35 / 66
【第二部】34. 新聞部員と白雪ちゃん
しおりを挟む
「もしもし?」
えー、僕はと言うと、タカ先輩と結ば…コホンコホン、あれから腐る活動はちょっと自粛してたんですけどね?
しかししかし腐の血が下半身から脳内に逆流してくるパンク寸前により身体に悪いと思って誰かさんが見てないところでですよぉ?覗いてますぅぅぅぅはぅぅぅ萌えぇぇんかもぉぉぉぉ~ん!!
「もしもし、君!」
びゃあああっ!?
今の僕は、たぶん理事長のコレクションで飾っているのであろうオリエンタル柄の巨大な壺にスッポリ入り息を殺して往来する生徒達の動向をチェックしていたのに、なぜ僕の存在がわかるんだ!?だれだ!!そんな奴は人間じゃないぞ!?
声のした方にくるりと全身で振り向いて見たら、ぎゃ!
「か、か、壁!!かべしゃべった!」
冗談はやめて。本当に人間じゃなかった……目の前は灰色じみた壁だ。壁だ、どうみてもぬ〇壁だ、それに迫ってきてる、僕の大壺に。
「あ、ちゃうちゃう」
ボンっと軽い音がして、壁は倒れた。!?
「お互いに隠れるって神経使うよねぇ。コレ軽い素材で出きてんで片手で持てちゃうんだよ☆」
「……」
「あ、そうだ、また活動始めたの?今度こそ見つけたら誘てみようと思ってたんだよ~」
「……」
「あ、おれ?黒木 保(くろき たもつ)ってゆうて新聞部やってる。君は腐男子でしょー?それも隠れ」
ど、う、し、て、し、っ、て、い、る
「ははは。新聞部じゃ君のこと平和的な意味で話題になってんだよね。それに前生徒会長だった大原貴弥の恋人だってことも確認済み☆やりよるねぇ、君ぃ」
気味悪いな……なんで僕の事を、そ、そこまで知ってるんだ! 狙いが怪しすぎる新聞部!!フツー追いかけるならBL展開してる美形とかチワワンだろうがっ!!
「ぼ、僕の事はいいのでほっといて!」
僕の背より大きい大壺から飛び降りると、居たたまれずこの場から去った。ちょっと股にクイって一物が引っかかったけども問題はない。そもそも嫌いだ天敵だ!新聞部なんて!!
アイツらは姑息で校則ギリギリネタねつ造でくるから要注意しなくちゃな!!多分ね、イメージだけどもさ!!
きゃいきゃい
きゃはきゃは
あれは、猫耳集団!?
忘れもしない風紀委員長のファンの集いだ。
僕は一回のみ葉山に付き合っただけでファンの集いは行ってない。既にあの時のトラウマとかは無い。
実は恐ろしいことに猫耳ブラザーズとかって週一に余興があってステージで踊らされるとか葉山から聞いた。
腐男子たるもの人前で目立ってはいかなるものかと考えを改めたワケで……コホン…見聞きはするけども……風紀委員長が猫耳付けてにゃーにゃーごろごろしている野望は実は忘れてなくて、見てやりたいぃぃ!!!
ハァハァ
あのエグい目玉の強面が猫耳つけたらどんな萌キャラになるのかなぁぁぁ、うーむ僕自身で妄想するのは危険なので別のお相手、“ご主人様”を見繕わねばならんな~ふむふむ。
「むむ?」
今、茶髪のやけに色白乙男が通らなかったか!?男子校だけどめちゃくちゃキレイな美人さんだったぞ!!!
目をごしごしと腕で擦ってみたら居なかった。幻?
強面猫耳のお相手が現れたと思ったのに~!キーッ
けど、あんな白磁美人と呼べる生徒は学園では見たことない。ほんと無い。抱きたいランキングなるもの(僕の中で)堂々の1位にわっしょい!!生徒会長も美人さんだけど、今のは優等生的でキツメじゃなくてほんのりエロさのある美人……そだ、白雪ちゃんと呼ぼう!!
ちょっとふらふらと探してみた。幻であるはずが無い、絶対見たんだからっ!
「ぇえ?白雪ちゃん?」
「んと…亜麻色髪のサラサラで肌の色は白くて唇の色が赤くて、で、猫を飼っていそうな乙女ちゃん」
「そんな子いたら、ちょっとボク嫉妬しちゃうなぁ、ボクだって最近、美白のクリームを使い始めてリップもぷるぷるのに変えたんだよ、どう?なかったくん。ん~ 」
い、いや、いくら嫁でも……唇を尖らせて僕に迫られても答えられないぞ!!?……猫耳の葉山が通ったのでそれとなく聞いてみたのだが、やけに対抗心があるので失敗だったかもしれない。
そうかチワワんとなると、自分に磨きをかけて崇拝してる人物のあわよくばセフレになる為に日々美の努力を怠らないのだな。うむ……今日も輝かしくて悩ましいな僕の嫁は。
えー、僕はと言うと、タカ先輩と結ば…コホンコホン、あれから腐る活動はちょっと自粛してたんですけどね?
しかししかし腐の血が下半身から脳内に逆流してくるパンク寸前により身体に悪いと思って誰かさんが見てないところでですよぉ?覗いてますぅぅぅぅはぅぅぅ萌えぇぇんかもぉぉぉぉ~ん!!
「もしもし、君!」
びゃあああっ!?
今の僕は、たぶん理事長のコレクションで飾っているのであろうオリエンタル柄の巨大な壺にスッポリ入り息を殺して往来する生徒達の動向をチェックしていたのに、なぜ僕の存在がわかるんだ!?だれだ!!そんな奴は人間じゃないぞ!?
