83 / 172
第二章:ゾンビ編
第83話 薬品製造
しおりを挟む
「壁を壊すしかないな」
おそらく宝箱は壁の中にある。
反応が横に長いのはいつもと同じだが、縦に長いのは初めてだ。
安全の為に、破壊する壁の真下に誰もいない事を確認する。
いつもの四分割方式で壁を破壊しまくれば、すぐに宝箱が見つかるだろう。
ドォン、ドォン——
両手から丸い弾丸を全力で撃ちまくって、壁を左から右に破壊していく。
ゴーレムの身体が落ちそうになったら、落ちないように上に軽く発射して微調整する。
やっぱり地魔法がLV7になって、弾丸の威力が上がっているから調子が良い。
簡単に直径一メートルを超える亀裂が壁に走って、壁がボロボロと崩れ落ちていく。
「おい、あれ。ブラウンゴーレムじゃないか? レッドゴーレムよりも二回りも大きいぞ」
「そのゴーレムなら、ヴァン達が倒したんじゃなかったのか?」
「アイツら調子に乗っているから、見逃したんだろう。どうする? ブッ殺すか?」
冒険者達が俺を指差して騒いでいるが、それはゴーレム違いだ。
三十階のゴーレムは悪いゴーレムで、ここのいるのは良いゴーレムだ。
こうやって誰にも迷惑をかけずに、地道に壁を破壊しているだけだ。
確かに以前の俺なら迷わずに、冒険者達の鞄を奪い取って、神金剛石がないか探していた。
だけど、倒された事で善良なゴーレムLV3に生まれ変わった。もう悪さはしない。
自分も他人も安全第一で地道に宝箱を探し続けている。それでいいじゃないか。
「ふぅー、襲ってくるのはモンスターだけか。ひと壁一時間で終わらせれば上出来だな」
少し警戒していたが、冒険者達は「うるさい」という言葉だけを残して歩き出した。
どうやら、お互い戦闘する意思はないようだ。作業に集中するとしよう。
二十六分後……
「あっ、あった!」
破壊した壁の中から赤い宝箱が出てきた。
ゴーレムの太い指先で宝箱の蓋を押し開けると、中から金色に輝く八角形の結晶を回収した。
「まずは一個目だな」
正直言って、青い宝物も欲しいが今は先に進む方が重要だ。
次も赤い宝箱が来てくれるように祈ろう。
「……それにしても邪魔だな。さっさと通れよ。埋めるぞ」
「あのゴーレム、宝箱の場所が分かるんじゃないのか?」
「そういえば、さっき壁を調べていた女連れの冒険者がいなかったか?」
壊す壁の真下の道を冒険者達が通っていく。
段状になっているから、通ったと思ったら、別のパーティがやってくる。
そこを通られると、壊した瓦礫が落下してぶつかるから怪我させてしまう。
それでも良いならやるけど、そうなったら、また血みどろの戦争が始まってしまう。
「チッ、意外と多いな……」
イライラしながら人数を数えてみたら、三十二人もいた。
流石の俺もCランク上位冒険者三十人と戦うつもりはない。
だけど、ピラミッドみたいに壁に手を触れて、『調べる』を使うつもりもない。
浮いた状態のゴーレムの身体で、器用に壁を調べていくよりも、明らかに弾丸を撃った方が早い。
仕方ないので瓦礫が当たらないように、慎重に壁を少しずつ壊していくしかない。
壁の通路は壊さないように注意しているから、「通れなくなった!」と苦情は言われないだろう。
ドォン、ドォン……二枚目の壁の破壊作業を開始した。
「ギギギィ、ギギギィ!」
すぐに両手に黒光りする鎌を持った、黄色と黒色の縞模様をした大型のカマキリが飛んできた。
「それにしても、何で俺だけ集中攻撃なんだよ」
三十五階の『キラーマンティス』は、飛行能力があり、口から溶解液を吐き出す凶悪モンスターだ。
一人だけ空中にいるデカイゴーレムを、縄張りに侵入してきた敵だと認識している。
でも、たまには壁を這い回るゴミ虫どもを襲っても悪くないと思う。明らかに暇そうだ。
「面倒くさいが、また空中戦の練習だな」
右手から片刃直剣の黒い剣を出すと、握って巨大化させていく。
弾丸で倒そうとすると、流れ弾で冒険者を怪我させてしまう。
モンスターも冒険者も面倒だが、今は子供連れの善良なゴーレムだ。
戻ってきたメル達に、負傷者の山を見せるわけにはいかない。
♢
三時間後……
「もうやる事がないな」
予想以上に宝箱の回収が早く終わってしまった。赤い宝箱三個と青い宝箱一個を見つけた。
