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忍びの魔法少女クロハ②ー1〜始まる暗黒のゲーム、おまんことケツ穴バイブほぐし〜
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「はぁ……♡はぁ……♡く、うっ……♡こ、こんな、ところで……何をする、つもりだ……? んっ♡ふぅっ……♡」
呼吸を乱しながら、クロハが問う。
傍に立つダーク・ミラージュはあっさりと答える。
「ゲームをしましょう、クロハ」
「ゲーム、だと……? っ、はぁっ……♡」
こんなところ——それは駅のホームであった。
時刻は通勤のそれに重なる、早い時間。
しかしダーク・レイドの社会改革があってか、人はそこまで多くはない。鮨詰め状態で電車に押し込まれたりはしない。そこそこ人がいるといったような状況である。
そこで電車を待つダーク・ミラージュはいつもながら影の如くそこに佇んでおり、一方でクロハはというと、逆バニーとでも表現出来そうな、おっぱいとおまんこを露わにしながらも、腕と脚は鈍く黒光りするラテックスのような素材——ダークマターによって、ぴっちりと覆われている。
クロハはやや疲労の色が見える風だが、それはついさっきまでダークマターによって責められ続けていたからである。
椅子に拘束され、会社の関係者たちに弄ばれ続け、三日。
ようやく解放されたと思ったら、この状況である。
外の世界……クロハが思っていたよりも変わっていない日常。それは責められる最中時折耳にした人々の世間話——ダーク・レイドの活躍によって世界はいい方向に向かっているという信じられない話しと一致しており、彼女としては複雑な気分で周りを観察している。
これは恐らく千載一遇の逃げるチャンス……しかしダークマターで四肢を覆われており、自らの意志で自由に動かすことは出来ない。
疲弊した体を無理やり動かしているこれは、同時に逃亡を妨げる拘束衣でもある。
けれど逆に考えれば、これさえどうにかすれば逃亡は可能であるということ……。
「っ……んっ……♡」
まだ体の至る所にダークマター責めの余韻が残っている。
吸引された乳首は伸びてピンと立ち、ピンクの乳輪は茶色に近くなり、色の濃さと大きさが増した。同じく吸引され続けていたクリも長くなっており、微風で軽くイクくらいビンビンに勃起の極みにある。
ケツ穴もダークマターバイブでいじられ続けたせいで敏感になっており、肛門少し開き、まだ責めて欲しいと言わんばかりにひくついている。
おまんこはびしょびしょ。何本ものバイブを無理やり挿入されて責められていたので、ガバガバになってしまい、開いた入り口から涎にも見える愛液を垂れ流している。
そんな状態の、ハイレベルな露出狂にしか見えない魔法少女と影の怪人……こんな二人が朝のホームにいれば人々の間にざわめきが奔りそうなものだが、周囲は至って静かである。
だがそれもそのはずで、今はダーク・ミラージュの特殊な能力によって、二人は周囲の目から知覚されない状態にあるのだ。
「ご覧の通り、現在我々は周りの人間たちに気付かれていません。これは私の能力によるものですが、これからやって来る電車には……クロハ、あなたの魔法を使って乗ってもらいます」
「私の魔法を……?」
「あなたの魔法は隠密に特化したもの……それを使って、これから来る電車に忍びこみ、一時間後、電車がまたここに戻ってきた際に、無事に降りることが出来れば……ゲームクリアです。あなたを解放します」
「……貴様の言葉を信じることなど、出来るわけがない」
「フフフ……まあ、そうでしょうね。とはいえ、今のあなたには私の手から逃げることも、仲間を助けることも出来ません。あなたはこのゲームに乗るしかないのです」
「……っ」
全てダーク・ミラージュの言う通りであり、クロハは唇を噛むしかない。
「フフフ……クリアすればいいのですよ……クリアすれば、ね……」
そんな彼女を怪人は嘲笑い、同時に、電車がホームに入ってきた。
「あなたが中に入るまでは私の能力で見えなくしておきます。中に入って、電車が発進したら……フフフ……あとはあなた次第です」
電車の扉が開く。
周りの人々が、無意識下でクロハたちを避けながら、電車に乗り込んでいく。
反対に、出てくる人もいる。
