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第九話 知識を放っておけはしない
しおりを挟む「先ほどご覧になっていた『ラビリス近くの薬草』、他に『魔物大全』それから『役に立つ魔物の素材一覧』これらを私から購入しませんか?」
俺が先ほど知り合った図書室の管理者というシアさんは、俺にとって見過ごせないとてもいい提案をしてきた。しかも、取引についてだけ彼女は小声で話したが、その話にはまだ続きがあった。
「どれも銀貨2枚はしますけど、古本ということにしますから格安です。他にもいろいろな本が図書室にはありますが、この三冊は持っておいて損はしませんよ」
「それは凄く魅力的なお話です、でもどうしてそんな話を俺にするんです?」
「ゴロゴロゴロ、シアさんは撫で方が丁寧で的確でございます、私は幸せです」
約一匹、この重要な取引に関して話をきいていない奴がいるが、そのダメ猫が今回の話が舞い込んだ原因だ。よろしい、ミゼよ。存分にその猫好きさんに撫でられて、そのふわふわの毛皮で彼女を虜をするがいい。
「まずはですね、レクスさんの本の扱いを見たからです。貴方はとても本を読むのが好きでしょう、決して無理にページを開こうとはしないし、読んでいない時は本を開いたまま放置ということもありませんでした。もちろん、勝手にページの端を折ったり、本を扱う手も汚れなどなく綺麗なものでした」
おお、彼女はただの猫好きさんかと思っていたが、意外と俺のこともよく観察していた。そう俺は本というものが大好きだ、あれは知識の塊だ。そして、知識とは時として武器であり、何か遭った時には大きな助けになることもある。
「普通の冒険者さんはダメな人が多いです、必要な情報のページだけ無理をして、ガッと本の背が割れるほど開く人がどれだけ多いことか。他にも血で汚れたような汚い手で触ったり、あまつさえページの端を折っていったり、最悪なのはこちらの隙をみてページを引きちぎって持っていく人です。より高度なテクニックとしては唾と紐を使う人もいます、全く腹立たしい限りです!!」
うん、うん、彼女の言うことは俺にとってはよく分かる。誰だって好きな物とは大切にして貰いたいだろう、俺と彼女にとってはそれが本だというわけだ。本の背を割るなど愚行だし、ギルドの公共物である本のページを引きちぎるとは許せない。お前の次に来た、その知識が必要な奴がどれだけ困るか。考えてないよな、考えているわけがない。
更に本というのは貴重品だ、書かれている内容によってはページ一枚ですら、結構な値段がすることがある。後に知ったが唾と紐とは高度なその盗みのテクニックだ、紐に唾を染みこませて本にはさみ、紙が水で弱くなったところを隙をみて抜き取る。切断面が破り取るよりは綺麗で、また破る音もしないから利用者が多いときには見つかりにくいだろう。俺が彼女の言うことに納得して頷いていると、彼女は取り引きの話に戻った。
「一定の期間が過ぎると、先ほど申し上げた本達は新しくギルトで購入されます。なぜなら新たな薬草や魔物の発見や、なにより本の傷みが激しいですから、いずれは読めなくなって新たな本が必要になるのです。そこで古本は処分されるのですが、掲示板に掲載されてオークションのような形になります。最後に一番いい値段をつけた方の物になるのです、でもその前に何故か本が紛失するということもあるかもしれません」
「うーん、それってシアさんに危険はないの?」
「うにゃあ、ゴロゴロゴロ。シアさん、そこっ、そこはダメですぅ、にゃあぁぁ」
彼女の話を要約するとこうなる、ギルドは定期的に役にたつ貴重な本を購入する。それ以前に使っていた本はオークションにかけられる、でもそれを紛失したことにして俺達にこっそりと売ってあげてもいいというわけだ。いわばちょっとした、闇取引なのだが、俺は彼女をまだよく知らない。美味しい話には大抵の場合は何か裏がある。
「今日は私が図書室の管理者でしたが、毎日管理できるわけではありません。私がお休みの日にはよく本の紛失が起こります、冒険者が持っていったのか、それとも職員が盗んだのかは分かりません。だから、私にとっては特に危険な話では無いのです。それよりも本はよりそれを大切にしてくださる方に、ギルトが購入する新品にも、私の誇りにかけてもう既に新しい情報は書き写して、決して情報に漏れがないことは確認しております。他の冒険者が困ることはありません。さて、どうされますか?」
そう言ってにっこりと微笑む彼女は自分の仕事に自信があるのだろう、そして心から本というものが好きなのだ。だから、それを大切にして貰えるなら嬉しくて堪らないように見える。本という物についてだけ、彼女は子どものように無邪気な執着心があるようだ。