襲ってくるキラーマンティスは、大剣でくの字にへし折って地獄に叩き落とした。
三十六階の階段を見つめる以外、もうやる事がない。
「薬品製造ねぇ……どうやって使うんだ?」
青い宝箱から『薬品製造LV1』の白い革手袋を手に入れた。
Bランクのオヤジ集団が、この関連のアビリティを商売に使っているのは知っている。
俺が知っているのは、『武器製造』『防具製造』『装飾品製造』『家具製造』『道具製造』がある。
何でも魔石を使って、モンスターの素材やダンジョンの素材を加工できるそうだ。
そうやって加工した素材を組み合わせて、商品を作るそうだが、アビリティのLVが足りなかったり、素材の組み合わせが悪いと、バラバラに壊れて消えるそうだ。
何でそんなギャンブルみたいな、勿体ない事をするのか分からないが、冒険者はイカれた奴が多い。
俺なら迷わずに素材は換金して、堅実に金を手に入れる。
「とりあえず、やってみるか」
文句はこの辺で終わらせて、赤い革手袋を脱いで、白い革手袋をはめた。
俺は冒険者でもあるが、一流陶芸家でもある。芸術の分野でも優れた才能を発揮できる。
その辺に落ちている白い魔石とキラーマンティスの鎌だけでも、一流の薬品が作れる。
「薬品か……薬品ねぇ……」
駄目だ。どんなに考えても溶解液しか思い付かない。
武器製造なら、包丁とか短剣を作れそうなのに、薬品のイメージが洗剤ぐらいしかない。
「仕方ない。魔石一個に鎌一本でやってみるか」
こういうのは料理と一緒だ。とりあえず作れば何かが出来る。
白い魔石を左手に持って、右手に持った鎌に押しつけてみた。
鎌に魔石が吸収されると、鎌が溶けたように形を変えて、黒い粉末に変わってしまった。
「……とりあえず成功だな」
素材が消えてないなら成功だ。手の平の上の黒い粉末を調べてみたら、『研磨剤』と表示された。
何に使うのか分からないが、地魔法で岩箱を作って回収しておこう。
二百グラムはあるから、二百ギルぐらいで売れるだろう。
おそらく宝箱は壁の中にある。
反応が横に長いのはいつもと同じだが、縦に長いのは初めてだ。
安全の為に、破壊する壁の真下に誰もいない事を確認する。
いつもの四分割方式で壁を破壊しまくれば、すぐに宝箱が見つかるだろう。
ドォン、ドォン——
両手から丸い弾丸を全力で撃ちまくって、壁を左から右に破壊していく。
ゴーレムの身体が落ちそうになったら、落ちないように上に軽く発射して微調整する。
やっぱり地魔法がLV7になって、弾丸の威力が上がっているから調子が良い。
簡単に直径一メートルを超える亀裂が壁に走って、壁がボロボロと崩れ落ちていく。
「おい、あれ。ブラウンゴーレムじゃないか? レッドゴーレムよりも二回りも大きいぞ」
「そのゴーレムなら、ヴァン達が倒したんじゃなかったのか?」
「アイツら調子に乗っているから、見逃したんだろう。どうする? ブッ殺すか?」
冒険者達が俺を指差して騒いでいるが、それはゴーレム違いだ。
三十階のゴーレムは悪いゴーレムで、ここのいるのは良いゴーレムだ。
こうやって誰にも迷惑をかけずに、地道に壁を破壊しているだけだ。
確かに以前の俺なら迷わずに、冒険者達の鞄を奪い取って、神金剛石がないか探していた。
だけど、倒された事で善良なゴーレムLV3に生まれ変わった。もう悪さはしない。
自分も他人も安全第一で地道に宝箱を探し続けている。それでいいじゃないか。
「ふぅー、襲ってくるのはモンスターだけか。ひと壁一時間で終わらせれば上出来だな」
少し警戒していたが、冒険者達は「うるさい」という言葉だけを残して歩き出した。
どうやら、お互い戦闘する意思はないようだ。作業に集中するとしよう。
二十六分後……
「あっ、あった!」
破壊した壁の中から赤い宝箱が出てきた。
ゴーレムの太い指先で宝箱の蓋を押し開けると、中から金色に輝く八角形の結晶を回収した。
「まずは一個目だな」
正直言って、青い宝物も欲しいが今は先に進む方が重要だ。
次も赤い宝箱が来てくれるように祈ろう。
「……それにしても邪魔だな。さっさと通れよ。埋めるぞ」
「あのゴーレム、宝箱の場所が分かるんじゃないのか?」
「そういえば、さっき壁を調べていた女連れの冒険者がいなかったか?」
壊す壁の真下の道を冒険者達が通っていく。
