付喪螺旋-TUKUMO‐SPIRAL § ライト伝奇 § 【シリーズ1完結】
その日【アルカナ】と呼ばれるカードを拾ったことで、幸せな生活が一転した。妻が消え、自宅は全焼(死体あり)、怪しい男にカードを盗られ、殺しをも厭わない連中に拉致される――。
K大学の法医学教室に籍を置く青年、郡司秋良は、車道に突然現れた男が、走って来た車に撥ね飛ばされるのを目撃し、次には妊娠を告げられたばかりの妻、紗夜が目の前から消えるのを目撃する。
現れた男に、消えた妻――。
後に残ったのは一枚のタロットカードだけ――。
紗夜を捜す手掛かりであるその【アルカナ】は、計り知れない力を持つ切り札(トランプ)だという。
郡司にその話を聞かせた男は、アルカナを使って紗夜と同じように消えてしまった。それはテレポーテーション能力を秘める切り札(トランプ)だったのだ。
郡司の手に残されたのは、消えた男が残していった神秘(アルカナ)、『犬の言葉が解る』という何の役にも立たないカードが一枚。
K大学の法医学教室に司法解剖を頼みに来る藤堂刑事や、謎のオカマ、アザミ、雑種のシバの力を借りながら、郡司は妻の行方を捜すが…。
※表紙画:フリーイラストの加工です。
K大学の法医学教室に籍を置く青年、郡司秋良は、車道に突然現れた男が、走って来た車に撥ね飛ばされるのを目撃し、次には妊娠を告げられたばかりの妻、紗夜が目の前から消えるのを目撃する。
現れた男に、消えた妻――。
後に残ったのは一枚のタロットカードだけ――。
紗夜を捜す手掛かりであるその【アルカナ】は、計り知れない力を持つ切り札(トランプ)だという。
郡司にその話を聞かせた男は、アルカナを使って紗夜と同じように消えてしまった。それはテレポーテーション能力を秘める切り札(トランプ)だったのだ。
郡司の手に残されたのは、消えた男が残していった神秘(アルカナ)、『犬の言葉が解る』という何の役にも立たないカードが一枚。
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ーーーーー
12話で完結します。
よろしくお願いします(´∀`)
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結局、最後まで一気に読んでしまいました。
ラストまで爽快でした。
ありがとうございます! エネルギーを頂けた気分です。
郡司のどこか感情を麻痺させて客観性を保っているようなキャラは興味深く、父の負の遺産ともいえるアルカナに運命を絡めとられた4姉妹が哀れにも思えました。巻きこまれた方からしたら迷惑千万でしょうが…。
アルカナ回収社が、カードの招くどんなトラブルを捌いていくのか、そして、紗夜と螺旋の部屋との繋がりは何だったのか、続きがあるならぜひ読んでみたいです!
萩尾さん、エネルギーをいただいたのはこちらの方です!
おまじないがてんこ盛りの彼の作品も今後のトラブルが予想されますが、人様の作品はスイスイと書いておられるようにしか思えない! 自分は3行書いては2行消し……と、悶々と悩みながら書いているのに、と(笑)。
実はこの続編も途中まで書いて、こんな展開じゃあラストまで引っ張れないなぁ、と悩んだ挙句、放ってあります(白目)。きっと、ふり幅を大きくしようとして、失速……。
いつかスイスイ書き進められる日が来ることを信じて!
書けない時は(面白くならないので)書かない!(いや、もう書けなくても満足なくらいほめてもらった!)
それでも、書きたくなるパワーを注いでいただき、感謝です!
ありがとうございます!
>負けカツの情報まで
ああ、ページを繰る手がとまらない!
テンポよくすいすい読めてしまいます。
アルカナの能力のそれぞれが面白くて、カードの秘密とそれに翻弄される人たちにぐいぐい引き込まれていきます。
やはり竹比古さんの小説を読むのは楽しい! 暫く字を追うのが辛いほど夏バテていたのが嘘のようです。
すっと入っていける文章や、淀みのない構成、展開、そしてなにより物語性に魅了され、書き手としてもっと参考にさせていただかなければ、と思いつつ、まずは楽しませていただいています! と連投になりますが書かせていただきました!
萩尾さん……(じーん)涙。
キャラの年齢層が高くて(まず学生がいない)、中々読み進めていただけない現状、ありがたくて涙が出ます。※何がダメか解っているのなら改善すれば良さそうなものですが、難しいですよね、JKとか……。構成も公募でいつも駄目だしされる苦手な部分。
これまでの最強系主人公たちと違って、平平凡凡な主人公が個性の強いキャラたちに振り回される話を書こうと試みたのですが、一番まともな人生観を持っているのはシバだったという……(遠い目)。
ですが、そんなことなんかどうでもいい!(え?)
構成? 主人公の年齢? 知ったことか!(現実逃避)
今日は最高に幸せです!
嬉しい言葉ばかりをいただき、本当にありがとうございます!
>消えた妻まで
冒頭から興味を鷲掴みされてます(笑)。
こんな(主人公だけでなく様々な)職業についている人は、本来の性格の上にどんな職業的思考法や癖を身に着けて世界を見るのだろう、といったことがいつも頭にありました。その疑問を見事に表現されていて、ああ、さすが!と感心しきりです。
そして、これから彼はどんな世界に巻きこまれていくのか…。本当に楽しみです。
え! え! え! こちらにまで! 大丈夫ですか? お忙しいでしょうに、無理されていないですか?
これは数年前に書いた新しいものなので、青臭さに逃げ出したくなるようなことはないのですが、その反面、若い頃に書いたものほどの勢いもないのかなぁ、と……。
ですが、気に入って書いていたことに間違いはないです(笑)。
それを『楽しみ』と言っていただけて――感無量!
萩尾さん、本当にありがとうございます!
退会済ユーザのコメントです
いえいえ、気を悪くすることなどありません。
ただ、いつも彼らジェンダーのことをこういう書き方で表現している、とは思わないでいただきたいのです。
今回は、アザミや六条家の姉妹たちのキャラに合わせて、コミカルに見える書き方を選んで書いています。
逆に、《1=∞》アブノーマルの公式では、(まだ未公開部分ですが)、性同一性障害を抱える少年に、彼のキャラやストーリーに合わせた言葉で表現しています。
もちろん、私、竹比古がジェンダーをそんな目で見ている、ということでもなく、作品上の演出であることを理解していただきたいのです。
この国にはまだまだ、郡司たちのように、彼らジェンダーに対してどう接していいのか解らず恐々と接する人たちも多く、彼らに対する思いも興味本位であったりします。
それでも、彼らのように付き合っていくうちに、自然と打ち解ける日が来ると思うのです。
ですから、彼らの姿は自分にとって理想でもあるのです。
ジェンダーに限らず、ちび、デブ、禿げ、出っ歯、オタク、障害者、病人……などなど、思わず「相手を気遣って接しなくては!」と思うモノを抱える人たちは多くあり、それを言い出すと、皆、何かを抱えて生きているんだから、ということになってしまうのも事実で。
腫れ物に触るように彼らに接することが、彼らを守ることに繋がるわけではなく、最初からすべてを理解して付き合え、というのも無理な話で、始まりはどうあれ、気持ちのいい奴、として長く付き合っていけることこそ何よりではないかと思っています。
ましてや、アザミのように個性豊かに強く楽しく生きる姿こそ、これからの世界にあって欲しい姿だと思っています。
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