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カイル編

第27話 東海岸

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 僕達は宴会に参加しないかと、用心棒のザンバさんに誘われましたが、僕はしばらくは会えなくなるかもしれないので、ミレイお姉さんの部屋にちょっとだけ寄って、家に帰って家族と最後の晩餐になるかもしれない晩ご飯を食べることにします。明日の朝には船に乗る為に、東海岸の砂浜まで行く必要があります。今日は早めに寝ることにします。

        🔖

 カイル「ねぇ(O_O)もしかして、この人数で敵地に乗り込むの?流石に少なくない?」と街の外の草原の待ち合わせ場所には六連射ボウガンのトレバーと、刀と呼ばれる剣を腰に差したイアンの2人しか居ませんでした。

 イアン「ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄仕方ないだろう、用意出来る船が定員6人乗りの中型船なんだから、それに帰りは人数が増えるから、お前らは別の船に乗ってもらうからな!」とフラフラしながら、頭を押さえています。ただの飲み過ぎなので心配しません。

 トレバー「(-。-;)少数精鋭とは言わないが、どんなに人数を集めても敵地に攻め込むんだ。はっきり言えば準備期間が全然足りないんだよ。それでも、行くのは縄張りを荒らされた事とお前達の気持ちを汲んでなんだぜ!」と縄張りを荒らされた事が93%、僕達の気持ちは7%ぐらいです。もしかすると僕達は少数精鋭ではなく、使い捨ての特攻隊員ではないかと思えて来ました。

 ラルフ「むぅ~(O_O)なぁ、カイル?そろそろ俺達の剣と盾を修理しないとマズイよな?なぁ、おじさん達。新しい武器が欲しいけど、俺達の代わりに買って欲しいんだけど。」

 イアン「どれどれ(´Д` )ふむふむ、まだ使えそうだけど、そろそろ交換した方がいいな。どっちも安物だから金があれば買って来てやるよ!」と280ゴールドを要求されましたが、そんな金は出せません(怒)!こうなれば現地調達するしかありません。おじさん達に協力してもらえば、ヒトデナイトから兵士の剣とお鍋の蓋(盾)が手に入ります。まあ、運次第ですけど。

        🔖

 トレバー「あぁ(´Д` )俺1人で十分だから船が見えたら教えてくれよ!」と六連射ボウガンを持って、ヒトデナイトを狙っています。

 トレバー『(´Д` )よっ、はぁ、はい(三連射)』『ドス、ドス、ドス(直撃)‼︎』

 ヒトデナイトA・B・C『(・・?)ジュワ(胴体・貫通)‼︎』『♬チャリンチャリン(32ゴールド×3匹分)』『♬ポン(お鍋の蓋)』

 トレバー「あちゃ~(´Д` )ハズレちゃったぁ~(笑)!次は出ると思うから待ってろよ。」と10秒もかからずに、同時に3匹のヒトデナイトを倒してしまいました。そして、遊び感覚で倒しているのが、とてもムカつきます(怒)!ヒトデナイトが空気中に消えると、落ちているお金とボウガンから発射された鉄矢を拾います。

 ラルフ「なぁ(*⁰▿⁰*)カイル。あのボウガン何処かで売ってないかな?あったら買おうぜ!飛び道具は絶対に必要だって!」と早速行動しています。トレバーさんから値段を聞いて、ガッカリして戻って来ました。オーダーメイド価格の17800ゴールドするらしいです。頑張れば買えない価格ではないですが、まだまだ先の話です。

 イアン「おい~(*⁰▿⁰*)こっちだ、こっちだ‼︎お前ら、船がこっちに来るから、さっさと乗る準備しとけよぉ~!」と木造船がオールを持った2人の船員によって、こっちに向かって進んで来ます。全長は20メートル以上はあるかな?思ったよりは大きいけど、絶対に甲板の上しか寝る場所ないよね?僕の疑問はどうでもいいらしく、バシャバシャと海の中を歩いて船に乗り込んで行きます。濡れた服は脱いで、その辺のロープに吊り下げていれば自然に乾くそうです。トレバーさんから、2本の兵士の剣と6個のお鍋の蓋を貰って、僕達の船旅がスタートしました。

 

 
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