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どたばた大騒動?
194.優雅に始めましょう
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一瞬の空白の後に目を開けると、見慣れたホームの天井が見えた。ゲームが始まったって実感して、ワクワク感が高まる。
今日も元気にゲーム内で遊ぶよ!
「まずは腹ごしらえだー」
ログアウト中もちょっとずつ空腹になっていくから、ログインしたらご飯を食べるのが鉄則。
アイテムボックスに入ってるご飯を食べてもいいんだけど――
「――作るか」
やっぱり出来立てが良いよね。
ということで、キッチンにレッツゴー。
「あ、モモ! 同じタイミングだったんだね」
寝室から出たところで、隣の部屋からリリが現れた。
「うん、おはよー……こんにちは? こんばんは?」
ゲーム内は六時間で一日が経つから、わりと挨拶を迷う。
ベッドから起きてきたところだったから、つい「おはよう」って挨拶しちゃったけど、リアルでは「こんばんは」の時間だよー。
「どれでもいいんじゃない? まぁ、こっちは朝だし、おはよー」
ニコニコと笑って答えたリリに頷きながら、その周囲をきょろきょろと見渡す。
「ルトは?」
「まだだよー。さっき家の前で別れたばかりだから、まだゲームの準備ができてないんじゃないかな。でも、すぐに来ると思うよ」
「そうなんだー? というか、二人ってご近所さん?」
「家は隣だよ」
友だちの新たな情報をゲットしながら、一緒にリビングへ向かう。朝食はリリとルトの分も頼まれた。
「美味しいもの作るぞー」
キッチンで一人気合いを入れてたら、後ろからクスクスと笑う声が聞こえる。
アイテムボックスから材料を取り出して、錬金術と料理スキルを使いながら作業を開始。
「もう慣れたけど、うさぎさんががんばって料理してる姿って不思議で可愛いなぁ」
「できるなら、僕も客観的に見たい」
なぜ僕自身が可愛い姿を見れないのか!
ちょっぴり不満をこぼしながら作業を続けてたら、リリが「じゃあ、撮って送ってあげる」と言い出した。
チラッと背後を見ると、リリは撮影ポーズをしながらニコニコと笑ってる。
本当に撮影してるね? 後で送ってもらうの、楽しみにしとこう。
タマモが毎回コンサートとかの動画を撮って送ってくれるけど、あれも嬉しいんだよねー。自分だけど自分じゃないみたいな、もふもふアイドルの活躍を見る感じ。
「♪るるるんるん、るる、るん」
シェルさんとアイリーンに作ってもらった曲『もふもふプリティ』のリズムでハミングしながら料理をする。
「……ご機嫌だな。そんで、リリはなんで撮影してるんだ?」
「あ、ルト、おはよー」
「はよ」
挨拶を短縮してくるとこ、ほんとルトらしい。
なぜか半眼で僕とリリを見てるルトに手を振って挨拶してから、また料理作りに戻る。今日の朝食は豪華だよー。
「モモが自分の可愛い姿見たいって言うから、撮影してたの」
「……モモらしいな」
諦念の滲んだ声というか、ちょっと疲れた感じでルトが言う。
「だって自分のことはあんまり見れないんだもん」
「それはそうか。もふもふは一番体感できるけどな」
「うん、幸せ」
自分の頬や胸元のもふもふをもふもふするのはリラックス効果があるよ。
頷きながら、できあがった料理をダイニングテーブルに運ぶ。リリも撮影を止めた。
早速送ってくれたみたいで、通知マークがピカピカ光ってる。
それを確認するより、まずは朝食です!
