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16真夜中の礼拝者
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「はじめまして。僕は司教見習いのアリスタと申します」
「……ディーンストだ。ディンでいい」
「よろしくお願いします。ディンさん」
教会に到着するかという所でイレーネと鉢合わせたアリステルは、イレーネとディーンストを教会の奥にある居間へと案内した。教会内で話をしてもいいが、人の出入りが多いあの場所では、ゆっくり話ができないだろう。シュトラーも誘ったが、ギルドに報告に行かなくてはいけなからと固辞された。
お茶を乗せたテーブルを挟んで座るイレーネの背後に立つ、長身の護衛に挨拶をしたものの、そう短く告げただけだ。ボソボソと話すせいで聞き取りづらかったが、人付き合いが苦手なのかと疑問もなかった。
一応、ディーンストの分のお茶も、イレーネの傍に置いていたが、彼女の背後に立っているだけで手をつける様子もない。途中、イレーネも「座ったら?」と勧めてきたが、「護衛中なので」と言って動く気配すらない。まさか教会の中で何かあるとは思えず、任務中だから気を張っているのかと考え、アリステルは椅子から立ち上がりカップをディーンストに差し出す。
「お仕事中なら仕方ありませんけど、ここは誰も来ませんので、少しお茶を飲んで休息を取ってください」
「……」
仮面で表情を覗うことはできなかったが、ディーンストは素直にカップを受け取り、「ありがとう」と小さく呟いた。
アリステルは長身のディーンストを見上げる。綿のシャツに革の胸当てを着け、シンプルな黒のスラックスに同じ黒のブーツ、腰には剣を履いて冒険者らしい格好だ。サラリとした黒髪と、仮面の目穴から覗く淡い青色の瞳に、どこか高貴さを感じさせる。ふわりと鼻先に届いた甘い香りが懐かしさを蘇らされ少し胸がツキリと痛くなったが。
「アリスタさん?」
「あ、ぼんやりしてて……すみません」
黙ってしまったアリステルを怪訝に思ったのか、イレーネが声を掛けてきた。
「ううん、いいの。エルレ様が不在で、色々大変なのかなって、心配しただけ」
ふにゃりと笑うイレーネに、アリステルの心は温かくなる。記憶にあるイレーネと全然違うも、アリステルは今のイレーネに良い感情しかない。頬をうっすらと染めて「ありがとう」とこぼすアリステルに、イレーネはにっこり微笑み、ディーンストは不機嫌そうに目を眇めていた。
ヘンデルには通達していた週四の授業を週三に変更する旨をイレーネに話す。
「そうね……エルレ様がいないから、どうしても人手が減ってしまうもの。三日でも厳しいんじゃないかしら」
「ですが、これ以上減らしてしまうと、子どもたちがお腹を空かせてしまうので。本当は三日にするのも迷ったんですけどね……」
貧困街の子どもたちが、自身で仕事を見つけて糧を得ているが、それも少数。多くは授業後に渡す、差し入れの食材が彼らの命綱となっていた。だからこそ、一日でも減らすのを避けたかった。
「市場の人たちに話をして、貧困街の子どもたちに食べ物を配ってもらうのは?」
「考えなかったわけじゃないんです。でも、市場の方も貧困街の子ども全てを認識しているわけではないし、彼らも通常のお仕事もあるので負担を掛けるにもいかず……」
「そうよね。本末転倒になるもの」
アリステルとイレーネは、同時にため息をついた。これ以上、良い方法なんて思いつかないのだ。
「……それなら、俺も手伝おう」
「「え?」」
唐突に沈痛な空気を割いたのは、ずっと沈黙で見守っていたディーンストだった。
「ですが、A級冒険者の方にお支払いするお金は……」
「それは気にしなくていい」
「でも……」
「いいんだ。俺が手伝いしたいだけだ」
自身で貧乏だと言っていた男爵令嬢のイレーネの護衛に、A級冒険者を雇うことも驚きだが、ユリウスの恋人だと噂されているから彼から給金が出ているのだろう。しかしアリステルは違う。街からの寄付と市場からの差し入れで、教会運営ができているのだ。質素倹約が常なので、今はアリステルも苦ではないものの、それとこれとは話は別だ。
