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愛してる ※

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 至る所に口付け、時折そのまま強く吸い上げられれば、みるみるうちに私の肌は赤い鬱血痕だらけになる。

 「このまま再び血を吸いたくなってしまう……君は俺にとって危険だな」

 私の血を飲んだことでカリュードは一人前のヴァンパイアとなった。
 お陰で理性を失ったように血液を欲することもなくなるはずなのだが……
 なぜか私の血液だけは別物らしい。

 「父上と母上もこうなのだろうか……そのうち聞いてみるとしよう」

 「い、いやよ恥ずかしいっ……」

 「これからもっと恥ずかしいことをするのに? 」

 ニヤリと笑うカリュードの顔は、イタズラ好きの子どものようだ。
 そして彼は顕になった私の膨らみを揉みしだき、その頂を口に含んだ。
 最初は優しく、やがてガリッと歯で噛むように刺激された頂は、充血して腫れ上がる。
 その痛いほどの刺激がやがては心地良くなるほどに、私はカリュードに執拗に愛された。

 「ここ、胸だけでこんなに濡れてる。やはり俺達の相性は完璧だな」

 そう耳元で囁き、私の濡れそぼった入り口に指を入れるカリュードは意地悪だ。
 くちゅくちゅと音を立てながら中を擦られ、その上にあるより一層敏感な蕾も同時に舌で刺激される。

 「あっ……そこ同時いやっ……」

 「いや? いいの間違いだろう? 」

 カリュードは手を止めてくれない。
 それどころか、さらにしつこく攻め立てられる。
 やがて体の内側からジンジンとした熱い何かが迫り来るような感覚に襲われて、私は怖くなる。

 「やっ! 何かおかしいのっ……」

 「いいよ。ほら、おかしくなって? 」

 トントンと中を叩くように刺激された私は、限界を迎えた。
 弾き飛ぶような快感が全身に走り、ガクガクと震えが止まらない。
 グッタリと脱力した私を満足気に見つめたカリュードは、いつのまに下穿きを脱ぎ捨てたのだろうか。
 剥き出しになったその昂ぶりを、私の入り口に擦り付ける。
 ぬちゃぬちゃと響く音がいやらしく、私は恥ずかしくなり耳を塞ぎたくなるが、その手をカリュードに押さえつけられてしまった。

 「だめ、ちゃんと聞いてて? 俺とシェイラのが混ざってる音」

 「カリュード……あなた意地悪だったのね」

 涙目でそう彼を非難すれば、そっとその涙を手で拭われた後、一息に奥まで突き抜かれた。
 執拗に解されていたのでいくらか痛みは和らいでいたが、それでも違和感は大きい。

 「んあああっ……」

 「ごめん、シェイラが可愛くて我慢できなかった……」

 カリュードは腰を動かし始める。
 片手を私の横のシーツに置き、もう片方の手で愛おしそうに首元の痕へと触れる。

 「この痕は、一生消えないんだ。これが俺のものだという証拠。これがあれば、他の男が近寄ることはできない」

 「んっ……でも、人間がこの痕を見たら……」

 「それは大丈夫。彼らからすると、キスマークに見えるから」

 「そ、それはそれで……問題だと思うのだけれど……んぁっ……」

 平然な顔で腰を振りながらそう囁くカリュードとは正反対に、私はもうドロドロに惚けていた。
 繋がったところからこぼれ落ちる蜜の量が、かなり増えていることにも気づいている。

 「ああシェイラ……もう出そうだ……少し激しくするね? 」

 今までのは一体なんだったのかと思うが、その言葉通りにカリュードは激しく腰を打ちつけ始めた。
 肌がぶつかるたびにパンパンと音が鳴り、汗ばんだお互いの皮膚が吸い付くように滑らかだ。
 大きな昂ぶりはさらにその大きさを増したようで、私の蜜口は限界まで押し広げられる。
 出し挿れされるたびに敏感なところが擦れ、無意識のうちに腰を動かしている自分に驚く。

 「シェイラ、いやらしい君も好きだよ……愛している……シェイラっ」

 カリュードは切ない表情を浮かべ、グッと腰を押しつけたまま止まる。
 そしてビクンビクンと痙攣したように震えると、そのまま私の上に倒れ込んだ。

 「お、重い……」

 「ごめん、やりすぎた。君は転生してすぐだというのに……後のことは俺が全てやるからね」

 お腹の中に何か熱いものを感じ、同時に脚の間からぬるりとしたものがこぼれ落ちた。

 「か、カリュード、あなた中に……」

 「大丈夫、君はもう来年には侯爵夫人だろう? 」

 「全然良くないわっ………んっ」

 私のささやかな抵抗は、カリュードの口付けによって中断された。
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