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第二章:ゾンビ編
第89話 リベンジ戦
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「はい、終わり。もう、あんたは一番後ろで付いてくるだけでいいから。それぐらいは出来るでしょ?」
クリスタルゴーレムを軽々と倒すと、リエラが剣の強化素材の水晶板を投げ渡して言ってきた。
ゾンビだが、キングの俺に平民如きが、そんな生意気な口を利くことは許せない。
「何だと‼︎」
「何度も言わせないでよ。役立たずなんだから、後ろに付いて来いって言ったのよ」
「くっ! 役立たずだと!」
怒って聞いたら、役立たずという言葉が加わった。
この愚かな平民は、この俺を戦力外認定している。
「……分かった。後ろは任せろ」
だが、まあいい。我慢してやる。
戦うしかない能がない平民が、王様を護衛したいと言っているんだ。
護衛させてやる。
水晶板を剣に吸収させると、素直に後ろに移動した。
ここで仲間同士で争っても利益がない。二対一で俺がやられるだけだ。
戦闘をリエラに任せると、順調に水晶洞窟を進んでいく。
やはり適材適所というか、役割り分担は必要だと言う事だろう。
思い出してみたら、どのパーティでも俺は隊長で頭脳担当が多かった。
わざわざ不得手の戦闘までやる必要がないという事だ。
「モンスターは私が倒すから、暇なら、あんたは壁でも撃ってなさい」
「くっ……」
後ろを付いていくだけじゃなかったのか、と言いたいけど、走りながらでも出来るから我慢した。
言われた通りに壁に向かって、手の平大の怒りを込めた岩塊を連続発射しまくる。
「最初はキツイだろうけど、初心に返って、しっかりやりなさい。使い慣れたアビリティだけじゃ、新しい場所では通用しないんだから」
「はぁーい」
しばらく撃ち続けていると、リエラが説教くさい言葉を言ってきた。なので、気怠い返事を返した。
別にキツくはない。人にあれしろ、これしろと言われると、やる気が極端に失せるだけだ。
♢
「ふぅー、今日はここまで。しっかり休憩して、七時間後に出発よ」
赤い宝箱三個と水晶板八枚を手に入れると、階段の中に入った。
三十五階から三十八階までの四階層しか移動してないのに、女二人にはキツイようだ。
階段に座り込んで、食事の準備を始めている。
「お腹空きました。四十階までで帰りたいですね」
「確かにそれでもいいかもね。別に急いでいるわけじゃないし、アイツもアビリティを鍛えた方が良いし……ちょっと、どこに行くの?」
「どこって、修行に決まっている。七時間以内に戻ってくるから安心しろ」
食事も休憩も俺には必要ないので、三十八階に戻って修行したいに決まっている。
だけど、階段を上ろうとすると、リエラに呼び止められた。
「やめておきなさい。あんた、弱いんだから死ぬから」
「死ぬか! 入り口で修行するから問題ない。ゴーレムが来たら、階段の中に逃げるから安心しろ」
「はいはい、分かりました。危ない時は『ママ、助けてぇー!』って叫ぶのよ。いいわね?」
「言うか!」
俺を怒らせるのが趣味かと思うぐらいに、いちいち怒らせる。
リエラの無駄な警告は無視して、階段をイライラ上っていく。
姉貴もそうだったが、女は男をすぐに子供扱いする。こんなデカイ子供がいるか。
「はぁ……一人は落ち着くな」
階段からダンジョンに出ると、一息ついた。女はうるさいから駄目だ。
はい、はいと素直に返事して、俺の言う事を聞いていたメルも変わってしまった。
どうして、悪い人間の影響は受けやすいんだ。
「まあいい。リベンジ開始だ」
愚痴はやめて、気持ちを戦闘モードに切り替えた。
最初からリエラの言うことを聞くつもりはない。
二人がしっかりと休んでいる間に、クリスタルゴーレムを単独で倒させてもらう。
身体を岩で覆っていき、ブラウンゴーレムLV4に変化した。
俺一人でも倒せるという事を証明する。
だけど、無謀に突撃しても危険なのは分かっている。だから、作戦を立てた。
さっきは水晶柱を使われて、少し動揺してしまったが、あれが無ければ、ただの透明ゴーレムだ。
つまり戦闘が始まる前に、近くの水晶柱を全部破壊すれば、透明ゴーレムは武器が使えなくなる。
丸腰の相手を遠距離から、一方的に攻撃できるというわけだ。
「そこに居たか。さあ、どちらが最強のゴーレムか決めようか」
水晶洞窟をゴーレムで高速移動していると、手足の生えた動く巨大水晶を発見した。
