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Karte.4 児童精神医学の可不可-他人

児童精神医学の可不可-他人 12(暴力描写あり)

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「おいおい、気を失うのはまだ早いぜ。楽しみはこれからだ――っ」
 言いながら、ブライアンは仁の腰を抱え上げ、後ろから双丘の狭間を弄り始めた。
 滑らかな肌の中心にある小さな蕾が、太い指に犯される。
「――!」
 仁はその行為に目を瞠り、カッと頬に朱を差した。遠のく意識の中でも、ブライアンの考えていることはすぐに解った。
 ブライアンの欲望は、すでに堅く屹立している。
 それが、後ろの蕾に、熱く触れた。
 一気に、仁の体を、貫いて行く。
 葩が、散った。
 体の中に、異物と痛みが、入り込む。それは、開花した葩を散らしながら、さらに深く食い込んだ。
「くぅっ!」
 全身が一斉に悲鳴を上げた。
「気分はどうだい、Boy?」
 淫靡な動きで腰を突き付け、ブライアンが、強ばる体を撫で回す。
「痛……っ。くぅ……」
 体の中で蠢く異物は、痛みと、赤い血を、もたらした。
「ブタ箱を出た時は、女を抱く気も起こらなかったよ。おまえの顔ばかりがチラついて、こいつも勃ってくれなかったんでな……。おまえは、そこら辺の女より、よっぽど美人だぜ……」
 ブライアンの顔は、欲望の色に溶けていた。仁の表情を楽しみながら、さらに欲望をねじ込んで行く。
「う……」
「さあ、いてみろよっ。雌ガキなら、雌ガキらしくしてみろ――っ!」
 と、再び仁の腕をねじ上げる。
「あぅ――っ!」
「いい声だぜ、Boy……。ゾクゾクする」
「……」
「何か言ってみろよ。今日は、気味の悪い言葉でも何でも聞いてやるぜ」
 ブライアンは、仁の顎をクイと持ち上げ、白い喉を大きく反らせた。
「く……」
 ――気味の悪い……。
 霞んで行く意識の中、仁はその言葉を繰り返した。
 そう。以前にもそう言われたことがある。
 あれは、いつだっただろうか……。



『かーさん、かーさん、出かけちゃダメだよ』
『何を言ってるの、この子は』
『ダメだよ。行かないで……。行っちゃダメだよ』
『ほら、手を放して』
『だって、悪いことが――』
『またそんな気味の悪いことを! いい加減にしなさいっ』
『え……?』



 ――気味が……悪い……? 
 ――かーさんは、ぼくを……。ぼくは気味が悪い……。
「いいぜ、Boy……。射精いきそうだ……。さあ、もっと啼いてみろよ――っ」
 ブライアンの手が、更に仁の腕をねじ上げた。
「ひっ。う、うあああああ――――っ!」
 ――ぼくは、気味が、悪い……。


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