「今日は完全洋食の日! 焼き立てクロワッサンとロールパン、バター&桃ジャムはお好みでどうぞ。カボチャのポタージュと彩り野菜サラダ、チーズオムレツ、ハム&ソーセージ。デザートはフルーツたっぷりプリン・ア・ラ・モード! 飲み物はジュース各種、紅茶、コーヒーからお選びください」
料理を並べながら説明し、仕上げにドリンクメニュー(縁を綺麗な金色で装飾した自信作)を二人に差し出す。
いつか使うかもって思って、用意してたんだ。
「わあ! ホテルの朝食みたい!」
「本気すぎてちょっと引いた」
喜んでくれたリリに満足する。がんばった甲斐がありました。
でも、ルトはなんで頭痛そうにしてるのかな?
「私、オレンジジュースと紅茶がいいな。ミルクティーならさらに嬉しい!」
「はいはーい。もちろん、ミルクティーあるよー」
手際よく飲み物を渡す。これはアイテムボックスから取り出しただけだ。バトルフィールドでの休憩用に、いろんな飲み物を用意してあるんだ。
「……俺はグレープジュースとコーヒーがいい」
「どうぞー。ブラックでいいの?」
「ああ、ありがとう」
コーヒーの香りで、ルトがちょっと頬を緩めた。リラックスする香りだよねー。
でも、ブラックで飲めるの、大人で羨ましい。
「僕は桃ジュースとカフェオレ!」
「モモらしいね」
微笑ましそうに見つめてくるリリに頷き、僕も椅子に座る。
テーブルの上の料理は、僕が作ったものだけど、見れば見るほど美味しそう!
お腹がグーとなっちゃいそうな気がして、もふっと手を合わせた。早く食べよう。
「いただきます!」
「「いただきます」」
まずはカボチャのポタージュ。
濃厚な青乳牛のミルクにカボチャの甘みが溶け込んで、優しい味わい。仕上げに効かせた胡椒が良いアクセントだね。
ごくごく飲んじゃいたくなるけど、ちょっと我慢。バランスよく食べたいから。
次は野菜サラダ。
シャキシャキのレタスはドレッシングがなくても甘みがあって美味しい。トマトもジューシーだし、パプリカは彩り的にも味的にも優れた作物だよねー。
ドレッシングはレモンと塩、オリーブオイルを使ったものだから、さっぱりと美味しく食べられる。
メイン料理の一つはチーズオムレツ、ハム&ソーセージ。
オムレツの中にたっぷりといれた青乳牛のチーズは、熱でとろりと溶けて、濃厚なミルク感がある。でも、それに負けない濃い味わいの卵は緑玉鶏のもの。高級食材なだけあって、ほんっとに美味しい。
ハムとソーセージはお肉から錬金術で作ったものなんだけど、ハーブを効かせて作ったから、独特な味わいがあって、パンに合いそう。
そこで、最後のメイン料理であるパンに手を伸ばす。
あつあつなロールパンを手で割って、まずは何も付けずにいただきます。――うん、ほのかなバターとミルクの風味が美味しい。やっぱりハムやソーセージと相性がいいね。これでサンドウィッチにするのも最高だと思う。
二口目はバターを付けて。バターの塩気がちょうどよくパンの甘みとマッチしてる。桃ジャムを付けたら、もはやスイーツ! やっぱり桃は美味しいよー。
また、オムレツやポタージュなどを食べて、ジュースを飲んでから、クロワッサンを手に取る。
掴んだだけでホロッと崩れる表面。お行儀悪く、端っこからガブッと食べた瞬間に、サクッとした食感を楽しめる。すぐにふわっとした歯ざわりがあった後、鼻を抜けるバターたっぷりの香りがもう――幸せ!
「……ここが天国……!」
「わかる」
「それな」
気づいたら、リリたちも黙って食事に集中してたみたい。
顔を見合わせて、思わず笑っちゃった。
「食べ物が美味しいって、ほんと、このゲームの魅力だと思う」
「絶対、開発者にグルメな人が混じってるよな」
真剣な表情で話してる二人にうんうん、と頷きながら食事を続ける。
プリン・ア・ラ・モードも、昔ながらの固めのプリンと新鮮フルーツが美味しかったよ~。
美味しいご飯を食べられて、幸先が良い。今日も楽しい一日になりそうだな~♪
今日も元気にゲーム内で遊ぶよ!
