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漫画の世界に!?

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ピピピ...
ピピピピピピ...
母「ちょっと!侑真!早く起きなさい!遅刻するわよ!」
侑真「ん~。んあ?」
~7時49分~
(学校開始8時20分)
侑真「うわー!!!やばいじゃん!もっと早く起こしてよ!」
母「何回も起こしたわよ!まーた漫画見て夜更かしでもしてたんでしょ!」
侑真「どうしよどうしよ!お母さん送っててよ!」
母「無理よー私だってこれからパートがあるんだから遅れてもいいから自分で行きなさい。」
侑真「うー!...行ってきます!」
母「気をつけて行ってらっしゃいねぇ...ふぅさてと私も支度しなくちゃ」

侑真(間に合うかなぁ。くそー!こんな時に俺の足が速ければ~!)
侑真「信号青だ!ラッキー!」
信号を渡ろうとした時。トラックが真っ直ぐスピードを落とさずこちらに突っ込んできた。
侑真「え?」
キキーッ...バァン!
侑真(何が起きたんだ...早く学校行かなきゃ。でも体動かないし夜更かししたからかな。なんだか眠いや。)
そこで俺は眠りについた。

目が覚めると知らないところにいた。ここはどこなんだろ。学校に行かなきゃ怒られちゃう。でも体が思うように動かない...
侑真「どうなってんだよこれ...」
???「やっと目が覚めたわい」
侑真「ん?誰かいるのか」
神「我は死後の世界をまとめる神じゃ。」
侑真「死後の世界?何を言ってるんだよおじいちゃん生きてるじゃん。」
神「おじいちゃんじゃと!?なんと失礼なガキじゃ!これでも見て現実を受け止めよ!」
侑真「うわ!眩しっ」
眩しさが消え目を開けてみると信じ難い光景を目にした。
それは俺の葬式の光景だ。
侑真「え?は?なんで俺の葬式やってんの?俺生きてるのに!おい!なんでだよ!ここにいるよ!」
神「無駄じゃよ。お主の声はこのモノたちには聞こえぬ。」
侑真「なんなんだよ。まじで。ほんとに俺は死んだのかよ。」
神「そうじゃ。やっと現実を受け止めたか。それならよい。お主は天国行きじゃさっさとゆくのじゃ...」
侑真「ウッフゥまじかよ...」
神「な、何を泣いておるのじゃ!泣きやめい!ワシが泣かせたようになるじゃろ!」
侑真「だってよ。ウッおじいちゃん。ズズズッ俺まだやり残したことあるんだよ。」
神「なんじゃ。言ってみよ。」
侑真「好きな漫画の最新刊買えてねぇよォ!今日の帰りに買おうと思ってたのにっ!」
神「なんじゃそのくだらない理由は」
侑真「くだらなくなんてない!」
...
神「そんなに楽しみにしておったのか...?」
侑真「そりゃそうだよ。ズズッ」
神「仕方がない。その漫画とやらの世界に行かせてやろう。」
侑真「本を楽しみたいだけであって別に行きたいわけじゃ...」
(いや。待てよ。推しのご尊顔をこの目で見れるってことか?おいおい。2次元を好きになった時点でもう諦めてたのにイラストじゃなくリアルで拝めれるのか...悪くない...)
神「そうか。お主が嫌というならしょうがないのぉ。他の方法を探すしか...」
侑真「いや!行きたい!行かせてください!」
神「じゃが、行きたい訳では無いのだろう?」
侑真「いやいや、神様の有り難きお言葉を無碍にする訳には行きませんよ!」
神(こやついきなり神様呼びになりよった。)
神「まぁよい。ではその世界へ...」
侑真「待って!」
神「こんどはなんじゃ。」
侑真「推しに出来るだけ近いところに飛ばして!でも愛方じゃなくてモブがいい!学園モノだから同級生!同じクラス!俺の推しカプの名前谷上陸弥やがみりくや八木詩桜やぎしおん!」
神「圧がすごいのぉ...年寄りにはちと圧が強すぎじゃぁ。まぁわかったわい。できるだけその通りにしてみるわい。」
侑真「ありがとー!神様!」

神「ほれ。この中に入ればその世界に行けるぞい。ただ、わしは転生を得意とはしておらぬ。転生するのに時間がかかると思うが許されよ。」
侑真「全然許す!推したちを拝められるなら!なんでも!」
神「ふむなら良い。注意事項じゃがお主が行くことによりその漫画というもののストーリーが変わるがー...既に行ってしまったか。まぁあやつなら何とかするじゃろ。」



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