予定通りに、まずは武器に使えないように周囲の水晶柱を破壊していく。
だけど、破壊が間に合わずに、透明ゴーレムの右手が水晶柱を掴もうとした。
「それはやらせない」
ヒューン——
「グガァ!」
ドガァン! 直径一メートルの弾丸を腕に直撃させて妨害した。
掴ませる時間も、投げさせる時間も与えない。
「フッハハハ! そうだ! これが俺の真の実力なんだ!」
発射した弾丸を何個も殴り壊されるが、確実に身体に当てて、ダメージを与えていく。
あの両腕さえ破壊したら、もう勝利は確定だ。
あとは動く的か、逃げる的になった透明ゴーレムを破壊するだけの単純作業になる。
「グガァー‼︎」
「剣は……やめておくか」
バキィン! 透明ゴーレムの右腕が弾丸によって破壊された。地面に壊れた腕がドサッと落ちた。
左腕一本の相手なら、あとは剣で叩き潰した方が早そうだが、射撃の練習を続ける事にした。
大嘘だとは思っているが、万が一という可能性もある。
手袋無しで、射撃のアビリティを習得できれば、他のアビリティも習得できる。
それを確かめられるだけでも、続ける価値は十分にある。
四分後……
「ふぅー、倒せた」
十秒ぐらいで倒したリエラとは違うが、倒せれば一緒だ。
倒したクリスタルゴーレムの、魔石と水晶板を勝利の証に回収した。
階段に戻った時に、二人の目につく所に三十体分ぐらい置いておく。
もしも気づいた時は、「本気を出したら、余裕だった」と笑って言ってやる。
「オラッ、オラッ!」
遭遇するクリスタルを苦戦しながらも、確実に倒し続けていく。
一体目を倒したから、心に余裕と自信が生まれたようだ。
初見のような不様な結果は二度と起こらない。
六時間後……
「んっ? これは……!」
そろそろ帰る時間で、ちょうど五十体目を倒したので、『調べる』を使ってみた。
すると、射撃LV4と射撃LV1の二つのアビリティを見つけた。
「おいおい、冗談じゃなかったのか!」
正直習得するには何ヶ月もかかると思っていたが、こんなに早く習得してしまった。
まあ、俺が天才だから仕方ないのかもしれない。
「おっと、今は帰るのが先だった」
喜ぶのは後でも出来る。それにLV1だと使いものにならない。
休憩は七時間と言っていたから、階段に早く戻らないと迷子扱いされる。
回れ右すると、階段に急いだ。
クリスタルゴーレムを軽々と倒すと、リエラが剣の強化素材の水晶板を投げ渡して言ってきた。
ゾンビだが、キングの俺に平民如きが、そんな生意気な口を利くことは許せない。
「何だと‼︎」
「何度も言わせないでよ。役立たずなんだから、後ろに付いて来いって言ったのよ」
「くっ! 役立たずだと!」
怒って聞いたら、役立たずという言葉が加わった。
この愚かな平民は、この俺を戦力外認定している。
「……分かった。後ろは任せろ」
だが、まあいい。我慢してやる。
戦うしかない能がない平民が、王様を護衛したいと言っているんだ。
護衛させてやる。
水晶板を剣に吸収させると、素直に後ろに移動した。
ここで仲間同士で争っても利益がない。二対一で俺がやられるだけだ。
戦闘をリエラに任せると、順調に水晶洞窟を進んでいく。
やはり適材適所というか、役割り分担は必要だと言う事だろう。
思い出してみたら、どのパーティでも俺は隊長で頭脳担当が多かった。
わざわざ不得手の戦闘までやる必要がないという事だ。
「モンスターは私が倒すから、暇なら、あんたは壁でも撃ってなさい」
「くっ……」
後ろを付いていくだけじゃなかったのか、と言いたいけど、走りながらでも出来るから我慢した。
言われた通りに壁に向かって、手の平大の怒りを込めた岩塊を連続発射しまくる。
「最初はキツイだろうけど、初心に返って、しっかりやりなさい。使い慣れたアビリティだけじゃ、新しい場所では通用しないんだから」
「はぁーい」
しばらく撃ち続けていると、リエラが説教くさい言葉を言ってきた。なので、気怠い返事を返した。
別にキツくはない。人にあれしろ、これしろと言われると、やる気が極端に失せるだけだ。
♢
「ふぅー、今日はここまで。しっかり休憩して、七時間後に出発よ」
赤い宝箱三個と水晶板八枚を手に入れると、階段の中に入った。
三十五階から三十八階までの四階層しか移動してないのに、女二人にはキツイようだ。
階段に座り込んで、食事の準備を始めている。
「お腹空きました。四十階までで帰りたいですね」