声のした方にくるりと全身で振り向いて見たら、ぎゃ!
「か、か、壁!!かべしゃべった!」
冗談はやめて。本当に人間じゃなかった……目の前は灰色じみた壁だ。壁だ、どうみてもぬ〇壁だ、それに迫ってきてる、僕の大壺に。
「あ、ちゃうちゃう」
ボンっと軽い音がして、壁は倒れた。!?
「お互いに隠れるって神経使うよねぇ。コレ軽い素材で出きてんで片手で持てちゃうんだよ☆」
「……」
「あ、そうだ、また活動始めたの?今度こそ見つけたら誘てみようと思ってたんだよ~」
「……」
「あ、おれ?黒木 保(くろき たもつ)ってゆうて新聞部やってる。君は腐男子でしょー?それも隠れ」
ど、う、し、て、し、っ、て、い、る
「ははは。新聞部じゃ君のこと平和的な意味で話題になってんだよね。それに前生徒会長だった大原貴弥の恋人だってことも確認済み☆やりよるねぇ、君ぃ」
気味悪いな……なんで僕の事を、そ、そこまで知ってるんだ! 狙いが怪しすぎる新聞部!!フツー追いかけるならBL展開してる美形とかチワワンだろうがっ!!
「ぼ、僕の事はいいのでほっといて!」
僕の背より大きい大壺から飛び降りると、居たたまれずこの場から去った。ちょっと股にクイって一物が引っかかったけども問題はない。そもそも嫌いだ天敵だ!新聞部なんて!!
アイツらは姑息で校則ギリギリネタねつ造でくるから要注意しなくちゃな!!多分ね、イメージだけどもさ!!
きゃいきゃい
きゃはきゃは
あれは、猫耳集団!?
忘れもしない風紀委員長のファンの集いだ。
僕は一回のみ葉山に付き合っただけでファンの集いは行ってない。既にあの時のトラウマとかは無い。
実は恐ろしいことに猫耳ブラザーズとかって週一に余興があってステージで踊らされるとか葉山から聞いた。
腐男子たるもの人前で目立ってはいかなるものかと考えを改めたワケで……コホン…見聞きはするけども……風紀委員長が猫耳付けてにゃーにゃーごろごろしている野望は実は忘れてなくて、見てやりたいぃぃ!!!
ハァハァ
あのエグい目玉の強面が猫耳つけたらどんな萌キャラになるのかなぁぁぁ、うーむ僕自身で妄想するのは危険なので別のお相手、“ご主人様”を見繕わねばならんな~ふむふむ。
「むむ?」
今、茶髪のやけに色白乙男が通らなかったか!?男子校だけどめちゃくちゃキレイな美人さんだったぞ!!!
目をごしごしと腕で擦ってみたら居なかった。幻?
強面猫耳のお相手が現れたと思ったのに~!キーッ
けど、あんな白磁美人と呼べる生徒は学園では見たことない。ほんと無い。抱きたいランキングなるもの(僕の中で)堂々の1位にわっしょい!!生徒会長も美人さんだけど、今のは優等生的でキツメじゃなくてほんのりエロさのある美人……そだ、白雪ちゃんと呼ぼう!!
ちょっとふらふらと探してみた。幻であるはずが無い、絶対見たんだからっ!
「ぇえ?白雪ちゃん?」
「んと…亜麻色髪のサラサラで肌の色は白くて唇の色が赤くて、で、猫を飼っていそうな乙女ちゃん」
「そんな子いたら、ちょっとボク嫉妬しちゃうなぁ、ボクだって最近、美白のクリームを使い始めてリップもぷるぷるのに変えたんだよ、どう?なかったくん。ん~ 」
い、いや、いくら嫁でも……唇を尖らせて僕に迫られても答えられないぞ!!?……猫耳の葉山が通ったのでそれとなく聞いてみたのだが、やけに対抗心があるので失敗だったかもしれない。
そうかチワワんとなると、自分に磨きをかけて崇拝してる人物のあわよくばセフレになる為に日々美の努力を怠らないのだな。うむ……今日も輝かしくて悩ましいな僕の嫁は。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
咳が苦しくておしっこが言えなかった同居人
こじらせた処女
BL
過労が祟った菖(あやめ)は、風邪をひいてしまった。症状の中で咳が最もひどく、夜も寝苦しくて起きてしまうほど。
それなのに、元々がリモートワークだったこともあってか、休むことはせず、ベッドの上でパソコンを叩いていた。それに怒った同居人の楓(かえで)はその日一日有給を取り、菖を監視する。咳が止まらない菖にホットレモンを作ったり、背中をさすったりと献身的な世話のお陰で一度長い眠りにつくことができた。
しかし、1時間ほどで目を覚ましてしまう。それは水分をたくさんとったことによる尿意なのだが、咳のせいでなかなか言うことが出来ず、限界に近づいていき…?
女装とメス調教をさせられ、担任だった教師の亡くなった奥さんの代わりをさせられる元教え子の男
湊戸アサギリ
BL
また女装メス調教です。見ていただきありがとうございます。
何も知らない息子視点です。今回はエロ無しです。他の作品もよろしくお願いします。
【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】
海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。
発情期はあるのに妊娠ができない。
番を作ることさえ叶わない。
そんなΩとして生まれた少年の生活は
荒んだものでした。
親には疎まれ味方なんて居ない。
「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」
少年達はそう言って玩具にしました。
誰も救えない
誰も救ってくれない
いっそ消えてしまった方が楽だ。
旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは
「噂の玩具君だろ?」
陽キャの三年生でした。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる