上 下
4 / 4

3話

しおりを挟む
午後は魔法の授業だ。
説明するのが遅くなったが
この世界は15歳から学校などに入学でき5歳辺りから魔法について学ばされることが多く学校に入学できるか試験で決まるため試験に必要な前世で言う小学生が解ける簡単な数学とこの国の歴史などは10歳辺りから学ぶのが一般的だ。入学試験の内容はさっき言った簡単な数学とこの国の歴史、魔法の実技と筆記の2つに別れている。まぁ俺はそれプラスで薬の調合やその他もろもろ親にお願いをして5歳から学び始めた。なので俺は魔法も上手に扱えるようになっている。
フィルドはというと魔法は初めてらしいので今日は魔法が使えるかを調べ使えるようであれば魔力量と属性を調べるらしい。そもそも魔法は上位貴族などに多く平民には少ない。
まぁ主人公のフィルドには関係ない話だが。
そして魔法には風・炎・水・闇・光の5属性あり、光魔法と闇魔法は滅多に居ないと言われていて選ばれたものだけが持っているらしい。
ヒロインアリスは平民で光魔法というチートなのだ...!!ちなみにフィルドは闇魔法で光魔法という正反対な属性を持っているアリスに惹かれるのだ。
属性は基本レーダーチャートみたいな感じになっていて1つ得意な属性があり他は基礎程度にできるって感じだ。
それを踏まえてなのだが原作ではレオンは炎の属性のはずだが俺は光魔法が1番得意で何故か炎もそこそこ扱えるのだ。そんなの前代未聞で俺はそれを公表しないようそれを知っているルーズ先生と両親には口止めしてもらっている。フィルドにも言う気はない。光魔法を使えるのはヒロインだけでいい。
あれでも俺はフィルドをゲイにするから関係ないんじゃないか?なんて考えているがだとしても俺が光魔法はおかしいので伏せることにしたのだ。

魔法の授業が始まりフィルドは原作と変わらず魔力量も結構多く闇魔法だった。ルーズ先生はとても驚いていた。その日の夕食、フィルドは凄い褒められていた。フィルドも大変だなって思っていだがフィルドは照れていたので案外そう感じるのは俺だけなのかと部屋で考えているとコンコンっとノック音がした。フィルドだ。
ここ最近はフィルドが安心して寝れるからという理由で俺と一緒に寝ている。最初誘ったのは俺だ。
だって寝てるフィルドの寝顔とか絶対かわいいじゃん。てか実際にめちゃくちゃ可愛かったし。
だがさすがに犯罪じみてるから3日ぐらいで終わらせれば良いだろと思っていだが俺がフィルドの部屋へ行かなくなるとフィルドは俺の部屋へ毎日やってくるようになったのだ。
「レオン義兄さんきょうもいっしょにねてくれる、、?」
捨てられた子犬のような顔でフィルドが聞いてくる。そんな顔で毎回お願いされる。さすがに断れないだろ!!!
「可愛いなフィルド~!!ほんとっにずるいよ」
なんてフィルドの頭を撫でながら言う。
なんか俺のバカ親と性格似てきてるんじゃないか?そんな事を思いながらフィルドを見ると
フィルドは一気にぱぁぁっとあかるくなり喜んでいる様子だった。

フィルドと一緒に寝るようになってから寝る前にフィルドにしている事がある。
それは恋愛物語を話す事だ。
毎回普通の恋愛物語を最初に話の最後には愛ってのは色んな形があって性別や身分が違くても恋はするものだという感じに持っていく。なぜって?そりゃゲイにするためだ。我ながらいい作戦だろ?今日もそんなような話をしてもう寝るか!とフィルドに言うとフィルドはもう既に眠っている様子だった。この作戦に効果があるないはさておき毎回眠られてしまうのは流石に辛いぞおい!!まぁしょうがないよな。
はぁと溜息をつきフィルドの寝顔をみて
「おやすみフィルド」
とフィルドの頭をなでて俺も眠りについた。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

貧乏貴族の末っ子は、取り巻きのひとりをやめようと思う

まと
BL
色々と煩わしい為、そろそろ公爵家跡取りエルの取り巻きをこっそりやめようかなと一人立ちを決心するファヌ。 新たな出逢いやモテ道に期待を胸に膨らませ、ファヌは輝く学園生活をおくれるのか??!! ⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。

