1 / 2
嘔吐依存1-1
しおりを挟むホームルームが終わり周りがざわつきだす、今日の3限目数学だよな…。とか考えながら前の席の奴に話しかける。
広島「晴、今日の3限目って数学だよな」
竹内晴「ばか、4限だよ。それに小テストあるってよ、お前勉強したか?」
広島「えぇ!しらねぇんだけど、小テストあんの…」
竹内「お前なぁ」
そんな他愛無い会話を続けていると横の席に誰かが腰を下ろし話しかけてくる
河城美紀、俺の元カノだ
河城「ねぇねぇ、中山さん今日登校してるよ。最近、学校来てなかったのに…」
広島「あぁ…誰だっけ?」
竹内「中山律、ちょっと変わっててクラスで浮いてるやつ。ていうかお前、前ふざけて中山に喋りかけてただろ」
河城「あはは…それにしても、確かに変わってるっちゃ変わってるよね。いっつも学校来てても授業以外の時間、何処にもいないし」
中山律か、確かに話しかけたことがない気がしなくもない「俺だったら、クラスで下の階級にいて浮いてたら惨めすぎて自殺するわ」と言って両手を広げて呆れてみせる。
河城「アンタが自殺とか絶対あり得ないでしょ……その性格だし」
そうだ、確かに俺がそんな途中で人生退場みたいなバカな真似するわけがない。運動もできて、勉強もそこそこでき、人間関係で困ったことは一度もない。ましてや、自分で言うのも何だが普通にモテる。
俺とああいう奴では、そもそも立たされたステージが違うんだ。そう思いながら、いわゆる隠キャたちの影を横目で見通す。
ただ、そんな俺にも欠点が一つある。
それは、俺にひどい吐きぐせがあることだ。中学2年ぐらいの頃から、食べては吐くという行為がどんどん癖になっていってそれを抑えようとしなかった結果、高1の今ではもはや、吐くのが当たり前の生活になっていた。でもまぁ、2年近く吐き続けて誰にもバレていないんだからこれからも大丈夫だろうと勝手に思っている。
そんな事を考えながら美紀や晴と喋っていたらあっという間に休み時間が過ぎていった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる