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最終章 旅立ち編
第32話 (薫パート)
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【夜這い】 夜這いとは由緒正しき武家の仕来りです。結婚を約束した許婚の家に、夜間に侵入して、その娘さんのご両親に、娘さんを奪いますという男としての覚悟を見せる、平安時代から続く日本独自の素晴らしい文化です。
(七瀬さんは元々、そのつもりでこの旅行に来たんだ。従姉弟の存在など恐れる事はない。行くぞ!)
夜這いとは両親に見つかれば、当然のように泥棒として袋叩きに遭います。その覚悟を含めての夜這いなのです。決して従姉弟に夜這いの現場を見つかってはいけないのです。
(明日香に見つかれば、袋叩きに遭うのは明白。この暗がりを利用して、気づかれずに七瀬さんの布団まで移動しなくては…)
部屋の照明は消えているので、手元ぐらいはなんとか見えますが、少し先は真っ暗闇です。正方形の畳部屋に布団を敷いた私達は、それぞれが角に寝ていました。私から見て右側に明日香、下側に七瀬さんが寝ているはずです。手探りで下に下に進んでいきます。
(この感触は布団……? だとしたら、この辺に七瀬さんが寝ているはず……)
右手にサラサラした柔らかい布の感触が伝わりました。多分、布団のシーツです。慎重に周囲を触って確認した結果、布団の端ですが、位置は真ん中辺りです。つまりはこの下に進めば七瀬さんの頭か、足に辿り着けるはずです。
(ゴクリ‼︎ いきなり寝ている所を誰かに触られたら、七瀬さんだって驚いて悲鳴を上げるはず。そうなれば明日香に気づかれて怒られる程度では済まない。他のお客さんに警察を呼ばれてしまう。ここは思い切ってキスで口を塞ぐしかない。ごめん、七瀬さん‼︎)
ガバァ。
私は覚悟を決めると、七瀬さんの布団に潜り込んで、その柔らかな唇に口づけしました。
「んっ‼︎ んんっ…‼︎ んっ…⁈ んんっ~~‼︎」
目を覚ました七瀬さんが驚いて暴れています。でも、直ぐに私だと気がついて大人しくなるはすです。
「んっはぁ…薫…」
「はぁ…はぁ…七瀬さん…好きだよ…」
「違っ……んっん…!」
今日の七瀬さんはいつもの七瀬さんじゃないようです。キスの仕方だけじゃなく、肌触りも別人のようです。きっと七瀬さんも待ち切れなくて興奮しているんです。
(七瀬さん、きっと幸せにしてあげるからね)
七瀬さんの浴衣の帯を解くと、私はその柔らかな身体に覆い被さりました。
「んっん~~////」
その日の夜、私と七瀬さんは1つになる事が出来ました。
❇︎
早朝に起きると、七瀬さんが寝ているうちにお風呂に入ります。昨日の夜は2人にとって忘れられない記念日になりそうです。
(はぁ~~~。昨日の七瀬さん、凄かったなぁ~)
いつもの大人しい彼女からは想像が出来ないほど、激しくて攻撃的な性格に変貌していました。きっと暗がりだと興奮する体質なのかもしれません。
(そろそろ出ないと2人とも起きる頃かな。はぁ~~、七瀬さんと顔を合わせるのは気まずいかも。でも、もうお互い特別な関係なんだし、気にしてもしょうがないよね)
ザバァ。
お風呂から上がります。濡れた身体をタオルで拭いて、服に着替えていると、物音が聞こえてきました。きっとどちらかが起きたのでしょう。
「あっ…あはよう、明日香。昨日はよく眠れた? 随分と疲れた顔しているけど大丈夫?」
寝起きの明日香の髪はグシャグシャで浴衣も乱れていました。フラフラとどこか足取りも視線も覚束ない感じです。
「ううっっ~~////」
「ちょっと、明日香。走ると危ないよ」
目が合ったにも関わらず、何も言わずに明日香は露天風呂に走っていきました。きっと寝惚けているのかもしれませんが、そんな状態でお風呂に入るのはちょっと心配です。
(朝からお風呂に入るなんて、そんなに明日香がお風呂好きだなんて知らなかったよ)
しばらくすると、ザバァザバァとお風呂場から激しい水音が聞こえてきました。もっと静かに入らないと七瀬さんが起きてしまいます。
