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美味を求めて
54.ファンと語らいます
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フレンド登録したタマモと場所を移動。ちょっと遠いけど、桃カフェに来てみたよ。
ミッションに『お客さんを連れて行く0/10人』っていうのがあったし、これで一人目達成! 他には、リリとルトくらいしか連れて行ける人がいないのが悩みどころだ……。
「桃カフェ……さすがモモさんですね!」
「なにがさすがなのかわからないけど、喜んでくれて良かったよ」
わっさわっさと尻尾を振っているタマモの姿は、なんだか愉快です。もふもふしてて可愛いんだけど、興奮が目に見えてわかるから面白さが勝る。
「――タマモって、キツネ族の獣人?」
尻尾を数えたら九本あった。これ、九尾の狐じゃないかな? タマモって名前は、玉藻前のことだと思うんだけど。大昔の大妖怪。
「はい! でも、キツネ族は尻尾が一本なのが標準なのですが」
「それはそうだろうね」
キツネ族の獣人と妖怪の九尾の狐は別物だと思うんだ。普通の種族選択で、九尾になれるの?
「もっふもふに憧れて、リアルマネーで課金したアバターです! ちなみに妖怪ではなく【先祖返りのキツネ族】という分類だそうです」
「あ、そういう感じかぁ」
わざわざ課金するって、もふもふに対する熱意がすごい。
自分の尻尾をうっとりと撫でてるし、よっぽど好きなんだなー。僕はそこまでしないよ。……うん、してない。
「こちらメニューです」
「ありがとうございますー。モモさんのおすすめはなんですか?」
パティエンヌちゃんからメニューを受け取ったタマモが、目をキラキラさせて問いかけてくる。これ絶対、僕のおすすめを頼むやつだ。
「僕は『桃カフェのスペシャリテ』しか食べたことないけど、美味しかったよ」
「では、私はそれを。アイスティーをセットで」
「僕は……桃ケーキを一つ。あと、ピーチティーも」
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
ニコッと笑ったパティエンヌちゃんが厨房に下がる。
桃ケーキも楽しみだな~。
「本当に桃がお好きなんですね」
「うん、好き。でも、どこで僕の好物のこと知ったの?」
「あー……あの、金髪の女の子から……」
なんだか言葉を濁しながら、タマモが目を逸らす。その反応の意味はよくわからないけど、金髪の女の子というとリリかな?
「リリと仲が良いんだ?」
「仲が良いというか……間接的に? 直接お話したことはないんですけど……」
「うん?」
「……正確に言うと、掲示板でちょっと情報をいただく仲です……」
タマモが告解するように頭を下げながら言った。
なんでそんな申し訳なさそうなのかな……って、もしかして、それって僕の話題が掲示板に出てるってこと?
そのことに気づいたら、ちょっと困惑しちゃった。
「僕、掲示板でさらされてるの?」
「お名前は出してません。ただのファン活動というか、見守り? とにかく、ご迷惑を掛けないようにしながら愛でよう、という団体です!」
必死に説明されたけど、団体ってなんやねん。僕のファンクラブが存在してるの?
でも、街で視線を感じるわりに、直接話しかけてくる人がほぼいないっていう謎が解明された気がする。もしかして、あの視線全部、僕のファンの人たち?
「……僕はアイドルだった……!? CD出さなきゃ!」
「あ、乗ってくださるんですね? ありがとうございます。CD買います。推しには貢ぐ主義なので」
いや、出さないですけど。というか、この世界にCDはたぶん存在してないでしょ。
そんで、タマモが貢ぐ主義なのは薄々わかってた。出会ってすぐに大量の桃を渡してくる人だし。ありがたくもらったからには、愛嬌を振りまくよ。
ホッとした感じで微笑んでるタマモに、「出す時はよろしくね~」と適当な返事をしておく。
ずっと申し訳なさそうにされるのは嫌だ。それに、迷惑は掛けられてないから、ファン活動は好きにしていいよ。
「あ、それなら、僕のファンの人たちにこのお店薦めておいてよ。イベントで優勝させたいんだ」
「イベントというと、グルメ大会ですね。――なるほど、閉店危機にある桃カフェを救おうとされてるんですね」
すぐにイベントミッションを確認したのか、タマモがうんうんと頷く。