人の流れを縫って、クロハの脚が動く——否、ダークマター逆バニースーツによって操られ、動かされる。
「う、ぐ……!」
歩かされ、乗せられ……
「さあ、始めましょう」
ダーク・ミラージュの愉悦を含んだ声の後に、扉が閉まり、電車が発進した。
(……忍び魔法・隠れ身。展開)
クロハの使う忍びの魔法の一つ、姿を消す魔法である。
魔法の力で人の目からも、機械からも己の姿を見えなくすることが出来る。
見えなくなるというだけで、実体はあり、触れると気付かれる恐れがあるが、逆に言えば触れられなければ感知されることはない。
また、魔法の出力を上げれば自らが発する音なども聞こえなくすることが出来る。
(ひとまずは、姿を隠せている……体も、動く……しかし……これに乗じて逃げることまでは……)
疲労感はあるが、手足の自由はある。
魔法も使える。
そもそもこれまでも魔法を封じられていたわけではない。けれどもクロハの魔法は高い攻撃力を持つものが少なく、一対一の面と向かった戦闘で強敵を打倒出来る技がない。それで囚われているしかなかった。
(解放されれば、私の魔法で他の仲間を助けることが出来る……かもしれない……だが……)
車両の中に目を走らせる。
座席は埋まっており、立っている人も多いが、満員ではない。やや混んでいるといったところ。人でいっぱいであれば接触してバレる可能性があったが、これなら大丈夫そうである……それ故に、解せない。
(電車がこの路線を一周するのにかかる時間は、約一時間……その間、こうしてただ立っているだけでいい……というわけではないはず……必ず、何か仕掛けてくる……)
体の自由はあるといえど、ダークマターは四肢に纏わりついている。
(ダークマターを操り……私を動けなくして襲わせるつもりか? ……これだけの人数に犯されたら……今の私では……)
乗客は男の方が多い。
その全てがダーク・ミラージュの思惑通りに動くとは思えないが、それでも目の前におっぱいとおまんこを曝け出している女がいれば、襲わずにはいられなくなってもおかしくはない。
無数のおちんぽを、開発された穴にぶち込まれる……。
以前のクロハはセックスにかなりの自信を持っていたが、この三日間責められ続けたことで穴という穴が敏感になり、勃起する部分はビンビンに尖ってしまっている。
(このような状態のおまんこを責められたら……いや、ケツ穴も不味い……ケツ穴をあれだけ責められたのは初めてだ……ゆるゆるで敏感になってしまった穴は……すぐに……)
イってしまう……かもしれない……。
と、そんなことを考えていたところ、不意に——
「ひぐぅっ!?♡」
ビクン♡とクロハの体が跳ね、慌てて手すりに捕まった。
一瞬、周囲の人々の目が艶かしい声の出どころを探して泳いだ。
不味いと思ったクロハは、即座に魔法の出力を上げて音が周りの人々に届かぬようにした。
「ふっ、ぐぅ……♡い、今の……♡ケ、ケツ穴に……♡う、んんんっ~~~♡♡♡」
突如として襲ってきた性的な刺激。
それを感じた方向に視線をやると、自らのケツ穴に、黒いバイブが突き立っているのが見えた。
「こ、これは……ダークマター……っ! そうか……衣服の一部を変形させて、バイブに……ふああああっ!?♡♡♡」
状況を分析していると、今度はおまんこに快楽刺激が奔った。
折れる状態。手すりに掴まっていなければ、床に倒れてしまっていただろう。
膝が震え、ボタボタと愛液が床に落ち、外からの光を反射する。
「うっ、あっ……♡ん、ぐぅ~~~♡♡♡」
二つの穴に突き立っている黒いバイブは、ずっ、ずっ、とゆっくり前後運動を——ピストン運動を行なっている。
そこに電車の振動が加わり、前後だけでなく縦にも刺激を感じてしまう。
「くぅっ……♡あっ♡んっ♡こうやって、っ……♡責め続け……んっ♡集中を、切らし、魔法を解いてしまったら……んっ♡あぁっ♡♡おっ、終わり、という、ことか……っ! ダーク・ミラージュめ! よくも、うっ♡んんっ♡♡このような……卑劣なことをっ!」
やはり何もないわけではなかった。
しかし、この数日間責められ続けたとはいえ、この程度の刺激であれば耐えられる。集中を切らすことはない——そう思ったその時、頭の中に声が響いた。
(フフフ……私のせいにするとは……心外ですねぇ……)
(ダーク・ミラージュ!? くっ、あっ……♡き、貴様、見ているのか!?)
