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どたばた大騒動?
232.どんまい!
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〈〈第三の街領主城でのモンスター襲撃を退けました。戦闘参加者に完勝報酬【スキルリスト】が贈られます〉〉
ワールドアナウンスだー。完勝やったね!
ユキマルと近づいてきたピアを撫でて褒める。浄化ありがとー。建物が無傷なのはピアのおかげだよ。
「報酬はスキルリストかぁ。……あれ? 僕、前にもらったやつ、まだ使ってないや」
いつか必要になるかも、と思ったら、なかなか使えないんだよなぁ。数に余裕ができたし、イベントが終わったら新しいスキルを習得しよう。
そんなことを考えながら、飛んで室内に戻った。ルトやタケミさんたちもついてくる。
「モモ、助かったぞ。カッコいいじゃねぇか」
「えー、そう? むふふ、ユキマルたちがいてくれたからだよー」
タケミさんに褒められて、照れちゃった。カッコいいって言われるのあまりないから、すっごく嬉しい!
ニマニマとしてたら、他の人からもお礼を言われたり、褒められたりして、さらに有頂天になっちゃう。僕たち大活躍したよ!
「イベントを途中でぶっ潰したのはウケたぜ!」
ツッキーが笑いながら言う。語尾に『ww』がついてそう。その横で、ムギとソウタはなんとも言えない表情でどこかを見ていた。
「イベント? ――って、ああ! あの、現実が見えてない感じのこと言ってた人?」
思い出して、ぽふっと手を叩いた。そういえば、なんか言ってる人いたね!
納得して頷きながら、ムギたちの視線の先を追う。
――ぽかんと口を開けてた男の人が、ショックを受けた感じで「現実が……見えてない……」と呟いて打ちひしがれていた。
なんか……ごめんなさい。悪いこと言っちゃった?
それはそれとして、黒のマントを羽織って、深くフードを被ってるのは、怪しい人すぎる見た目だからやめた方がいいと思うよ。
「くはっ、最高、モモ、お前、面白いやつだな!」
「タケミさんに褒められたから、僕はグッジョブだったってことでいいよね」
「いいぜ!」
「待って、タケミさんはモモのノリを受け入れるのが早すぎます」
笑ってるタケミさんを、ルトがジト目で見つめていた。
呆然としてる異世界の住人と爆笑してるプレイヤーたち。あまりにも雰囲気が違うのが、なんだかとっても楽しいね!
「ねーねー、あなた、犯人さん?」
雰囲気がグダグダになった原因は、たぶん僕。だから、どうにかしようと思って、怪しい人の足元まで近づいてマントを引っ張った。
あ、力入れすぎて、マントを剥いじゃった。ごめん、完全に身バレしちゃったね。
「……はっ!? 俺が気づかない内に近づくとは、まさかお前はシーアイ機関の――?」
「普通に、あなたが呆然としてただけだよ?」
僕はポテポテと歩いて近づきました。この怪しい人、間抜けすぎるのでは……
「くそっ、こんな手練がいるとは聞いてなかったぞ! ここは一旦――」
「スラリン、この人に【まとわりつく】!」
怪しい人がなにかを投げようとしたのを見て、すぐさま指示を飛ばした。傍にいたスラリンがすかさず怪しい人に張り付き拘束する。
「な、んだ、これはぁああ!」
「スライムです。あ、今はラージスライムだった」
せっかく答えたのに、怪しい人は逃げようと暴れてて聞いてないみたいだ。
「おっさんにスライムは、視界の暴力」
「美女だったら、ちょっとは良かったんだけどなー」
「ちょっとー男子ー、そういうのは私たちがいないところで言ってくれない?」
囁き合っていた男性プレイヤーが、女性プレイヤーに冷たい目で見られていた。
僕はなにも言ってないから関係ない。僕の行動が原因だなんて、そんなことはないんだよ?