「まずは腹ごしらえだー」
ログアウト中もちょっとずつ空腹になっていくから、ログインしたらご飯を食べるのが鉄則。
アイテムボックスに入ってるご飯を食べてもいいんだけど――
「――作るか」
やっぱり出来立てが良いよね。
ということで、キッチンにレッツゴー。
「あ、モモ! 同じタイミングだったんだね」
寝室から出たところで、隣の部屋からリリが現れた。
「うん、おはよー……こんにちは? こんばんは?」
ゲーム内は六時間で一日が経つから、わりと挨拶を迷う。
ベッドから起きてきたところだったから、つい「おはよう」って挨拶しちゃったけど、リアルでは「こんばんは」の時間だよー。
「どれでもいいんじゃない? まぁ、こっちは朝だし、おはよー」
ニコニコと笑って答えたリリに頷きながら、その周囲をきょろきょろと見渡す。
「ルトは?」
「まだだよー。さっき家の前で別れたばかりだから、まだゲームの準備ができてないんじゃないかな。でも、すぐに来ると思うよ」
「そうなんだー? というか、二人ってご近所さん?」
「家は隣だよ」
友だちの新たな情報をゲットしながら、一緒にリビングへ向かう。朝食はリリとルトの分も頼まれた。
「美味しいもの作るぞー」
キッチンで一人気合いを入れてたら、後ろからクスクスと笑う声が聞こえる。
アイテムボックスから材料を取り出して、錬金術と料理スキルを使いながら作業を開始。
「もう慣れたけど、うさぎさんががんばって料理してる姿って不思議で可愛いなぁ」
「できるなら、僕も客観的に見たい」
なぜ僕自身が可愛い姿を見れないのか!
ちょっぴり不満をこぼしながら作業を続けてたら、リリが「じゃあ、撮って送ってあげる」と言い出した。
チラッと背後を見ると、リリは撮影ポーズをしながらニコニコと笑ってる。
本当に撮影してるね? 後で送ってもらうの、楽しみにしとこう。
タマモが毎回コンサートとかの動画を撮って送ってくれるけど、あれも嬉しいんだよねー。自分だけど自分じゃないみたいな、もふもふアイドルの活躍を見る感じ。
「♪るるるんるん、るる、るん」
シェルさんとアイリーンに作ってもらった曲『もふもふプリティ』のリズムでハミングしながら料理をする。
「……ご機嫌だな。そんで、リリはなんで撮影してるんだ?」
「あ、ルト、おはよー」
「はよ」
挨拶を短縮してくるとこ、ほんとルトらしい。
なぜか半眼で僕とリリを見てるルトに手を振って挨拶してから、また料理作りに戻る。今日の朝食は豪華だよー。
「モモが自分の可愛い姿見たいって言うから、撮影してたの」
「……モモらしいな」
諦念の滲んだ声というか、ちょっと疲れた感じでルトが言う。
「だって自分のことはあんまり見れないんだもん」
「それはそうか。もふもふは一番体感できるけどな」
「うん、幸せ」
自分の頬や胸元のもふもふをもふもふするのはリラックス効果があるよ。
頷きながら、できあがった料理をダイニングテーブルに運ぶ。リリも撮影を止めた。
早速送ってくれたみたいで、通知マークがピカピカ光ってる。
それを確認するより、まずは朝食です!
「今日は完全洋食の日! 焼き立てクロワッサンとロールパン、バター&桃ジャムはお好みでどうぞ。カボチャのポタージュと彩り野菜サラダ、チーズオムレツ、ハム&ソーセージ。デザートはフルーツたっぷりプリン・ア・ラ・モード! 飲み物はジュース各種、紅茶、コーヒーからお選びください」
料理を並べながら説明し、仕上げにドリンクメニュー(縁を綺麗な金色で装飾した自信作)を二人に差し出す。
いつか使うかもって思って、用意してたんだ。
「わあ! ホテルの朝食みたい!」
「本気すぎてちょっと引いた」
喜んでくれたリリに満足する。がんばった甲斐がありました。
でも、ルトはなんで頭痛そうにしてるのかな?
