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もふもふいっぱい?
183.友だちとピクニック
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はじまりの街まで転移して、西の海岸に行ってみたら、たくさんのプレイヤーが行き交ってた。
なんでー? と思ったら、どうやら琥珀とゴムを入手するためにサクの川に行ってる人が多いみたい。……これ、僕のせいだね?
たくさん買い取りに出されてるんだろうなー、と思いながら人目を避けるために場所を変えることにした。向かったのは東の草原。
「……ぜんっぜん人がいない!」
見渡す限り緑の草原、その先に木々。プレイヤーが皆無。そんなのアリ?
でも、ここはイベントモンスターもあんまりアイテムをドロップしてくれないみたいだし、仕方ないかー。もうゲームを始めたばかりって人も少ないだろうしねぇ。
「僕には好都合だけど」
現れて挨拶してくるスライムたちに応えながら、少し奥の方へ進む。と言っても、草原狼が出てくる手前ね。
改めて人目がないのを確認して頷く。テイムスキルはまだ珍しいみたいだから、僕はテイムモンスターをあからさまにアピールしたくないんだよ。
「【召喚】スラリン、ユキマル、ペタ、ショコラ、オギン!」
「きゅぃ」
「ぴぅ」
「くるぅ」
「くまま」
「キュオ」
すぐさま現れた二体から少し間を置いて、ペタたちも姿を出てきた。
やっぱりモンスター空間に入れてないと、ちょっと召喚に時間がかかるなぁ。バトルで喚び出す時は、ちゃんとそのことを計算に入れてないとダメだね。
ちなみに、五体喚んだらフルパーティになって限界なので、今回はピアを喚んでない。ごめんねー、また今度喚ぶから!
「きゅ!」
「今日は遊びたいだけだよー」
スラリンが『水がない……つまりバトル!』とテンションを上げてるので、そう答えた。水辺=漁、水辺以外=バトルの方程式ができてるみたいだけど、例外もあるからね?
「ぴぅ?」
「ううん、今回は浄化しなくていいよ。明かりもいらないからね」
不思議そうなユキマルに答えながら、草原に食べ物を並べる。
今日はみんなで仲良くピクニックだー。それぞれの好物も知りたいな。
「くるるぅ」
伏せたペタが、興味深そうに食べ物を眺めてる。ショコラは早速チョコマフィンに手を伸ばして食べ始めてた。
「きゅい!」
「くまま?」
スラリンが『ちゃんといただきますをしてから、たべるんだよ』と注意して、ショコラが『へぇ、そうなんだ?』と答えながら食べ続ける。ショコラはマイペースだなぁ。
ちょっと怒ってるスラリンを宥めて、みんなに「好きなものを食べてね」と促した。
「ぴぅ……ぴ!」
迷っていた様子のユキマルは、おにぎりを取ってモニュモニュと食べる。具材は焼き鮭にしたけど、どう?
「きゅぃ?」
「ぴぅ!」
スラリンとユキマルが『おいしい?』『おいしいよ! ボク、これ好き』と話してるのを聞いて、ニコニコと笑っちゃう。仲良しなの、可愛いね。
「きゅ!」
「スラリンはお刺身が好き?」
真っ先に暴鱸のお刺身を食べ始めたから聞いてみる。すると、『はじめてモモといっしょにとって、たべたものだから』という返事が来た。
「――なんか嬉しい! 僕との思い出を大切にしてくれてるんだね!」
「きゅぃ!」
当然でしょ、と頷くスラリンに、ニコニコが止まらない。種族としての好物とは違うのかもしれないけど、そういう理由で好きな物ができるのもいいね。
「くるぅ」
ペタは食べ物を見比べた後に、キュウリの漬物を食べ始めた。好みが渋いね? 他にも、キュウリのサンドウィッチや酢の物に手を出してるから、キュウリが好物なんだろうな。
「……カッパかな?」
本物のカッパがキュウリ好きかどうかは知らないけど。水辺の生物っていうのは一緒だし。
ペタの頭にお皿があるのを想像して、吹き出して笑っちゃった。可愛いのは間違いないんだけど……ふははっ。
「キュオ」
「オギンはお肉が好きなんだね」
跳兎の照り焼きを食べ始めたオギンを眺めて、ふんふんと頷く。続いて食べたのが跳兎の塩コショウ焼き。その次が跳兎のホワイトシチュー。
「――お肉の中でも跳兎肉が好きなのかー、あははー」
ウサギの肉が好きってことは、僕を食べたいとか思ってない? とちょっぴり考えちゃったけど、すぐに忘れよう。
それに、天兎は霊峰での仲間って言ってたし、僕は食べ物扱いはされてないはず! 決して、仲間=保存食ではない——ということで、いいよね?