「ここ美味しいから、グルメ大会で実際に試食したら票をいれる人多いだろうけど、それはそれとして事前に活動は必要かなって思って」
「もちろん、モモさんのおすすめ店なのですから、みなさんにお知らせしておきますよ」
タマモがやる気に満ち溢れた表情で言う。僕一人じゃ影響力なさそうだなぁって思ってたから、タマモに協力してもらえるのがすごく嬉しい。
「でも、ズルはダメだよ。ちゃんと美味しいって思った人が投票するのが大切だからね!」
「それでしたら、みなさんにお願いして、この店に食べに来てもらわないといけませんね……」
「イベントの時に試食があるんじゃないの?」
僕以上に真剣に考えてくれてる感じがする。タマモって良い人だなぁ。
「グルメ大会では、各店舗の試食の数は百食までなんですよ。それは初見さんにお譲りして、モモさんファンクラブは事前に食べて応援という形をとるのが、一番よろしいのではないかと思います。投票自体は一人三票、試食していない店にも入れられるそうですから」
そんなルールだったのか。確認してなかった。タマモ、頼りになるー。『モモさんファンクラブ』って言葉はツッコまないぞ。
「おお……なんかすごいね。完璧な計画!」
パチパチ、と拍手。音はならないけど。
タマモが照れた感じに頬を染めるのが可愛らしい。容姿自体は美人系なんだけど、内面の可愛さがにじみ出てるんだよ。
「完璧な計画ついでに、お願いしたいことがあるのですが」
「お願い?」
真剣な眼差しで見つめられて、ちょっと困惑する。
「――この桃カフェで、モモさんとファンの写真撮影イベント、やりませんか……!」
「ふぇ!?」
驚きすぎて変な声出ちゃったよ。
「ご注文の品をお持ちしました」
「ありがとうございます」
「さらっと切り替えられるの、すごいね?」
パティエンヌちゃんが届けてくれた桃カフェのスペシャリテに、タマモがキラキラと目を輝かせる。
見た目が華やかで美味しそうだから、惹かれるのは心底共感できるんだけど、お話途中だよ?
「桃ケーキには、新メニューの桃クッキーを添えてみました。ご感想いただけたら嬉しいです」
「わーい! すっごく美味しそう!」
僕も一気にスイーツに心を奪われちゃったから、タマモのことは言えないや。
桃を丸ごと使ったケーキの皿に、桃ジャムが載ったクッキーが添えられてる。どっちも美味しそう。
「それで、あの、興味深いお話をされていたようですが……」
「あ、聞こえてました? 実はこの店で、モモさんを主役にしたイベントをさせていただきたくて。たくさんお客さんが来ると思いますよ」
「それは大変ありがたいお話です……!」
知らない内に話が進んでない?
きゃっきゃと話してるタマモとパティエンヌちゃんの会話を傍観する。
まぁ、写真撮影くらいはいいしね。撮った写真を個人で楽しむなら。僕のアバター、現実と掠りもしてないし。
「……うっま~い!」
桃ケーキは、丸ごとの桃がシロップで輝いてて、中には桃のムースと桃ピューレが入ってた。アクセントはフランボワーズソースかな。ソースが甘酸っぱくて、桃の甘さが際立つ。台座はタルトっぽいけど、硬すぎなくてフォークで食べやすい。
「幸せそうですね」
「うん、美味しいからね」
「そんなモモさんを見られて、私も幸せです」
にこにことタマモが微笑む。その顔が、ピーチメルバを食べた途端に驚きに変わるから、全力で「それ美味しいでしょ!」と言ってしまった。僕のイチオシメニューです。
「本当に美味しいです……! こんなに美味しい桃スイーツを食べたのは、初めてかもしれません」
「僕もそれ思った。今の状態で十分美味しいけど、幻桃っていう桃を使うと、さらに美味しくなるんだって」
それぞれスイーツを味わいつつ、ミッションのことを説明する。
幻桃採集には、南の密林の奥に行く必要があることを話すと、タマモが難しい表情をした。
「そうなんですか……。私もできればご協力したいのですが、まだ十分に装備が揃っていなくて」
「お金足りないの?」
タマモは体術士だって自己紹介してくれたけど、服はあんまり動きやすそうじゃない。なんか着物をセクシーにした感じ? 中華系っぽさもある。オリジナルの服なのかな。
見た目はこうでも、動きは阻害しないようになってるんだろう。
「お金は、まぁ……。見た目はリアルマネーの課金で整えてるんですけど、装備のステータスは最低限なんです。ちょっと、散財しちゃって、今金策中です」
えへへ、と笑うタマモに、ちょっと疑惑が湧く。僕に贈る桃買うのに、結構お金使ってない?