「やれやれ、今のうちに七瀬さんを起こそうかな」
明日香がお風呂に入っている今ならば、しばらくは七瀬さんと2人っきりで話が出来ます。昨日の事で色々と話し合う事もあるはずです。
「あれ? 七瀬さん起きていたの?」
布団から出て起きていた七瀬さんは、とっくに浴衣から普段着に着替えていました。髪の毛もところどころピョンピョンと飛び跳ねていましたが、明日香と比べて可愛い方です。
「うん、おはよう。薫君は早起きなんだね。恥ずかしいなぁ~。私は低血圧だから、ちょっと朝が弱いんだよ。女の子なのにダラシない格好でごめんね」
「そんな事ないよ。いつもと同じで凄く綺麗だよ。そ…そ、それよりも昨日の夜は楽しかったね。七瀬さんはどうだったかな? そのぉ~、良かった?」
「うん、私は楽しかったよ。また、こうやって皆んなで旅行が出来るように私もアルバイトしてお金を貯めようかな?」
「そうだね。七瀬さんみたいな可愛い子が、お店でアルバイトしてたら、俺なら絶対に常連になるよ」
「もうぉ~、それだと薫君のお金が貯まらないでしょう」
「はっは…そうだね」
(あれ? いつもと同じだ……そういう事かな)
七瀬さんの態度は普段と同じで全然変わっていません。昨日、私とあんな事をしていて平気なフリが出来るなんて凄いです。でも、七瀬さんの心の中は私には見え見えでした。
(分かっているよ、七瀬さん。まったく気にしていないフリをしてても、本当は恥ずかしくて目もまともに合わせられないんだろう? 七瀬さんがそうしたいなら、俺も付き合うから)
私は七瀬さんの気持ちを理解すると、朝食の時間まで2人で出来るだけ普通に話しました。彼女のお陰で私の高ぶっていた気持ちも徐々にですが落ち着きを取り戻していきました。
「ねぇ、薫君? 斎藤さんは何処にいるの?」
「あっ‼︎ ごめん、七瀬さん。お風呂場の様子を急いで見てきて欲しいんだけど! 明日香がのぼせているかも!」
「それは大変です!」
(あいつ、何やってんだよ!)
そういえば、明日香がお風呂に入ってから40分近くになります。いくらなんでも入り過ぎです。七瀬さんに確認してもらった所、のぼせてはいませんでしたが、裸でずっとシャワーの冷水を浴びていたそうです。朝から修業でもしていたのでしょうか?
(七瀬さんは元々、そのつもりでこの旅行に来たんだ。従姉弟の存在など恐れる事はない。行くぞ!)
夜這いとは両親に見つかれば、当然のように泥棒として袋叩きに遭います。その覚悟を含めての夜這いなのです。決して従姉弟に夜這いの現場を見つかってはいけないのです。
(明日香に見つかれば、袋叩きに遭うのは明白。この暗がりを利用して、気づかれずに七瀬さんの布団まで移動しなくては…)
部屋の照明は消えているので、手元ぐらいはなんとか見えますが、少し先は真っ暗闇です。正方形の畳部屋に布団を敷いた私達は、それぞれが角に寝ていました。私から見て右側に明日香、下側に七瀬さんが寝ているはずです。手探りで下に下に進んでいきます。
(この感触は布団……? だとしたら、この辺に七瀬さんが寝ているはず……)
右手にサラサラした柔らかい布の感触が伝わりました。多分、布団のシーツです。慎重に周囲を触って確認した結果、布団の端ですが、位置は真ん中辺りです。つまりはこの下に進めば七瀬さんの頭か、足に辿り着けるはずです。
(ゴクリ‼︎ いきなり寝ている所を誰かに触られたら、七瀬さんだって驚いて悲鳴を上げるはず。そうなれば明日香に気づかれて怒られる程度では済まない。他のお客さんに警察を呼ばれてしまう。ここは思い切ってキスで口を塞ぐしかない。ごめん、七瀬さん‼︎)
ガバァ。
私は覚悟を決めると、七瀬さんの布団に潜り込んで、その柔らかな唇に口づけしました。
「んっ‼︎ んんっ…‼︎ んっ…⁈ んんっ~~‼︎」
目を覚ました七瀬さんが驚いて暴れています。でも、直ぐに私だと気がついて大人しくなるはすです。
「んっはぁ…薫…」
「はぁ…はぁ…七瀬さん…好きだよ…」
「違っ……んっん…!」
今日の七瀬さんはいつもの七瀬さんじゃないようです。キスの仕方だけじゃなく、肌触りも別人のようです。きっと七瀬さんも待ち切れなくて興奮しているんです。