「キュオ?」
「あ、ありがとう」
オギンが『モモも食べる?』と跳兎の照り焼きを差し出してきたので受け取る。僕も跳兎のお肉好きだよ。
「くまま?」
「うまうまだよー。みんなで食べるとさらに美味しく感じるね」
ショコラが『それ美味しい?』と聞いてきたので答えたら、『へぇ、ショコラは焼いたチョコが好き』という返事があった。勧められても跳兎肉を食べる気はないらしい。やっぱりマイペース! 僕以上かも。
それぞれが食べ進めてるのを眺めながら、オギンに近づく。毛繕いしたら、アイテムゲットできそうだなって思って。
「――おお! 【ふわ艶毛】ゲットだ~」
予想通りアイテムをもらえたので、毛繕いスキルを使って最大数ゲットする。またぬいぐるみ作れるかな~。
オギンの次に、ショコラに毛繕いスキルを使ったら、【硬化毛】をゲットした。魔力を通すと硬化する毛らしい。元々がちょっと固めだから、ぬいぐるみには向かないかも?
一応最大数入手してから、ペタを毛繕いする。もらえたアイテムは【撥水毛】だった。名前通り、水を弾く効果があるらしい。弾力がある触り心地で、こういう質感のぬいぐるみが好きな人もいそうだなぁ。
「僕、ぬいぐるみにすることばっかり考えすぎでは……?」
ふと気づいて、笑っちゃった。ぬいぐるみ以外にも、便利アイテム作れたらいいね!
ついでにスラリンとユキマルをタオルで磨いたら、【磨く】スキルを習得した。
早速スキルを使うと、スラリンから【スライムジェル】、ユキマルから【浄化水】をゲット。何に使えるのか楽しみだなぁ。
今日はそろそろログアウトしないとダメだから、次回アイテム作成しようかな? でも、早くテイマーになりたいし……悩むぅ!
考え込んでたら、近くで草を踏む音がした。敵のモンスターの気配はなかったんだけど……?
「はぅ! ここがもふもふパラダイス……!」
「タマモ?」
振り返ったらタマモがいた。なんでここにいるんだろう?
パタッと倒れながらも、オギンたちを凝視してるから、ちょっと怖い。
「——うん、見なかったことにしよう!」
「キュオ?」
オギンが『いいの?』と聞いてくる。でも、面倒くさそうなことはスルーした方がいいんだよ。
さぁて、そろそろ召喚時間が切れるから、街に戻ろうかな~。
……え? タマモはどうするのって?
もふもふがいなくなったら、正気に戻って自分で帰るでしょ。きっと。
なんでー? と思ったら、どうやら琥珀とゴムを入手するためにサクの川に行ってる人が多いみたい。……これ、僕のせいだね?
たくさん買い取りに出されてるんだろうなー、と思いながら人目を避けるために場所を変えることにした。向かったのは東の草原。
「……ぜんっぜん人がいない!」
見渡す限り緑の草原、その先に木々。プレイヤーが皆無。そんなのアリ?
でも、ここはイベントモンスターもあんまりアイテムをドロップしてくれないみたいだし、仕方ないかー。もうゲームを始めたばかりって人も少ないだろうしねぇ。
「僕には好都合だけど」
現れて挨拶してくるスライムたちに応えながら、少し奥の方へ進む。と言っても、草原狼が出てくる手前ね。
改めて人目がないのを確認して頷く。テイムスキルはまだ珍しいみたいだから、僕はテイムモンスターをあからさまにアピールしたくないんだよ。
「【召喚】スラリン、ユキマル、ペタ、ショコラ、オギン!」
「きゅぃ」
「ぴぅ」
「くるぅ」
「くまま」
「キュオ」
すぐさま現れた二体から少し間を置いて、ペタたちも姿を出てきた。
やっぱりモンスター空間に入れてないと、ちょっと召喚に時間がかかるなぁ。バトルで喚び出す時は、ちゃんとそのことを計算に入れてないとダメだね。
ちなみに、五体喚んだらフルパーティになって限界なので、今回はピアを喚んでない。ごめんねー、また今度喚ぶから!
「きゅ!」
「今日は遊びたいだけだよー」
スラリンが『水がない……つまりバトル!』とテンションを上げてるので、そう答えた。水辺=漁、水辺以外=バトルの方程式ができてるみたいだけど、例外もあるからね?
「ぴぅ?」
「ううん、今回は浄化しなくていいよ。明かりもいらないからね」
不思議そうなユキマルに答えながら、草原に食べ物を並べる。
今日はみんなで仲良くピクニックだー。それぞれの好物も知りたいな。
「くるるぅ」
伏せたペタが、興味深そうに食べ物を眺めてる。ショコラは早速チョコマフィンに手を伸ばして食べ始めてた。
「きゅい!」
「くまま?」
スラリンが『ちゃんといただきますをしてから、たべるんだよ』と注意して、ショコラが『へぇ、そうなんだ?』と答えながら食べ続ける。ショコラはマイペースだなぁ。
ちょっと怒ってるスラリンを宥めて、みんなに「好きなものを食べてね」と促した。
「ぴぅ……ぴ!」
迷っていた様子のユキマルは、おにぎりを取ってモニュモニュと食べる。具材は焼き鮭にしたけど、どう?