段状になっているから、通ったと思ったら、別のパーティがやってくる。
そこを通られると、壊した瓦礫が落下してぶつかるから怪我させてしまう。
それでも良いならやるけど、そうなったら、また血みどろの戦争が始まってしまう。
「チッ、意外と多いな……」
イライラしながら人数を数えてみたら、三十二人もいた。
流石の俺もCランク上位冒険者三十人と戦うつもりはない。
だけど、ピラミッドみたいに壁に手を触れて、『調べる』を使うつもりもない。
浮いた状態のゴーレムの身体で、器用に壁を調べていくよりも、明らかに弾丸を撃った方が早い。
仕方ないので瓦礫が当たらないように、慎重に壁を少しずつ壊していくしかない。
壁の通路は壊さないように注意しているから、「通れなくなった!」と苦情は言われないだろう。
ドォン、ドォン……二枚目の壁の破壊作業を開始した。
「ギギギィ、ギギギィ!」
すぐに両手に黒光りする鎌を持った、黄色と黒色の縞模様をした大型のカマキリが飛んできた。
「それにしても、何で俺だけ集中攻撃なんだよ」
三十五階の『キラーマンティス』は、飛行能力があり、口から溶解液を吐き出す凶悪モンスターだ。
一人だけ空中にいるデカイゴーレムを、縄張りに侵入してきた敵だと認識している。
でも、たまには壁を這い回るゴミ虫どもを襲っても悪くないと思う。明らかに暇そうだ。
「面倒くさいが、また空中戦の練習だな」
右手から片刃直剣の黒い剣を出すと、握って巨大化させていく。
弾丸で倒そうとすると、流れ弾で冒険者を怪我させてしまう。
モンスターも冒険者も面倒だが、今は子供連れの善良なゴーレムだ。
戻ってきたメル達に、負傷者の山を見せるわけにはいかない。
♢
三時間後……
「もうやる事がないな」
予想以上に宝箱の回収が早く終わってしまった。赤い宝箱三個と青い宝箱一個を見つけた。
襲ってくるキラーマンティスは、大剣でくの字にへし折って地獄に叩き落とした。
三十六階の階段を見つめる以外、もうやる事がない。
「薬品製造ねぇ……どうやって使うんだ?」
青い宝箱から『薬品製造LV1』の白い革手袋を手に入れた。
Bランクのオヤジ集団が、この関連のアビリティを商売に使っているのは知っている。
俺が知っているのは、『武器製造』『防具製造』『装飾品製造』『家具製造』『道具製造』がある。
何でも魔石を使って、モンスターの素材やダンジョンの素材を加工できるそうだ。
そうやって加工した素材を組み合わせて、商品を作るそうだが、アビリティのLVが足りなかったり、素材の組み合わせが悪いと、バラバラに壊れて消えるそうだ。
何でそんなギャンブルみたいな、勿体ない事をするのか分からないが、冒険者はイカれた奴が多い。
俺なら迷わずに素材は換金して、堅実に金を手に入れる。
「とりあえず、やってみるか」
文句はこの辺で終わらせて、赤い革手袋を脱いで、白い革手袋をはめた。
俺は冒険者でもあるが、一流陶芸家でもある。芸術の分野でも優れた才能を発揮できる。
その辺に落ちている白い魔石とキラーマンティスの鎌だけでも、一流の薬品が作れる。
「薬品か……薬品ねぇ……」
駄目だ。どんなに考えても溶解液しか思い付かない。
武器製造なら、包丁とか短剣を作れそうなのに、薬品のイメージが洗剤ぐらいしかない。
「仕方ない。魔石一個に鎌一本でやってみるか」
こういうのは料理と一緒だ。とりあえず作れば何かが出来る。
白い魔石を左手に持って、右手に持った鎌に押しつけてみた。
鎌に魔石が吸収されると、鎌が溶けたように形を変えて、黒い粉末に変わってしまった。
「……とりあえず成功だな」
素材が消えてないなら成功だ。手の平の上の黒い粉末を調べてみたら、『研磨剤』と表示された。
何に使うのか分からないが、地魔法で岩箱を作って回収しておこう。
二百グラムはあるから、二百ギルぐらいで売れるだろう。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
辺境の契約魔法師~スキルと知識で異世界改革~
有雲相三
ファンタジー