市場からもらう差し入れのほとんどは、貧困街の子どもたちに渡しているため、ディーンストの依頼料など銅貨ひとつもでなかった。
「いえ、ディーンストさんの申し出はありがたいですが、やはり無銭で働いていただく理由が……」
「俺も街の住人の一人として手伝いたいと言っているんだ。それは迷惑になるか?」
「いいじゃない、アリスタさん。ディンさんもこう言ってくれてるんだし、受け取ればいいと思うわよ。この人めちゃくちゃ頑固だから」
埒があかないと感じたのか、イレーネが口を挟む。
(いいのかな……本当に……)
悩み沈んでいる内に、イレーネはてきぱきと今後のことを取り決め、その日は話し合いは終わった。
翌日。日常の仕事を終え、一人で寂しい食事を終えたアリスタは、食後のお茶を飲みながらほうと息をつく。
ガランとした食卓は、余計に寂しさを募らせるが、まだまだエルレが戻るのは先の話。
(いつか慣れるかな……)
寂寥感を紛らわすように、カップのお茶をクピリと飲んだ。
明日はエルレ不在の中での授業がある。昼間にイレーネとディーンストと共に市場に行き、子どもたちに配る差し入れを貰った。教会に帰ってからは、イレーネがディーンストを巻き込み、子どもに配るための仕分けをした。それは今、居間の涼しい所にまとめて置いてある。
飲んだカップを盥に水を張った中に入れ、あとは寝るだけだと寝室に足を向けた所で、礼拝堂の方から物音が聞こえてきた。
エルレがいる時は常時扉を開放しているが、エルレや市場の皆だけでなくイレーネやディーンストまで、夜は必ず閉じているように言われていた。
今日は一日バタバタしていたせいで、施錠を忘れたのかと、寝衣の上から羊毛で作られた上衣を肩に掛けて礼拝堂に向かう。室内靴だが面倒だしすぐだから問題ないだろう。
礼拝堂に続く廊下を小走りで通り、壁に同化するような扉を開くと。
「……ディーンスト……さん?」
礼拝堂にある祭壇の前で、大柄な男が月光に浮かぶステンドグラスを仰ぎ見ているのに気づいた。
静謐な空間で佇むディーンストの姿は、どこかしら贖罪の祈りをしているように見え、アリステルの胸は苦しくなる。
前の生で、アリステルも何度もディーンストのように、神が花園に佇むステンドグラスを仰ぎ見ていた。顔の部分は経年劣化で割れた神の姿に、己の愚行と無罪を祈り続けた。
確かに自分は嫌がるユリウスにまとわりついた。彼が自分の存在を迷惑としか思ってなくても。冷静に考えてみると、自分だってアベルに迫られた時、嫌悪に肌が粟立った。前の生のユリウスには悪いことをしたと思う。
だけど、同時にユリウスを憎んでいた。いくら嫌っていてもアリステルは認められた婚約者。大切にしろとは言わないけども、せめてイレーネの言葉ではなく自分の言葉を信じて欲しかった。
そんな曖昧な感情を抱き続けたからか、今の生になってから優しくなったユリウスに戸惑い、もし前の生と同じように拒絶されてしまったら。きっと耐えられないと、アリステルはエルレの甘言に手を握った。
そんな昔の悔恨や嘆きが、教会の中で佇むディーンストからも感じ取れた。
「ああ、アリスタ。すまないな、こんな夜更けに」
「いえ、神に祈るのに時間は関係ありませんから」
「いや……今日は教会の扉を閉じると知っていたのに、足が動かなくて……」
ディーンストは一度アリステルに向けた仮面の顔を、再びステンドグラスへと移し呟く。
「このステンドグラスには神はいないんだな……」
それは疑問と確信が入り混じったような、切なさを感じる静かな声だった。
「え?」
「何でもない。気にしないでほしい」
そう言って、ディーンストはアリステルの前に立つと、スルリと頬を撫でる。剣を振りすぎて水膨れが潰れた大きな手は、少しカサついていたけども、とても暖かかった。
もっと触れて欲しくて、自ら大きな掌に頬を寄せていた。
静かな礼拝堂に二人の呼吸が微かに聞こえる。
まだ出会って間もないのに、どうしてディーンストが気になってしまうのか。
ステンドグラスを見上げる姿が過去の自分に重なって同情しているのか。
(きっとこの温もりが心地よいのは……)
