【完結】君の幻影と手を繋ぎ、優しい口付けを交わす。本当に言いたい言葉を言えずに、君に聞こえないようにおはようと呟く。

最終章 旅立ち編

あとがき

　まずはタイトルの【君の幻影と手を繋ぎ、優しい口付けを交わす。本当に言いたい言葉を言えずに、君に聞こえないようにおはようと呟く。】の意味が分からない人が多いと思います。説明させてください。

「休日にフッと考える事があったんです。学校の登校中に目の前に好きな女の子がいるとして、その女の子に贈る最高に文学的な片想いの文章はないだろうか？　一生懸命に考えました。そうだ！　影を使おう！」

　恥ずかしくて直接、好きな女の子には触れる事は出来ませんが、地面に映る彼女の影に自分の影を重ねる事は出来るはずです。彼女の影と手を繋いだり、キスしたり、ハグしたりと色々と出来そうです。

「もちろん妄想です。実際に外に出て、知らない人の影と、自分の影を使って手を繋いだり、キスしたりしていません。ちょっとだけ試そうかと思いましたが、そこまでのやる気はありませんでした。試したい人は友達や家族にでも協力してもらってください」

　この小説のタイトルは、片想い中の男子が出来る精一杯の好きな女の子への愛情表現です。『好きだよ』とは死んでも言えませんが、『おはよう』なら何とか呟く程度なら言えるのです。

「予定では完結までは2週間でしたが、頑張って11日間での完結になりました。HOTランキングに載った事で1日2スコアしか獲得出来なかった作品でしたが、昨日1日で92スコアも獲得出来ました。1日6時間の制作作業がやっと報われました。これで今年の夏も乗り越えられそうです」

　まだ、完結には早いと思う読者さんがいるかもしれませんが、これ以上は無理そうです。第20話ぐらいから、主人公の性格がちょっとおかしいと思い始めました。『こんな男子高校生がいるだろうか？』『綺麗な物語を作ろうと意識し過ぎて、主人公を美化し過ぎてないだろうか？』と思うようになってしまいました。

「それ以降は主人公に欲望と感情を持たせるように書いていきました。きっと、途中からエロ路線に変更されて、ガッカリした人もいるかもしれません。二股もハッキリ言って、一般的に最低の男がやる事です。ですが、健全な男子高校なら二股をしたいと思うはずです。自分の事が好きな女の子が2人いるのに、二股しない男は存在しないのです‼︎」

　これがこの小説の答えです。男なら絶対に二股するんです。浮気するんです。信じたら駄目なんです。

「このままだと、変な方向のあとがきになるので、この辺で終了させてもらいます。最後に一言だけ、浮気するなら絶対にバレるな。私からは以上です」