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第2章 ゴブリン編

『先生(>_<)身体が動きません。回復魔法使えませんか?』

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 デレラは徹底的にミランダによって身体に虎牙破斬を教え込まれたので、全身に森に生えている薬草を貼って何とか歩ける状態に回復させていました_:(´ཀ`」 ∠):

 デレラ(レベル2)「うっうっ(ToT)/~~~身に覚えが無いのに、お義姉様にボコボコに折檻されました。きっと合コン相手が貴族でも男爵程度の中途半端な爵位だったんでしょう(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」その予想はほとんど当たりです。食事会は盛り上がったのですが、最後に食事代を割り勘にしようと言い出した事でお義姉様の火薬庫に引火したようです。

 デレラは木刀を杖代わりにヨタヨタと剣術道場のオジ先生の元に向かいました。

 ーーーー剣術道場ーーーー

 オジ先生(レベル20)「酷いΣ(゚д゚lll)何って事だ(重傷)!馬車に轢かれたのか、崖から転落したのか、それとも100匹ぐらいの集団スライムの群れに襲われたのかΣ(-᷅_-᷄๑)」どれも違いますが、似たようなものです_:(´ཀ`」 ∠):

 デレラ「回復アイテムじゃ効果が遅いので、オジ先生の知り合いで回復魔法が使える人がいるのなら、紹介してもらおうと思って来ました。もう、50歩ぐらいしか動きたくないです(>_<)」嘘が苦手なデレラでしたが、その言い方だと動けるように聞こえてしまいます。

 オジ先生「とりあえずはアップルグミ🍎とオレンジグミ🍊を食べて、体力と精神力を回復させるんだΣ(-᷅_-᷄๑)本格的な治療は私の知り合いが小学校に勤めているから、彼に頼んでくれ。私の知り合いだと話せば断られる事はないだろう(はい、✉️手紙)‼︎」タダでグミ(合計175円)をデレラに渡しました。小学校までの地図が手紙が入った封筒に描かれていました。

 デレラ「『モグモグ、モグモグ(アップルグミ)』これがアップルグミΣ(-᷅_-᷄๑)想像していた味とは違って薄味ね。」意外にもアップルグミ初心者でした。1分もかからずにアップルグミとオレンジグミを食べ終わると、ちょっとだけ何かが回復したような気がしました。

 ーーーー学校内ーーーー

 オバ先生(レベル8)「えっΣ(゚д゚lll)貴女その怪我……ドラゴンと戦って来た帰りなのΣ(-᷅_-᷄๑)」とりあえずは怪我のレベルはどうでもいいんです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾さっさと先生に診てもらいたいんです_:(´ཀ`」 ∠):

 デレラ「いないんですか、出掛けいるんですかΣ(゚д゚lll)ん~ん、分かりました。ちょっと学校中を探してみます(>_>)」授業中の教室には居そうに無いので、とりあえずは屋上から学校全体を見通して見る事にしました。

 ーーーー屋上ーーーー

 ライナー君(レベル2)『🗡ザァク💥、ザァク💥、ザァク💥、ザァク💥』担任の先生を黒い刀身の短剣で刺し続けていました。

 先生(レベル15)「……………」死んでいるように反応が全くありません。

 デレラ『ガァチャア(屋上の扉)』扉を開くと目の前には短剣で倒れている大人の男性を男の子が無言で無表情で短剣で刺し続けていました。

 デレラ「ハッΣ(゚д゚lll)見てません、見てません、見てません(ToT)/~~~」それは見た人の反応です。

 ライナー君はゆらりと立ち上がると、無表情で短剣を右手に持って斬り掛かって来ました。『ビュ(振り下ろし)、ビュー(横薙ぎ)、ビュ(刺突)』デタラメに振り回しているようでも、的確にデレラの身体を狙って攻撃して来ます。

 デレラ「やめてやめて、刺されたら死ぬから、お姉ちゃんまだ死にたく無いの。だから、やめて~~(´༎ຶོρ༎ຶོ`)………『ドックン、ドックン、ドックン(心臓)』…『ガァツ(左手1本)』てめぇ~ぶっ殺すಠ_ಠ」

 真・デレラはライナー君の右手を左手で掴むと右手を握り締めて『ゴォツ(顔面パンチ👊)、ゴォツ(顎下パンチ✊)、ボッグ(左頬パンチ🤛)』流れるような連続パンチで顔面を執拗に攻撃します。まるで何百回も見たか、受けたかしたような熟練度です。

 ライナー君「やめてやめて、お姉ちゃん、それ以上殴られたら僕死んじゃう(´༎ຶོρ༎ຶོ`)お姉ちゃん、やめて💥…やめ💥…うぐっ💥……がぁ💥………や💥……💥………た💥………💥……。」意識を取り戻したライナー君でしたが、すぐに意識を失ってしまいました。

 真・デレラ(レベル3)「闇に沈めಠ_ಠ」ライナー君を倒した事でレベルが上がりました。

 次回は教育委員会が動かなければ、あります。作者の1人『昨日も1スコアだけ_:(´ཀ`」 ∠):』

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