前世の知識を保持したまま転生した主人公。彼はアルフォンス=テイルフィラーと名付けられ、辺境伯の孫として生まれる。彼の父フィリップは辺境伯家の長男ではあるものの、魔法の才に恵まれず、弟ガリウスに家督を奪われようとしていた。そんな時、アルフォンスに多彩なスキルが宿っていることが発覚し、事態が大きく揺れ動く。己の利権保守の為にガリウスを推す貴族達。逆境の中、果たして主人公は父を当主に押し上げることは出来るのか。
主人公、アルフォンス=テイルフィラー。この世界で唯一の契約魔法師として、後に世界に名を馳せる一人の男の物語である。
小さなわたしたちが1000倍サイズの超巨大エルフ少女たちから世界を取り返すまでのお話
穂鈴 えい
ファンタジー
この世界に住んでいる大多数の一般人たちは、身長1400メートルを超える山のように巨大な、少数のエルフたちのために働かされている。吐息だけでわたしたち一般市民をまとめて倒せてしまえるエルフたちに抵抗する術もなく、ただひたすらに彼女たちのために労働を続ける生活を強いられているのだ。
一般市民であるわたしは日中は重たい穀物を運び、エルフたちの食料を調達しなければならない。そして、日が暮れてからはわたしたちのことを管理している身長30メートルを越える巨大メイドの身の回りの世話をしなければならない。
そんな過酷な日々を続ける中で、マイペースな銀髪美少女のパメラに出会う。彼女は花園の手入れを担当していたのだが、そこの管理者のエフィという巨大な少女が怖くて命懸けでわたしのいる区域に逃げてきたらしい。毎日のように30倍サイズの巨大少女のエフィから踏みつけられたり、舐められたりしてすっかり弱り切っていたのだった。
再びエフィに連れ去られたパメラを助けるために成り行きでエルフたちを倒すため旅に出ることになった。当然1000倍サイズのエルフを倒すどころか、30倍サイズの管理者メイドのことすらまともに倒せず、今の労働場所から逃げ出すのも困難だった。挙句、抜け出そうとしたことがバレて、管理者メイドにあっさり吊るされてしまったのだった。
しかし、そんなわたしを助けてくれたのが、この世界で2番目に優秀な魔女のクラリッサだった。クラリッサは、この世界で一番優秀な魔女で、わたしの姉であるステラを探していて、ついでにわたしのことを助けてくれたのだった。一緒に旅をしていく仲間としてとんでもなく心強い仲間を得られたと思ったのだけれど、そんな彼女でも1000倍サイズのエルフと相対すると、圧倒的な力を感じさせられてしまうことに。
それでもわたしたちは、勝ち目のない戦いをするためにエルフたちの住む屋敷へと向かわなければならないのだった。そうして旅をしていく中で、エルフ達がこの世界を統治するようになった理由や、わたしやパメラの本当の力が明らかになっていき……。
視力0.01の転生重弩使い 『なんも見えんけど多分味方じゃないからヨシッ!』
ふつうのにーちゃん
ファンタジー
転生者グレイボーンは、前世でシュールな死に方をしてしまったがあまりに神に気に入られ、【重弩使い】のギフトを与えられた。
しかしその神は実のところ、人の運命を弄ぶ邪神だった。
確かに重弩使いとして破格の才能を持って生まれたが、彼は『10cm先までしかまともに見えない』という、台無しのハンデを抱えていた。
それから時が流れ、彼が15歳を迎えると、父が死病を患い、男と蒸発した母が帰ってきた。
異父兄妹のリチェルと共に。
彼はリチェルを嫌うが、結局は母の代わりに面倒を見ることになった。
ところがしばらくしたある日、リチェルが失踪してしまう。
妹に愛情を懐き始めていたグレイボーンは深い衝撃を受けた。
だが皮肉にもその衝撃がきっかけとなり、彼は前世の記憶を取り戻すことになる。
決意したグレイボーンは、父から規格外の重弩《アーバレスト》を受け継いだ。
彼はそれを抱えて、リチェルが入り込んだという魔物の領域に踏み込む。
リチェルを救い、これからは良い兄となるために。
「たぶん人じゃないヨシッッ!!」
当たれば一撃必殺。
ただし、彼の目には、それが魔物か人かはわからない。
勘で必殺の弩を放つ超危険人物にして、空気の読めないシスコン兄の誕生だった。
毎日2~3話投稿。なろうとカクヨムでも公開しています。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる