短編r18

炎猫幻

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怒り

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チュッと甘い音が室内に響く。
でも、今の俺の頭の中はここからどう逃げようとしか考えられなかった。

俺は、風真美琴ふうまみこと
で、今俺のことを襲おうとしてるのが松山春樹まつやまはるき

俺らはちゃんとした、恋人同士だ。でも、今春樹は、超絶機嫌が悪い。

別に俺のせいじゃない。絶対に、俺がなにかしたとかじゃない。

春樹は分類されるなら、女顔の方で、、痴漢をされたらしい。一週間に一回は痴漢にあっている。それでしょげてた春樹の機嫌を直そうと、

だから、いい加減慣れればいいのに。

そういう事を言ったら、春期はもっと怒った。なぜだ・・・俺が何をしたっていうんだ・・・。

で、そのイライラをぶつけられるのが俺ってわけで・・・。そういうときの春樹はねちっこい、めんどくさい、いいところばっか攻めてくるから終わりがなくて泣きたくなる。
実際、俺が泣いても止まらない。ふざけるな案件第一位だ。

「ふ、逃げないでよ」

「いや、逃げなきゃ俺の命無いだろ?」

「なんで逃げるのかって聞いてるの。逃げたって無駄なのに」

春樹は笑ってるのに目が笑ってない。その顔で詰め寄られて、怖いから逃げ回っていると、角の方に追い詰められた。

「ね?無駄でしょ?」

「う・・・。ねちっこいのはやめろよ?」

「あ~~。うん、分かった」

目を彷徨わせて、ニコッと王子様スマイルで微笑んでくる。あ、こいつ今日絶対にねちっこくする気満々だったな、とわかって呆れてしまう。

「ちょ、ま。んっ・・・ふっ・・・うぁ・・・」

いきなりキスをされた。にゅるっと舌が入り込んできて、俺の口の中を侵略してくる。俺よりも、こいつのほうが俺の口の中を正確に把握してるんじゃないのかレベルでいいところばっか責め立ててきた。

「んっ!んっんっ、う”ぁっ」

すこし、勃ち始めた俺のものを膝で押されて感じてしまう。グリグリされると、カクンと、足の力が抜けて、そこを春樹の膝に押し付ける形になってしまった。

「ふあ”っ!やっ、ちょっ、う、動かさないでっ・・・!」

そのまま、春樹が足をゆさゆさ動かすから、快楽が俺を犯してくる。もう立てなくなって、春期の腕にすがりついた。

「ね、このまましよう」

「は?」

ありえない。でも春樹はすごくいい笑顔で、俺のことを見つめてくる。あ、死ぬ。そう思って、逃げ出そうと春樹を押しやり、駆け出すけど、すぐに押さえつけられた。

項を上から押さえつけられ、身動きが取れない。頬に床の冷たい感覚がする。でも、腰は上げているから、発情している猫みたいな体勢になってしまった。

「あーあ。今日は優しくするつもりだったのになあ」

感情のない声がすぐ耳元で聞こえてきた。カタカタと俺の体が震えだす。怖い。この言葉を聞いて、いいことになった試しがない。

これからなにをされるんだろう・・・。予想がつかなくて、嫌だ嫌だと体をひねるけど、春樹は離してくれない。

「ふっ、う”・・・」

「何泣いてるの?美琴が悪いんだよ」

「痛いのはヤダ・・・」

「何?決定権なんて美琴にないよね?」

絶対零度の声が俺の意見を即座に否定する。

ズルっと、ズボンとパンツを一緒に脱がされる。俺の陰茎は恐怖で萎えていた。

その陰茎を何回か擦られれば、春樹によって、快楽を教え込まれた体は直ぐに反応してしまう。

「ふぁ・・・あっ、んんぅ」

「まだイかないでね」

そう言われた瞬間に、痛みとともに気が狂ってしまうんじゃないのかってぐらいの快楽が俺を襲った。

「~~~~~っ!!!!えぁ?」

「あ~イッちゃったねえ。イかないでって言ったのに」

少しして、春樹のものが俺の後ろに挿入いったんだってわかった。

「は~っ、は~っ」

必死になって息を吸う。いきなり過ぎて、圧迫感が酷い。

「あ~、きゅうきゅうなってて気持ちいいよ」

語尾にハートがついてるような気がするほどに、甘い声色で春樹は言ってくる。

「でもねえ、イッちゃったもんね」

だから、お仕置き♡の声を聞いた俺は身を固くした
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