(七瀬さん、きっと幸せにしてあげるからね)
七瀬さんの浴衣の帯を解くと、私はその柔らかな身体に覆い被さりました。
「んっん~~////」
その日の夜、私と七瀬さんは1つになる事が出来ました。
❇︎
早朝に起きると、七瀬さんが寝ているうちにお風呂に入ります。昨日の夜は2人にとって忘れられない記念日になりそうです。
(はぁ~~~。昨日の七瀬さん、凄かったなぁ~)
いつもの大人しい彼女からは想像が出来ないほど、激しくて攻撃的な性格に変貌していました。きっと暗がりだと興奮する体質なのかもしれません。
(そろそろ出ないと2人とも起きる頃かな。はぁ~~、七瀬さんと顔を合わせるのは気まずいかも。でも、もうお互い特別な関係なんだし、気にしてもしょうがないよね)
ザバァ。
お風呂から上がります。濡れた身体をタオルで拭いて、服に着替えていると、物音が聞こえてきました。きっとどちらかが起きたのでしょう。
「あっ…あはよう、明日香。昨日はよく眠れた? 随分と疲れた顔しているけど大丈夫?」
寝起きの明日香の髪はグシャグシャで浴衣も乱れていました。フラフラとどこか足取りも視線も覚束ない感じです。
「ううっっ~~////」
「ちょっと、明日香。走ると危ないよ」
目が合ったにも関わらず、何も言わずに明日香は露天風呂に走っていきました。きっと寝惚けているのかもしれませんが、そんな状態でお風呂に入るのはちょっと心配です。
(朝からお風呂に入るなんて、そんなに明日香がお風呂好きだなんて知らなかったよ)
しばらくすると、ザバァザバァとお風呂場から激しい水音が聞こえてきました。もっと静かに入らないと七瀬さんが起きてしまいます。
「やれやれ、今のうちに七瀬さんを起こそうかな」
明日香がお風呂に入っている今ならば、しばらくは七瀬さんと2人っきりで話が出来ます。昨日の事で色々と話し合う事もあるはずです。
「あれ? 七瀬さん起きていたの?」
布団から出て起きていた七瀬さんは、とっくに浴衣から普段着に着替えていました。髪の毛もところどころピョンピョンと飛び跳ねていましたが、明日香と比べて可愛い方です。
「うん、おはよう。薫君は早起きなんだね。恥ずかしいなぁ~。私は低血圧だから、ちょっと朝が弱いんだよ。女の子なのにダラシない格好でごめんね」
「そんな事ないよ。いつもと同じで凄く綺麗だよ。そ…そ、それよりも昨日の夜は楽しかったね。七瀬さんはどうだったかな? そのぉ~、良かった?」
「うん、私は楽しかったよ。また、こうやって皆んなで旅行が出来るように私もアルバイトしてお金を貯めようかな?」
「そうだね。七瀬さんみたいな可愛い子が、お店でアルバイトしてたら、俺なら絶対に常連になるよ」
「もうぉ~、それだと薫君のお金が貯まらないでしょう」
「はっは…そうだね」
(あれ? いつもと同じだ……そういう事かな)
七瀬さんの態度は普段と同じで全然変わっていません。昨日、私とあんな事をしていて平気なフリが出来るなんて凄いです。でも、七瀬さんの心の中は私には見え見えでした。
(分かっているよ、七瀬さん。まったく気にしていないフリをしてても、本当は恥ずかしくて目もまともに合わせられないんだろう? 七瀬さんがそうしたいなら、俺も付き合うから)
私は七瀬さんの気持ちを理解すると、朝食の時間まで2人で出来るだけ普通に話しました。彼女のお陰で私の高ぶっていた気持ちも徐々にですが落ち着きを取り戻していきました。
「ねぇ、薫君? 斎藤さんは何処にいるの?」
「あっ‼︎ ごめん、七瀬さん。お風呂場の様子を急いで見てきて欲しいんだけど! 明日香がのぼせているかも!」
「それは大変です!」
(あいつ、何やってんだよ!)
そういえば、明日香がお風呂に入ってから40分近くになります。いくらなんでも入り過ぎです。七瀬さんに確認してもらった所、のぼせてはいませんでしたが、裸でずっとシャワーの冷水を浴びていたそうです。朝から修業でもしていたのでしょうか?
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