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醒めない夢
醒めない夢(4)
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「後悔しとるんや」
「あの時逮捕したのは、城田さんですよね」
「ああ、そうや。わかっとったんや、聡子やないって。あの頃はまだ交番勤務やったからな、ここで逮捕しても、捜査で当然、不起訴になると思ってた。状況も、物証も、聡子が犯人なわけがなかった」
「それなのに、どうして……実刑まで受けてるじゃないですか」
城田は遠い目をして、ため息をついた。
「俺があんとき、聡子に手錠なんかかけんかったらな……後悔しとる。真犯人は、もうひとりの、雅子や。ちゃんと捜査したら、雅子も正当防衛くらいついたかもしれん。それやのにな、結果、聡子の実刑だけや」
「何があったんですか」
「雅子の親父さんは、地元では有力な政治家でな、当時の署長の、大学時代の先輩やった。これ以上は、言わんでもわかるやろ」
「いや、でも……殺人ですよ、しかも未成年の、そんなことが通りますか」
「聡子は、札付きのワルでな。あの頃、聡子と雅子は、美人局みたいなことやって、金盗んどったんや。殺された男は、聡子に金抜かれた相手やった。おそらく、仕返しに襲われたんやろう。それにな、聡子はケンカ慣れしとった。加減ちゅうもんはようわかってたはずや。いくら友達を助けるためでも、我を失って殺してしまうゆうことは、考えられんかった。当時の聡子を知ってるもんは、みんなそないゆうとったな」
「そこまでわかってて……」
「せめて、聡子が否認したらよかったんやけど、聡子は、自分がやったの一点張りで……聡子は聡子なりに、雅子を守りたかったんやろう、責任感じとったんやろな」
「でも、殺人ですよ、簡単に背負える罪じゃない」
「そういう子なんや、聡子は」
そういう……城田はつらそうに、その一言を言った。でも、その一言が、聡子の全てなような気もする。
「今回の事件も、そういう感じなんです。誰かを庇っているのか、わからないんですが」
「そうか、いつまでもアホな子や。せんでええ苦労ばっかり背負い込んでな。左目もな、あれは手術したら治るんや。それやのに、治そうとはせん。罪を忘れんために、自分への戒めなんやろ。いつになったら、幸せになれるんかな、ほんまに」
幸せ、か。
聡子は、幸せを望んでいるんだろうか。まるで、自分から幸せを離しているように見える。幸せになってはいけない、そんな風に、思ってるんじゃないか? 俺みたいに……
「桐山龍二に会ってきました」
「ああ、龍二か。あいつも、道外れてしもてなあ。真面目にやっとったんやけどな、勤め先で窃盗事件があって、それで、聡子ともあかんようになってしもた。あのふたりは、ほんまにお互い大事にしあってた。あんな穏やかな聡子は見たことなかったなあ。龍二と一緒におるときが、一番幸せやったんかもしれんな」
俺は、あの古い写真を思い出した。若いふたりは、本気で愛し合ってた。そして、今でも……少なくとも、桐山は、まだ、聡子を愛している。聡子はどうなんだろう。まだ、桐山のことを想っているんだろうか。なんだ、この気持ち。そんなこと、どうだっていいじゃねえか。
「ああ、その雅子というのは、今はどうしてるんですか」
「雅子か……火事で死んだ。5年前や、聡子から聞いてへんか?」
「えっ、じゃあ、あの吉野雅子と、梅木雅子は同一人物ですか?」
「そうや、雅子はあの事件のあと、東京に行ってな。聡子は、雅子が面会に来てくれんの、どっかで待ってたみたいやけど、結局、雅子は一回もこんかった。わかってたことやろうけど、寂しかったやろなあ」
「聡子は、雅子に呼ばれて東京に来たと……」
「そうなんや。雅子とはあれきりになってたんやけど、突然、聡子に手紙を渡してほしいって、雅子が俺に会いに来たんや。居場所はわかってるからって。自分で渡せってゆうたんやけど、怖かったんやろな」
「居場所はわかってるって、もしかして、調べたんですか」
「そうやろなあ、探偵でもつこたんちゃうか」
探偵……そうか、そういうことか。
「城田さん、宮川俊雄という男をご存知ですか。元、大阪府警の刑事だったんですが」
