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第7章・王都追放編。
第87話・エッサ死亡。
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(目を閉じるんだべぇ。どんなに上手く気配を消しても、人間もモンスターも一緒だべぇ。攻撃する瞬間には必ず殺気が発生するべぇ。)
エッサは何処かに隠れているだろう、ルナの攻撃する瞬間を待っています。僅かな物音、呼吸音、服の擦れる音、目を閉じて集中します。
(あれ?やって来ないべぇ。ルナのレベルは70ぐらいだべぇ。敏捷もオラよりも上だし、オラは勝つ事も逃げる事も出来ないはずだべぇ。まだ、オラを警戒しているべぇか?)
さっきのロックタとの戦闘のように、エッサの予想外の行動を警戒しているようです。残念ながらレベル26で覚えた現在のエッサの最大魔法『グラビティチェーン』を使用して、やっとロックタの足止め程度です。警戒し過ぎです。
「はぁ~、降参だべぇ!武器を捨てるから、ルナは出て来て欲しいべぇ。オラと取引きしないべぇか?」
『ガランガラン』と手に持っていたジェネラルソード+4を地面に大袈裟に放り投げました。
(取引きねぇ~?武器を捨てても、エッサは魔法攻撃があるから攻撃できるでしょう。まあ、詠唱が終わる前に弓矢で邪魔すればいいんだけどね。どうしようかなぁ~。)
エッサを殺す事はルナには簡単な事です。時間をかけてエッサを痛め続ければ、そのうちにみっともなく命乞いを始めるかと期待していたのに、勇敢にも取引きしようと持ち掛けて来ました。
スタスタスタと薄茶色の山肌に似た色のフード付きローブを着たルナが出て来ました。弓矢はエッサに構えて、いつでも発射出来る状態です。
「ハロー、エッサ。久し振りね。もしかして人間辞めて豚になるつもりなの?」
「面白い冗談だべぇ。そっちこそ、すっかり綺麗になって、エミィ様のペットだべぇか?エサは毎日、汚いお金だべぇか?」
「ふっふふ。そうよ、私はエミィ様にあんたを殺すように命令されて来たの。個人的にはあんたならタダで殺してもいいんだけどね。それで取引きしたいものって何かしら?」
(ふぅ~、まずは第1段階終了だべぇ。オラだけが取引き出来て、そして取引き終了後にも、殺されない保証があるのは情報だけだべぇ。)
取引きが『持ってる物を渡すから見逃してくれ!』といったものなら、殺して奪えば取引き終了です。でも、情報ならば、その情報が嘘か本当か確かめる必要があります。取引き終了後でも、すぐには殺さないだろうと、エッサは考えたようです。
「ランク15の装備が存在すると言ったら、どう思うべぇか?」
「はっ?馬鹿馬鹿しい。例えあったとしても、最高でランク10しかありえないわ。嘘をつくなら、15ではなく、10にするべきだったわね。」
そもそも、ランク5の装備でも、王都の鍛冶屋が年に1人分作れるかどうかの品物でした。現在は地下迷宮でランク8の武器や防具が発見された事で、王都の鍛冶屋は強化専門店になってしまいました。
「地下迷宮では実際に伝説や神話に登場するランク6~8の装備が無限に手に入るべぇよ。オラに協力して見逃してくれたら、ランク9~10の装備が取れる秘密のダンジョンの入り方を教えてやるべぇ。でも、オラの安全が保証されるまでは場所は教えないべぇよ。どうするべぇか?」
(ハッタリ?いや、もしかして本当に知っているのかもしれない。だとしたら、一度王都にエッサを連れ戻して、エミィに相談した方が賢明かもしれないわね。)
ルナはとりあえず、エッサを殺さずに王都に連れ戻して、拷問するなり、監禁するなりして知っている情報を洗いざらい聞き出した方が賢明だと判断したようです。でも、エッサの狙いはそこではありません。
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
攻撃範囲も威力も低い雷魔法ですが、詠唱時間は僅か2秒です!奇襲には最適の魔法です。
『ピィシャン!』
「うぐぅ!……ちょっとどういうつもりなの?取引きするんでしょう。」
ルナは雷の直撃で身体が少し痺れてしまいました。それでも、大したダメージは喰らっていないようです。まだまだ余裕で戦えます。
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
ピィシャン!サァーと今度は簡単にルナに避けられてしまいました。落雷が自分の真上に落ちるのは分かっているので、素早く移動すれば問題ありません。
(ひっひひひひ。オラを殺せるべぇか?オラから情報を聞くまでは殺したくないべぇよなぁ?だったら攻撃したら駄目だべぇよ!)