暗い礼拝堂に浮かぶ二つの影を、月の光を受けた鮮やかなステンドグラスが、静かに穏やかに照らしていた。
「……ディーンストだ。ディンでいい」
「よろしくお願いします。ディンさん」
教会に到着するかという所でイレーネと鉢合わせたアリステルは、イレーネとディーンストを教会の奥にある居間へと案内した。教会内で話をしてもいいが、人の出入りが多いあの場所では、ゆっくり話ができないだろう。シュトラーも誘ったが、ギルドに報告に行かなくてはいけなからと固辞された。
お茶を乗せたテーブルを挟んで座るイレーネの背後に立つ、長身の護衛に挨拶をしたものの、そう短く告げただけだ。ボソボソと話すせいで聞き取りづらかったが、人付き合いが苦手なのかと疑問もなかった。
一応、ディーンストの分のお茶も、イレーネの傍に置いていたが、彼女の背後に立っているだけで手をつける様子もない。途中、イレーネも「座ったら?」と勧めてきたが、「護衛中なので」と言って動く気配すらない。まさか教会の中で何かあるとは思えず、任務中だから気を張っているのかと考え、アリステルは椅子から立ち上がりカップをディーンストに差し出す。
「お仕事中なら仕方ありませんけど、ここは誰も来ませんので、少しお茶を飲んで休息を取ってください」
「……」
仮面で表情を覗うことはできなかったが、ディーンストは素直にカップを受け取り、「ありがとう」と小さく呟いた。
アリステルは長身のディーンストを見上げる。綿のシャツに革の胸当てを着け、シンプルな黒のスラックスに同じ黒のブーツ、腰には剣を履いて冒険者らしい格好だ。サラリとした黒髪と、仮面の目穴から覗く淡い青色の瞳に、どこか高貴さを感じさせる。ふわりと鼻先に届いた甘い香りが懐かしさを蘇らされ少し胸がツキリと痛くなったが。
「アリスタさん?」
「あ、ぼんやりしてて……すみません」
黙ってしまったアリステルを怪訝に思ったのか、イレーネが声を掛けてきた。
「ううん、いいの。エルレ様が不在で、色々大変なのかなって、心配しただけ」
ふにゃりと笑うイレーネに、アリステルの心は温かくなる。記憶にあるイレーネと全然違うも、アリステルは今のイレーネに良い感情しかない。頬をうっすらと染めて「ありがとう」とこぼすアリステルに、イレーネはにっこり微笑み、ディーンストは不機嫌そうに目を眇めていた。
ヘンデルには通達していた週四の授業を週三に変更する旨をイレーネに話す。
「そうね……エルレ様がいないから、どうしても人手が減ってしまうもの。三日でも厳しいんじゃないかしら」
「ですが、これ以上減らしてしまうと、子どもたちがお腹を空かせてしまうので。本当は三日にするのも迷ったんですけどね……」
貧困街の子どもたちが、自身で仕事を見つけて糧を得ているが、それも少数。多くは授業後に渡す、差し入れの食材が彼らの命綱となっていた。だからこそ、一日でも減らすのを避けたかった。
「市場の人たちに話をして、貧困街の子どもたちに食べ物を配ってもらうのは?」
「考えなかったわけじゃないんです。でも、市場の方も貧困街の子ども全てを認識しているわけではないし、彼らも通常のお仕事もあるので負担を掛けるにもいかず……」
「そうよね。本末転倒になるもの」
アリステルとイレーネは、同時にため息をついた。これ以上、良い方法なんて思いつかないのだ。
「……それなら、俺も手伝おう」
「「え?」」
唐突に沈痛な空気を割いたのは、ずっと沈黙で見守っていたディーンストだった。
「ですが、A級冒険者の方にお支払いするお金は……」
「それは気にしなくていい」
「でも……」
「いいんだ。俺が手伝いしたいだけだ」
自身で貧乏だと言っていた男爵令嬢のイレーネの護衛に、A級冒険者を雇うことも驚きだが、ユリウスの恋人だと噂されているから彼から給金が出ているのだろう。しかしアリステルは違う。街からの寄付と市場からの差し入れで、教会運営ができているのだ。質素倹約が常なので、今はアリステルも苦ではないものの、それとこれとは話は別だ。
市場からもらう差し入れのほとんどは、貧困街の子どもたちに渡しているため、ディーンストの依頼料など銅貨ひとつもでなかった。