「きゅぃ?」
「ぴぅ!」
スラリンとユキマルが『おいしい?』『おいしいよ! ボク、これ好き』と話してるのを聞いて、ニコニコと笑っちゃう。仲良しなの、可愛いね。
「きゅ!」
「スラリンはお刺身が好き?」
真っ先に暴鱸のお刺身を食べ始めたから聞いてみる。すると、『はじめてモモといっしょにとって、たべたものだから』という返事が来た。
「――なんか嬉しい! 僕との思い出を大切にしてくれてるんだね!」
「きゅぃ!」
当然でしょ、と頷くスラリンに、ニコニコが止まらない。種族としての好物とは違うのかもしれないけど、そういう理由で好きな物ができるのもいいね。
「くるぅ」
ペタは食べ物を見比べた後に、キュウリの漬物を食べ始めた。好みが渋いね? 他にも、キュウリのサンドウィッチや酢の物に手を出してるから、キュウリが好物なんだろうな。
「……カッパかな?」
本物のカッパがキュウリ好きかどうかは知らないけど。水辺の生物っていうのは一緒だし。
ペタの頭にお皿があるのを想像して、吹き出して笑っちゃった。可愛いのは間違いないんだけど……ふははっ。
「キュオ」
「オギンはお肉が好きなんだね」
跳兎の照り焼きを食べ始めたオギンを眺めて、ふんふんと頷く。続いて食べたのが跳兎の塩コショウ焼き。その次が跳兎のホワイトシチュー。
「――お肉の中でも跳兎肉が好きなのかー、あははー」
ウサギの肉が好きってことは、僕を食べたいとか思ってない? とちょっぴり考えちゃったけど、すぐに忘れよう。
それに、天兎は霊峰での仲間って言ってたし、僕は食べ物扱いはされてないはず! 決して、仲間=保存食ではない——ということで、いいよね?
「キュオ?」
「あ、ありがとう」
オギンが『モモも食べる?』と跳兎の照り焼きを差し出してきたので受け取る。僕も跳兎のお肉好きだよ。
「くまま?」
「うまうまだよー。みんなで食べるとさらに美味しく感じるね」
ショコラが『それ美味しい?』と聞いてきたので答えたら、『へぇ、ショコラは焼いたチョコが好き』という返事があった。勧められても跳兎肉を食べる気はないらしい。やっぱりマイペース! 僕以上かも。
それぞれが食べ進めてるのを眺めながら、オギンに近づく。毛繕いしたら、アイテムゲットできそうだなって思って。
「――おお! 【ふわ艶毛】ゲットだ~」
予想通りアイテムをもらえたので、毛繕いスキルを使って最大数ゲットする。またぬいぐるみ作れるかな~。
オギンの次に、ショコラに毛繕いスキルを使ったら、【硬化毛】をゲットした。魔力を通すと硬化する毛らしい。元々がちょっと固めだから、ぬいぐるみには向かないかも?
一応最大数入手してから、ペタを毛繕いする。もらえたアイテムは【撥水毛】だった。名前通り、水を弾く効果があるらしい。弾力がある触り心地で、こういう質感のぬいぐるみが好きな人もいそうだなぁ。
「僕、ぬいぐるみにすることばっかり考えすぎでは……?」
ふと気づいて、笑っちゃった。ぬいぐるみ以外にも、便利アイテム作れたらいいね!
ついでにスラリンとユキマルをタオルで磨いたら、【磨く】スキルを習得した。
早速スキルを使うと、スラリンから【スライムジェル】、ユキマルから【浄化水】をゲット。何に使えるのか楽しみだなぁ。
今日はそろそろログアウトしないとダメだから、次回アイテム作成しようかな? でも、早くテイマーになりたいし……悩むぅ!
考え込んでたら、近くで草を踏む音がした。敵のモンスターの気配はなかったんだけど……?
「はぅ! ここがもふもふパラダイス……!」
「タマモ?」
振り返ったらタマモがいた。なんでここにいるんだろう?
パタッと倒れながらも、オギンたちを凝視してるから、ちょっと怖い。
「——うん、見なかったことにしよう!」
「キュオ?」
オギンが『いいの?』と聞いてくる。でも、面倒くさそうなことはスルーした方がいいんだよ。
さぁて、そろそろ召喚時間が切れるから、街に戻ろうかな~。
……え? タマモはどうするのって?
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