(見ているどころか、これまで通り配信もしていますよ。まあ、何も知らない視聴者から見れば、何の変哲もない車内の映像にしか見えませんが……何にせよ、あなたの思い違いを訂正しておきましょう)
(んっ……♡思い違い、だと?)
(ええ。あなたは今、私がそのダークマターを操っていると思っているようですが……フフフ……それは誤りです。そのダークマターは、あなたの意志によって動いているのです)
(なっ!? あっ♡んっ♡なん、だと!?)
(前に私は言ったはずですよ。ダークマターは持ち主の思う通りに姿形を変え、思う通りの動きをする、と。あなたはそれを身を以って知っているはずでは?)
(そ、それは……んんっ♡♡そう、だが……あっ♡)
ダーク・ミラージュの言っていることは理解出来る。
だが、信じることは出来なかった。
もし本当にその通りだとすれば、このバイブはクロハが望んだから出てきたものであり、彼女が犯されたいと思うから、彼女を犯している。ということになる。
(馬鹿な……私が、くっ♡自ら、望んで、くっ♡ふっ♡このような……んあぁっ♡♡)
そんなはずはない。と思っても、バイブの動きは止まらない。
ずちゅずちゅっといつの間にか濡れた音を発しながら、挿入を繰り返している。
(いくら否定しようと、それがあなたの本音ということですよ、クロハ……それに、フフフ……流石は淫乱な忍びですね……もっと欲しがっているように見えますよ……)
(な、にぃっ!? ——っ!?)
侮辱に対する怒り。それが燃え上がる直前、クロハは頭部に違和感を感じ、その原因を突き止めようと、顔を窓に向けた。
ガラスに反射する自分の卑猥な姿。
そこに新たに追加されていたのは——
(な、何だ……? これは……? ウサギの、耳……?)
(そうですねぇ……ウサギの耳ですねぇ)
ウサ耳であった。逆バニー姿をより強調させる、大きなウサ耳であった。
(な、何のつもりだ!? コスプレか!? こんなものが欲しいなどと、私は少しも思っていないぞ!)
(果たしてそうでしょうか? あなたは心のどこかでその格好に一貫性を持たせたいと思っているのでは?)
(そ、そんなわけが——あっ♡)
「んっ♡ひぐぅっ!?♡♡んああっ!?♡♡あっ♡こ、これ♡これぇ♡♡き、きもちいいのおおおお♡♡♡」
不意に動いた黒いバイブ。
全く身構えていなかったことで濡れた声が口から漏れた。
しかも、それは予期せぬ声であった。
(なっ、何故、私は、気持ちいいなどと——!?)
揺れる心。だがひとまず、音が周囲に聞こえないようにしていて良かった——と安堵したのも束の間、クロハは周囲の異常なざわめきと、そして声に気付き、愕然とした。
(何だ? 今の声?)
(エッチな声だったなぁ)
(何があったらあんな声が出るんだよ)
脳内に直接響く、人々の声。
淫らな喘ぎに対する素直な感想。
この事態に、ダーク・ミラージュは心の底から愉快そうに笑った。
(フッフッフ……! なるほど。そういうことですか。その耳は周りの心の声を聞く為の集音装置であり……また、自らの心の声を周りに広げる拡声器というわけですか……フフフ……クロハ、あなたは本物の淫乱女のようですね……)
「っ!? そ、そんなわけが——!」
(ないというには、状況証拠が揃い過ぎていますよ)
「——っ!」
違うと反論したかった。
これは貴様のせいだろうと糾弾したかった。
けれど、それを口にしたところで何一つ意味などない。現状は何も変わりはしない。
「あっ♡あっ♡ケツ穴♡♡ケツ穴、ぐちゅぐちゅ♡犯されて……♡バイブが……♡ケツ穴……♡ほぐしてるぅ……♡あっ♡はぁ……♡んっ……♡んあぁっ♡♡♡おちんぽっ……♡おちんぽ欲しいぃ……♡おちんぽ、欲しい、からぁ……♡今、あっ♡ケツ穴、ほぐしてる、のぉ……♡」
口が勝手に開き、快楽の叫びを発している。
(くっ、あっ♡あぁんっ♡♡ち、違う! こんな——こんな——っ!)