「いえ、ディーンストさんの申し出はありがたいですが、やはり無銭で働いていただく理由が……」
「俺も街の住人の一人として手伝いたいと言っているんだ。それは迷惑になるか?」
「いいじゃない、アリスタさん。ディンさんもこう言ってくれてるんだし、受け取ればいいと思うわよ。この人めちゃくちゃ頑固だから」
埒があかないと感じたのか、イレーネが口を挟む。
(いいのかな……本当に……)
悩み沈んでいる内に、イレーネはてきぱきと今後のことを取り決め、その日は話し合いは終わった。
翌日。日常の仕事を終え、一人で寂しい食事を終えたアリスタは、食後のお茶を飲みながらほうと息をつく。
ガランとした食卓は、余計に寂しさを募らせるが、まだまだエルレが戻るのは先の話。
(いつか慣れるかな……)
寂寥感を紛らわすように、カップのお茶をクピリと飲んだ。
明日はエルレ不在の中での授業がある。昼間にイレーネとディーンストと共に市場に行き、子どもたちに配る差し入れを貰った。教会に帰ってからは、イレーネがディーンストを巻き込み、子どもに配るための仕分けをした。それは今、居間の涼しい所にまとめて置いてある。
飲んだカップを盥に水を張った中に入れ、あとは寝るだけだと寝室に足を向けた所で、礼拝堂の方から物音が聞こえてきた。
エルレがいる時は常時扉を開放しているが、エルレや市場の皆だけでなくイレーネやディーンストまで、夜は必ず閉じているように言われていた。
今日は一日バタバタしていたせいで、施錠を忘れたのかと、寝衣の上から羊毛で作られた上衣を肩に掛けて礼拝堂に向かう。室内靴だが面倒だしすぐだから問題ないだろう。
礼拝堂に続く廊下を小走りで通り、壁に同化するような扉を開くと。
「……ディーンスト……さん?」
礼拝堂にある祭壇の前で、大柄な男が月光に浮かぶステンドグラスを仰ぎ見ているのに気づいた。
静謐な空間で佇むディーンストの姿は、どこかしら贖罪の祈りをしているように見え、アリステルの胸は苦しくなる。
前の生で、アリステルも何度もディーンストのように、神が花園に佇むステンドグラスを仰ぎ見ていた。顔の部分は経年劣化で割れた神の姿に、己の愚行と無罪を祈り続けた。
確かに自分は嫌がるユリウスにまとわりついた。彼が自分の存在を迷惑としか思ってなくても。冷静に考えてみると、自分だってアベルに迫られた時、嫌悪に肌が粟立った。前の生のユリウスには悪いことをしたと思う。
だけど、同時にユリウスを憎んでいた。いくら嫌っていてもアリステルは認められた婚約者。大切にしろとは言わないけども、せめてイレーネの言葉ではなく自分の言葉を信じて欲しかった。
そんな曖昧な感情を抱き続けたからか、今の生になってから優しくなったユリウスに戸惑い、もし前の生と同じように拒絶されてしまったら。きっと耐えられないと、アリステルはエルレの甘言に手を握った。
そんな昔の悔恨や嘆きが、教会の中で佇むディーンストからも感じ取れた。
「ああ、アリスタ。すまないな、こんな夜更けに」
「いえ、神に祈るのに時間は関係ありませんから」
「いや……今日は教会の扉を閉じると知っていたのに、足が動かなくて……」
ディーンストは一度アリステルに向けた仮面の顔を、再びステンドグラスへと移し呟く。
「このステンドグラスには神はいないんだな……」
それは疑問と確信が入り混じったような、切なさを感じる静かな声だった。
「え?」
「何でもない。気にしないでほしい」
そう言って、ディーンストはアリステルの前に立つと、スルリと頬を撫でる。剣を振りすぎて水膨れが潰れた大きな手は、少しカサついていたけども、とても暖かかった。
もっと触れて欲しくて、自ら大きな掌に頬を寄せていた。
静かな礼拝堂に二人の呼吸が微かに聞こえる。
まだ出会って間もないのに、どうしてディーンストが気になってしまうのか。
ステンドグラスを見上げる姿が過去の自分に重なって同情しているのか。
(きっとこの温もりが心地よいのは……)
暗い礼拝堂に浮かぶ二つの影を、月の光を受けた鮮やかなステンドグラスが、静かに穏やかに照らしていた。
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