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フィルドが来るまで3日をきった。
俺は今7歳だからフィルドは5歳か~!!
楽しみで仕方がない...!!
5歳児フィルドはどんな顔立ちをしているのか最近はそればっか考えている。俺は前世の記憶があるからか基本なんでも出来たのだ。しかもこのレオンの体は魔力量が多くて吸収力がすごく、魔法ももう既にある程度はできるのだ。魔法を教えて貰っているルーズ先生には凄いと褒められている。気分は悪くないがそれほどでもないだろ。でもこれから来るフィルドは俺の倍も吸収力があり俺以上の事をぽんぽんこなしてしまう。なんでも出来てしまうのだ。子供とは思えないほどに。だからそのうちルーズ先生もフィルドにばっかりひいきをするようになるのだ。
それをもレオンは気に食わなくて妬んでいじめてだんだよな~。
これはレオンではなく教えてる側にも問題があるのでは?

そんな事を考えているといつのまにかフィルドが来る当日になった。
「確か夕食の時にフィルドと初めて対面するんだよな…」
とぼそっと周りには聞こえないように言う。
俺はこの世界にきてからいつも夕食などのご飯時にはギリギリに行くようにしてる。今日は少し早くいきたいが憂鬱だ。    するとトントンとドアをノックする音が聞こえ1人のメイドが俺の部屋に入ってきた。
「お坊ちゃま夕食の準備がもうすぐ整います。今日は時間通りにに来るようにお父様が仰ておりました」
俺の専属メイドのリサだ。
「はーい!今日は早く行こうと思うよ」
そう俺はいい部屋を出た。
フィルドに会うのは楽しみだが家族で食事するのはあまり気が乗らない。
「はぁ...」
溜息をつきながら自分の椅子にすわる。
「俺の愛しのレオン~溜息なんかしてどうしたんだ~?」
とお父様
「今日は言われた通り早く来るなんてさすがレオン私の自慢の息子だわ~♡」
とお母様
これだから嫌なんだ。俺は普通の子供ではない。精神年齢で言えばもうおっさんの年齢だ。こっちの世界に生まれてからほぼ毎日こんなような事を言ってくる。
いわゆる親バカだ。
さすがに見た目が子供でも中身がおっさんなので恥ずかしくなってくる。
「ねぇ今日なんかあるの?」
と2人を無視して聞いた。一応まだ分からないからな。なんて思いながらも目のキラキラは隠せてなかったようだ。
「あら今日はご機嫌レオンね♡可愛い~!!」
そんなことを言うお母様をまた無視する。
するとお父様が1回ごほんと1回咳払いをして口を開く。
「そうだな!今日はレオンお前にいい知らせがあるぞ~!!」
「いい知らせってなんですか?」
と冷静を装いながら聞く。
すると1人の子供が扉を開けメイドと一緒に入ってきた。
「.........!!!」
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