シアさんの説明では俺がここで新品同様である古本を購入しても、新しい知識が既に書き写されている新品がギルドの図書室に残るという。だったら、特に遠慮する必要は無い。欠陥のある新品がギルドに残るのだったら、他の冒険者の妨げになるがその心配はないと、この女性は誇りを持って言い放った。
…………そうとなれば、俺のすることはもう一つだろう。
「うん、それじゃ俺は買わない」
「えっ!?」
「ゴロゴロゴロ、はっ、私は今まで一体何を!?」
俺の返答に彼女は顔色を変えた、ギルドの職員として闇取引を持ちかけたわけだからな。それを断られたのなら、それは俺に弱みを握られたと言ってもいい。
顔色が悪くなった彼女に向かって俺はにっこりと優しく笑いながら、堂々と新しい取り引きをもちかけてみた。
「古本ではなくて本当に新品で、君が冒険者に必要だと思う本を教えてほしい。『ラビリス近くの薬草』『魔物大全』『役に立つ魔物の素材一覧』の三冊は当然として、他にはどんな本が要ると思う?それらが入手できるように手配してくれるなら、手間賃として本代とは別に銀貨10枚でどうかな?」
「えっ、ええとそうですね。他にお金に余裕があるのなら、『魔物の解体方法』や『迷宮に潜む罠とその解除法』。もし、魔法に適性があるのなら『初級魔法について』や『魔法とは何か』。魔法を追求したいなら『中級魔法書』『上級魔法書』などを買っておくのをお薦めします。でも、高いものは金貨1~30枚はしますよ!!……確かに街の本屋に売っていない本もありますし、ギルドからの仕入れとして私なら用意はできます」
「大丈夫お金には余裕があるから、初期投資はしっかりとしておく主義なんだ」
「魔法書でございますか、よろしいですねぇ。私の活躍できる分野でございます」
「………………ええと、あっ、はい。そうなんですか」
俺の経験からいうとだ、何かをするのなら土台はしっかりと作っておいた方がいい。畑だって最初にきちんと形を整えておくかどうか、これで後々の収穫量に大きな差が出てくる。
それになにより、シアさんはしっかりと書き写したと言ったが、人間とは完璧ではない。どこかしら見落としがあるかもしれない、その可能性は否定できない。
後になって、ギルドの本に不備があった為に、結果として誰かが死んだとか勘弁してほしい。それは間接的な殺人と変わらない、それならば多少出費になってでも、新品で冒険者に何か必要か知っている人のお薦めの本を買っておく方がいい。それに街で売っていない本も買えるという、なんて良い話だ。
「簡単に計算して金貨100枚程度ですね、そのくらいなら大丈夫です。できるだけ早く欲しいのですが、いつ購入できるでしょうか?」
「ええええと早く欲しいのなら『中級魔法書』と『上級魔法書』以外は街の本屋で購入できます、残りの二冊は紛失したという申請を出しますので、一月ほどお待ちいただけますか?」
「レクス様、その顔は明日さっそく本屋に向かうおつもりですね。シア様、残りの二冊だけ購入の手続きをお願い致します」
「は、はい。わかりました、用意しておきます」
「いやー、助かります。シアさんは有能です、いい人を見つけて良かったな」
「はい、あのなでなでテクニックは女神の手、シアさんはとても良い方です」
こうして、俺とシアさんとの交渉はうまくいった。街の本屋では買えない本が手に入る、これは思わぬ幸運だ。秘匿されている知識はそれだけの理由がある、きっと強力な魔法がそこには記されているはずだ。
俺は上機嫌でシアさんをご自宅まで送り届けた、いやー彼女は慣れていると言っていたが、夜の女性の一人歩きは危ないだろ。
彼女は俺が二冊の貴重な本を手に入れる為の重要人物なのだ、今夜は話し込んで遅くなってしまったことだし、家に送るくらいは当然だ。
そして、俺も宿に帰ったわけだが、この宿屋もなかなか良い宿屋のようだ。『飛翔亭』という宿で、ベッドのシーツも綺麗に洗濯されていたし、水回りもなかなか清潔にしてある。食事の提供だけが無かったが、この街は大きい。あちこち食べ歩きするのも面白いと思う、……固形物が食べられない俺にとっては、飲み歩きなわけだが細かいことは気にすまい。
「ふむふむ、ポー草とはポーションの材料になる草で、山や草原など至る所に生息している。マジク草とは魔力を回復させるポーションの材料となり、迷宮や魔物が生息する魔力溜まりに生えていることが多く……」
「スピー、スピー」
