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四章
リンドウ公爵家
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翌朝。叔父さま(お母様の弟)からいただいたランディア王国風のドレスに着替え、支度を終えたあたりでアンナさんが来た。
「おはようございます、エルディアラ様。お迎えにあがりました」
「あらアンナ様、おはようございます。長いですしエルダと呼んでくださいな」
「分かりました、エルダ様。本日は我がリンドウ公爵家にて会食、その後リンドウ公爵領視察の予定でございます」
なんかやたらとしっかりしてるけど、この子確か13歳だよね…まあいいか。車に揺られること約3分、リンドウ公爵家王都邸に到着。めちゃくちゃ大きい日本家屋だった。
「いらっしゃいませ、エルディアラ皇太女殿下。リンドウ公爵夫人ユウナ・リンドウでございます」
叔母様…これは本名名乗っといた方がいいかな?
「ハルトレイク帝国皇太女エルディアラ=マリアロゼット・テレジエナ・ファーチェス・ハルトレイクでございます」
「まあ、これが帝国風の挨拶ですのね…素晴らしいですわ。さ、中へどうぞ」
もう、何もかもが懐かしい風景。いつかリリィさんも連れてきてあげよう、そう思ったのであった。
「おはようございます、エルディアラ様。お迎えにあがりました」
「あらアンナ様、おはようございます。長いですしエルダと呼んでくださいな」
「分かりました、エルダ様。本日は我がリンドウ公爵家にて会食、その後リンドウ公爵領視察の予定でございます」
なんかやたらとしっかりしてるけど、この子確か13歳だよね…まあいいか。車に揺られること約3分、リンドウ公爵家王都邸に到着。めちゃくちゃ大きい日本家屋だった。
「いらっしゃいませ、エルディアラ皇太女殿下。リンドウ公爵夫人ユウナ・リンドウでございます」
叔母様…これは本名名乗っといた方がいいかな?
「ハルトレイク帝国皇太女エルディアラ=マリアロゼット・テレジエナ・ファーチェス・ハルトレイクでございます」
「まあ、これが帝国風の挨拶ですのね…素晴らしいですわ。さ、中へどうぞ」
もう、何もかもが懐かしい風景。いつかリリィさんも連れてきてあげよう、そう思ったのであった。
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