腐男子★恋愛事情

ちゅっ太郎

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40. そんな言葉は覚えるな※

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「はっ…ハァ…ぁん…ハァ」

 シーツを強く握って俯いていた顔をちょっと目線を変えたら自分の尻が高い位置にあって、僕の股間が勃起状態になっていて上下にぷるぷるっていやらしく揺れいた。
 その下で座っているタカ先輩のち、ちんこが既に勃ち上がり気味だった。

 僕が沈みかかるたびに下腹部にタカ先輩の手が押さえられていて、なんだかもういろいろくらっくらだ。

「誉、挿れるから……このまま」

 僕の背に近く、タカ先輩のなんだか色っぽい掠れ気味の声で囁かれた。このまま……?

 その意味は、そのすぐ後でわかった。

 僕の慣らした蕾処に、タカ先輩の立ち上がり気味のちんこの先部分を擦られると緊張してる僕に優しく伝える。

「力、抜いて。誉」

 ふーっと一息つくと、タカ先輩が動いて入ってくるのが感じる。タカ先輩との経験は少ないけどちょっと今までの感覚と違う気がした。

 優しく僕の中に入って来る、そんな感覚は変わらない。怖いと思っている僕をいつも安心させてくれる。

 バックでシてるので、タカ先輩の顔が見えないけど普段の変な僕の顔を見せられなくてホッとしてる。でも、あの色っぽくて恍惚としたタカ先輩の表情を見られないのは勿体ないなとは思う。
 挿入されてこんなことを考えられるのは、随分、余裕が持ててるのか?

 でも、そうは言ってられないのだ。連結部分が深くなると圧迫感も強くなってくる。

「あ、あああっ……ンっ…っ!」

「誉、動くぞ」

「あっ……タ…ひゃっ」

 グンっと下腹部が重い圧迫に押されていく。息を止めそうになるけど酸欠になったらヤバい。そうすると大きな声が出てしまう…。

「うぁ、はあっ!はぁ……ああ…ん……あああっ」

 熱い――。粘膜がタカ先輩のちんこに絡みついてる感触がわかる。抜き差しを繰り返すと奧の方に飛沫の汗が張り付く。

 とても感じる、感じすぎて怖い。

 なんで……?こんなに直接タカ先輩を感じることは無かったのに!?

 ぎゅちゅっと粘った水音に、速度を増して抜き差しの繰り返しが大きくなっていくと僕は昂騰させられる。


「気持ち、いいか?」

「う、ん……ツ…せんぱいは…?」

「誉の、奧まで感じてる……ッ」

 今日、初めて――僕達は全てに汲々きゅうきゅうとして耽溺してる。

 タカ先輩の、熱いちんこを奧に感じて僕は昇天しそう。

 僕の蕾処からタカ先輩のを抜かれて尻にピッピッと飛沫が飛ぶのを感じると、それはタカ先輩の精液……! その時の僕もブルッと下腹部が熱くなってシーツを汚してしまっていた。

「……あ、れ、ゴム?」

 脳内で違和感を感じたのは一瞬で、 実はコンドームは無かったんだ……も、もしかして今のは、ナ・マ?!

 生出し!?……僕の中には出さなかった……そうか、これは!!

「生ハメか!!!」

「誉……そんな言葉は覚えなくてイイからな」


 僕はお口にフタをした。BL脳ってば漏れ漏れだぞッ……!!
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