「ねー、これ、どうしたらいいの?」
異世界の住人の騎士さんに声を掛ける。すると、ハッとした表情で敬礼された。
「我々が拘束し、連行します! ご協力ありがとうございます!」
「この人が襲撃の犯人でいいんだ?」
「おそらく……」
騎士の人は、スライムに張り付かれている怪しい人に手錠のようなものをつけた。鑑定してみたら『手枷:拘束した者の行動を阻害する』だって。似たようなアイテムは僕も作ってたんだけど、使う機会なかったなー。
「彼は、前領主エトワノール様の御子息で――」
領主さんが沈痛な面持ちで語る。項垂れた怪しい人を見る目には、憐れみが滲んでいた。
「とりあえず、スラリン、もう離れていいよ」
「きゅぃ!」
騎士さんが困惑の表情でスラリンを見ていたから、小さな声でコソッと指示を出す。
領主さんの話を遮るのはさすがにダメだよね、と思って配慮したんだけど、タケミさんが肩を揺らしてた。僕の言動が笑いのツボにはまったらしい。
「――だからといって、こんな事件を起こすなんて……!」
ほぼ話を聞き流してしまった。
要約すると、前領主エトワノール様の嫡男が悪いことしちゃって、一族が貴族としての地位を失い、それを恨んだ犯人――エトワノール様の三男――が事件を起こしたんだって。
今の領主さんは、国がエトワノール様の後釜に据えただけで、前領主家の没落には一切関与してなかったらしいから、これで狙われるのは可哀想すぎる。
「申し訳ないが、犯人を護送するのに協力してくれないだろうか?」
話が落ち着いたところで、騎士さんが僕たちに話しかける。
護送、ねぇ? そういえば、ストーリー関連のアナウンスがまだないから、終わってないのかな? 犯人逮捕したのに?
首を傾げながらタケミさんを見ると、軽く肩をすくめてた。
「犯人が口封じに襲われる可能性があるということですか?」
「……そうです」
「わかりました。協力します。ですが、俺たち全員が必要なわけではないでしょう?」
そう言うと、タケミさんは僕を見て微笑んだ。
「――ここは俺たちで対処するから、モモたちは北の方に行ってきたらどうだ? さっき西エリアは防衛完了したってアナウンスがあったから、最後は北だろ。護送するより楽しいと思うぞ」
「え、いいの?」
護送の手伝いは面倒くさいなー、と思ってたんだよね。
前のめりに聞いたら、タケミさんは当たり前のように頷いた。
「モモには十分活躍してもらったからな。俺たちの役目も残しておいてくれよ」
「タケミさんも、めちゃくちゃ活躍してたじゃん。でも、そう言ってもらえるのはありがたいです! 北に遊びに行ってくるね!」
「おう、楽しんでな。――古竜呼ぶんだろ?」
最後にタケミさんがニヤリと笑って付け足した。
そうだった! イグニスさん、呼ばないと!
「待って、俺、古竜来るとこには行きたくねぇ――」
「一緒に行くよー、ルト。イグニスさんに紹介してあげるからねー」
「その優しさはいらねぇんだけど!」
「ルト、諦めも必要よ」
この場に残ろうとするルトをリリと一緒に引きずった。
さぁ、最後の舞台は北の霊峰エリアだ!
ワールドアナウンスだー。完勝やったね!
ユキマルと近づいてきたピアを撫でて褒める。浄化ありがとー。建物が無傷なのはピアのおかげだよ。
「報酬はスキルリストかぁ。……あれ? 僕、前にもらったやつ、まだ使ってないや」
いつか必要になるかも、と思ったら、なかなか使えないんだよなぁ。数に余裕ができたし、イベントが終わったら新しいスキルを習得しよう。
そんなことを考えながら、飛んで室内に戻った。ルトやタケミさんたちもついてくる。
「モモ、助かったぞ。カッコいいじゃねぇか」
「えー、そう? むふふ、ユキマルたちがいてくれたからだよー」
タケミさんに褒められて、照れちゃった。カッコいいって言われるのあまりないから、すっごく嬉しい!
ニマニマとしてたら、他の人からもお礼を言われたり、褒められたりして、さらに有頂天になっちゃう。僕たち大活躍したよ!
「イベントを途中でぶっ潰したのはウケたぜ!」
ツッキーが笑いながら言う。語尾に『ww』がついてそう。その横で、ムギとソウタはなんとも言えない表情でどこかを見ていた。
「イベント? ――って、ああ! あの、現実が見えてない感じのこと言ってた人?」
思い出して、ぽふっと手を叩いた。そういえば、なんか言ってる人いたね!
納得して頷きながら、ムギたちの視線の先を追う。
――ぽかんと口を開けてた男の人が、ショックを受けた感じで「現実が……見えてない……」と呟いて打ちひしがれていた。
なんか……ごめんなさい。悪いこと言っちゃった?
それはそれとして、黒のマントを羽織って、深くフードを被ってるのは、怪しい人すぎる見た目だからやめた方がいいと思うよ。
「くはっ、最高、モモ、お前、面白いやつだな!」
「タケミさんに褒められたから、僕はグッジョブだったってことでいいよね」
「いいぜ!」
「待って、タケミさんはモモのノリを受け入れるのが早すぎます」
笑ってるタケミさんを、ルトがジト目で見つめていた。
呆然としてる異世界の住人と爆笑してるプレイヤーたち。あまりにも雰囲気が違うのが、なんだかとっても楽しいね!
