勘違いしているのなら、それは大間違いです。
授業中に立ち回ったり、机の上で寝たり、お喋りをしている行為は、少女の国では、ワニが泳いでいる川に、少女を巫山戯て突き落とした事に匹敵する行為です。つまりは殺人と同じです。
今の社会は子供だからといって、殺人を犯しても許されるのでしょうか? 何故、教師を厳しく断罪して、殺人児童を擁護するのでしょうか? 子供だから間違いを犯してもいいとは絶対に言ってはいけないのです。何の罰も与えずに許されては駄目だと私は主張します。
「さて、話がまったく異なる方向へと進んでいると錯覚させてしまったのなら申し訳ない。水汲みから解放された少女は、やがて《水汲み》が《勉強》へと変わります。何故ならば、支援している先進国がそうするのが一番の幸福だと主張するからです」
『子供は勉強するもの』『勉強して良い会社に就職しよう!』『子供の可能性を広げろう!』『子供に未来を!』
そんな感じの綺麗な言葉で子供達を光の道へと進ませようとします。それは素晴らしい考えであるとは思います。思いますが、それが一番かと聞かれたら、【現状で出来る、最も普及した不幸な者を幸福だと思わせる方法】だと、私は答えるでしょう。
「この世界には2つの不幸な人達がいます。『不幸を自覚できる者』と『不幸を自覚できない者』です。幸福になる方法は限りなく無いに等しいです。けれども、不幸を自覚できない者は自分は幸福だと錯覚する事は出来るのです」
残念ながら、我々が真の意味で幸福になれる日は間違いなくやって来ないでしょう。辛い現実を無意識に受け入れないように、我々は社会や学校によって、苦痛・苦難を乗り越える事を喜びと思えるように、訓練されています。誰もが好んで強制的に行われる試験や学校行事に喜びを感じる事は出来ないはずです。一部の完全なる洗脳を受けた者達がやる気漲らせているだけです。
「学業にスポーツと、成績が良い人は教師や親達から高く評価されます。『彼ら、彼女らを見習って、君も頑張るように』と、教師や親に言われた事がある人も多いはずです。でも、この言葉の意味を勘違いしている人が多いので、一応は注意しておきましょう。この言葉の真の意味は『もっと優秀な奴隷になって、もっと俺に稼がせろ』です」
世界の人間のほとんどは『不幸な奴隷』『幸福な奴隷』の2種類しかいません。自分が奴隷だと自覚している人間も多いはずです。
《社畜》《ブラック企業》と働く人間の多くが現状を嘆き悲しんでいるでしょう。自分は不幸だと嘆き、酒や娯楽に溺れる人もいるはずです。国も合法的に酒などの意識を朦朧とさせる危険な飲み物を認めているのも、この所為です。
「酒がなければ奴隷達は、ただ過酷な労働を毎日続ける事になります。その辛さを忘れさせる為に酒は必須なものです。会社に入れば飲み会や歓迎会と称して、社会は飲酒を強要します。飲酒時の軽犯罪行為もある程度、黙認、軽減しようとするのも、この所為かもしれません。国によっては暗黙のルールの元に、大麻や麻薬と呼ばれる危険な物さえ容認している場合もあります。この世界は正気では生きられないのです」
自分が奴隷だと認識している人は、では、誰が自分の主人なのかと考えるはずです。上司、社長、親、子供、国と色々な答えが出るはずです。私が答えるならば、『過去の亡霊』でしょうか。
「この今の世界は最初の国が出来た時から何一つ変わっていません。我々は縄文時代、いえ、その前の紀元前3100年の世界最古の国エジプトが誕生した前から、我々は進化を止めているのです。最初の国が出来た時、もう私達は未来永劫、奴隷になる事は決まってしまったのです」
「次回のテーマは【人間の奴隷と道具の奴隷】です。時代の流れと共に、人間は人間を奴隷とするだけでなく、人間の奴隷よりも優秀な奴隷を求めるようになりました。では、また次回……」
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これは《水汲み》と《勉強》と考えれば、理解しやすいでしょうか。どちらの行為も1日8時間と考えてくれると、より理解しやすくなると思います。
《勉強》とは将来の労働の為に必要な行為であり、《水汲み》とは飲み水や畑の水やりに、今すぐに必要な物を手に入れるという行為です。
《勉強》は試験などの今すぐにやらなければならないという緊急事態でない限り、必ず毎日やる必要な事ではないはずです。けれども、《水汲み》とは毎日やるべき必要不可欠な行為であります。やらないという選択はそのまま死を意味する事になるでしょう。