「宮川俊雄? ああ、宮川か、あんまり評判はええやつちゃうかったな。三課にしばらくおったけど、いつのまにか辞めとった。宮川がどうかしたんか?」
「今回の事件の被害者です」
「そうか……これは噂やけど、宮川は押収した盗品を横流ししとったらしい。警察辞めたんも、それが理由やとは言われとったな」
それであの末路か、自業自得だな。
「辰巳くん、俺はな、聡子のこと、娘やおもてる。だから、あの時、なんもしてやられへんかったことが、悔しいてな。話聞いとったら、聡子はまたおんなじことやろうとしてるみたいや。どうにかな、止めたってくれ。頼む、このとおりや」
城田は、俺に頭を下げた。桐山と、同じように。
「やれることは、精一杯やります」
帰りの新幹線で、俺は、やりきれない気持ちでいっぱいだった。一時は、聡子でこの事件を終わらせようとしていた。なのに、ああやって頭を下げたり、おかしな弁護士を連れてきたり、こんなに大切に思われている野江聡子は、ある意味、幸せなんじゃないか? もし聡子がこのまま起訴にでもなったら、どれだけの人間が悲しむんだろう。
『もう帰ってる?』
スマホには御堂からメッセージが来ていた。
『新幹線に乗ったとこだ』
『さっき、上から釈放って言われた。熱が下がったら、釈放になる』
そうか……仕方ねえな、これ以上、引っ張る要素がない。
『わかった、また明日から捜査やり直しだ』
『そうだね、気をつけて、待ってるよん』
なんだ、よん、って。ほんと、気楽なやつだ。ああ、中途半端にビール飲んだから、どうも眠気が……少し寝るか……
「辰巳、まだだ、待機しろ」
「これ以上は人質がヤバイですよ、ひとりでいきます」
……バカ、やめろ、行くんじゃない……
「ダメだ、遠すぎる」
「俺ははずしませんよ、確実にやります」
「待て、辰巳!」
「大丈夫です、俺を誰だと思ってるんすか」
……大丈夫じゃねえよ、戻れ、戻れって……
「戻れ!……うわ!」
「お客さん、東京です。終点ですよ」
夢か……車掌に起こされて、東京駅のホームに降りた。時間は0時前、署に寄るか。
あの事件から、10年になる。自分を過信していた。あの夢を見ると、酒に逃げたくなる。そして、また、知らない間に、知らない女を抱いている。ダメだ、こんな生活、終わらせねえと。
タクシーを待っていると、スマホが震えた。知らない番号だ。
「辰巳さん、今日はどうも、桐山です」
「ああ、こちらこそ、ありがとう」
「まだ大阪ですか」
「いや、東京に着いたところだ」
「そうですか……ちょっとええかな」
「いいよ、何かあったか?」
「その宮川ゆう男のこと、思い出したわ。15年前、窃盗で捕まってんけど、その時担当しとった刑事や。こっちでさらっと調べたんやけど、その宮川は、サツ辞めて、探偵かなんかしとったやろ。人探しゆうのは名目で、本業はゆすりたかりや。過去の犯罪データを手に入れて、ターゲットはだいたい金持ち、暴力団にも情報を流しとったみたいや。でもここ何年かは、情報流しとった人間がクビになって、入手できんようになって、ネタ切れや。派手な生活しとったみたいやから、借金まみれで、金に追われとったはずや」
ゆすりか、梅木雅子も、そうだったのかもしれないな。
「ちょっとは役に立つかな」
「ああ、充分だよ、ありがとう」
「それと、聡子のことやけど……あいつ、夢を見るゆうとった。普段は明るくて、気強くてな、弱音なんか吐かんのやけど、その夢を見た時は、ガタガタ震えて、怖い怖いって泣くんや」
「夢? どんな夢だ」
「雅子って子が出てくるらしい。でも、決まって、その顔は死んだヤクザの顔で、こっちを睨みながら首絞められる、そんな夢やゆうとったな。聡子は、ほんまは弱い女なんや。誰か側で支えてやらんと、倒れてしまう。辰巳さん、聡子のこと、ほんまに……守ったってください」
電話の声は、少し、曇っていた。
「わかった、精一杯やる、安心しろ」
精一杯か……そんなに惚れてるなら、戻ってやればいいのにな、ヤクザなんかやめて。
俺には、そんなに想える女はいない。最後に女と付き合ったのは……高校生の時か、やばいな、俺も。あの頃は、ナンパとかしてたのになあ。警察官になって、恋愛どころじゃなくなったけど、それでも今みたいに女が苦手じゃなかった。こうなったのは……あの事件からか。