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
エッサの魔法攻撃は止まりません。MP消費も低いライトニングならば、最大で70発は連続で使えます。MP回復薬を飲めば、更に使えます。
(はぁはぁ~ん!そういう作戦ね。こっちは手を出せないけど、そっちは手を出していいって訳ね。巫山戯んな、豚野郎!死ね!)
『ヒヒューン、ドォス!』
「ひぃぐぅ!何するべぇか!オラを殺したらダンジョンの場所は分からないんだべぇよ!ひぃぐぅ!やめるべぇ!もう残りHPが200を切ったべぇ。もう抵抗しないから、何でも話すから攻撃しないでくださいべぇ!」
『お願いします。お願いします。』とエッサは跪いて謝っています。何とも情け無い姿ですが、死んでしまったらおしまいです。作戦が通用しないのなら、こうするしかありません。
「はぁ~、さっきの話は嘘だったようね。存在しないランク10の装備をエサに助かろうなんて、危うく信じるところだったわ。じゃあね、エッサ。」
「本当に知ってる!」
『ヒューン、トォス!サァーーー。』
ルナの銀の矢が胸に突き刺さると、エッサは灰になって消えてしまいました。エッサが跪いていた場所には沢山の光り輝く丸い石が落ちています。その中には毒除けのお守りもしっかりと入っていました。
「ふぅ~、最後まで往生際の悪い奴ね。話なんかしないで、さっさと殺しておけば良かったわ!さっさと帰って休むとしましょうか。」
ルナはエッサを殺したと、エミィにキチンと報告しましたが、貴重な毒除けのお守りは見つからなかったと嘘の報告をしました。わざわざ正直に話さずに、自分の物にした方が賢い判断です。
エッサは何処かに隠れているだろう、ルナの攻撃する瞬間を待っています。僅かな物音、呼吸音、服の擦れる音、目を閉じて集中します。
(あれ?やって来ないべぇ。ルナのレベルは70ぐらいだべぇ。敏捷もオラよりも上だし、オラは勝つ事も逃げる事も出来ないはずだべぇ。まだ、オラを警戒しているべぇか?)
さっきのロックタとの戦闘のように、エッサの予想外の行動を警戒しているようです。残念ながらレベル26で覚えた現在のエッサの最大魔法『グラビティチェーン』を使用して、やっとロックタの足止め程度です。警戒し過ぎです。
「はぁ~、降参だべぇ!武器を捨てるから、ルナは出て来て欲しいべぇ。オラと取引きしないべぇか?」
『ガランガラン』と手に持っていたジェネラルソード+4を地面に大袈裟に放り投げました。
(取引きねぇ~?武器を捨てても、エッサは魔法攻撃があるから攻撃できるでしょう。まあ、詠唱が終わる前に弓矢で邪魔すればいいんだけどね。どうしようかなぁ~。)
エッサを殺す事はルナには簡単な事です。時間をかけてエッサを痛め続ければ、そのうちにみっともなく命乞いを始めるかと期待していたのに、勇敢にも取引きしようと持ち掛けて来ました。
スタスタスタと薄茶色の山肌に似た色のフード付きローブを着たルナが出て来ました。弓矢はエッサに構えて、いつでも発射出来る状態です。
「ハロー、エッサ。久し振りね。もしかして人間辞めて豚になるつもりなの?」
「面白い冗談だべぇ。そっちこそ、すっかり綺麗になって、エミィ様のペットだべぇか?エサは毎日、汚いお金だべぇか?」
「ふっふふ。そうよ、私はエミィ様にあんたを殺すように命令されて来たの。個人的にはあんたならタダで殺してもいいんだけどね。それで取引きしたいものって何かしら?」
(ふぅ~、まずは第1段階終了だべぇ。オラだけが取引き出来て、そして取引き終了後にも、殺されない保証があるのは情報だけだべぇ。)
取引きが『持ってる物を渡すから見逃してくれ!』といったものなら、殺して奪えば取引き終了です。でも、情報ならば、その情報が嘘か本当か確かめる必要があります。取引き終了後でも、すぐには殺さないだろうと、エッサは考えたようです。