蕩けた声が出てしまうくらい、どうしようもない気持ち良さを感じながらも、心の中で否定する。
しかし、ガラスに映る自分はおまんこから愛液をだらだらと垂れ流し、無様なとろとろ発情顔を浮かべてしまっている。
(私の計画では、衆人環境に晒されたあなたが興奮し、おまんこから愛液を垂れ流すことになり、それを見て人々はあなたという淫乱な女の存在を感じ取り、あなたを探すゲームを始める……という筋書きだったのですが……フフフ……まさかこんなにも自己主張の激しい忍びであったとはね……)
「くひっ、ぃんっ♡♡♡バイブ……♡この、バイブ……♡おまんことケツ穴の中で、擦れ合ってりゅう~~~♡♡♡はぁ、はぁ……♡んっ♡イク♡イってる♡クロハの雑魚おまんこ……♡調教で、簡単にイっちゃうようになった、クソ雑魚おまんこぉ……♡ふぁ、あっ♡また、イグうぅっ♡♡♡ん、ん~~~♡♡♡はぁ……♡はひぃ……♡」
イキ方としてはまだ軽い。
けれど、イっている本人であるクロハにはわかってしまった。
これが準備だということが。
おちんぽを最高の状態で受け入れるため、おまんことケツ穴を整えているということが……。
(こ、これ……こんな……このままでは……私は……)
(フフフ……それでは、遅ればせながら、ゲームスタートといきましょう)
動揺を隠せないクロハ。
そんな彼女に絶望を突きつけるように、ダーク・ミラージュが、粛々とゲームの始まりを宣言した。
呼吸を乱しながら、クロハが問う。
傍に立つダーク・ミラージュはあっさりと答える。
「ゲームをしましょう、クロハ」
「ゲーム、だと……? っ、はぁっ……♡」
こんなところ——それは駅のホームであった。
時刻は通勤のそれに重なる、早い時間。
しかしダーク・レイドの社会改革があってか、人はそこまで多くはない。鮨詰め状態で電車に押し込まれたりはしない。そこそこ人がいるといったような状況である。
そこで電車を待つダーク・ミラージュはいつもながら影の如くそこに佇んでおり、一方でクロハはというと、逆バニーとでも表現出来そうな、おっぱいとおまんこを露わにしながらも、腕と脚は鈍く黒光りするラテックスのような素材——ダークマターによって、ぴっちりと覆われている。
クロハはやや疲労の色が見える風だが、それはついさっきまでダークマターによって責められ続けていたからである。
椅子に拘束され、会社の関係者たちに弄ばれ続け、三日。
ようやく解放されたと思ったら、この状況である。
外の世界……クロハが思っていたよりも変わっていない日常。それは責められる最中時折耳にした人々の世間話——ダーク・レイドの活躍によって世界はいい方向に向かっているという信じられない話しと一致しており、彼女としては複雑な気分で周りを観察している。
これは恐らく千載一遇の逃げるチャンス……しかしダークマターで四肢を覆われており、自らの意志で自由に動かすことは出来ない。
疲弊した体を無理やり動かしているこれは、同時に逃亡を妨げる拘束衣でもある。
けれど逆に考えれば、これさえどうにかすれば逃亡は可能であるということ……。
「っ……んっ……♡」
まだ体の至る所にダークマター責めの余韻が残っている。
吸引された乳首は伸びてピンと立ち、ピンクの乳輪は茶色に近くなり、色の濃さと大きさが増した。同じく吸引され続けていたクリも長くなっており、微風で軽くイクくらいビンビンに勃起の極みにある。
ケツ穴もダークマターバイブでいじられ続けたせいで敏感になっており、肛門少し開き、まだ責めて欲しいと言わんばかりにひくついている。
おまんこはびしょびしょ。何本ものバイブを無理やり挿入されて責められていたので、ガバガバになってしまい、開いた入り口から涎にも見える愛液を垂れ流している。