「私、オレンジジュースと紅茶がいいな。ミルクティーならさらに嬉しい!」
「はいはーい。もちろん、ミルクティーあるよー」
手際よく飲み物を渡す。これはアイテムボックスから取り出しただけだ。バトルフィールドでの休憩用に、いろんな飲み物を用意してあるんだ。
「……俺はグレープジュースとコーヒーがいい」
「どうぞー。ブラックでいいの?」
「ああ、ありがとう」
コーヒーの香りで、ルトがちょっと頬を緩めた。リラックスする香りだよねー。
でも、ブラックで飲めるの、大人で羨ましい。
「僕は桃ジュースとカフェオレ!」
「モモらしいね」
微笑ましそうに見つめてくるリリに頷き、僕も椅子に座る。
テーブルの上の料理は、僕が作ったものだけど、見れば見るほど美味しそう!
お腹がグーとなっちゃいそうな気がして、もふっと手を合わせた。早く食べよう。
「いただきます!」
「「いただきます」」
まずはカボチャのポタージュ。
濃厚な青乳牛のミルクにカボチャの甘みが溶け込んで、優しい味わい。仕上げに効かせた胡椒が良いアクセントだね。
ごくごく飲んじゃいたくなるけど、ちょっと我慢。バランスよく食べたいから。
次は野菜サラダ。
シャキシャキのレタスはドレッシングがなくても甘みがあって美味しい。トマトもジューシーだし、パプリカは彩り的にも味的にも優れた作物だよねー。
ドレッシングはレモンと塩、オリーブオイルを使ったものだから、さっぱりと美味しく食べられる。
メイン料理の一つはチーズオムレツ、ハム&ソーセージ。
オムレツの中にたっぷりといれた青乳牛のチーズは、熱でとろりと溶けて、濃厚なミルク感がある。でも、それに負けない濃い味わいの卵は緑玉鶏のもの。高級食材なだけあって、ほんっとに美味しい。
ハムとソーセージはお肉から錬金術で作ったものなんだけど、ハーブを効かせて作ったから、独特な味わいがあって、パンに合いそう。
そこで、最後のメイン料理であるパンに手を伸ばす。
あつあつなロールパンを手で割って、まずは何も付けずにいただきます。――うん、ほのかなバターとミルクの風味が美味しい。やっぱりハムやソーセージと相性がいいね。これでサンドウィッチにするのも最高だと思う。
二口目はバターを付けて。バターの塩気がちょうどよくパンの甘みとマッチしてる。桃ジャムを付けたら、もはやスイーツ! やっぱり桃は美味しいよー。
また、オムレツやポタージュなどを食べて、ジュースを飲んでから、クロワッサンを手に取る。
掴んだだけでホロッと崩れる表面。お行儀悪く、端っこからガブッと食べた瞬間に、サクッとした食感を楽しめる。すぐにふわっとした歯ざわりがあった後、鼻を抜けるバターたっぷりの香りがもう――幸せ!
「……ここが天国……!」
「わかる」
「それな」
気づいたら、リリたちも黙って食事に集中してたみたい。
顔を見合わせて、思わず笑っちゃった。
「食べ物が美味しいって、ほんと、このゲームの魅力だと思う」
「絶対、開発者にグルメな人が混じってるよな」
真剣な表情で話してる二人にうんうん、と頷きながら食事を続ける。
プリン・ア・ラ・モードも、昔ながらの固めのプリンと新鮮フルーツが美味しかったよ~。
美味しいご飯を食べられて、幸先が良い。今日も楽しい一日になりそうだな~♪
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