翌日、俺はさっそく街の本屋に行って『ラビリス近くの薬草』『魔物大全』『役に立つ魔物の素材一覧』『魔物の解体方法』『迷宮に潜む罠とその解除法』『初級魔法について』『魔法とは何か』合計で七冊の本を買い漁った。金貨を30枚ほど失ったが、反省も後悔もしていない。
ただし、自分でも新人冒険者がこんなにも金を持っているなんて、とても不自然だと思ったので、わざわざ別の体をすっぽりと覆うフード付きのマントと仮面を買うなど変装してから買い占めた。
本屋の主人は思わぬ高額の臨時収入だったのだろう、喜んで最新版を売ってくれた。こういう情報は新しい方がいい、遺跡とかを探索するなら古い情報も必要になってくるのだろうが、新人冒険者である俺にはまだ関係ないな。
「魔力とは、純粋な力である。それは、今この瞬間にも世界中を漂い、人体の中をさえ通り常に循環している。火・土・水・風・闇・光と六つの属性と、それ以外の無属性が存在する。自分の中にある魔力を使い、それを思い描く理想となる姿を与えて、最後に鍵となる言葉で解き放つ。また、無詠唱とは……」
「スピー、スピー」
そうして、買い占めた本を俺はひたすらに読んでお勉強中である。そして、ダメな使い魔であるミゼの奴は、初級魔法書までは理解しているということでひたすらに惰眠をむさぼっている。てめぇ、主人が働いているというのに、その膝の上でぐーすかと眠りやがって、……魔法書二冊と引き換えにシアさんに譲ってやろうか。
あれからもシアさんとはわりといい関係を築いていると思う、偶には頭を切り替えてギルドに冒険物語とか、英雄伝説や神話などお勉強とはほとんど無縁の本を読みに行く。
そのついでに昼食に誘ってみたり、その間のミゼは彼女の膝の上でお触りテクニックにより身もだえていたり、他にもこの街のお薦めの料理店なんかも教えて貰えた。
女性でもまともな人がいるもんだ、俺の中で女いやあれはもうメスだな。一応は人に分類されていたメス、マリアナの印象が強すぎて女性はどこか怖いという印象がどうにも拭いきれない。俺はしばらく結婚も、恋愛もいらない。ゆっくりのんびりと草食系ヴァンパイア生活を満喫しよう。
「迷宮には数多くの罠が存在します、物理的なもの、魔力で発動するもの、冒険者が設置したもの。しかし、一番に恐ろしいのは人間です。迷宮をこれから訪れる者よ、汝は常に疑いを持て。また、迷宮での基本的なマナーと基本を守りましょう。地図は必ず作成すること、他の人の獲物は横取りしない、パーティ以外の……」
「スピー、スピー」
俺が必死に勉学に励んでいるのに、ミゼは相変わらずマイペースに夢の中である。まぁ、眠くもなるわな。俺は今、ラビリスの街の外にある近くの森の大樹の上で、ひたすらに読書中なのだ。ぽかぽかと暖かい陽気が気持ちがいいし、ミゼが眠くなる気持ちが分からなくもない。草食系ヴァンパイアの俺にとっては、食事と読書が同時にできる良い環境だ。街の通行料に毎回、銅貨1枚とられるが街の外の森の方が生き生きとしていて、俺の食事的にとてもよろしい。
「よっし、一通りは読み終わったぞ。そろそろ、依頼の一つも受けてみよう」
「はひっ!?ああ、レクス様。ようやくお仕事でございますか、それではさっそく明日から頑張りましょう!!」
全ての本を読み終わったら、ちょうどもう夕暮れだった。ここは確かにミゼの言う通り、明日から本気を出すことにしよう。
俺は宿に帰って裏の井戸を使って体を綺麗に洗うと、さっさとベッドで寝た。ミゼの奴も昼も寝てたのに、夜もまたぐっすりと寝てやがった。
翌日は早く起きてミゼの食事を済ませると、真っ先に冒険者ギルドに向かった。人が多い、昼間とはうってかわって柄の悪そうな連中が沢山いる。あっ、以前に俺を誘った新人パーティもいるな、…………リーダーの男は気づいているのだろうか、早くも女性同士で見えない火花が散っているような気がする。
俺は受けようを思っていた依頼は既に決まっていたので、何も持たずに窓口の長い列に並ぶ。服装は普通の白いシャツに動きやすく仕立てのいいズボン、街で買い直して俺のサイズにぴったりのブーツ。それに屋敷の宝物庫にあったフードがついた、やたらと丈夫なマントだ。武器は愛用とまではいかないが、とりあえずは馴染み深いメイスくんにしておいた。
「マジク草の採取依頼を受けたいのですが、パーティはなくソロで」
これは常時依頼になるから掲示板から紙を剥がしてくる必要もない、俺が言った事に受付のおねぇさんは少し驚いた顔をした。そして、俺を頭の上から足先まで見た後に、おそるおそるこう言った。
「あの失礼ですが、そんな装備で大丈夫ですか?」
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