そんな状態の、ハイレベルな露出狂にしか見えない魔法少女と影の怪人……こんな二人が朝のホームにいれば人々の間にざわめきが奔りそうなものだが、周囲は至って静かである。
だがそれもそのはずで、今はダーク・ミラージュの特殊な能力によって、二人は周囲の目から知覚されない状態にあるのだ。
「ご覧の通り、現在我々は周りの人間たちに気付かれていません。これは私の能力によるものですが、これからやって来る電車には……クロハ、あなたの魔法を使って乗ってもらいます」
「私の魔法を……?」
「あなたの魔法は隠密に特化したもの……それを使って、これから来る電車に忍びこみ、一時間後、電車がまたここに戻ってきた際に、無事に降りることが出来れば……ゲームクリアです。あなたを解放します」
「……貴様の言葉を信じることなど、出来るわけがない」
「フフフ……まあ、そうでしょうね。とはいえ、今のあなたには私の手から逃げることも、仲間を助けることも出来ません。あなたはこのゲームに乗るしかないのです」
「……っ」
全てダーク・ミラージュの言う通りであり、クロハは唇を噛むしかない。
「フフフ……クリアすればいいのですよ……クリアすれば、ね……」
そんな彼女を怪人は嘲笑い、同時に、電車がホームに入ってきた。
「あなたが中に入るまでは私の能力で見えなくしておきます。中に入って、電車が発進したら……フフフ……あとはあなた次第です」
電車の扉が開く。
周りの人々が、無意識下でクロハたちを避けながら、電車に乗り込んでいく。
反対に、出てくる人もいる。
人の流れを縫って、クロハの脚が動く——否、ダークマター逆バニースーツによって操られ、動かされる。
「う、ぐ……!」
歩かされ、乗せられ……
「さあ、始めましょう」
ダーク・ミラージュの愉悦を含んだ声の後に、扉が閉まり、電車が発進した。
(……忍び魔法・隠れ身。展開)
クロハの使う忍びの魔法の一つ、姿を消す魔法である。
魔法の力で人の目からも、機械からも己の姿を見えなくすることが出来る。
見えなくなるというだけで、実体はあり、触れると気付かれる恐れがあるが、逆に言えば触れられなければ感知されることはない。
また、魔法の出力を上げれば自らが発する音なども聞こえなくすることが出来る。
(ひとまずは、姿を隠せている……体も、動く……しかし……これに乗じて逃げることまでは……)
疲労感はあるが、手足の自由はある。
魔法も使える。
そもそもこれまでも魔法を封じられていたわけではない。けれどもクロハの魔法は高い攻撃力を持つものが少なく、一対一の面と向かった戦闘で強敵を打倒出来る技がない。それで囚われているしかなかった。
(解放されれば、私の魔法で他の仲間を助けることが出来る……かもしれない……だが……)
車両の中に目を走らせる。
座席は埋まっており、立っている人も多いが、満員ではない。やや混んでいるといったところ。人でいっぱいであれば接触してバレる可能性があったが、これなら大丈夫そうである……それ故に、解せない。
(電車がこの路線を一周するのにかかる時間は、約一時間……その間、こうしてただ立っているだけでいい……というわけではないはず……必ず、何か仕掛けてくる……)
体の自由はあるといえど、ダークマターは四肢に纏わりついている。
(ダークマターを操り……私を動けなくして襲わせるつもりか? ……これだけの人数に犯されたら……今の私では……)
乗客は男の方が多い。
その全てがダーク・ミラージュの思惑通りに動くとは思えないが、それでも目の前におっぱいとおまんこを曝け出している女がいれば、襲わずにはいられなくなってもおかしくはない。
無数のおちんぽを、開発された穴にぶち込まれる……。
以前のクロハはセックスにかなりの自信を持っていたが、この三日間責められ続けたことで穴という穴が敏感になり、勃起する部分はビンビンに尖ってしまっている。