「ランク15の装備が存在すると言ったら、どう思うべぇか?」
「はっ?馬鹿馬鹿しい。例えあったとしても、最高でランク10しかありえないわ。嘘をつくなら、15ではなく、10にするべきだったわね。」
そもそも、ランク5の装備でも、王都の鍛冶屋が年に1人分作れるかどうかの品物でした。現在は地下迷宮でランク8の武器や防具が発見された事で、王都の鍛冶屋は強化専門店になってしまいました。
「地下迷宮では実際に伝説や神話に登場するランク6~8の装備が無限に手に入るべぇよ。オラに協力して見逃してくれたら、ランク9~10の装備が取れる秘密のダンジョンの入り方を教えてやるべぇ。でも、オラの安全が保証されるまでは場所は教えないべぇよ。どうするべぇか?」
(ハッタリ?いや、もしかして本当に知っているのかもしれない。だとしたら、一度王都にエッサを連れ戻して、エミィに相談した方が賢明かもしれないわね。)
ルナはとりあえず、エッサを殺さずに王都に連れ戻して、拷問するなり、監禁するなりして知っている情報を洗いざらい聞き出した方が賢明だと判断したようです。でも、エッサの狙いはそこではありません。
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
攻撃範囲も威力も低い雷魔法ですが、詠唱時間は僅か2秒です!奇襲には最適の魔法です。
『ピィシャン!』
「うぐぅ!……ちょっとどういうつもりなの?取引きするんでしょう。」
ルナは雷の直撃で身体が少し痺れてしまいました。それでも、大したダメージは喰らっていないようです。まだまだ余裕で戦えます。
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
ピィシャン!サァーと今度は簡単にルナに避けられてしまいました。落雷が自分の真上に落ちるのは分かっているので、素早く移動すれば問題ありません。
(ひっひひひひ。オラを殺せるべぇか?オラから情報を聞くまでは殺したくないべぇよなぁ?だったら攻撃したら駄目だべぇよ!)
「天空より訪れし神々の雷!ライトニング!」
エッサの魔法攻撃は止まりません。MP消費も低いライトニングならば、最大で70発は連続で使えます。MP回復薬を飲めば、更に使えます。
(はぁはぁ~ん!そういう作戦ね。こっちは手を出せないけど、そっちは手を出していいって訳ね。巫山戯んな、豚野郎!死ね!)
『ヒヒューン、ドォス!』
「ひぃぐぅ!何するべぇか!オラを殺したらダンジョンの場所は分からないんだべぇよ!ひぃぐぅ!やめるべぇ!もう残りHPが200を切ったべぇ。もう抵抗しないから、何でも話すから攻撃しないでくださいべぇ!」
『お願いします。お願いします。』とエッサは跪いて謝っています。何とも情け無い姿ですが、死んでしまったらおしまいです。作戦が通用しないのなら、こうするしかありません。
「はぁ~、さっきの話は嘘だったようね。存在しないランク10の装備をエサに助かろうなんて、危うく信じるところだったわ。じゃあね、エッサ。」
「本当に知ってる!」
『ヒューン、トォス!サァーーー。』
ルナの銀の矢が胸に突き刺さると、エッサは灰になって消えてしまいました。エッサが跪いていた場所には沢山の光り輝く丸い石が落ちています。その中には毒除けのお守りもしっかりと入っていました。
「ふぅ~、最後まで往生際の悪い奴ね。話なんかしないで、さっさと殺しておけば良かったわ!さっさと帰って休むとしましょうか。」
ルナはエッサを殺したと、エミィにキチンと報告しましたが、貴重な毒除けのお守りは見つからなかったと嘘の報告をしました。わざわざ正直に話さずに、自分の物にした方が賢い判断です。
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