「ねーねー、あなた、犯人さん?」
雰囲気がグダグダになった原因は、たぶん僕。だから、どうにかしようと思って、怪しい人の足元まで近づいてマントを引っ張った。
あ、力入れすぎて、マントを剥いじゃった。ごめん、完全に身バレしちゃったね。
「……はっ!? 俺が気づかない内に近づくとは、まさかお前はシーアイ機関の――?」
「普通に、あなたが呆然としてただけだよ?」
僕はポテポテと歩いて近づきました。この怪しい人、間抜けすぎるのでは……
「くそっ、こんな手練がいるとは聞いてなかったぞ! ここは一旦――」
「スラリン、この人に【まとわりつく】!」
怪しい人がなにかを投げようとしたのを見て、すぐさま指示を飛ばした。傍にいたスラリンがすかさず怪しい人に張り付き拘束する。
「な、んだ、これはぁああ!」
「スライムです。あ、今はラージスライムだった」
せっかく答えたのに、怪しい人は逃げようと暴れてて聞いてないみたいだ。
「おっさんにスライムは、視界の暴力」
「美女だったら、ちょっとは良かったんだけどなー」
「ちょっとー男子ー、そういうのは私たちがいないところで言ってくれない?」
囁き合っていた男性プレイヤーが、女性プレイヤーに冷たい目で見られていた。
僕はなにも言ってないから関係ない。僕の行動が原因だなんて、そんなことはないんだよ?
「ねー、これ、どうしたらいいの?」
異世界の住人の騎士さんに声を掛ける。すると、ハッとした表情で敬礼された。
「我々が拘束し、連行します! ご協力ありがとうございます!」
「この人が襲撃の犯人でいいんだ?」
「おそらく……」
騎士の人は、スライムに張り付かれている怪しい人に手錠のようなものをつけた。鑑定してみたら『手枷:拘束した者の行動を阻害する』だって。似たようなアイテムは僕も作ってたんだけど、使う機会なかったなー。
「彼は、前領主エトワノール様の御子息で――」
領主さんが沈痛な面持ちで語る。項垂れた怪しい人を見る目には、憐れみが滲んでいた。
「とりあえず、スラリン、もう離れていいよ」
「きゅぃ!」
騎士さんが困惑の表情でスラリンを見ていたから、小さな声でコソッと指示を出す。
領主さんの話を遮るのはさすがにダメだよね、と思って配慮したんだけど、タケミさんが肩を揺らしてた。僕の言動が笑いのツボにはまったらしい。
「――だからといって、こんな事件を起こすなんて……!」
ほぼ話を聞き流してしまった。
要約すると、前領主エトワノール様の嫡男が悪いことしちゃって、一族が貴族としての地位を失い、それを恨んだ犯人――エトワノール様の三男――が事件を起こしたんだって。
今の領主さんは、国がエトワノール様の後釜に据えただけで、前領主家の没落には一切関与してなかったらしいから、これで狙われるのは可哀想すぎる。
「申し訳ないが、犯人を護送するのに協力してくれないだろうか?」
話が落ち着いたところで、騎士さんが僕たちに話しかける。
護送、ねぇ? そういえば、ストーリー関連のアナウンスがまだないから、終わってないのかな? 犯人逮捕したのに?
首を傾げながらタケミさんを見ると、軽く肩をすくめてた。
「犯人が口封じに襲われる可能性があるということですか?」
「……そうです」
「わかりました。協力します。ですが、俺たち全員が必要なわけではないでしょう?」
そう言うと、タケミさんは僕を見て微笑んだ。
「――ここは俺たちで対処するから、モモたちは北の方に行ってきたらどうだ? さっき西エリアは防衛完了したってアナウンスがあったから、最後は北だろ。護送するより楽しいと思うぞ」
「え、いいの?」
護送の手伝いは面倒くさいなー、と思ってたんだよね。
前のめりに聞いたら、タケミさんは当たり前のように頷いた。
「モモには十分活躍してもらったからな。俺たちの役目も残しておいてくれよ」
「タケミさんも、めちゃくちゃ活躍してたじゃん。でも、そう言ってもらえるのはありがたいです! 北に遊びに行ってくるね!」
「おう、楽しんでな。――古竜呼ぶんだろ?」
最後にタケミさんがニヤリと笑って付け足した。
そうだった! イグニスさん、呼ばないと!
「待って、俺、古竜来るとこには行きたくねぇ――」
「一緒に行くよー、ルト。イグニスさんに紹介してあげるからねー」
「その優しさはいらねぇんだけど!」
「ルト、諦めも必要よ」
この場に残ろうとするルトをリリと一緒に引きずった。
さぁ、最後の舞台は北の霊峰エリアだ!
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