(このような状態のおまんこを責められたら……いや、ケツ穴も不味い……ケツ穴をあれだけ責められたのは初めてだ……ゆるゆるで敏感になってしまった穴は……すぐに……)
イってしまう……かもしれない……。
と、そんなことを考えていたところ、不意に——
「ひぐぅっ!?♡」
ビクン♡とクロハの体が跳ね、慌てて手すりに捕まった。
一瞬、周囲の人々の目が艶かしい声の出どころを探して泳いだ。
不味いと思ったクロハは、即座に魔法の出力を上げて音が周りの人々に届かぬようにした。
「ふっ、ぐぅ……♡い、今の……♡ケ、ケツ穴に……♡う、んんんっ~~~♡♡♡」
突如として襲ってきた性的な刺激。
それを感じた方向に視線をやると、自らのケツ穴に、黒いバイブが突き立っているのが見えた。
「こ、これは……ダークマター……っ! そうか……衣服の一部を変形させて、バイブに……ふああああっ!?♡♡♡」
状況を分析していると、今度はおまんこに快楽刺激が奔った。
折れる状態。手すりに掴まっていなければ、床に倒れてしまっていただろう。
膝が震え、ボタボタと愛液が床に落ち、外からの光を反射する。
「うっ、あっ……♡ん、ぐぅ~~~♡♡♡」
二つの穴に突き立っている黒いバイブは、ずっ、ずっ、とゆっくり前後運動を——ピストン運動を行なっている。
そこに電車の振動が加わり、前後だけでなく縦にも刺激を感じてしまう。
「くぅっ……♡あっ♡んっ♡こうやって、っ……♡責め続け……んっ♡集中を、切らし、魔法を解いてしまったら……んっ♡あぁっ♡♡おっ、終わり、という、ことか……っ! ダーク・ミラージュめ! よくも、うっ♡んんっ♡♡このような……卑劣なことをっ!」
やはり何もないわけではなかった。
しかし、この数日間責められ続けたとはいえ、この程度の刺激であれば耐えられる。集中を切らすことはない——そう思ったその時、頭の中に声が響いた。
(フフフ……私のせいにするとは……心外ですねぇ……)
(ダーク・ミラージュ!? くっ、あっ……♡き、貴様、見ているのか!?)
(見ているどころか、これまで通り配信もしていますよ。まあ、何も知らない視聴者から見れば、何の変哲もない車内の映像にしか見えませんが……何にせよ、あなたの思い違いを訂正しておきましょう)
(んっ……♡思い違い、だと?)
(ええ。あなたは今、私がそのダークマターを操っていると思っているようですが……フフフ……それは誤りです。そのダークマターは、あなたの意志によって動いているのです)
(なっ!? あっ♡んっ♡なん、だと!?)
(前に私は言ったはずですよ。ダークマターは持ち主の思う通りに姿形を変え、思う通りの動きをする、と。あなたはそれを身を以って知っているはずでは?)
(そ、それは……んんっ♡♡そう、だが……あっ♡)
ダーク・ミラージュの言っていることは理解出来る。
だが、信じることは出来なかった。
もし本当にその通りだとすれば、このバイブはクロハが望んだから出てきたものであり、彼女が犯されたいと思うから、彼女を犯している。ということになる。
(馬鹿な……私が、くっ♡自ら、望んで、くっ♡ふっ♡このような……んあぁっ♡♡)
そんなはずはない。と思っても、バイブの動きは止まらない。
ずちゅずちゅっといつの間にか濡れた音を発しながら、挿入を繰り返している。
(いくら否定しようと、それがあなたの本音ということですよ、クロハ……それに、フフフ……流石は淫乱な忍びですね……もっと欲しがっているように見えますよ……)
(な、にぃっ!? ——っ!?)
侮辱に対する怒り。それが燃え上がる直前、クロハは頭部に違和感を感じ、その原因を突き止めようと、顔を窓に向けた。
ガラスに反射する自分の卑猥な姿。
そこに新たに追加されていたのは——
(な、何だ……? これは……? ウサギの、耳……?)