俺のせいで、先輩が死んだ。尊敬していた先輩だ。そして、その人は、中津の恋人だった。俺は、中津から恋人を奪ってしまった。俺の罪は重い。なのに……俺の処分は何もなかった。人質が助かったから、事件が解決したから。俺は罪を償えないまま、のうのうと、まだ生きている。解決さえすればそれでいい、上からそう言われて、俺はもう、刑事という仕事が嫌になった。辞めればいいのにな、俺も。桐山も同じか。結局、安定した居場所が欲しいだけか。居場所……聡子には居場所があるんだろうか。誰かが側にいないと、か。誰か……誰なんだろう。
「あの時逮捕したのは、城田さんですよね」
「ああ、そうや。わかっとったんや、聡子やないって。あの頃はまだ交番勤務やったからな、ここで逮捕しても、捜査で当然、不起訴になると思ってた。状況も、物証も、聡子が犯人なわけがなかった」
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「いや、でも……殺人ですよ、しかも未成年の、そんなことが通りますか」
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「でも、殺人ですよ、簡単に背負える罪じゃない」
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そういう……城田はつらそうに、その一言を言った。でも、その一言が、聡子の全てなような気もする。
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聡子は、幸せを望んでいるんだろうか。まるで、自分から幸せを離しているように見える。幸せになってはいけない、そんな風に、思ってるんじゃないか? 俺みたいに……
「桐山龍二に会ってきました」
「ああ、龍二か。あいつも、道外れてしもてなあ。真面目にやっとったんやけどな、勤め先で窃盗事件があって、それで、聡子ともあかんようになってしもた。あのふたりは、ほんまにお互い大事にしあってた。あんな穏やかな聡子は見たことなかったなあ。龍二と一緒におるときが、一番幸せやったんかもしれんな」
俺は、あの古い写真を思い出した。若いふたりは、本気で愛し合ってた。そして、今でも……少なくとも、桐山は、まだ、聡子を愛している。聡子はどうなんだろう。まだ、桐山のことを想っているんだろうか。なんだ、この気持ち。そんなこと、どうだっていいじゃねえか。
「ああ、その雅子というのは、今はどうしてるんですか」
「雅子か……火事で死んだ。5年前や、聡子から聞いてへんか?」
「えっ、じゃあ、あの吉野雅子と、梅木雅子は同一人物ですか?」
「そうや、雅子はあの事件のあと、東京に行ってな。聡子は、雅子が面会に来てくれんの、どっかで待ってたみたいやけど、結局、雅子は一回もこんかった。わかってたことやろうけど、寂しかったやろなあ」
「聡子は、雅子に呼ばれて東京に来たと……」
「そうなんや。雅子とはあれきりになってたんやけど、突然、聡子に手紙を渡してほしいって、雅子が俺に会いに来たんや。居場所はわかってるからって。自分で渡せってゆうたんやけど、怖かったんやろな」
「居場所はわかってるって、もしかして、調べたんですか」
「そうやろなあ、探偵でもつこたんちゃうか」
探偵……そうか、そういうことか。
「城田さん、宮川俊雄という男をご存知ですか。元、大阪府警の刑事だったんですが」
「宮川俊雄? ああ、宮川か、あんまり評判はええやつちゃうかったな。三課にしばらくおったけど、いつのまにか辞めとった。宮川がどうかしたんか?」
「今回の事件の被害者です」
「そうか……これは噂やけど、宮川は押収した盗品を横流ししとったらしい。警察辞めたんも、それが理由やとは言われとったな」
それであの末路か、自業自得だな。
「辰巳くん、俺はな、聡子のこと、娘やおもてる。だから、あの時、なんもしてやられへんかったことが、悔しいてな。話聞いとったら、聡子はまたおんなじことやろうとしてるみたいや。どうにかな、止めたってくれ。頼む、このとおりや」
城田は、俺に頭を下げた。桐山と、同じように。
「やれることは、精一杯やります」