「確かにそれでもいいかもね。別に急いでいるわけじゃないし、アイツもアビリティを鍛えた方が良いし……ちょっと、どこに行くの?」
「どこって、修行に決まっている。七時間以内に戻ってくるから安心しろ」
食事も休憩も俺には必要ないので、三十八階に戻って修行したいに決まっている。
だけど、階段を上ろうとすると、リエラに呼び止められた。
「やめておきなさい。あんた、弱いんだから死ぬから」
「死ぬか! 入り口で修行するから問題ない。ゴーレムが来たら、階段の中に逃げるから安心しろ」
「はいはい、分かりました。危ない時は『ママ、助けてぇー!』って叫ぶのよ。いいわね?」
「言うか!」
俺を怒らせるのが趣味かと思うぐらいに、いちいち怒らせる。
リエラの無駄な警告は無視して、階段をイライラ上っていく。
姉貴もそうだったが、女は男をすぐに子供扱いする。こんなデカイ子供がいるか。
「はぁ……一人は落ち着くな」
階段からダンジョンに出ると、一息ついた。女はうるさいから駄目だ。
はい、はいと素直に返事して、俺の言う事を聞いていたメルも変わってしまった。
どうして、悪い人間の影響は受けやすいんだ。
「まあいい。リベンジ開始だ」
愚痴はやめて、気持ちを戦闘モードに切り替えた。
最初からリエラの言うことを聞くつもりはない。
二人がしっかりと休んでいる間に、クリスタルゴーレムを単独で倒させてもらう。
身体を岩で覆っていき、ブラウンゴーレムLV4に変化した。
俺一人でも倒せるという事を証明する。
だけど、無謀に突撃しても危険なのは分かっている。だから、作戦を立てた。
さっきは水晶柱を使われて、少し動揺してしまったが、あれが無ければ、ただの透明ゴーレムだ。
つまり戦闘が始まる前に、近くの水晶柱を全部破壊すれば、透明ゴーレムは武器が使えなくなる。
丸腰の相手を遠距離から、一方的に攻撃できるというわけだ。
「そこに居たか。さあ、どちらが最強のゴーレムか決めようか」
水晶洞窟をゴーレムで高速移動していると、手足の生えた動く巨大水晶を発見した。
予定通りに、まずは武器に使えないように周囲の水晶柱を破壊していく。
だけど、破壊が間に合わずに、透明ゴーレムの右手が水晶柱を掴もうとした。
「それはやらせない」
ヒューン——
「グガァ!」
ドガァン! 直径一メートルの弾丸を腕に直撃させて妨害した。
掴ませる時間も、投げさせる時間も与えない。
「フッハハハ! そうだ! これが俺の真の実力なんだ!」
発射した弾丸を何個も殴り壊されるが、確実に身体に当てて、ダメージを与えていく。
あの両腕さえ破壊したら、もう勝利は確定だ。
あとは動く的か、逃げる的になった透明ゴーレムを破壊するだけの単純作業になる。
「グガァー‼︎」
「剣は……やめておくか」
バキィン! 透明ゴーレムの右腕が弾丸によって破壊された。地面に壊れた腕がドサッと落ちた。
左腕一本の相手なら、あとは剣で叩き潰した方が早そうだが、射撃の練習を続ける事にした。
大嘘だとは思っているが、万が一という可能性もある。
手袋無しで、射撃のアビリティを習得できれば、他のアビリティも習得できる。
それを確かめられるだけでも、続ける価値は十分にある。
四分後……
「ふぅー、倒せた」
十秒ぐらいで倒したリエラとは違うが、倒せれば一緒だ。
倒したクリスタルゴーレムの、魔石と水晶板を勝利の証に回収した。
階段に戻った時に、二人の目につく所に三十体分ぐらい置いておく。
もしも気づいた時は、「本気を出したら、余裕だった」と笑って言ってやる。
「オラッ、オラッ!」
遭遇するクリスタルを苦戦しながらも、確実に倒し続けていく。
一体目を倒したから、心に余裕と自信が生まれたようだ。
初見のような不様な結果は二度と起こらない。
六時間後……
「んっ? これは……!」
そろそろ帰る時間で、ちょうど五十体目を倒したので、『調べる』を使ってみた。
すると、射撃LV4と射撃LV1の二つのアビリティを見つけた。
「おいおい、冗談じゃなかったのか!」
正直習得するには何ヶ月もかかると思っていたが、こんなに早く習得してしまった。
まあ、俺が天才だから仕方ないのかもしれない。
「おっと、今は帰るのが先だった」
喜ぶのは後でも出来る。それにLV1だと使いものにならない。
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回れ右すると、階段に急いだ。
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