(そうですねぇ……ウサギの耳ですねぇ)
ウサ耳であった。逆バニー姿をより強調させる、大きなウサ耳であった。
(な、何のつもりだ!? コスプレか!? こんなものが欲しいなどと、私は少しも思っていないぞ!)
(果たしてそうでしょうか? あなたは心のどこかでその格好に一貫性を持たせたいと思っているのでは?)
(そ、そんなわけが——あっ♡)
「んっ♡ひぐぅっ!?♡♡んああっ!?♡♡あっ♡こ、これ♡これぇ♡♡き、きもちいいのおおおお♡♡♡」
不意に動いた黒いバイブ。
全く身構えていなかったことで濡れた声が口から漏れた。
しかも、それは予期せぬ声であった。
(なっ、何故、私は、気持ちいいなどと——!?)
揺れる心。だがひとまず、音が周囲に聞こえないようにしていて良かった——と安堵したのも束の間、クロハは周囲の異常なざわめきと、そして声に気付き、愕然とした。
(何だ? 今の声?)
(エッチな声だったなぁ)
(何があったらあんな声が出るんだよ)
脳内に直接響く、人々の声。
淫らな喘ぎに対する素直な感想。
この事態に、ダーク・ミラージュは心の底から愉快そうに笑った。
(フッフッフ……! なるほど。そういうことですか。その耳は周りの心の声を聞く為の集音装置であり……また、自らの心の声を周りに広げる拡声器というわけですか……フフフ……クロハ、あなたは本物の淫乱女のようですね……)
「っ!? そ、そんなわけが——!」
(ないというには、状況証拠が揃い過ぎていますよ)
「——っ!」
違うと反論したかった。
これは貴様のせいだろうと糾弾したかった。
けれど、それを口にしたところで何一つ意味などない。現状は何も変わりはしない。
「あっ♡あっ♡ケツ穴♡♡ケツ穴、ぐちゅぐちゅ♡犯されて……♡バイブが……♡ケツ穴……♡ほぐしてるぅ……♡あっ♡はぁ……♡んっ……♡んあぁっ♡♡♡おちんぽっ……♡おちんぽ欲しいぃ……♡おちんぽ、欲しい、からぁ……♡今、あっ♡ケツ穴、ほぐしてる、のぉ……♡」
口が勝手に開き、快楽の叫びを発している。
(くっ、あっ♡あぁんっ♡♡ち、違う! こんな——こんな——っ!)
蕩けた声が出てしまうくらい、どうしようもない気持ち良さを感じながらも、心の中で否定する。
しかし、ガラスに映る自分はおまんこから愛液をだらだらと垂れ流し、無様なとろとろ発情顔を浮かべてしまっている。
(私の計画では、衆人環境に晒されたあなたが興奮し、おまんこから愛液を垂れ流すことになり、それを見て人々はあなたという淫乱な女の存在を感じ取り、あなたを探すゲームを始める……という筋書きだったのですが……フフフ……まさかこんなにも自己主張の激しい忍びであったとはね……)
「くひっ、ぃんっ♡♡♡バイブ……♡この、バイブ……♡おまんことケツ穴の中で、擦れ合ってりゅう~~~♡♡♡はぁ、はぁ……♡んっ♡イク♡イってる♡クロハの雑魚おまんこ……♡調教で、簡単にイっちゃうようになった、クソ雑魚おまんこぉ……♡ふぁ、あっ♡また、イグうぅっ♡♡♡ん、ん~~~♡♡♡はぁ……♡はひぃ……♡」
イキ方としてはまだ軽い。
けれど、イっている本人であるクロハにはわかってしまった。
これが準備だということが。
おちんぽを最高の状態で受け入れるため、おまんことケツ穴を整えているということが……。
(こ、これ……こんな……このままでは……私は……)
(フフフ……それでは、遅ればせながら、ゲームスタートといきましょう)
動揺を隠せないクロハ。
そんな彼女に絶望を突きつけるように、ダーク・ミラージュが、粛々とゲームの始まりを宣言した。
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