騙された平民聖女が、呪いをかけた魔導士と呪いを仲間にして復讐する話

王太子である、クレイに「君は僕だけの聖女だ」
そう言われて、平民であるリリーは王宮へ住み込むことになる。

週に1度、クレイの妹のアクアの呪いを解くための『解呪の儀』を行う。
儀式が終わると毎回腕には赤黒いひび割れができ、意識も失ってしまう。
王太子の愛の言葉を信じ、妹となるものの未来を願って健気に己の力をつかっていた…

はずだった。


何の力も持たない普通の町娘が、騙され傷つけられ捨てられた。

そこへ救いの手を差し伸べるヒーローは、リリーを利用してこの王国を滅ぼそうとする魔道士で、利用されてると知りながらも、黙っていられないリリーは魔導士に利用されたまま復讐を果たそうとする。
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