帰りの新幹線で、俺は、やりきれない気持ちでいっぱいだった。一時は、聡子でこの事件を終わらせようとしていた。なのに、ああやって頭を下げたり、おかしな弁護士を連れてきたり、こんなに大切に思われている野江聡子は、ある意味、幸せなんじゃないか? もし聡子がこのまま起訴にでもなったら、どれだけの人間が悲しむんだろう。
『もう帰ってる?』
スマホには御堂からメッセージが来ていた。
『新幹線に乗ったとこだ』
『さっき、上から釈放って言われた。熱が下がったら、釈放になる』
そうか……仕方ねえな、これ以上、引っ張る要素がない。
『わかった、また明日から捜査やり直しだ』
『そうだね、気をつけて、待ってるよん』
なんだ、よん、って。ほんと、気楽なやつだ。ああ、中途半端にビール飲んだから、どうも眠気が……少し寝るか……
「辰巳、まだだ、待機しろ」
「これ以上は人質がヤバイですよ、ひとりでいきます」
……バカ、やめろ、行くんじゃない……
「ダメだ、遠すぎる」
「俺ははずしませんよ、確実にやります」
「待て、辰巳!」
「大丈夫です、俺を誰だと思ってるんすか」
……大丈夫じゃねえよ、戻れ、戻れって……
「戻れ!……うわ!」
「お客さん、東京です。終点ですよ」
夢か……車掌に起こされて、東京駅のホームに降りた。時間は0時前、署に寄るか。
あの事件から、10年になる。自分を過信していた。あの夢を見ると、酒に逃げたくなる。そして、また、知らない間に、知らない女を抱いている。ダメだ、こんな生活、終わらせねえと。
タクシーを待っていると、スマホが震えた。知らない番号だ。
「辰巳さん、今日はどうも、桐山です」
「ああ、こちらこそ、ありがとう」
「まだ大阪ですか」
「いや、東京に着いたところだ」
「そうですか……ちょっとええかな」
「いいよ、何かあったか?」
「その宮川ゆう男のこと、思い出したわ。15年前、窃盗で捕まってんけど、その時担当しとった刑事や。こっちでさらっと調べたんやけど、その宮川は、サツ辞めて、探偵かなんかしとったやろ。人探しゆうのは名目で、本業はゆすりたかりや。過去の犯罪データを手に入れて、ターゲットはだいたい金持ち、暴力団にも情報を流しとったみたいや。でもここ何年かは、情報流しとった人間がクビになって、入手できんようになって、ネタ切れや。派手な生活しとったみたいやから、借金まみれで、金に追われとったはずや」
ゆすりか、梅木雅子も、そうだったのかもしれないな。
「ちょっとは役に立つかな」
「ああ、充分だよ、ありがとう」
「それと、聡子のことやけど……あいつ、夢を見るゆうとった。普段は明るくて、気強くてな、弱音なんか吐かんのやけど、その夢を見た時は、ガタガタ震えて、怖い怖いって泣くんや」
「夢? どんな夢だ」
「雅子って子が出てくるらしい。でも、決まって、その顔は死んだヤクザの顔で、こっちを睨みながら首絞められる、そんな夢やゆうとったな。聡子は、ほんまは弱い女なんや。誰か側で支えてやらんと、倒れてしまう。辰巳さん、聡子のこと、ほんまに……守ったってください」
電話の声は、少し、曇っていた。
「わかった、精一杯やる、安心しろ」
精一杯か……そんなに惚れてるなら、戻ってやればいいのにな、ヤクザなんかやめて。
俺には、そんなに想える女はいない。最後に女と付き合ったのは……高校生の時か、やばいな、俺も。あの頃は、ナンパとかしてたのになあ。警察官になって、恋愛どころじゃなくなったけど、それでも今みたいに女が苦手じゃなかった。こうなったのは……あの事件からか。
俺のせいで、先輩が死んだ。尊敬していた先輩だ。そして、その人は、中津の恋人だった。俺は、中津から恋人を奪ってしまった。俺の罪は重い。なのに……俺の処分は何もなかった。人質が助かったから、事件が解決したから。俺は罪を償えないまま、のうのうと、まだ生きている。解決さえすればそれでいい、上からそう言われて、俺はもう、刑事という仕事が嫌になった。辞めればいいのにな、俺も。桐山も同じか。結局、安定した居場所が欲しいだけか。居場所……聡子には居場所があるんだろうか。誰かが側にいないと、か。誰か……誰なんだろう。
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