「……タマモはソロで活動してるの?」
「そうですね。時々即席パーティーに参加することもありますけど」
「そっかぁ……無駄遣いは、ほどほどにね?」
止めてくれる人がいないと突っ走っちゃいそうなタイプに見えたので、釘を差しておく。貢いで破産されたら、僕も悲しいよ。
「はい! モモさんがそうおっしゃるのでしたら、気をつけます」
なんか嬉しそうに笑ってる。深刻な状況ではないみたいだから、それでいっか。
ミッションに『お客さんを連れて行く0/10人』っていうのがあったし、これで一人目達成! 他には、リリとルトくらいしか連れて行ける人がいないのが悩みどころだ……。
「桃カフェ……さすがモモさんですね!」
「なにがさすがなのかわからないけど、喜んでくれて良かったよ」
わっさわっさと尻尾を振っているタマモの姿は、なんだか愉快です。もふもふしてて可愛いんだけど、興奮が目に見えてわかるから面白さが勝る。
「――タマモって、キツネ族の獣人?」
尻尾を数えたら九本あった。これ、九尾の狐じゃないかな? タマモって名前は、玉藻前のことだと思うんだけど。大昔の大妖怪。
「はい! でも、キツネ族は尻尾が一本なのが標準なのですが」
「それはそうだろうね」
キツネ族の獣人と妖怪の九尾の狐は別物だと思うんだ。普通の種族選択で、九尾になれるの?
「もっふもふに憧れて、リアルマネーで課金したアバターです! ちなみに妖怪ではなく【先祖返りのキツネ族】という分類だそうです」
「あ、そういう感じかぁ」
わざわざ課金するって、もふもふに対する熱意がすごい。
自分の尻尾をうっとりと撫でてるし、よっぽど好きなんだなー。僕はそこまでしないよ。……うん、してない。
「こちらメニューです」
「ありがとうございますー。モモさんのおすすめはなんですか?」
パティエンヌちゃんからメニューを受け取ったタマモが、目をキラキラさせて問いかけてくる。これ絶対、僕のおすすめを頼むやつだ。
「僕は『桃カフェのスペシャリテ』しか食べたことないけど、美味しかったよ」
「では、私はそれを。アイスティーをセットで」
「僕は……桃ケーキを一つ。あと、ピーチティーも」
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
ニコッと笑ったパティエンヌちゃんが厨房に下がる。
桃ケーキも楽しみだな~。
「本当に桃がお好きなんですね」
「うん、好き。でも、どこで僕の好物のこと知ったの?」
「あー……あの、金髪の女の子から……」
なんだか言葉を濁しながら、タマモが目を逸らす。その反応の意味はよくわからないけど、金髪の女の子というとリリかな?
「リリと仲が良いんだ?」
「仲が良いというか……間接的に? 直接お話したことはないんですけど……」
「うん?」
「……正確に言うと、掲示板でちょっと情報をいただく仲です……」
タマモが告解するように頭を下げながら言った。
なんでそんな申し訳なさそうなのかな……って、もしかして、それって僕の話題が掲示板に出てるってこと?
そのことに気づいたら、ちょっと困惑しちゃった。
「僕、掲示板でさらされてるの?」
「お名前は出してません。ただのファン活動というか、見守り? とにかく、ご迷惑を掛けないようにしながら愛でよう、という団体です!」
必死に説明されたけど、団体ってなんやねん。僕のファンクラブが存在してるの?
でも、街で視線を感じるわりに、直接話しかけてくる人がほぼいないっていう謎が解明された気がする。もしかして、あの視線全部、僕のファンの人たち?
「……僕はアイドルだった……!? CD出さなきゃ!」
「あ、乗ってくださるんですね? ありがとうございます。CD買います。推しには貢ぐ主義なので」
いや、出さないですけど。というか、この世界にCDはたぶん存在してないでしょ。
そんで、タマモが貢ぐ主義なのは薄々わかってた。出会ってすぐに大量の桃を渡してくる人だし。ありがたくもらったからには、愛嬌を振りまくよ。
ホッとした感じで微笑んでるタマモに、「出す時はよろしくね~」と適当な返事をしておく。
ずっと申し訳なさそうにされるのは嫌だ。それに、迷惑は掛けられてないから、ファン活動は好きにしていいよ。
「あ、それなら、僕のファンの人たちにこのお店薦めておいてよ。イベントで優勝させたいんだ」
「イベントというと、グルメ大会ですね。――なるほど、閉店危機にある桃カフェを救おうとされてるんですね」
すぐにイベントミッションを確認したのか、タマモがうんうんと頷く。
「ここ美味しいから、グルメ大会で実際に試食したら票をいれる人多いだろうけど、それはそれとして事前に活動は必要かなって思って」
「もちろん、モモさんのおすすめ店なのですから、みなさんにお知らせしておきますよ」