もしも、勉強をサボって死ぬのなら、多くの学生が毎日のように死んでいます。多くの若者達が日々危機感を感じる事なく、《勉強》という《水汲み》行為をサボり続ける事に私は危機感を感じます。
特に授業中に巫山戯た行為をして怒られた児童が、子供の味方をする親と一緒になって体罰だと主張する行為はまったく理解したくない出来事です。
毎日、命懸けでワニの生息する川まで水汲みをする少女に対して、安全な環境で勉強できる事の感謝もせず、他の児童の迷惑を考えず、更には子供だから許されると勘違いしているのなら、それは大間違いです。
授業中に立ち回ったり、机の上で寝たり、お喋りをしている行為は、少女の国では、ワニが泳いでいる川に、少女を巫山戯て突き落とした事に匹敵する行為です。つまりは殺人と同じです。
今の社会は子供だからといって、殺人を犯しても許されるのでしょうか? 何故、教師を厳しく断罪して、殺人児童を擁護するのでしょうか? 子供だから間違いを犯してもいいとは絶対に言ってはいけないのです。何の罰も与えずに許されては駄目だと私は主張します。
「さて、話がまったく異なる方向へと進んでいると錯覚させてしまったのなら申し訳ない。水汲みから解放された少女は、やがて《水汲み》が《勉強》へと変わります。何故ならば、支援している先進国がそうするのが一番の幸福だと主張するからです」
『子供は勉強するもの』『勉強して良い会社に就職しよう!』『子供の可能性を広げろう!』『子供に未来を!』
そんな感じの綺麗な言葉で子供達を光の道へと進ませようとします。それは素晴らしい考えであるとは思います。思いますが、それが一番かと聞かれたら、【現状で出来る、最も普及した不幸な者を幸福だと思わせる方法】だと、私は答えるでしょう。
「この世界には2つの不幸な人達がいます。『不幸を自覚できる者』と『不幸を自覚できない者』です。幸福になる方法は限りなく無いに等しいです。けれども、不幸を自覚できない者は自分は幸福だと錯覚する事は出来るのです」
残念ながら、我々が真の意味で幸福になれる日は間違いなくやって来ないでしょう。辛い現実を無意識に受け入れないように、我々は社会や学校によって、苦痛・苦難を乗り越える事を喜びと思えるように、訓練されています。誰もが好んで強制的に行われる試験や学校行事に喜びを感じる事は出来ないはずです。一部の完全なる洗脳を受けた者達がやる気漲らせているだけです。
「学業にスポーツと、成績が良い人は教師や親達から高く評価されます。『彼ら、彼女らを見習って、君も頑張るように』と、教師や親に言われた事がある人も多いはずです。でも、この言葉の意味を勘違いしている人が多いので、一応は注意しておきましょう。この言葉の真の意味は『もっと優秀な奴隷になって、もっと俺に稼がせろ』です」
世界の人間のほとんどは『不幸な奴隷』『幸福な奴隷』の2種類しかいません。自分が奴隷だと自覚している人間も多いはずです。
《社畜》《ブラック企業》と働く人間の多くが現状を嘆き悲しんでいるでしょう。自分は不幸だと嘆き、酒や娯楽に溺れる人もいるはずです。国も合法的に酒などの意識を朦朧とさせる危険な飲み物を認めているのも、この所為です。
「酒がなければ奴隷達は、ただ過酷な労働を毎日続ける事になります。その辛さを忘れさせる為に酒は必須なものです。会社に入れば飲み会や歓迎会と称して、社会は飲酒を強要します。飲酒時の軽犯罪行為もある程度、黙認、軽減しようとするのも、この所為かもしれません。国によっては暗黙のルールの元に、大麻や麻薬と呼ばれる危険な物さえ容認している場合もあります。この世界は正気では生きられないのです」
自分が奴隷だと認識している人は、では、誰が自分の主人なのかと考えるはずです。上司、社長、親、子供、国と色々な答えが出るはずです。私が答えるならば、『過去の亡霊』でしょうか。
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「次回のテーマは【人間の奴隷と道具の奴隷】です。時代の流れと共に、人間は人間を奴隷とするだけでなく、人間の奴隷よりも優秀な奴隷を求めるようになりました。では、また次回……」
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