【短編】無理矢理犯したくせに俺様なあいつは僕に甘い

cyan
BL
彼は男女関係なく取り巻きを従えたキラキラ系のイケメン。 僕はそんなキラキラなグループとは無縁で教室の隅で空気みたいな存在なのに、彼は僕を呼び出して無理矢理犯した。 その後、なぜか彼は僕に優しくしてくる。 そんなイケメンとフツメン(と本人は思い込んでいる)の純愛。 ※凌辱シーンはサラッと流しています。 ムーンライトノベルズで公開していた作品ですが少し加筆しています。

寄るな。触るな。近付くな。

きっせつ
BL
ある日、ハースト伯爵家の次男、であるシュネーは前世の記憶を取り戻した。 頭を打って? 病気で生死を彷徨って? いいえ、でもそれはある意味衝撃な出来事。人の情事を目撃して、衝撃のあまり思い出したのだ。しかも、男と男の情事で…。 見たくもないものを見せられて。その上、シュネーだった筈の今世の自身は情事を見た衝撃で何処かへ行ってしまったのだ。 シュネーは何処かに行ってしまった今世の自身の代わりにシュネーを変態から守りつつ、貴族や騎士がいるフェルメルン王国で生きていく。 しかし問題は山積みで、情事を目撃した事でエリアスという侯爵家嫡男にも目を付けられてしまう。シュネーは今世の自身が帰ってくるまで自身を守りきれるのか。 ーーーーーーーーーーー 初めての投稿です。 結構ノリに任せて書いているのでかなり読み辛いし、分かり辛いかもしれませんがよろしくお願いします。主人公がボーイズでラブするのはかなり先になる予定です。 ※ストックが切れ次第緩やかに投稿していきます。

BL漫画の主人公に転生したから地味に生きる。……つもりだった。

海里
BL
 交通事故で痛みを感じることなく死んだはずの俺は、気が付いたら異国の貴族(と言っても男爵)の子息として生まれ変わっていた!?  そして気付く、ここは俺が知っている世界だと……!  腐男子としてこっそり新刊が出るたびに買っていたBL漫画の世界だと言うことに気付いた。金髪碧眼の愛らしい容姿の主人公。その名もアーサー。……生まれ変わった俺の名前だよ!  俺は腐男子ではあるけれど、自分がそうなろうとは思っていない。傍観者でいることが一番の喜びだったのに……!  こうなったら主人公ではなくモブとして、地味に生きよう……!  髪を染めて前髪で目元を隠し、いかにも根暗そうな雰囲気で……周りのBLカップルたちを応援する人になろう!  そう決意して早数年。――学園生活が始まる。  傍観者になりたいアーサーと、そんなアーサーにちょっかいを出すユーゴの話。   ※固定CP、ユーゴ×アーサーです。 ※ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。

束縛系の騎士団長は、部下の僕を束縛する

天災
BL
 イケメン騎士団長の束縛…

英雄の恋人(♂)を庇って死ぬモブキャラですが死にたくないので庇いませんでした

月歌(ツキウタ)
BL
自分が適当に書いたBL小説に転生してしまった男の話。男しか存在しないBL本の異世界に転生したモブキャラの俺。英雄の恋人(♂)である弟を庇って死ぬ運命だったけど、死にたくないから庇いませんでした。 (*´∀`)♪『嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す』の孕み子設定使ってますが、世界線は繋がりなしです。魔法あり、男性妊娠ありの世界です(*´∀`)♪

愛されなかった俺の転生先は激重執着ヤンデレ兄達のもと

糖 溺病
BL
目が覚めると、そこは異世界。 前世で何度も夢に見た異世界生活、今度こそエンジョイしてみせる!ってあれ?なんか俺、転生早々監禁されてね!? 「俺は異世界でエンジョイライフを送るんだぁー!」 激重執着ヤンデレ兄達にトロトロのベタベタに溺愛されるファンタジー物語。 注※微エロ、エロエロ ・初めはそんなエロくないです。 ・初心者注意 ・ちょいちょい細かな訂正入ります。

凶悪犯がお気に入り刑事を逆に捕まえて、ふわとろま●こになるまで調教する話

ハヤイもち
BL
連続殺人鬼「赤い道化師」が自分の事件を担当する刑事「桐井」に一目惚れして、 監禁して調教していく話になります。 攻め:赤い道化師(連続殺人鬼)19歳。180センチくらい。美形。プライドが高い。サイコパス。 人を楽しませるのが好き。 受け:刑事:名前 桐井 30過ぎから半ば。170ちょいくらい。仕事一筋で妻に逃げられ、酒におぼれている。顔は普通。目つきは鋭い。 ※●人描写ありますので、苦手な方は閲覧注意になります。 タイトルで嫌な予感した方はブラウザバック。 ※無理やり描写あります。 ※読了後の苦情などは一切受け付けません。ご自衛ください。

処理中です...