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第四話 こんなところに長く住むわけがない

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ドガアァァァァァァン――――!!バキバキバキッ!!

怒涛の成人の儀があった、翌々日。俺はヴァンパイアの住居らしき屋敷を窓らしきところに蹴りを入れたり、壁の飾りに使われていた豪華で頑丈なメイスでバッキバキッと屋敷の壁を破壊していった。

「ひぃ、ぎゃああああああああぁぁぁ――――!!」
「ううぅぅ、ぎゃあああ、うぎぎゃあああぁぁ!!」

「ひ、酷い。嫌ああぁぁ!!」
「助けてくれえぇぇぇぇ!!」

おお素敵だ、なんか薄暗く趣があった厳めしい屋敷の中に、すっきりとした陽光が降り注いでいく。健康的な人間生活を送るのなら、やっぱり採光は大切な要素だろう。

――とそこまでは良かったんだが、昨日のヴァンパイアもどき達の行動は二つに分かれた。日の光に当たって灰になって消えるタイプと、お日様に当たっても消えずに暗闇に隠れるように逃げていくタイプだ。

「おい、猫よ。ヴァンパイアとは一般的に日の光に弱いんじゃないのか?」
「日の光で消えない彼らはヴァンパイアにもなれなかった、いわゆるグールかゾンビですね。主がいなければ段々と思考能力もなくなり、ただ歩いて生物を捕食する怪物へ変化するはずです」

なるほどそうなのか、俺としてはそれはうっとおしいな。あいつらの主人は俺が喰い殺したらしい、ローズとかいう女ヴァンパイアだろう。俺に対して攻撃しようとするぐらいだから、その主人を殺しても配下であるグールやゾンビの支配権は譲渡されたりしないわけだ。

「おい、猫よ。何かいい案を考えろ、俺はしばらくこの屋敷に滞在したい。いや、屋敷そのものはどーでもいいが、偶々見つけた図書室が素晴らしい。俺は本が好きなんだ、できるだけ読んでからここを出て行きたい」
「では、彼らをどこか一室に集めて閉じ込めてはいかがでしょうか?後は理性を失っていくうちに、勝手に共食いをして数が減ってくれると思います」

おお、さすがは俺の使い魔にしただけのことはある。実行可能で利益第一のなかなかえぐい作戦を提示してきた。まぁ、奴らは話しかければ返事はあるが、もうただのアンデッドという化け物だからな。

「それじゃ、当初の予定どおり屋敷の窓という、窓をぶち開けていこう。おーい、皆さん。これから上から順に窓という屋敷の突貫工事を行います、日の光が苦手な奴はどんどん逃げろよ~」
「…………うっわっ、マジでやる気だよ。この人」

なんと素敵な改築プランを出してきたのはこの猫野郎だというのに、いざ実行しようとしたら文句を言うとはわけの分からん奴だ。
しかし、今はただ読書環境の整備に力を尽くそう。これが終われば図書室という、素晴らしい楽園が俺を待っている。

ドカン!バキッ!!ズガン!!バキバキバキッ――――!!

俺は順調に屋敷の上階から、少しずつ1階まで窓があったと思われる部分や、構造的に弱そうなところに風穴を開けていった。グールかゾンビの連中は慌てて、元いた地下室の方へと逃げていく。
取りこぼしの無いように、全ての部屋を調べて物理的な窓を開け、俺はゾンビ連中を地下室に追い詰めた。あとは簡単なお仕事です、重く高そうな家具をどんどん地下室の扉の前に積んでいけばいい。

「よっし、完璧だ」

こうして、俺は快適な読書空間を手に入れたのであった。










「……ヴァンパイアとは人間と同等以上の知能を持ち、血を吸った人間をヴァンパイアに変えて、下僕として従える。聖なる神の聖印により弱体化する。また日の光が一番に致命的な弱点であるが、その他にも銀の武器が効果的だと言われている」
「すぴー、すぴー」

そして、早くも俺がこの屋敷に居着いてから、もう10日ほど経った。最初は図書室をおおっ、俺のエデンとばかりに満喫していたが、そろそろ俺が読める本も無くなってしまった。だから、こうしてヴァンパイアに関する書籍など、嘘っぱち娯楽本にも手を出している。

「だって、俺には日光さんは効かないし、それよりむしろお庭の大樹の下でのお昼寝は逆らえない魅力のある日課だ。水は飲みたくなるけど、血を吸いたいとは思わないなぁ。本当にあの女ヴァンパイアの血を飲んだのかな。聖印も本を見て作って触ってみたけど効かない、銀ってそこらにあったの銀の器で水を飲んでいる俺って、……つまりは一体なんなんだろう?」
「すぴー、すぴー」

むうぅ、このダメ使い魔め。ここ10日ほどの城暮らしで堕落しおって、主人である俺を放置して惰眠をむさぼってやがる。
お前なんか実は非常食なんだからな、もし俺が血が吸いたくなったら遠慮なく最初の犠牲者になって貰おう。

「しかし、一応ヴァンパイアになると精神も変化するのか。ちっとも俺には化け物になってしまった悲壮感とか、罪悪感とか湧いてこない。向こうがこっちを食べる気満々だったんだから、逆に食べられても仕方がないよな」
「すぴー、すぴー」

仕方がない、駄目な使い魔は放っておいて、またいつもの練習をしよう。そろそろコツがつかめたような気がするんだ、地道な努力が形になりそうな気がする。そう思い立ったら俺は図書室を出て、一度屋敷の三階まで移動した。

「一番!なりたての高位ヴァンパイアかも?といろいろと疑わしいレクス君、行きまーす!!」
「すぴー、すぴー」

俺は三階から使い魔である猫を包みに入れて体に巻き付け勢いよく走って飛び降りた、一瞬ふわっと浮遊感がした後、ぐんっと重力に従って体が落下、――――落下していない!!