タマモがやる気に満ち溢れた表情で言う。僕一人じゃ影響力なさそうだなぁって思ってたから、タマモに協力してもらえるのがすごく嬉しい。
「でも、ズルはダメだよ。ちゃんと美味しいって思った人が投票するのが大切だからね!」
「それでしたら、みなさんにお願いして、この店に食べに来てもらわないといけませんね……」
「イベントの時に試食があるんじゃないの?」
僕以上に真剣に考えてくれてる感じがする。タマモって良い人だなぁ。
「グルメ大会では、各店舗の試食の数は百食までなんですよ。それは初見さんにお譲りして、モモさんファンクラブは事前に食べて応援という形をとるのが、一番よろしいのではないかと思います。投票自体は一人三票、試食していない店にも入れられるそうですから」
そんなルールだったのか。確認してなかった。タマモ、頼りになるー。『モモさんファンクラブ』って言葉はツッコまないぞ。
「おお……なんかすごいね。完璧な計画!」
パチパチ、と拍手。音はならないけど。
タマモが照れた感じに頬を染めるのが可愛らしい。容姿自体は美人系なんだけど、内面の可愛さがにじみ出てるんだよ。
「完璧な計画ついでに、お願いしたいことがあるのですが」
「お願い?」
真剣な眼差しで見つめられて、ちょっと困惑する。
「――この桃カフェで、モモさんとファンの写真撮影イベント、やりませんか……!」
「ふぇ!?」
驚きすぎて変な声出ちゃったよ。
「ご注文の品をお持ちしました」
「ありがとうございます」
「さらっと切り替えられるの、すごいね?」
パティエンヌちゃんが届けてくれた桃カフェのスペシャリテに、タマモがキラキラと目を輝かせる。
見た目が華やかで美味しそうだから、惹かれるのは心底共感できるんだけど、お話途中だよ?
「桃ケーキには、新メニューの桃クッキーを添えてみました。ご感想いただけたら嬉しいです」
「わーい! すっごく美味しそう!」
僕も一気にスイーツに心を奪われちゃったから、タマモのことは言えないや。
桃を丸ごと使ったケーキの皿に、桃ジャムが載ったクッキーが添えられてる。どっちも美味しそう。
「それで、あの、興味深いお話をされていたようですが……」
「あ、聞こえてました? 実はこの店で、モモさんを主役にしたイベントをさせていただきたくて。たくさんお客さんが来ると思いますよ」
「それは大変ありがたいお話です……!」
知らない内に話が進んでない?
きゃっきゃと話してるタマモとパティエンヌちゃんの会話を傍観する。
まぁ、写真撮影くらいはいいしね。撮った写真を個人で楽しむなら。僕のアバター、現実と掠りもしてないし。
「……うっま~い!」
桃ケーキは、丸ごとの桃がシロップで輝いてて、中には桃のムースと桃ピューレが入ってた。アクセントはフランボワーズソースかな。ソースが甘酸っぱくて、桃の甘さが際立つ。台座はタルトっぽいけど、硬すぎなくてフォークで食べやすい。
「幸せそうですね」
「うん、美味しいからね」
「そんなモモさんを見られて、私も幸せです」
にこにことタマモが微笑む。その顔が、ピーチメルバを食べた途端に驚きに変わるから、全力で「それ美味しいでしょ!」と言ってしまった。僕のイチオシメニューです。
「本当に美味しいです……! こんなに美味しい桃スイーツを食べたのは、初めてかもしれません」
「僕もそれ思った。今の状態で十分美味しいけど、幻桃っていう桃を使うと、さらに美味しくなるんだって」
それぞれスイーツを味わいつつ、ミッションのことを説明する。
幻桃採集には、南の密林の奥に行く必要があることを話すと、タマモが難しい表情をした。
「そうなんですか……。私もできればご協力したいのですが、まだ十分に装備が揃っていなくて」
「お金足りないの?」
タマモは体術士だって自己紹介してくれたけど、服はあんまり動きやすそうじゃない。なんか着物をセクシーにした感じ? 中華系っぽさもある。オリジナルの服なのかな。
見た目はこうでも、動きは阻害しないようになってるんだろう。
「お金は、まぁ……。見た目はリアルマネーの課金で整えてるんですけど、装備のステータスは最低限なんです。ちょっと、散財しちゃって、今金策中です」
えへへ、と笑うタマモに、ちょっと疑惑が湧く。僕に贈る桃買うのに、結構お金使ってない?
「……タマモはソロで活動してるの?」
「そうですね。時々即席パーティーに参加することもありますけど」
「そっかぁ……無駄遣いは、ほどほどにね?」
止めてくれる人がいないと突っ走っちゃいそうなタイプに見えたので、釘を差しておく。貢いで破産されたら、僕も悲しいよ。
「はい! モモさんがそうおっしゃるのでしたら、気をつけます」
なんか嬉しそうに笑ってる。深刻な状況ではないみたいだから、それでいっか。
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