「よっしゃあああぁぁ!!これですよ、これ!!ヴァンパイア?レクスくんは空を飛ぶ翼を手にいれた!!」
「ふっぎゃ!?な、何事ですかぁ――!?」

おっ、ようやくこのダメな使い魔が起きやがった。でも、今の俺はとても機嫌が良いので、その疑問に答えてやろう。

「ははははっ、俺はようやく自由に飛べる翼を手に入れたのだよ!!」
「ああっ、その蝙蝠をより洗練したような美しい翼、ようやくヴァンパイアらしくなられて、このミゼラーレ。やっと重かった、この肩の荷が下りた気が致します」

いやいやいや、おい使い魔。いやせっかく名付けてやったからミゼラーレ、ミゼくんよ。お前何にも頑張ってないから、肩の荷がおりたどころか、現在進行形で俺の肩の荷物になっているのがお前だからな。

「それでは、これでやっとレクス・ヴィーテ・ニーレ様。貴方様もヴァンパイアの王のところへ参られるのですね!やった、こんなに規格外の強い主!使い魔仲間に自慢できるぜ、くくくくっ!!」
「はぁ!?何それ初耳だよ、ヴァンパイアにも王様がいるの?それって魔王とかそんな感じのノブレス・オブリージュ?お前はこの地を治めるがよいだろうとか、何か役目をふられちゃう感じ??」

うえぇぇぇ、何だそれは?そんな話は全く聞いたことがないぞ、そうか人間にも王様がいるようにヴァンパイアにも、そんな権力者がいるんだな。…………俺ヤダ、村長というちっさい権力者ですら、逆らえなくてうっとおしかったのに、それ以上の何かになんて会いたくない。

「おお、ミゼよ。権力に媚びへつらうとは情けない、もっと孤高に自由な感じで生きようぜ。せっかく、ヴァンパイア?っぽい強い何かになったんだからさ」
「ええ――!?お会いにならないんですか!?あれですよ、ヴァンパイアの真祖様ですよ、言わばヴァンパイアのご先祖様!頂点に君臨するお方ですよおぉぉ!!」

「俺はこの間まで村人その一だったんだ、そんな偉くて権力という暴力的なものを振りかざす存在には会いたくない!よって、これから夜逃げを実行しまーす!!」
「そっ、そんなあぁぁぁ――――!!」

何か絶望をしているミゼくんは放っておき、俺は屋敷の中から必要そうな物を選別してさっさと荷造りする。

まずどこの世の中でもお金は必須、この屋敷の宝物庫から金貨、銀貨、銅貨を適量頂いていく。ほらっ、だって俺は誘拐されてきたんですー。だったら、慰謝料を貰うのは当然のことですよね。
後は洗濯しておいた俺のサイズの着替えと剣も一応持っていくか。それに宝物庫にあったなんか丈夫そうなマント、野外で寝るときには寝具代わりになるだろう。
食糧は持っていく必要が無い、砂漠にでも行かない限り、俺の食べれるものはあちこちに生息している。

「えーと、この10日間お世話になりました。俺の気が向いて、ここが誰かの領土になってなかったら戻ってくるよ。その時はまたよろしく!!」
「うううぅぅ、なんで私の主人がこんな残念なヴァンパイアに?」

俺はそう庭に生えている大樹に向かって話しかける。実はヴァンパイアになってから俺は何も食べていないと思っていたのだが、ある時に気がついた。俺が草むらとかに寝っ転がるとそこにあった草が枯れてしまうのだ。

ほらっ、物語でキザなヴァンパイアが薔薇の花を枯らしてしまうとか、そんな耽美的な見せ場生きているものとは共存できない~みたいな、読んでいる俺からすればなんじゃそりゃという場面。
物語は真実の一部を含んでいた、10日前に俺と言う草食系ヴァンパイアが誕生したのだよ。文字通り草食系なので、草刈りの仕事とか簡単にできそうで便利だ。

「さぁ、いくぞ。ミゼラーレこと、ミゼ。せっかく傷も負いにくい、人外の怪力、そして、お前が目撃した霧に変身だって、いずれできるようになるさ!!思いっきり、世の中を見てまわって、沢山の面白い本を読もうぜ!!」
「つ、使い魔の身で主人に逆らえないのが辛い!!権力とか、美しい女性のヴァンパイアとか興味ないんですか?貴方は不可抗力とはいえ、高位ヴァンパイアになったんですから、力こそ総て。ヴァンパイア界で、それなりに地位につけますよ!!」

俺はまとめた荷物を丈夫そうな豪華な肩掛け鞄にいれて、にっこりと自分の使い魔であるミゼラーレに向かって笑顔で告げる。

「そんなもんには興味がない!!」
「ああ、そんなぁぁぁぁ…………」

俺は最後にミゼの首根っこを捕まえると、鞄の上に載せて布で包み固定する。そうして手に入れたばかりの黒いコウモリのような翼を広げる。これって物質じゃないみたいだな、服を破って出て来たりしないから純粋な魔力の塊のようだな。

おお、これから旅の友となる俺の使い魔に一つ教えておこう。

「そう言えば、ミゼラーレって古い言葉で不憫って意味だから、知ってたか?」
「ええええええ!?ひ、酷いいいぃぃぃ!!」

俺はミゼの心地の良い悲鳴を聞きつつ、日が暮れて訪れた夜の闇の中に向かって、思いっきり背中の黒い翼を広げ飛び立つのだった。
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